今までは家畜へ従順になってもらうために封印していたが、そろそろ我慢も限界だ。
本番行為の解禁。
そのために俺は放課後、三人の家畜である早乙女芽亜里、皇伊月、夢見弖ユメミを呼び出した。
場所は学園内の賭博場。
生徒会に規定額を支払えば貸し切りにできるここは、彼女たちで遊ぶには邪魔の入らない最適の空間と言える。
ただ本番行為を行うだけでは面白くもない。
よって今から彼女たちにはギャンブルで争ってもらい、負けた一名の純潔を貰う。
そう宣言すると、彼女たちは一様にこちらを睨み、そして怯えに似た感情と共に周囲を見渡した。
家畜である以上、逆らうことは出来ない。
ならば勝負に勝つしかないのだと、賢い皆は理解したのだ。
勝負内容は三人打ちの麻雀。
点棒は使用せず、失点はペナルティで代替される。
具体的には、失点千点につき十ミリリットルの媚薬をその場で飲む。
満貫以上……つまりは八千点以上の失点の場合、別のペナルティも追加。
イカサマは自由。ただし誰かに現場を指摘された瞬間にチョンボ扱いでマイナス八千点扱い。
決着は誰かが絶頂するまで。
どれだけ失点しようと絶頂しない限り敗北ではなく、逆に言えば一切失点しなくとも一番に絶頂すればその時点で敗北となる。
麻雀自体のルールは以下の通り。
北、及び花牌の抜きドラは各四枚の計八枚。
五筒と五索は各二枚ずつが赤ドラ。
喰いタン・後付け禁止。
積み棒は無し。
ノーテンの罰符は一律で媚薬十ミリリットル。
東場固定・親は前局で上がった人間が担当。
要は手が高くやりやすい超インフレルールだ。
ルールを聞いた三人になにか質問は無いか聞くが、彼女たちは黙って首を振った。
三人の姿を録画するビデオカメラを起動し、俺は勝負開始の合図を送る。
親に決まった芽亜里が自動卓のスイッチを押し、純潔を賭けた勝負が始まった。
「ロン、二千」
八巡目。
ユメミの打牌に対して早速芽亜里の手配が倒される。
手配や巡目を見る限りまだまだ手を高くできそうではあったが、失点だけはしたくないという思いでもあったのだろうか。
俺は計量用のキャップに媚薬を二十ミリリットル注ぎ、ユメミの前に置く。
ユメミはしばしキャップを見つめ、意を決したように飲み干した。
喉の鳴る音が、大きく一度。
ユメミが乱暴にキャップをこちらへ投げ、そして対局が再開される。
長引くと飽きかねないと思いやりすぎな位のインフレルールを設定したのだが、目の前に流れる光景は予想に反して安手の応酬だった。
失点を恐れて早上がりを優先する三人は、未だ微量の媚薬を飲んだだけだ。
芽亜里が四十ミリリットル。
伊月が六十ミリリットル。
ユメミが五十ミリリットル。
飲んですぐに効果を発揮する物でもないため、今のところ彼女たちに目に見えた変化はない。
だが、そんな緩んだ空気を変えたのはユメミだった。
「リーチ!」
この勝負初のリーチ宣言。
大物手が入ったと認識したのか、他の二人は即座に降りを選択した。
が、勝負に絶対はない。
「ロン、リーチタンヤオドラ三……裏二!」
「ひっ!」
安牌の切れた伊月が跳満を直撃。
媚薬百二十ミリリットルに加え、追加のペナルティだ。
俺は伊月の元へと向かい、ペナルティを決定するクジを引かせる。
目を閉じ、祈るように伊月が引いたクジには、“衣服没収”と書かれていた。
用意していたペナルティでは一番マシな物だ。
「く、うぅっ……」
この場には主人と家畜仲間しかいないとはいえ、空間内で一人だけ全裸というのは想像以上に羞恥を煽る。
伊月はコップに注がれた百二十ミリリットルの媚薬をなんとか飲み干すと、片手で両胸を隠し前屈みになりながら進行を促した。
それからしばらく、再び小競り合いが続き。
ようやく三人の表情に変化が出始めた。
全身に軽く汗をかき、顔もうっすらと紅潮しだしている。
媚薬の効果が出始めたのだろう。
特に他二名に比べ大量の媚薬を摂取している伊月の様子は目に見えて違う。
息も荒く、時折何かを堪えるような声が喉から漏れだしていた。
だが、未だ外部刺激は無い。
勝負が決まるにはもう一押しが必要だろうと思った瞬間。
「ツモッ!」
勢いよく、伊月の手配が倒される。
そしてその上がりに、芽亜里とユメミは驚愕した。
四暗刻、親の役満だ。
無論、運が良かったなどという話ではない。
皆の集中力が切れた瞬間を狙って山や捨て牌から抜いたのだろう。
芽亜里がしまったという表情を浮かべるも、後悔に意味はない。
逆転を狙う伊月の執念勝ちといった所か。
これで芽亜里とユメミはマイナス二万四千。
媚薬二百四十ミリリットルと同時に、ペナルティだ。
グラスに並々と注がれた媚薬と己が引いたクジを前に、芽亜里とユメミは完全に固まっていた。
芽亜里の引いたクジには“ローター”、ユメミの引いたクジには“バイブ”の文字。
両者共に大外れを引いた結果だ。
「く、うぅっ……」
「う、ぁぁ……」
己の秘部に性具を挿入する芽亜里とユメミ。
敏感になった肉体は鋭敏に反応し、ゆっくりとした挿入ですら二人の喉からは嬌声が漏れだしていた。
グラスの中身を飲み干し、なんとか耐えきった様子だったが、そこが限界だった。
「――ッ!」
「――ッ!」
サイコロを回すと同時に性具のスイッチが入る。
その瞬間に、芽亜里とユメミは限界を超えた。
秘部を刺激する振動によって、盛大に股から愛液が噴き出し、両者の肉体がビクビクと痙攣している。
ショーツを履いていても関係ないほどに大量の愛液は、座っている椅子や太股を伝い床を汚し始めていた。
「や、やった……!」
伊月の限界も近かったのだろう、その表情には安堵の色が濃く出ている。
全裸の女が顔を赤く染めながら勝ち誇る図は中々にシュールだ。
さて、決着はついたが困ったことになった。
二人が同時に敗北ではどうすればいいのか、ルールを決めていない。
「ち、違っ……これ、は……」
「イってない、イってないからっ……!」
快楽と恐怖で醜く顔を歪ませながらも、芽亜里とユメミの二人は言い訳を繰り返している。
誰がどう見ても絶頂中と表現するしかない二人の言い訳が見苦しく、俺はローターとバイブの振動を一段階強くした。
「――ッ!」
「――ッ!」
たったそれだけで、二人は言い訳を口にできなくなる。
声にならない絶叫と共に、より激しく彼女たちは絶頂した。
一度スイッチを切り、俺は少し思案する。
別に二人纏めて純潔を頂くのもありかと思ったが、ここは二人で最後の決着を付けてもらうとしよう。
ギブアップと宣言した方の負けだ。
ぜいぜいと息を切らす芽亜里とユメミにそう告げて、俺は二人に挿入されていた性具を取り外す。
そしてより太く凶悪な性具を取り出すと、二人に平等に装着させた。
一旦性具を外された瞬間に浮かべた安堵の表情は一瞬で絶望に塗り替わり、二人は揃って悲鳴じみた声を漏らす。
両乳首のローターと膣を埋め尽くす極太のバイブ、そして陰核に取り付けた吸引機のスイッチを纏めてオンにした瞬間、彼女たちの絶叫が部屋中に響き渡った。
その惨状を眺め心の底から安堵していた伊月に服を返してやりながら、俺は二人のどちらかが敗北を認めるまでの数分をじっと待っていた。