ああ、溶ける、溶けていく。
身体の中も外も全て、ソリュシャンに溶かされ、吸われていく。
もちろんレベル的に本当にアインズの身体が溶かされることはないはずだが、アインズは確かに自分が溶かされているかのような感触を感じていた。
ソリュシャンの舌が歯をなぞり、内頬を舐め、触手の舌が喉の奥へとゆっくり這いずり回る。
「ちゅ、ぐちゅ、ちゅうぐちゅう……」
人間には不可能な情熱的なキス。
全身の肌を擦り付けるように身体を絡ませていた無数のソリュシャンは、スライム状となって全身に絡みつき、骨の身体の隅々から入り込んでいく。
体温や舌の感触。吐息や唾液の音が生々しく意識に染み渡る。
身体の中が熱く、甘い味と匂いがアインズの全身に広がっていく。
どれだけの時間がたったのだろう。
まどろんだ意識の中では長かったのか短かったのかわからないが、ソリュシャンはゆっくり重ねた唇を離した。
「お身体を洗い終えました。いかがでしょうかアインズ様」
全身を洗い終えたからか、アインズの身体から次々とソリュシャンが離れていく。
「あ、ああ……」
まだ半ば朦朧としながらも『素晴らしかったぞソリュシャン』と答えようとしたアインズは、思わず口ごもる。
素晴らい快感だったし、文句が付けようがないほど綺麗に身体を洗ってくれたが、アインズはまだこの快楽を終わらせたくなかった。
アンデッドとなり、まともに性欲処理すらできなかったアインズが、現実世界でも感じたことがないほどの凄まじい快楽を得られた。
まだ続けて欲しい。この瞬間を終わらせたくないと願うアインズの心を読み取ったのか、ソリュシャンは嬉しそうに笑う。
「かしこまりましたアインズ様。アインズ様がご満足されるまでお身体を清めさせていただきます」
「う、うむ。頼むぞソリュシャン」
内心を見透かされたアインズは恥ずかし気に顔を背けるが、
その子供のような仕草に母性を刺激され、余計にソリュシャンを興奮させてしまった。
無数に存在したソリュシャンが、全て地面の中へと沈み込む。
「ん?…………おおっ!!?」
一体どうしたのかとアインズは首を傾げていると、次の瞬間に地面から巨大な姿となったソリュシャンが浮き出てきた。
アインズの何倍もあろうほどの、見上げるほどの巨大な大きさとなったソリュシャン。
さすがソリュシャンの体内世界なだけあって大きさも自由自在なのか。
「お待たせいたしました。それでは、失礼しますアインズ様」
巨大なソリュシャンはアインズを右手のひらに乗せる。
まるで一寸法師か、お釈迦様の手のひらの上の孫悟空だろうか?
レベル的にソリュシャンはアインズよりずっと弱い存在だが、大きいというのはそれだけで威圧感を感じさせる。
「それではアインズ様。ご奉仕を再開させていただきます」
しかし、これほどの巨体となってどうやって奉仕をするのだろうか?
次の瞬間、その答えがわかった。
「うぉっ!!?」
自らの胸元にアインズを入れると、その巨大な乳で左右からアインズを押し潰した。
柔肉に埋もれる甘い快楽に全身を満たしていた。
ただ包まれているだけで、心地よい刺激となっている。
「いかがですかアインズ様?私の乳まんこは」
「あ……ああ……素晴らしいぞ……」
巨大な乳房に全身を挟まれたアインズはののぼせたように答えを返す。
「光栄に御座いますアインズ様」
自らの胸でアインズを包み込む感覚に頬を赤く染め、アインズに奉仕ができる快楽に酔いしれる。
「お………うぉ……」
アインズから快楽の吐息が発せられるのを肌で感じる。
「ふふふっ」
ソリュシャンは悪戯っぽい笑みを浮かべ、瞳に嗜虐の色が宿る。
本来ならば絶対なる至高の恩方に嗜虐心を向けるなど言語道断だが、『完全なる狂騒(欲)』の影響下によりソリュシャンの性質が前面に押し出されている。
しかし、勿論それは人間共に向ける嗜虐心とは全く別の感情。
至高の恩方への絶対の敬愛はそのままに、欲望が狂いだしていく。
ソリュシャンは胸でアインズを包んだまま動く様子がない。
もどかしい、刺激が欲しい。このまま蛇の生殺し状態ではとても耐えられない。
「そ、ソリュシャン……」
「いかがなさいましたかアインズ様?」
にやりと人の悪い笑みを浮かべるソリュシャン。
どうすればいいのかわかっているのに、アインズの口から直接言わせたいらしい。
もちろんアインズが少しでも不快と感じたならば、ソリュシャンは即座に謝罪し、どんな厳罰も受け入れただろう。
しかしアインズは不快には感じていないことを、ソリュシャンは何となく感じ取っていた。
「頼む……ソリュシャン。胸で、擦ってくれ」
狂おしいほどの飢餓感。もっと強い刺激と快楽が欲しい。
アインズは自らの欲望を正直に口にする。
その言葉に、ソリュシャンはきょとんとした顔になる。
ソリュシャンには予想外の発言だったらしい。
いや、発言の内容は予想通りだが、命令してくれるかと思ったら、まさかそんな懇願するかのようにおねだりしてくるとは思ってもいなかった。
「だめ、か……?」
「……いいえアインズ様」
ソリュシャンの身体がゾクゾクと震える。
首を小さく横に振り、ソリュシャンの身体が熱をおびる。
ソリュシャンは蠱惑的な微笑みを浮かべると、自らの胸を撫でる。
「ご奉仕させていただきます」
ソリュシャンは両手で自らの両手で乳をゆっくり揺らし始める。
胸から弱い酸を分泌させ、それをローションにして左右の胸で擦るようにアインズをせめたてる。
「存分に乳肉を味わってください」
乳房に指が沈み込み、中がアインズの形に変わっていく。
ローションで滑った乳房の感触がたまらなく気持ちい。
されるがままだが、抵抗する気もさらさらなかった。
「はぁ……はぁぁ……」
熱く甘い吐息が自然とソリュシャンから漏れる。
ソリュシャンもアインズへの奉仕に興奮し、快楽を得ているようだ。
大きな乳房をアインズに擦り続ける。
包まれるような心地よさだが、パイズリはフェラやセックスに比べどうしても刺激が少ない。
「ふふふっ」
しかしスライム種であるソリュシャンにはそんなことは関係ない。
胸の動きがしだいに強くなっていく。
酸のローションで光沢を帯びた乳房に包まれ、擦れ、押し潰される。
魅力的な果実が暴力的に揺れ動き、人間には不可能な程の刺激でアインズを蹂躙する。
「う……うっ……」
微かにアインズの呻き声が漏れるが、柔らかな胸の弾力は容赦なくアインズをせめ続ける。
熱い酸の粘液に身を浸し、自らをしごく胸に本当に搾りとられてしまいそうだ。
普通の人間ならばとっくに射精し、精根尽き果てていただろう。
いや普通の人間なら息ができないどころか、左右の乳圧に原型とどめずに押し潰されていただろう。
しかし、アインズはアンデッド。レベル100の肉体は傷つくことはないが、
絶え間なく快楽の海に浸っているが射精することはなく、よって終わりもない。
「う………あ………ぅぅっ……」
本来アインズは酸素不要・エナジードレイン無効・肉体ペナルティ耐性を持っているはずなのだが、
連続する過剰な快楽の為か息も絶え絶えとなり言葉も話すことができない。
「ああ、素敵ですアインズ様。まだ続けますよね?こんな素敵な
優しい声で、ソリュシャンは自らの胸で万力のように容赦なくアインズを押し潰す。
「それともやめますか?でしたらご命令ください。
命令してくれないと、アインズ様専用の肉便器である頭の悪い私はこのままずっと続けてしまいますよ?」
言葉では自分を下卑しながらも楽し気に笑い、胸で押し潰す力は微塵も緩めない。
自分よりも遥かに格下であるはずのソリュシャンに成すすべなく弄ばれていく。
過剰な快楽の中、押し潰されるアインズには答えを返すこともできない。
それは奇しくもアインズがナーベラルを抱きしめ、締め上げた時と同じ状態になっていた。
すなわち『完全なる狂騒(欲)』による欲望の暴走。
至高の41人の一人であるヘロヘロが彼女に設定した性格は嗜虐。
本来決して至高の主に向けられるはずのないその性格は敬愛や情欲、そして母性本能と混じり合い、歪んだ形で溢れ出た。
後から冷静になって考えれば不敬極まりない行為も、今の彼女は止めることができない。
ソリュシャンの柔らかく豊満な乳房が、抜け出せない牢獄となっていた。