※この作品はR-18です。

短編置き場   作:バハルストスFF

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『RIDDLE JOKER』の三司あやせに搾精される話を書きました。
 以前ワンライで書いた話の続きですので、そちらを読んでからこちらを読むことをお薦めします。
 あやせ√ED後の話のつもりですので、ネタバレを含みます。ご注意ください。


小悪魔リベンジ!(RIDDLE JOKER/あやせ)

「ぐぬぬぬぬぬぬ…………」

 前回。小悪魔系を試してみたら、最後の最後に反撃されて台無しになっちゃった。このままじゃ終われない。何としても、暁をギャフンと言わせてやるんだから。

「まずは……」

 協力者を探さなきゃ。

 

 

 ある日の夜。あやせに呼び出された俺は、いつものように窓から部屋に入った。

「お邪魔しま――」

 そして、そこで世にも不思議な光景を目撃した。

「ふふん」

 不敵な笑みを浮かべるあやせ。それはいい。しかし、身に纏っているものが、今までに見たことがないものだった。

 丈の短い黒一色のドレスに、これまた黒い翼と角。手には、三又の小さな槍。……なるほど。

「なんだ、それは?」

「見てわかるでしょ?」

 まあ、予想はついている。が、あやせがこれを選ぶ理由が分からない。

「なんで、悪魔?」

「残念、小悪魔でしたー」

 その違い、意味あるのか? まあそれはいいんだが。

「ともかく、その衣装はよく似合ってる」

「そう? ありがと」

 満更でもなさそうな表情。実際、お世辞でもなんでもなく、よく似合っている。素の彼女のイメージから考えると、むしろこっちがデフォルトとも言えそうな気が――。

「なに?」

「いや、なんでもない」

 危ない危ない。また思考を悟られるところだった。ただでさえ分かりやすいと言われるのだから、気を付けねば。

 そんな俺の内心を知ってか知らずか、あやせは着席を促す。

「ちょっと待ってて。すぐにお茶出すから」

「……? ああ」

 なんだか、今のあやせは少し焦っているように見えた。明確な指摘こそ出来ないが、何処か様子がおかしい。何だか、嫌な予感がするぞ。

 そんなことを考えながら飲んだお茶は、変な味がした。いつもより苦い気がしたが、気のせいだ……と思う。

 

 

 そして、俺の嫌な予感は、見事に的中することになる。

 

 

「はぁ…………」

 あやせの部屋に来てから、かれこれ一時間近くが経過しようとしていた。最初は何事もなかったのに、三十分ほど経った辺りから、体がやけに火照っている。

 それに、興奮が止まらない。こうしている今も、あやせの全てが気になって仕方がない。これではまるで、能力を暴走させる薬を打たれた後と同じ。あるいは、それよりも酷いかもしれない。

「どうしたの? 顔、赤いけど」

 心配の声が間近でかけられる。が、今の俺にはそれすらも興奮を煽る燃料となってしまっていた。

「悪い、あやせ。俺、もう……」

 今にも飛びかからん勢いで詰め寄る俺。あやせはそれを制すると、小さな声で言った。

「待って。暁がシたいことは分かったから……」

 同時に、視線がベッドへと向けられる。意図を理解した俺は、体を半ば引きずるようにそちらへ移動して、腰を下ろした。

「今日は、私が気持ちよくしてあげる」

 あやせはそう言いながら、俺の股間で素早く手を動かす。ベルトを外し、ファスナーを下ろすと、下着ごと脱がせていく。たちまち、いきり立つ性器が露わになった。

 が、妙に手際が良い。というか、彼女の挙措の一つ一つが、やはり焦っているように見える。

 それが気になって、声をかけようとした、その瞬間――

「……!?」

 太腿から下と、両手首の先が動かせなくなった。まるでその場に縫い付けられたかのようだ。どれだけ力を込めても、ピクリとも動かせない。

「何が――」

 言いかけて、気付いた。あやせの纏う雰囲気が、先程までとは全く別のものに変じていることに。

 黒いオーラを幻視させる今の彼女は、まるで衣装のモチーフそのもの。端的に言うなら、悪魔。

「やっと、準備が終わったわね。はぁー、長かった」

「準備?」

「うん。ちゃんと仕掛けに引っかかってくれるか、凄く緊張した」

 仕掛け。それを聞いて、ようやく彼女の焦りの正体に気付いた。要は、罠が正しく機能するか気がかりだったのだろう。しかし、それは杞憂に終わっている。現に俺は、こうして身動きを取れない状況に追い込まれている。しかし……、

「なんで、こんなことを」

 理由が分からない。どうして俺は拘束されているのだろうか。

「むっ。覚えてないんだ」

 さっぱり分からない。身に覚えなど有るはずが……。

「なら、思い出させてあげる」

 蠱惑的な笑みを浮かべながら、あやせは告げる。そのまま一度立ち上がると、俺の隣に腰を下ろした。何をする気だ、と身構える余裕すら俺にはなく、

「ふー……」

「うあっ!」

 耳に息を吹きかけられた。くすぐったさが快感へと変わり、背中を走る。思わず体が跳ねそうになるが、下半身を拘束された俺にはそれすら許されない。

「どう? 気持ちいい?」

 触れるか触れないかくらいの距離で囁かれる。再び息が耳にかかり、再度快感が体を駆け巡った。

「う、ああっ」

「へぇ。効果は抜群みたいね」

「はあっ……効果、だって?」

「うん。さっき淹れたお茶ね、媚薬が入ってたの」

 そうか。体の熱の正体は、それか。妙な味がすると思ったが、まさか媚薬とは。

「ほぉら、こんなものじゃ終わらないわよ? ふー……」

 再び、吐息。しかも今度はそれだけではない。

「う、あ……っ」

 あやせの手が、俺の股間へと伸びる。細い指で竿を撫で上げたかと思えば、手全体で包み込んでしごき上げる。緩急をつけた責めが、絶え間なく俺を襲った。

「あ。もう我慢汁出てる……。そんなに気持ちいいんだ」

「っ。そう、だなっ」

「ふうん……じゃあ、こんなのはどうかしら?」

 そう言って、指で先端を撫で回し始めた。カリ首の辺りをくるくるとなぞられる度、俺の全身が意思とは無関係に震えてしまう。

「ああっ、ぐっ……待、てっ」

「イヤ。ふぅー……」

「そん、な」

 こうしている間も、責めの手はより苛烈になっていく。上下二方向から押し寄せる快感の波に、歯を食いしばることすら出来なかった。たちまち、射精感が込み上げてくる。

 が、それを見計らったかのように、責めの手がぴたりと止んだ。

「はい、そこまで。ちゃんと思い出すまで、イかせてあげませーん」

「なっ、そんな」

 これでは生殺しだ。早く思い出さねば、この責め苦がいつまでも続く。とはいえ、何があやせをそうさせているのか、全く分からない。

 俺の焦りをよそに、あやせの指は俺の胸板の方へと移動する。乳首に辿り着くと、乳輪を撫で回し、先端をカリカリと優しく引っ掻いてくる。甘い刺激で蕩けそうになるのを必死に堪えながら、記憶を掘り返す。

「れるん……ぺろ、れるれる」

 それを邪魔するかの如く、耳を舐められた。思い出させたいのかそうじゃないのか、一体どっちなんだ。そう言いたくなるが、耳元で響く艶めかしい水音がその余裕を奪っていく。

「れろれろれろ、ちゅくっ……ぺちゃ、れるっ」

 ダメだ。ここまで焦らされる理由が、やはり思いつかない。というか、気持ち良すぎて考えがまとまらない。もどかしさと心地よさの入り混じった感覚がじわじわと蓄積して、俺の思考を妨害する。

「うあっ……これ、ヤバいっ」

 再び高まる絶頂感。だが、今度も寸前で快感の波が遠ざかる。手を止めたあやせは、心底楽しそうな声で問いかけてきた。

「可愛い顔……。それで、そろそろ思い出した?」

「悪い、さっぱりだ……っ」

「じゃあ、まだまだ仕返し続行ね」

 仕返し、という言葉が引っ掛かった。仕返しをされるようなことは……あった、ような気がする。

 思案を巡らせている間に、あやせはベッドを降りていた。俺の正面に立つと、その場で屈みこむ。ちょうど、俺の股間の正面に顔がくる形だ。…………ということは。

「ぺろっ」

 やはりというか、両手で肉棒を支え、それをしゃぶり始めるあやせ。亀頭全体を舐め回し、更には裏筋を執拗に責め立てる。

「れるれる……ぴちゃれちょ」

「くうっ」

 媚薬のせいで感覚が鋭敏になっている今の俺には、この刺激は耐え難いものがある。それだけではなく、莫大な量の快感を一方的に蓄積させられているのだ。これが爆発したら――。

 そこまで想像したとき、天啓が閃いた。そうだ、一(・)方(・)的(・)に(・)シ(・)た(・)こ(・)と(・)と言えば覚えがある。

「前回、セックスした時……」

 あやせの舌の動きが止まる。俺の言葉を待っているらしい。

「我慢できなくて、あやせの言葉を聞かずに、がっついた……。それくらいしか、もう思いつかない」

「正解。ようやく思い出したわね」

「でも、あれは」

 焦らしすぎた彼女にも非があったので、お互いさまということで解決したはずだ……という俺の考えはお見通しだったようだ。

「そうだけど……やっぱり、されっぱなしって悔しいじゃない? だから……」

 だから、仕返しか。相変わらずというか、あやせらしいというか。

 ようやく思考のギアがまともに回り始めたのも束の間、妖艶な笑みを浮かべたあやせから、非情な宣告があった。

「そういうわけで、今日は暁がいじめられる番だからね」

 そう言って、亀頭全体をぱくりと咥えこんだ。

「じゅぞぞ、じゅるっ、れろれるれろ、じゅぷっ!」

「うああっ! ちょっ、待っ」

「りゃめ、まふぁない……くちゅれちょ、れろれろ、じゅぶぶっ」

 口を窄めて勢いよく吸い上げながら、舌で先端を刺激する。その間も、両手で竿をしごくことを忘れない。

 微弱だった責めが一転、苛烈極まりないものへと変化する。さんざん寸止めを食らって絶頂寸前の俺に、これを凌ぐ術などなかった。

「ぐああ、くっ! 射精(で)る……っ!」

 言い終わるか否かのタイミングで、肉棒が脈打った。今度は寸止めされることもなく、恐ろしい量の白濁液が快感と共に撃ち放たれる。未体験の感覚に、視界がチカチカと明滅さえしていた。たっぷり十秒以上も精液を吐き出して、ようやく落ち着いた。

「んぐっ、こくっ……んくっ、ぷはっ」

 あやせは喉を鳴らして、精液を飲み干そうとする。しかし、あまりに莫大な量の精液を飲み切ることは出来ず、口の端から白濁した液体が溢れ出た。

 それを舌なめずりで拭き取る彼女の仕草があまりにもエロくて、俺は思わず生唾を飲み込む。一度大量に射精したはずなのに、俺のモノは痛いほどに硬くそそり立っていた。

「ふふっ。イった時の顔、凄く可愛かった……。みっともなく口を開けて、体もピンって反らしちゃって…………」

 恍惚の表情を浮かべるあやせ。美しいのに、どこか恐ろしさを感じさせるその表情を見て、俺は遅まきながら理解した。

 今の俺は、完全に被支配者。目の前にいる悪魔の玩具に過ぎないことを。

「ねえ、今の表情、もっと見せてよ。もっともっとイって、可愛い顔を私に見せて?」

 囁いて、俺を押し倒す。有無を言わせず俺の股座に跨ると、下着をずらして秘穴で肉棒をずるりと飲み込んだ。

「うあっ……」

 膣内は既に濡れていてよく滑り、それでいてきつく肉棒を締め上げてくる。

「じゃ、いくわよ?」

 返事を聞くことすらなく、腰を動かし始めるあやせ。リズム良く、小刻みに動かし続ける。同時に中では襞が纏わりついて、奥へ奥へと波打ちながら全体を刺激してくる。

「はっ、はっ……口、また開いてる。気持ちいいんだ……じゃあ、これはどうっ!?」

 そう言うと同時に、一度腰を止め、ゆっくりと上げる。俺のモノを離すまいと絡みつく襞が、うねうねと肉棒を舐り上げる。そうして抜けるか抜けないかの際まで来たところで、臀部を叩きつける様にして一気に再挿入した。

 ジェットコースターの如き、振れ幅の大きい動き。たった一度の上下で二種類の快感を与えられた俺は、たまらず声を上げる。

「いっ!? うあっ、それ、気持ち良過ぎ……っ!」

「ふぅーん……なら、もっとしてあげ、るっ!」

 同じ動きを、二度、三度と繰り返される度に、確実に絶頂へと導かれる。快感を逃がすことすら叶わない俺には、荒い息を吐き出すことしかできない。

「あは。女の子にいいように使われて感じちゃうなんて、ほんとに情けないわねっ。…………でも、そんな暁も愛してる。だから、またみっともなくイっちゃってっ」

 また、動きが切り替わった。緩急をつけた責めから、射精を促す素早い上下動へと。徐々にそのペースが上がっていき、絶頂が近いことを俺は予感する。それでも、せめてもの抵抗として歯を食いしばって耐えようとするが……悪魔の攻撃は、俺の予想を易々と超えてきた。

 あやせが、俺に覆い被さって来たのだ。何を、と問う間もなく、彼女は俺の乳首を舐め始める。同時に、反対の乳首を指先で引っ掻いた。

「あっ!? う……くっ、うあっ!」

「れるん、ぴちゃぴちゃ……ちゅっ、ちゅぞぞ、れるれろ」

 肉棒への苛烈な刺激と、乳首への甘ったるい刺激。対照的な二つの快感が、激しく俺を責め立て、むりやり射精へと導いていく。

「うあっ、もう、無理だっ」

 悲痛な叫びに反応して、膣の締まりが更に強くなる。許容量を遥かに超えた快感に、俺の意識は飛ばされる寸前まで追いやられた。

「ほらっ、イけっ、イっちゃえっ」

「ぐ、あ、うああああっ!!」

 まともに抗う事も出来ず、俺は再び絶頂した。先程に勝るとも劣らぬ量の精液が出ていることが、感覚で分かる。

 しかし、悪魔は余韻に浸る間すら与えてくれなかった。もう射精しているにも拘わらず、一心不乱に腰を振り続ける。

「ちょっ、今、イってるからっ!」

「んっ……知ってるっ」

 絶頂中に更に快感を与えられることが、これほど気持ちいいとは知らなかった。未知の感覚に、上半身がガクガクと震える。

「がっ、ああ……っ!」

 もう出ない。そう確信できるほどに、何度も愚息を脈打たせた。それが完全に沈黙してようやく、あやせも動きを止めた。

「ああ、最高。暁の気持ちよさそうな顔、やっぱり大好き。だ・か・ら、もっと、もっと……見せて?」

 ……え? まだ、終わらないというのか? 正直、これ以上はもう無理だ。このまま続けたら、死にかねない。

 悪魔の顔が、愉悦に歪む。今の俺は、一体どんな表情をしているのだろうか。

「……ねえ、私の気持ち、少しは理解してくれた?」

 少しどころではない。もう十分すぎるほどに思い知らされた。というか、限界だ。

「あ、ああ……悪かった。だから――」

「ダーメ。今夜は寝かさないからね?」

 そう言って、拷問に等しい性交が再開される。俺は失神と覚醒を繰り返しながら、早く夜が明けることを祈り続けた。

 

 

 結局、この日は朝まで、ありとあらゆる方法で徹底的にイかされ続けた。

 金輪際がっつかないようにしなければ。あの地獄のような快楽責めを経た俺は、そう心に刻むのだった。

 しかし……愛しい人を前にがっつく俺の気持ちも、少しは伝わっただろうか?

 

 

「あちゃー……ちょっとやり過ぎたかなあ」

 這う這うの体で部屋に戻る暁を見ていたら、少し申し訳なくなってきちゃった。

 でも、いつもは私がされっぱなしなんだから……たまにはいいかな。それに、楽しかったし。攻めの気分を味わうのも、悪くなかった。

「そうだ、二人にお礼をしないと」

 式部先輩と七海さんには、今回の件で借りが出来ちゃった。先輩には報告をお願いされてるし、それも兼ねて――。

 ………………あれ? 報告って、何を報告すればいいの? まさか何から何まで全部話すわけにもいかないし、かと言って誤魔化そうにも詳しく聞かれたらおしまいだし……。

「どうしよう……」

 何も考えてなかった。暁とシたいって気持ちで頭が一杯で、そっちに気が回ってなかった……!

 結局この後、二人に全てを白状させられて、散々な目に遭っちゃった。けど、これもいい思い出、かもね。

 




 濡れ場を書くのは二回目です。全く慣れませんね。

 これを書いている最中、「小悪魔とは?」という哲学的な問いが頭の中を駆け巡って筆を止めていましたが、どうにか自分の思う小悪魔を出力してみました。これが俺にとっての小悪魔なのですが……これは淫魔かも?

 相も変わらず性癖シチュばかり書きましたので、刺さる人とそうでない方といるかもしれませんね。

 それではこの辺で。お読みいただきありがとうございました。
 誤字脱字の報告、感想等お待ちしております。
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