やっとできました。
「と、まぁ。そういうことだよ、同志Верный。顔合わせも済んだことだし、これから一緒に仲良くしていこうじゃないか…。さぁ、二人とも。今は疲れているだろう?後始末は私に任せてゆっくり休むといい…。そのあとに、じっくりと今後のことを話し合おう」
「・・・・・・いつから、なの…?響は、いつからアイツと『知り合い』になったの…?」
天井から滴る水音がやけに木霊する大浴場で、叢雲は響に問いかけた。沈鬱な表情の彼女に響は何でもないように素っ気なく答える。
「去年の八月からだよ」
「なら、やっぱりモスクワに行った時に…。小説とか映画みたいなことが本当にあるなんてね。自分の身に起こらなければ、信じなったわ…」
「…その、あんまり気を落とすことはないさ。私が言うのもあれだけど、同志Ташкентのことは信頼できると思う。派手なことをするように命令されたこともないし、それなりにやっていけば待遇もよくなっていくから、やりがいのあることだよ」
「ふ、ふふふ…。きついジョークね。それも、『同志』から教えて貰ったのかしら?」
「いや、これはつい出てしまったというか、ソヴィエトジョークというわけでは…」
「なら、言葉通り受け取っておくわ。連中を信用しなくちゃならないなんて、私の人生どうかしているわ…。ホント、何でこんなことになったのかしら。響もアイツに、『弱み』を握られているの?」
「まぁ、『弱み』というほどのものではないけど…。仕事の見返りをいくらか貰っているというだけのことさ」
「昨日言っていた、あの武勇伝のことね…。私も、期待していいのかしら…?」
「言わずとも、同志なら察してくれるだろうから、十分期待できるよ」
「なら、『同志』になったお祝ってことで、そういうことがあるのかしら…?」
「叢雲の階級なら、それぐらいはしてくれるだろうさ。よかったじゃないか。やっと処女が捨てられるよ」
「そ、それなんだけど、響って、どれくらい経験があるの…?」
「抱いた相手の数なら指の数じゃ足りない程度さ。そんなことを聞いてどうするんだい?」
「…こ、この際だし、響だから言うけど…。昨夜、今朝かしら…?ずっと、あそこで覗いていたの。響、凄かったわ…。いつも見ているAVみたいに、あ、あんな声を司令官が出すなんて…。でね、どうやったら、あんなに、男の人と、その…」
「司令官みたいな人は少ないよ。あれは本人の素質というか、どうしようもない性癖みたいなものさ。テクニックやなんかで、あそこまで乱れさせることは私にはできないよ」
「そ、そうなの…。じゃ、じゃぁやっぱり、AVってフィクションだったのね…」
「そうだね。チンポは優しく触らないと痛がるし、アナルがゆるゆるなんて嘘っぱちだからね。気を付けるといい」
「・・・・・・。私、ホントに自信無くなってきたわ…。AVに幻想を抱いていて…。男の人とまともにしゃべったこともないし、二人きりになったこともない。・・・こんなコミュ障、相手にしてくれる人なんていないでしょうね」
「でも、叢雲は凄いと思うよ」
「私のどこが凄いっていうのよ…」
「まともな人なら、同志Ташкентに何を要求されるか怯えるはずだよ。でも、叢雲はそんなことより、あるかわからないセックスのことで頭がいっぱいじゃないか。いいと思うよ。そういう前向きなところは」
「・・・・・・ッ!?ふ、ふんっ!あ、ありがと!一応お礼を言っておくわ!」
「恥ずかしがらなくてもいいさ。私も、性欲が強いからこんなことをしているんだ。何なら、司令官で練習しておくかい?あれなら、多少無茶をしても平気だろうから丁度いいと思う」
「・・・い、いいのかしら?」
「昨日のことは知っているぞ、とでも脅せば、簡単に股を開くさ。これからはどれだけ職場でセクハラをしても咎められないよ」
「で、でも、周りに気付かれるとか」
「今朝早速、Ташкентに見つかったくせに。気にしてもしょうがないさ」
「そ、それは言わないでよ」
「まさか朝まで聞き耳を立ててオナニーしている同僚がいるなんて、思いもしなかったなぁ」
「だ、だから…、それは、その…」
「ほらほら、落ち込まない。自分の欲求には素直になるんだ。そうしたほうが楽しいよ」
「・・・・・・引いたりしない?」
「叢雲が知ってそうなことは大抵やってきたからね。私も、ひとの趣味をとやかく言えた義理じゃないさ」
「な、なら・・・!野外露出のときは連れて行って!」
「お安い御用さ。でも、それだけでいいのかな?今夜にでも司令官を犯していいんだよ?」
「や、やるわ!司令官で処女卒業してやるわ!AVで見たもの全部試して、あの坊ちゃんをひいひい言わせてみせるわ・・・!」
「元気になったようだね。口よりも、下半身のほうが雄弁だけれど」
「——————あ、これは、その・・・」
「ふふ。私もクリトリスが大きくてコンプレックスだったが、セックスのときに男に舐めさせるのがたまらなく気持ちいいと知ってね。今夜にでもその楽しみを知っておくといい」
「なら、念入りに洗ったほうが…」
「いや、むしろ汚れているほうが司令官は興奮するタチさ。司令官と叢雲は相性がいいと思うよ。ムッツリスケベで、倒錯した性癖を持っているところとか、ソックリだ」
「・・・むぅ。今夜で、処女ともお別れよ・・・!ふん、ムッツリスケベなんて言わせないわ。これからは、オープンスケベになるんだから・・・!」
「——————ぶふっ!?ふ、ふふふふ。ふふふふふふふ・・・。ツ、ツボった・・・!お、オープンスケベって・・・!叢雲の口から、オープンスケベって・・・!ぶ、ぶふふふ!」
「ちょ、何笑ってんのよ!?あんたが素直になれって言うからそうしたのに、何が可笑しいのよ!?」
軽く仮眠を取ってから執務室に向かうと、そこではいつものように不機嫌そうな顔で睨んでくる司令官の姿があった。これまでならその眼に怯えていたが、司令官の最も人に知られたくないだろう秘密を知った今となっては、自分と同じように虚勢を張っているように見える。
「・・・おい、叢雲。人の顔をジロジロ見るな。気持ち悪い」
こんなことを言っている口が昨日は響の性器を舐めしゃぶっていたのかと思うと、どれだけ罵られようと可愛いものだ。
「はーい」
これまでのように、処女臭くおどおどしない叢雲が意外なのか、気安い返事に目くじらを立てることもない。
自分の机に腰掛け、処理しなければならないものを確認していくと、思いのほか数が少ない。昨日の分は決済され、殆んどのものは目を通してハンコを押すだけとなっている。
…意外と、気が利くじゃない。普段からこうしてくれるとありがたいんだけど。
寝ている間に片づけてくれただろう友人の優しさが心に沁みる。自分でやったほうが早いからと気を張っていたが、これからは適度に頼れそうだ。方法はともかく、無理矢理にでも休みを作ってくれたのには感謝しなければならない。しかし、不条理にも摘発され、宴会で使われたワインの恨みは忘れない。接待やなんかのためにも用意していた高級酒をジュースのように飲み散らかしたことの責任は取らさなければ。
そんなことを考えているとやるべきことは終わってしまった。椅子の上で仰け反って背伸びをしてみると、コキコキと音がなる。一方で、司令官の机には書類がまだ残っている。あの進みようだと、手伝わなければ徹夜になるだろう。
いつもなら、点数稼ぎよろしく淑女的に執務を手伝っていたが、今日は違う。いや、これからは違うのだ。
決意を胸に秘めて、叢雲は席を立つ。司令官の執務机の前で仁王立ちし、書類と格闘する男に向き合った。
「———たっ、大変そうね。手伝ってあげようかしら?」
「秘書艦なら、僕を補佐するのは当然だろ。口じゃなく手を動かせ」
当然だろとばかりに溜息をついて、お前の分だと言いたげに書類の山を押し付けてくる。
この瞬間、叢雲はキレた。つかなかった踏ん切りがついてしまった。
「・・・ここ、これまでずっと我慢していたけど、そ、そんな横柄な態度で命令されて、やる気が出るとでも思っているのかしら…?人の上に立つ器じゃないのよ!顔はいいのに、いつもしかめっ面で機嫌悪そうにしてるから、アンタの相手をするのを皆嫌がるのよ!ちょっとくらい愛嬌よくしなさいよ…!」
「・・・はぁ?女の下らない幻想を僕に押し付けるな!僕はお前たちの為に仕事をしているんじゃないんだぞ!わかったら、さっさと仕事に戻れ!」
「ふぅん?そういうこと言っちゃうんだ・・・?いいわ、そっちがその気なら、こっちにだって考えがあるわ・・・!」
「お前に何ができるっていうんだ…?これ以上僕の邪魔をするようだと、営倉送りにしてやるからな…!」
「そんなこと言える立場にいるのかしら…?」
「何?」
「昨日、見ちゃったのよね。司令官、可愛い声で喘ぐのね?あれぐらい素直なら人気者になれるわよぉ?お・す・ぶ・た・ちゃん?」
司令官の顔色からさぁっと、血の気が引いた。書類に落としていた視線が、漸く叢雲に向けられた。正面からまじまじと見つめる司令官の顔は、いつも横目で窺っていた時よりも綺麗に見える。硬直した表情に怯えが混じっているというのが、叢雲の加虐心を煽り立てる。
「み、見ていたのか…!?」
「見ていたし、司令官がどんな趣味なのかも聞いているわ…!響、楽しそうに話していたわ。あんな変質者を犯したのは初めてだ、って。私もそう思うわ。まさか、司令官ともあろう御方が部下の下着でオナニーしているなんて…。言ってくれたら相手くらいしてあげたのに」
「ひ、響は…!?響は今どこに…!?」
「前のご主人様の心配かしら?大丈夫よ。飽きたって言って、司令官の恥ずかしい写真とか動画をくれたの。だから、司令官の新しいご主人様は、この、ワ・タ・シ!わかったら、素直に媚びを売ってみなさい!昨日、響にしていたことでしょう?」
「・・・・・・う、嘘だ!響が僕を捨てるわけが…!」
「たった一日の関係の癖にやけに固執するわね?どこが気に入ったのかしら?」
「そ、そんなんじゃ・・・」
「それなら直ぐに———ッ!?・・・ふ、ふふふ。ホント、だったたのね…!本当に、詰(なじ)るだけで勃起できるなんて・・・!」
「・・・!これは、ちが、違うんだ!せ、生理現象で」
「嘘おっしゃい!ここをこんなに硬くして。ふふふ。わ、私、ズボン越しに、チンポ触ってる!硬いわ・・・!ここから、精液が出るの、よね?ふひ、ふひひ」
執務机を回りこんで、司令官を壁際まで追い詰めた叢雲は大きくなった股間に手を当てて、その感触を堪能していた。布越しに男の性器をなでまわし、もどかしい刺激が司令官の脳をちりちりと炙る。抵抗らしい抵抗はなく、ただただ、叢雲の愛撫にされるがままであった。やがて、司令官はそんな刺激では物足りなくなり、自ら腰を振ってより強い快感を得ることだけ考えるようになっていた。夢の中で懸想していた相手にまさぐられているというのは、彼の自慰ではお決まりの導入だった。
いつ他の艦娘が入ってくるとも知れぬ執務室で司令官は、自らのペニスを叢雲の手に押し当てて、懸命にオーガズムを得ようとする。叢雲も、自分の手をオカズにしている司令官への欲情は刻一刻と増しており、妄想するだけだった願望を実行に移していく。
「そ、そんなに私の手がすきなのかしら…?なら、直に触らせてあげるわ」
卑猥に腰を突き出した姿勢を維持させて、股間の位置が顔の真正面に来るようにしゃがんだ。スラックスのチャックに手をかけ、ジェンガを引き抜くようにゆっくりとジッパーを降ろしていく。司令官の顔を見れば、恍惚とした表情で叢雲を見つめていた。完全に雄の表情になっていた。チャックを下まで降ろしきったところで、パンツ越しにチンポと対面した。テントの頂点は粘性の液体で濡れており、司令官の興奮の度合いを表している。パンツ越しに指で先端を摘まんでみると、短い喘ぎ声が漏れた。これが叢雲の最後に残っていた理性を吹き飛ばした。執務室の外の音に耳を傾けていたが、そんな余裕は消え失せた。
「は、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…」
興奮は呼吸を乱しており、心臓が早鐘を打つ。触れたままの亀頭を、パンツと包皮越しに刺激してやると、面白いように反応した。叢雲は確信した。この男が自分のものだと。愛撫を待ち続けるチンポを支配しているのは自分であると。
「ふ、ふひひ。ふひひひひひ」
気味の悪い笑い声が勝手に出てしまう。
わたしのだ!これはわたしのものだ!ぜったいにわたしのものだ!
充足する支配欲は、叢雲をより一層焚きつける。
響にされたことを上書きしてやる…!
くにくに摘まんでやっているチンポは我慢汁を溢れさせて、パンツをぐしょぐしょに濡らしている。愛撫を中断して粘液に塗れた指先を鼻の近くにもっていくと、えも言われぬ甘美な芳香が鼻腔を充満する。人間にフェロモンはないらしいが、この匂いは叢雲を発情させるには十分だった。いやらしい笑みを張り付けて叢雲は立ち上がると、淫臭にまみれた指先を司令官の鼻先にもそれを近付ける。格好としては壁ドンそのものだ。体重を壁に預けた司令官に密着するように叢雲が顔を寄せる。こぶりな可愛い耳に口元を持ってきて、
「わかるかしら、司令官…?こんなにいやらしい匂いをさせて、興奮していないなんて嘘は吐けないわよね…?ふふふ…。おちんちんが寂しいかしら?こんなに硬いんだもの、私に触ってほしいのよね?お・ね・だ・り・で・き・た・ら、射精、させてあげるわ。でも、恥ずかしがって黙ったままだと、ずっとずうっと、くにくにくにくに弄るだけで、精液出させてあげないわよ…。ねぇ、どっちがいい?情けなくおねだりしてザーメンぴゅっぴゅ
するか、ずっともどかしく触られるのと、どっちがいいかしら…?」
「・・・・・・・・・」
「ねぇ、早く言わないと、今日一日ずっと絶頂禁止にして遊んじゃうけど、いいのかしら…?・・・素直になっちゃえ。気持ちいいもの。何にも考えられなくくらい気持ちいのがずっとオアズケされるのは嫌でしょう…?」
「ぼ、ぼく、は・・・」
「なぁに?」
「・・・むら、叢雲のことがずっと、ずっと好きで・・・毎日、毎日、オナニーのオカズにしてて・・・、こんな風に、叢雲に支配されることを妄想して、オナニーしてたんだ・・・。
叢雲の使用済みのパンツで何回も、何回も、絶頂して、クロッチにこびりついたマンカスを舐めとって、興奮してたんだ・・・。汗の染み込んだシャツでもオナニーしたし、叢雲のストッキングで、おちんちんの先っぽを擦って、オナニーした・・・。こんな、こんな僕でも、叢雲は、受け入れてくれる、かな・・・?」
「・・・私も、アンタのことをズリネタにして何度もオナニーしたわよ…。夢の中で何度もレイプしたわ…。自分のことは変態だと思っていたから、彼氏なんてできないって諦めていたわ。司令官こそ、私の趣味を受け入れて、くれる?きっと酷いこととか無茶なことをたくさんさせるわ…。それでも、私を、愛して、くれる・・・?」
「・・・うん!愛してる!叢雲のこと愛してるよ!僕は、叢雲の、ものだよ・・・!僕を、僕の体を!叢雲の好きにして、全身に、叢雲の印を・・・刻み込んで♡」
愛の契りとともに、二人は唇を重ね合わせた。触れるだけのプラトニックな奴ではない。舌と舌を絡め合う、肉欲に塗れた接吻。互いの舌を求め合い、唾液を啜り合う淫猥な絡まりを、時が経つのも気にせず貪った。息が荒くなっても、鼻を突き合わせて求め合う。
舌で蕩けあうだけで、我慢できるはずもなかった。司令官は股を開いて腰を前後にふり、挿入の真似事のような恰好で、叢雲に必死にアピールした。叢雲も、口交だけを楽しむつもりもなく、自身のクリトリスが司令官のペニスの先端に潰されるようにずらした。互いに不格好な自慰に耽っていた。相手のことをオナニーの道具だとばかりに擦り合わせ、自らの快感を求めて敏感な先端を刺激する。肩と肩で抱き合っていたが、とっくに手は好き勝手に動き回って、相手の乳首や、尻、アナルを触っては淫らな欲望の渇きを癒そうとする。
そうやって情事に似た自慰行為では、絶頂に達することはできないと気付いて、叢雲は邪な服を取っ払って、全裸になった。司令官もそれに倣って、意気揚々と服を脱ぎ散らかした。
執務室で裸ん坊になった二人は、性的興奮の赴くままに互いの性器に手を触れさせた。そこは分泌物で濡れに濡れ、相手の興奮度合いを純粋に伝えてくれる。
「むらくも・・・」
「しれいかん・・・」
互いに名前を呼び合って、見つめ合う。顔だけ切り取れば恋愛映画のポスターのようだが、しとどに濡らす下半身を互いに触れさせ快楽に耽る様は、野生の獣の交尾のほうが上品に映るだろう卑猥さだ。
叢雲は我慢汁を零し続けるペニスを皮越しにさわり、ゆっくりと剥いていく。指先には我慢汁をたっぷりと塗り付けて、剥き出しになった綺麗なピンク色の亀頭に指を触れさせる。指先からびくびくと振動が伝わり、司令官の快楽が指先の僅かな加減で自由にできることは、叢雲でもわかった。試しに親指の腹で亀頭をさすってみると、司令官は全身の震えで快楽を表現してくれる。楽しくて楽しくて、ずっとずっと遊んでいたいが、絶頂一歩手前で寸止めされる快楽を我慢できるほどの経験は司令官にはなく、叢雲の指の動きに合わせて腰を振ることに夢中だ。叢雲の膣を弄ぶつもりだった指は彼女の肩に食い込み、絶頂を懇願するようにしなだれかかる。
形勢は完全に決まった。
叢雲が僅かにでも力を込めれば司令官は容易く絶頂するが、常にその直前で愛撫は止まる。もっと触ってほしくて腰をふるが、叢雲はその動きに合わせて手も追従させ、余分な刺激は一切与えなかった。僅かな快楽は、砂漠に迷う旅人が求める水に等しい。今の司令官なら、叢雲の命令を何だって聞いてしまう。絶頂のためなら、人前で卑猥なダンスだってできてしまえる。何をすれば叢雲が射精させてくれるのか、快楽に焦がれる脳が答えなど出せるわけもなく、卑猥なおねだりをして少しでも彼女の嗜虐心を満たすことに努めた。
波のように寄せては返す快楽に翻弄されながら、司令官は必至に媚びを売った。卑猥な言葉を知る限り叫び、隙あらば彼女の指を擦り付けようとしたが、結局おあずけにされたままだ。
「お、おねがい、します、・・・しゃ、しゃせい、しゃせいさせて。ください・・・。む、むらくも、さまぁ」
涙を零して懇願するが、叢雲は嗤ったままだ。
「おねがい、します・・・おねがいします・・・ぼくに、しゃせい、させて、くだ、ください・・・いっしょうの、いっしょうのおねがいですから・・・」
「・・・ふぅん?なら、アンタは私の一生の奴隷ってことで、いいかしら?病める時も、健やかなる時も、常に私のことを想える?私に射精を支配されてもいいのかしら?」
待ちに待った問いかけ。司令官は、例え悪魔との契約だったとしても、一も二もなく結んだだろう。無限に思えた寸止め地獄から抜け出せるのならと、藁にも縋る思いで叫んだ。
「想います!ずっと、片時も忘れず、叢雲のことを想い続けます!だから、だから!はやく!はやく、射精!射精、させ、て!」
「わかったわ、でも、私のおててで出すよりも、もっと気持ちいいところがあるわ。何かわかるかしら?」
「おまんこ!おまんこ、です!」
「そうよぉ。そこで、記念すべき私と司令官との初めての絶頂を経験するの。気持ちいわよ。
ぬるぬるのおまんこに入れると、ひだひだが亀頭にからみついて、雁首をこすりあげるの。チンポ全体を膣でしめあげて、私の奥の奥。子宮口目掛けて射精できるわ。でも、こんな快感知っちゃったら、きっと他のことじゃ満足できなくなるわね。私のおまんこでないと満足できなくなっちゃうけど、それでもいいのかしら…?」
「いい!いい!いいの!入れたい!入れたい!いれて、むらくもの、なかで、しゃせい、したい、の!」
「ふふふ。そんなにがっつかないでよ。ほら、首の後ろに手を回して、うふふふ。…今、おちんちんの先っぽにおまんこの入り口が当たっているわ。ビクンビクンって、カウパーだらだらにしてるおちんちん、早くいれたいわよね?…そんな顔しないの。もう意地悪しないから、焦らさないから。…本当よ?」
なら、はやく!と言おうとした瞬間に、叢雲は腰を勢いよく突き出し、司令官のチンポをその膣でくわえ込んだ。媚肉に包まれたペニスは叢雲の処女膜を突き破る。破瓜の痛みに顔をしかめるが、自分が女になったということを自覚し、心のどこかで抱えていた不安は消え去った。愛液に赤いものが混じり、膣がよりペニスを締め付ける。腕の中で、司令官は打ち上げられた魚のように口をパクパクしていて、まだ半分だというのに直ぐにでも絶頂しそうな様子だった。先ほど、意地悪しないと約束しないのだから、ひと思いに奥まで押し付けてやる。おまんこはペニスを締め上げ、襞は亀頭の雁首を刺激する。玉袋が収縮し、射精の準備は整った。おまんこの、奥の奥、降りてきた子宮とおチンポが激突する。子宮口は亀頭を包み込んで、ゴリゴリと亀頭を擦り上げる。
一秒だって持たなかった。子宮口に亀頭が触れた瞬間に、精液が噴き出した。びゅうびゅうと我慢したおしっこが出るみたいな解放感があった。時間にして僅か三秒だったが、待ち望んだ快楽はそれよりずっと長かった。
「あ、ああ、出せたよぉ。しぇいえきぃ!き、も、ち、いい!ん、うう!・・・・・・はぁ、はぁ、はぁ…」
射精の余韻を楽しむために、叢雲は膣を収縮させるでも、打ち付けるでもなく、じんわりと染み込む精液の暖かさに酔いしれていた。膣に広がる精液が叢雲の中を満たし、細胞一つ一つと絡まり合うのを感じた。腕の中でピクピクと震える提督も、射精した心地よさを反芻しているようだった。勃起を維持していた陰茎も遂に小さく萎んでしまい、膣からこぼれてしまった。
「・・・気持ちよかったかしら?」
「・・・うん、すっごく気持ちよくて、幸せ、だったよ。僕一人が勝手にイっちゃって、ごめんね?すぐ大きくするから」
「いいのよ、無理に勃起させなくても。…私は、なんていうか、これで女になったんだ、って思うと、自信がついたっていうか、これまでオナニーで味わってきた気持ちよさとは別の、・・・何ていうのかしら、精神的エクスタシー…?そんなのを今、感じてるの…だから、もうちょっとだけこうさせて」
「・・・うん、僕も、叢雲に、大好きな人に、抱きしめられて、もう死んじゃってもいいってくらい、気持ちよかったよ…。本当に、ありがと、叢雲…」
「…って、何辛気臭いこと言ってんのよ。死んでもいいなんて言うんじゃないわよ。まだまだ、アンタとシたいことはいっぱいあるんだから、死ぬなんてゆるさないわよ。…取り敢えず、ベッドに移って、気の済むまでたっぷりセックスするわよ。・・・・・・、こんなこと言われて勃起するなんて、司令官と私って、ホントに相性良さそうね」
「んぅ、いやらしい男の子は、嫌い?」
「大大大好き」
「もっと、僕のこと滅茶苦茶に犯してくれる?」
「言われなくても、勝手に楽しむわよ」
見つめ合って、キスをする。唇と唇が触れるだけの、物足りないキス。興奮をじわじわと高めるための、わざとらしい触れ合い。もっと、もっと欲しくなるが、ぐっと堪えて、脱ぎ散らかしたものを拾って着ていく。今すぐにでも、セックスしたい。焦る思いが、ボタンを留めることさえ煩わしくなる。急いで服を着ると、叢雲はとっくに着衣を済ませていて、じっくりと頭のてっぺんから爪先までを舐める様に眺める。服の上から直接に、裸を見られているようだ。自分の体で、どんな淫らなことを想像しているのか。司令官まで、相手がしてくれるだろうことを妄想して、ペニスが苦しくなった。さっきまで遮るものがなかったせいで余計に窮屈に感じる。ジロジロ見ていた叢雲がそんな変化に気付かない筈もなく、股間に手をふれさせ、のの字を描くように亀頭をさわってくる。
「いやらしいわね。さっきあんなにだしたのに…。もう、我慢ができない…?」
「ん、んん!しよ!セックス!」
腰をへこへこ前後させて、交尾の意思をアピールする。分かったわよと、叢雲はチンポの先を指で摘まみながら、歩き出した。それに合わせて司令官もついていく。さながら犬のリードだ。叢雲にペニスを摘ままれながら、執務室を出ていく。司令官の寝室までの距離で、どれだけの艦娘に見られてしまうのか。すれ違う那珂が、ぎょっとして振り向いて見てくる。
寝室まで、まだずっと遠い。
投稿を予定していた司令官と叢雲のいちゃらぶエッチは暫しお待ちを。
突然思いついた野外露出モノを書きたくなったので、そっちを優先したいと思います。