※この作品はR-18です。

淫ラグルイ   作:セイラム

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夢子・芽亜里☆

「よろしくお願いしますね、早乙女さん」

「…………」

 

 いつものように、俺は放課後に家畜を貸し切った賭博場へ呼び出した。

 今回呼び出したのは夢子と芽亜里の二人。

 二人の表情は対照的と言ってもいい程に違う。

 

 夢子はギャンブルを早く始めたくて仕方がないようで、満面の笑みを浮かべている。

 対する芽亜里の表情は暗く、沈んでいた。

 

 今回行うギャンブルは、シンプルなインディアンポーカーだ。

 一枚ずつ配られるトランプを自分には見えないように掲げる。

 相手のカードだけを確認し、ベット額を決める。

 掛け金を決め、両者が降りなければカードを公開し、勝負。

 数字の強さは、A>K>Q>J>十>九>八>七>六>五>四>三>二。

 ただし二とAの勝負は例外として二の側が勝利。

 数字が同じ場合は、スペード>ハート>ダイヤ>クラブの順で強さが決まる。

 

 ただし、今回はベットするものが特殊である。

 俺は二人が向かい合うテーブルの上に、大きめのグラスと三つの液体が入ったビンを二セット置いた。

 金を賭ける代わりに、二人は好きな液体をグラスに注ぐ。

 内容は水と、媚薬と、利尿剤である。

 負けた方は二人が注いだ液体を飲む。

 降りた場合は、自分が注いだ液体を飲む。

 絶頂するか漏らした側の敗北。

 敗北した方には、無論罰ゲーム。

 

 以上のルールを説明すると、夢子は微笑み、芽亜里はうんざりした様子で頷いた。

 

 ディーラー役は俺だ。

 トランプをシャッフルし、一枚ずつを両者に配る。

 二人が額に掲げ、掛け金を決める。

 

 夢子のカードはハートの七。

 芽亜里のカードはクローバーの十だ。

 

 夢子と芽亜里は、それぞれビンから任意の液体を手元のグラスへと注いだ。

 芽亜里は二センチほど、夢子は五センチほどだろうか。

 どの液体を注いだのかは、相手には分からない。

 

「……降り」

 

 芽亜里が降り、自分で注いだ液体を飲み干す。

 地味な絵面で始まってしまったと、俺は軽くため息を吐いた。

 

 

 

 続く二戦目と三戦目も、あっさりと終了した。

 二戦目は再び芽亜里が降り、三戦目は夢子が降りた。

 

 動きがあったのは、続く四戦目だ。

 

「ぐっ……」

 

 公開されたカードは、スペードの五とハートの三。

 勝負に出た芽亜里が負けた結果だ。

 

 夢子の分のグラスを持つ芽亜里の手が震えている。

 恐らく、芽亜里は今まで己のグラスには水しか注いでいなかったのだろう。

 

 数秒の後、芽亜里は一息に五センチほど注がれた液体を飲み干した。

 媚薬も利尿剤も、飲んですぐに効果が出るような物ではない。

 自分がなにを飲んだのか分からない不安の中、次のゲームが開始する。

 

 その後も小競り合いのような戦いが続いた。

 相手の手が強いとすぐに降りる流れが続き、中々勝負が成立しない。

 

 十ゲームを超えて俺がそろそろ退屈を感じ出したころ、両者の表情に変化が訪れた。

 二人の顔が、僅かだが赤く染まりだしている。

 排尿を我慢しているのか、それとも媚薬の効果が出てきたのか。

 

「そろそろ、大勝負としましょうか」

 

 それを合図にしたかのように、夢子は掛け金を吊り上げる。

 夢子の提示した掛け金である液体は、グラス一杯に並々と注がれていた。

 

「……降りっ」

 

 勝負などできるものかと、芽亜里は即座に降りる。

 おそらくは水だろう液体を飲み、勝負は次へ。

 

「……降り」

 

「くっ……降り」

 

「降りッ!」

 

 夢子はそれから三ゲーム、毎回グラス一杯の液体をベットした。

 勝負の勇気を出せない芽亜里は、全ての勝負に降りる。

 三度目は勝負すれば勝っていたのだが、それは結果論と言える。

 

 通常のポーカーでも、大きく賭けて相手を降ろす戦術は一般的だ。

 夢子の作戦勝ちといった所か。

 

「……んっ」

 

 そして次ゲーム。

 カードを配られた芽亜里の様子がおかしい。

 彼女は顔を赤く染めながら、太股を擦り合わせていた。

 

 ずっと降りて水のみで回避していたとはいえ、かなりの量を摂取している。

 利尿剤を抜きにしても、芽亜里の膀胱は限界に近づいていた。

 

「くうっ……勝負!」

 

 そして提示される、夢子の一杯に注がれた液体。

 逃げていても始まらないと悟ったのか、芽亜里は降りずに勝負を受けた。

 

 夢子のカードはダイヤの四。

 芽亜里のカードは、クローバーの四。

 

「あっ……」

 

 数字は同じだが、スートの違いで芽亜里の負けだ。

 目の前に置かれた夢子のグラスを前に、芽亜里は完全に固まってしまう。

 

 夢子の性格上、この中身がただの水である確率は限りなく低い。

 十中八九、中身は媚薬か利尿剤だ。

 

 コップを持つ芽亜里の手が震え、机の上に液体が零れる。

 俺が急かす様に芽亜里の両肩に手を置くと、彼女の体はビクリと跳ねた。

 

「う、うぅ……」

 

 芽亜里はグラスをゆっくりと口元に運び、中身を嚥下する。

 そして全てを飲み干した瞬間、彼女の精神は限界を迎えた。

 

「あっ、あぁっ……!」

 

 チョロチョロという音が、芽亜里の元から流れる。

 彼女は太股を閉じ、俯きながらスカートの裾を押さえていた。

 その表情は絶望に染まり、瞳の端には涙が潤んでいる。

 

「あの……」

 

 勝者である夢子は恥ずかしそうに俺へと声をかけてきた。

 

「勝負も終わりましたし、お手洗いに行ってきても……?」

 

 俺がそのまま帰ってもいいと退室を許可すると、夢子はゆっくりと立ち上がり一礼して部屋を後にした。

 

 

 夢子を負かせなかったのは悔しいが、それは後回しだ。

 震える芽亜里の体で、ストレスは発散させてもらう。

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