一千万円は大金だ。
綾女を家畜に堕とすために借金を肩代わりしたが、その損失は決して小さくない。
一般人に比べれば金持ちでも、この学園全体を見れば俺は貧乏人の部類に入る。
芽亜里や伊月相手に勝った勝ち額も家畜に縛り付けるための借金としてであり、俺自身の資産として持っているわけではない。
そして、無いなら稼ぐまで。
「ひぃっ……」
目の前で着々と進む録画機材のセッティングに、綾女はガタガタと震えていた。
身元の特定を防ぐため、今の綾女は別の学校のセーラー服を着用し大きいマスクで顔半分を隠している。
「よし、いつでも始められますよ」
裏方を希望し、機材や売買ルート諸々の準備を担当した伊月が最後のケーブルを接続し声をかけてきた。
伊月は顔が広く多方面に知識もある。
献身に免じて、撮影対象をギャンブルで決定する際に伊月だけは初めから免除とした。
結局は綾女一人がボロ負けだったので伊月が参加していても結果は変わらなかったかもしれないが。
今から綾女の痴態を撮影し裏のルートで動画を売る。
特別なことでもない単純な金策だった。
配信という手も考えたが、事故やトラブルがそのまま配信されるリスクを避けた。
動画なら予期せぬ事態が起きても後で編集すればいいだけだ。
綾女へ向けてカメラを回すと、彼女の体がビクリと小さく跳ねた。
やるべきことは先程伝え終わっている。
断ればもっと過激なことを強制すると脅している以上、彼女は命じられた通りにするしかない。
「う、うぅ……」
目の前に置かれたディルドへ、綾女はゆっくりと腰を下ろしていく。
大股に足を開き腰を落としているため、丁度M字開脚のような姿勢になっていた。
両足首は肩幅よりやや広めに開いた状態で棒を使って固定しているため、綾女は足を閉じることはおろか満足に歩くこともできない。
本当は男を誘う淫猥な台詞なんかも収録したかったのだが、綾女の演技力が素人以下の酷い棒読みだったので中止に。
指示した通りに、動き喘ぐだけでも需要はあるだろう。
前もって下着は脱がせている。
両手でスカートを持ち上げさせると、中から丸見えの秘部がビデオカメラに収まった。
ゆっくりと、焦らすような速度でディルドと秘部の距離は縮まっていく。
「く、うっ……」
長い時間をかけ、ついにディルドと秘部が触れる。
そのまま綾女の腰は沈んでいき、ディルドが先端から膣の中へと飲み込まれていく。
ディルドには滑りをよくするためにローションが塗布されているが、それでもこの手の経験がほとんど無い綾女の膣にはそうすんなりとは入らない。
一ミリごとに苦悶の声を上げているのではと錯覚するほどにゆっくりとした速度で、綾女は徐々に己の体を沈めていく。
「――あっ」
ディルドが半分ほど膣に入った瞬間だった。
M字に足を開いて腰を下ろすという不安定な姿勢を取り続けていた綾女の体が、ぐらりと傾いた。
慌てて体勢を立て直そうとしたが、もう遅い。
綾女はそのまま尻餅をついて倒れてしまう。
「あ、あぁ……」
カメラ越しの視点からは、大股に開脚しスカートの中身を見せつける綾女の姿と、ディルドが刺さったままの秘部と尻穴が綺麗に映っている。
一拍遅れで今の状況を認識した瞬間、綾女の顔は真っ赤に染まった。
「う、あ、ぁぁっ……!」
羞恥と混乱で頭が真っ白になった綾女の動きが止まる。
今にも悲鳴を上げそうな彼女を止めるため、俺は手元のスイッチを入れた。
「ひ、ぐっ!」
綾女の両胸にあらかじめ装着しておいたローターが小さな振動音と共に稼働を開始する。
混乱を快楽とさらなる羞恥で上書きされ、綾女は大声や悲鳴を上げることもなく嬌声を漏らす。
指示に従うという強迫観念と快楽を求める本能が、綾女の右手をディルドへと向かわせる。
綾女はディルドの根元を掴み、そのまま残りの半分を押し込んでいく。
「くっ、ふっ、うぅ……!」
カメラから見える綾女の姿は、酷く無様で淫らだ。
下半身をこちらに突きつけ、秘部や尻を見せつけるように自慰を行っている。
次第に動きは激しくなり、結合部からはぐちょぐちょといやらしい水音が鳴り響く。
「――ッ!」
押し殺した呻き声と共に、綾女は絶頂した。
浮いた両足が震え、彼女の秘部はカメラへ向けて愛液を噴射している。
「うぅ……ふぁぁ……」
呆けた声を漏らしながら、綾女は呆然としている。
カメラを切ると、彼女は終わったのだという安堵で緩んだ笑顔を浮かべていた。
無論、この程度で終わるわけなどなく。
綾女の拘束が終わると、俺は再びカメラの電源を入れ綾女へと向ける。
両手を後ろ手に手錠で固定。
両足は先程と同じく開脚を強制。
目隠し用のアイマスクとギャグボールで顔を隠す。
今の綾女は見えず、話せず、動けない状態だ。
もぞもぞと体を揺すって声を上げても、生まれるのは口端から垂れる涎だけである。
まずは三十分ほどだろうか。
そう伊月と示し合わせ、綾女の秘部にバイブを突き刺したままスイッチを入れる。
「……ッ!」
視覚を塞がれ、敏感になった肉体への刺激。
綾女の肉体は、芋虫のように動き続ける。
「――ッ!」
絶頂。
だがたとえ何度果てようとも、責めを止める気は無い。
少し前に芽亜里にやったように、気を失おうとも延々と責めは続けられる。
綾女が他にない反応をするたびに、この映像には需要が生まれるのだ。
結局三十分の間に、綾女は二桁以上の絶頂を経験する。
愛液の水溜まりの中で気を失った綾女を尻目に、俺は伊月と録画内容のチェックを行っていた。