甘い温もり
「なぁ待てよ!…待てって…待ってくれよ…」
闇の中俺は精一杯去りゆく者の背に手を伸ばす。
だが去ってゆくその背には到底届かない。
「待ってくれ!」
走って追いつこうとするも同じ速度、いやそれ以上の速度でその背は遠のく。
「俺をおいて行かないでくれ…!」
俺の大事なぬくもり。
それがどこかに行ってしまう。
なら俺はどうしたらいいのだろうか。
「俺を…俺を一人にしないでくれ…ユキ!」
いかないでくれ…俺の…大事な…
「はぁはぁ…ゆ、夢・・・か…」
気が付けば俺はガバリと身をおこしていた。
身体は汗でびっしょりと濡れていた。
「よかった…夢で…」
なんとも嫌な夢だった。
「ん…?お兄ちゃん…?」
「ユ、ユキ…?」
もぞもぞと俺の隣で寝ていた妹が心配そうに顔をあげた。
これは…夢じゃないよな…
俺はほっと一息つく。
そして目の前のユキという存在のありがたさを再認識した。
記憶を無くした俺にも優しかった女の子。
俺の事をお兄ちゃんと呼び慕ってくれた女の子。
俺の実の妹、たった一人の家族だった女の子。
そして…俺の大好きな女の子。
もう頭の中はユキの事でいっぱいになっていた。
「お兄ちゃん大丈夫!?どこか痛いの!?」
「え…?」
ユキは慌てたように俺の顔を覗き込んでくる。
「だって…お兄ちゃん泣いてるもん…」
自分の頬に手を置いてみる。
そして初めて分かった、自分が泣いているということに。
「大丈夫…痛くないから…ちょっと…変な夢見ただけ…」
「変な夢?」
「あぁ…お前が…ユキがどこかに行っちゃうっていう夢」
「お兄ちゃん…」
ユキはぽつりとそうつぶやくとぎゅっと俺の体に抱きついてきた。
ふんわりポカポカしたからだが俺を包み込む。
「大丈夫だよ…私はどこにも行かない…絶対お兄ちゃんと一緒にいるから…」
「ユキ…」
抱きついてくるユキの胸元に顔をうずめる。
甘い香りが鼻孔をくすぐる。
それにとくん、とくんと小さくユキの命の音が聞こえる。
規則的に打ち鳴らされるそのリズムはどこか安心できるものだった。
「大丈夫大丈夫…怖くないよ…いっぱい泣いていいからね…」
「うん…うん…」
妹の華奢な腕が俺の背に回される。
そして片手で俺の頭をなでなでする。
小さな手が俺の頭をなでる度にどうしようもなく涙がこぼれた。
「お兄ちゃん…よしよし…」
俺は泣いた。
ワンワンと、まるで子供のように妹の胸の中で泣いた。
その間ユキはよしよしと俺の頭をなでながらぎゅっと抱きしめてくれていた。
俺が苦しくないように、それでいて温もりを感じれる強さで…。
「なぁユキ…ゴメン…エッチ…させてくれ…もっとユキのぬくもりを感じたいんだ…」
あれから数分、思う存分泣いた俺はユキにそう告げた。
妹の本当のぬくもりを知ってしまった俺はまだまだ物足りない。
今度は体も心も妹のぬくもりでみたされたくなってしまった。
「うん、いいよ…私、お兄ちゃんがしたい事なら何でもしてあげたいの…ううん、なんでもしてあげる…だから…お兄ちゃん…しようか…えっち…」
ユキは優しい表情で俺のわがままをきいてくれた。
「ゴメン…このまま…ぎゅっとしたままでいいか…?この方がユキのぬくもりをいっぱい感じれるんだ…」
「もう…甘えん坊なお兄ちゃんなんだから…いいよ…ほら、お兄ちゃんきて…」
今はその言葉さえいじらしい。
俺はその場で服を脱ぎ捨てた。
パンツを脱ぎ捨てるとぶるんと大きくなったイチモツが姿を現す。
ユキもしゅるしゅると服を脱ぎ捨てていく。
真っ白ですべすべな肌が俺の目の前に現れる。
まるで雪のようだった。
俺はユキのあそこにペニスをふれさせる。
「んっ…お兄ちゃんの熱い…」
ユキのそこは前戯も必要ないほどに濡れてしまっていた。
「ユキ…濡れてるぞ?」
「…お兄ちゃんにぎゅっとされたからだもん…」
ユキはぷくぅと頬を膨らませてみせる。
その表情がとても可愛らしく俺の本能を刺激する。
「じゃあ…入れるぞ…」
俺はいてもたってもいられずにユキにそう言った。
ユキは無言でこくりと頷いた。
俺はユキの割れ目にペニスをゆっくりとさし入れていく。
「んっ…あぁぁ…」
ペニスがヴァギナに入っていくたびにユキは背をビクビクと振るわせる。
ぎゅっと抱き合った体勢でするからだろうか、ユキの反応の変化がよくわかる。
びくびくと身体を震わせて耳元で甘い声を漏らすユキ。
それに反応するようにペニスがさらに膨らんだ。
「んぐっ…お兄ちゃんのおちんちん…ユキのおまんこの中でおっきくなったぁ…」
俺はグイッと腰を突き入れてユキの膣内にペニスを埋め込んだ。
「はぁはぁ…お兄ちゃんどう?気持ちいい?」
「うん…気持ちいいよ…」
「よかったぁ…よしよし…泣かない泣かない…」
俺の頬に温かい液体が伝っていた。
どうやらまた俺は泣いていたようだ。
ちょっと今日は俺の内心がおかしいな。
「ほら…お兄ちゃん…動いていいんだよ?今日はお兄ちゃんが満足するまでいっぱいしていいよ?」
俺は腰をくいっ、くいっと動かしていく。
ぞわぞわと膣内が俺のペニスを刺激する。
「お兄ちゃん上手上手…おちんちん気持ちいいねぇ?」
ユキは俺をぎゅっと抱きしめる。
胸元に俺の顔がうずめられる。
ふわっとしたユキ本来のいい匂いが俺の鼻から脳を刺激する。
その匂いに刺激され俺はさらに腰を早くユキの膣内に打ち込んでいく。
「お兄ちゃんったらそんなにがっついちゃって…ユキは逃げないよ?フフっ…おちんちんガマンできなかったのかなぁ?おちんちんもっと気持ちよくなりたかったのかなぁ?」
ユキの優しい声が俺の耳を刺激する。
それだけで脳が痺れたような感じがする。
「おちんちんびくびくってしてきたよ?もう射精しちゃうのかな?いいよ…射精してる間もずっとぎゅーってしてあげるから…いっぱい出して?お兄ちゃんが満足するまでおちんちんからいっぱい精子出して…」
だんだんと俺の中で快感が渦巻き溢れてくる。
もう限界は近かった。
「フフ…おちんちん幸せだねぇ…お兄ちゃんも幸せそう…妹にぎゅーってされてせっくすしちゃって…とっても幸せそうな顔…」
ユキのぬくもりをむさぼりながら俺は腰を動かしていく。
ドクンドクンと脈動が早くなっているのが分かる。
それに胸元にも汗がたまっているようだ。
汗といっても不快な感じはしない。
むしろウェルカムといった具合だ。
とにかく脈動も汗も匂いも俺を限界まで高めあげた。
「くっ…出る…!」
「いいよお兄ちゃん!いっぱい精子だそ?ユキのおまんこに精子だそ?いっぱい精子出してお兄ちゃんの怖い夢忘れちゃお?ほら、出して!おちんちんから精子!い~っぱい出してぇ!」
ビュ!ビュるる!ビュくビュく!
そして快感が爆発する。
すさまじい解放感が俺の全身を駆け巡っていく。
脳が痺れてもう何も考えられない。
「んっ…よしよし…いい子いい子…射精できてえらいえらい…ほら、もっとピュピューってしようねぇ」
膣内がぎゅっとしまり尿道からすべてを吐き出させようとする。
俺はユキに身を任せて全てを吐き出す。
妹の膣内に精を吐きだす深い征服感と満足感が俺を支配する。
「いっぱい射精できてえらいよ…こんなにぐったりしちゃって…よしよし…お疲れ様お兄ちゃん…」
最後までユキは優しい言葉をかけながら俺の頭を撫でてくれていた…。
「ゴメンなユキ…俺…」
「いいよ、お兄ちゃんは何も悪くないもん!…てかむしろしてほしかったり…」
オイオイ…
やっぱりユキは相変わらずユキだな。
俺の自慢の妹だ…。
「それより…どうだった?お兄ちゃん元気になれた?もう大丈夫?泣かない?」
「う~ん…最後にもう一回ぎゅってさせてほしいなぁ…」
「もう…ほんとお兄ちゃんったら甘えんぼさんなんだからぁ…はい、ぎゅー!」
妹の匂い、温もり、優しさ、その他ユキを形作っているすべてが俺をふわりと包み込んでくる。
自然と頬が緩んでしまう。
「フフ…お兄ちゃんってばすっごく幸せそうな顔してる…」
「ありがとなユキ…俺…お前がいてくれて…よかった…」
「私もだよ…お兄ちゃん…私もお兄ちゃんがいなかったらどうなってたかわかんないもん…」
「ユキ…大好きだ…愛してるぞ…」
「私も…お兄ちゃん大好き…愛してるよ…お兄ちゃん…」
その日はお互いの胸の中で心地よい温もりを感じながら眠った…。