勇者たちをもっとイチャイチャさせたい! 作:紅氷(しょうが味)
薄暗い一室。そこには男女を含めて三人の人間がその空間に滞在していた。
「完全に……閉じ込められてしまいましたね。皆さん無事でしょうか?」
「連絡は────だめね。電波も通じないわ」
「窓もなければ扉もない。ゆうちゃんは何を企んでいるんだ?」
東郷美森、鷲尾須美、高嶋祐樹であるその三方は出口の閉ざされたこの密室で互いに顔を見合わせて状況の打破に考えを巡らせるが答えは未だに出ず。
なぜこのような状況に陥っているのかというと、事はいつものように部室で活動をしていた時にバーテックスの襲来を告げるアラートが鳴って皆が出撃しようとしていたところで起こったのだ。
────はい。どん、と赤嶺さん登場ー。突然ですが戦力の分断を謀らせてもらうよ~えいっ。
彼女はどこにでも移動することが出来る手段を持ち得ている。これを使って部室に現れた赤嶺は近くに居た東郷と須美を捉えようと手を伸ばしたのだ。
完全に不意を突かれた二人は為すすべなく捕らえられて転送される寸前に、たまたま近くに居た祐樹が東郷の手を掴む。それによって巻き込まれた彼は二人を連れてその姿を晦ました────というのがここまでの経緯である。そして気が付いたらこの暗闇の一室にいたというわけだ。
「……お?」
祐樹は壁沿いに伝って明かりをつけるスイッチがないか手探りで探していると指先に何かが触れた。それを押してみるとパッと室内の天井に埋め込まれていた照明に明かりが灯った。
電光は淡くひかり、ほんの一瞬だけ目がくらむ。
「なっ……この部屋は」
東郷の一声に祐樹と須美も彼女の声に辿って視線を同じ場所に向ける。その光景を目の当たりにした二人もまた目を見開いて驚きを露にしていた。
暗がりでよく見えていなかったが部屋自体はそんなに広くはない。壁紙はやけにピンク色を主張しているがそこはまだ目を瞑るとしよう。だが、この場には一番主張していたとある家具が目に入ったのだ。
「……? なぜ、ここにベットがあるのでしょうか?」
疑問を口にしたのは鷲尾須美だ。確かに彼女の疑問はもっともで後ろにいる東郷と祐樹も同じ感想を抱いていたのは事実。だが、その結論に至るまでの出発点というか終着点とも言うべきかその辺りの解釈がそれぞれ異なっていた。
須美はベットに近づいて(あろうことかキングサイズ)怪しいものがないか物色を始める。その様子を東郷と祐樹は気まずそうに見ながら立ち尽くしていた。
「……ねぇ東郷。まさかとは思うけどここって」
「ま、まさか。これも赤嶺の精神を揺さぶる罠に違いない、わ……たぶん。じゃないとこんな……」
「お二人ともそこで何をしてるんですか? 早く脱出できる手段をみつけないと」
「須美ちゃん……」
真面目にそう答える須美に東郷は若かりし自分を見つめて頭を悩ませた。
いや、それは仕方ない。当時なんてそんなこと思考の片隅にでも考えつかなかったのだから。抱いていたのは少女漫画のような甘く切ない恋物語が関の山。その先のドロドロとした愛欲肉欲とった世界なんて目の前の彼女が知らないのは無理もない。
しかし未来の自分────東郷は違う。たった数年とはいえ見識知識は須美以上に蓄えている。そして横に居る彼との距離も彼女以上に密接なものになっているから、余計にこの部屋の意味を理解してしまうのだ。
そう考える東郷の頬は熱く熱を帯びてきてしまい、パタパタと仰ぐ仕草を見せる。隣にいる祐樹も同じような行動をとっていた。
やはり考えていることは同じらしい。どうも妙な雰囲気になりつつあるこの場を誤魔化すように東郷は口を開いた。
「な、なんか暑いわねこの部屋……こうも密室だと酸素とか諸々大丈夫なのかしら?」
「それは大丈夫なんじゃないかな。ゆうちゃんの行動はアレだけど、意味のないことはしない人だからさ。それにそういう目的ならベットなんてもの置くわけがないし」
「暑さもそうですが、なにか香りがしますね……お香かなにかでしょうか」
須美の言葉に嗅いでみるとわずかに甘い香りが鼻腔をくすぐった。どこかの隙間から漏れ出ているのか、この部屋自体がそういう資質を持っているのかわからないが、あまり長く滞在しているのはよくないかもしれない。
「毒香ではなさそうね。仮に銃でこの部屋を破壊しても、場所がわからないことには迂闊にはできないわね」
「地下の可能性もありますし、地下でなくてもどこか住宅街であるなら二次被害もでてしまう可能性も捨てきれないです。祐樹さんもいるのでやめておいた方が得策かと」
「そうね」
「となるとやっぱりこのベットがカギを握っているのかなぁ。文字通り」
「祐樹さん。なにか解ったんですか?」
出口に繋がる鍵。一室にでかでかと鎮座しているキングサイズのベット。そこから導かれる答えは自ずと限られてくる。
祐樹は苦笑を浮かべながらベットに近づいてその毛布を手にかけてどかす。近づいてきた須美と東郷はその先にあったあるモノが視界に入った。
「この用紙は……えっとなにか書いてありますね。しかし……うーん??」
「須美ちゃん貸してもらっていい? ────っ!?」
「東郷。何が書いてあった?」
一枚の用紙を見つめて東郷はおずおずと差し出してくれた。嫌な予感しかしない祐樹はそれを受け取って中身を拝見してみると、
♂×♀=◎
♀×♀=△
「表現が直球すぎるよゆうちゃん!!!? てか三角ってなにさー?!」
「ゆ、祐樹さん!?」
ばしーん、と紙を叩きつけて祐樹は怒りや呆れと共に吐き出す。突然の奇行に慌てる須美をよそに東郷はどこか居心地の悪そうにその身体を抱いていた。
しかしこれでこの部屋が何を意図しているのかが確定したものとなってしまう。
「さっきから東郷さんも静かになってしまって……一体この部屋は何なんでしょうか? 説明を要求します」
「えっと……東郷?」
「わ、私!?」
「いやだって……昔の自分にならこういうことも自然と言えるかなーっと」
「いやいや。昔の自分に言うなんてある種拷問に近いわよ……祐樹くんが言って」
「もう、お二人だけで話を進めていないで私にも教えてくーだーさーいー!」
「ちょ!? わ、分かったから須美ちゃん引っ張らないで」
とうとう駄々こね始めた須美に圧されて東郷は泣く泣く彼女を部屋の隅に連れて耳打ちを始めた。
居づらくなった祐樹は気を紛らわせるためにもベット周りを今一度探索していく。もしかしたら別の脱出口があるのかもしれない、と淡い期待を抱いて。
「………。で、それで────」
「ひゃ!? な、ななな……ッ!!」
背後から須美の驚きの声が聞こえてくる。ああ、真実をしってしまったか、とベットの裏を覗いていた身体を上げた時に祐樹は異変に気が付く。
(あ、れ? 身体が)
そのままふらっとベットに倒れ込んでしまった祐樹。まるで身体が鉛のようになってしまったかの如く動かなくなってしまっていた。
「祐樹さん!?」
「祐樹くん、どうしたの!!」
すぐに異変に気が付いた二人は急いで祐樹の元に走り寄ってくる。
東郷はいち早く容体に気が付いて祐樹を仰向けにすると、その額には汗が大量に滲み出ていた。息も荒い。明らかに体調が支障をきたしている。
「これはもしかして部屋に充満しているお香のせい?」
「私たちはどうして平気なのでしょうか?」
「勇者に変身しているお陰かもしれないわね。祐樹くんはこの世界では変身できないから生身の人間と同じ……このお香の影響を強く受けているのかもしれないわ」
「ど、どうしましょう。どうにか治す方法は────」
「落ち着いて須美ちゃん。大丈夫、この発汗も理由は明白なの」
東郷の言葉に須美は心配ながらも任せることにした。自分の未来の人間、知識も経験も自身とは比べるまでもなく豊富なはずだ。期待の眼差しを一身に浴びせられる東郷は少々ばつの悪い顔をしていた。
「えっと、その……あんまり見られると恥ずかしいわ須美ちゃん」
「祐樹さんの一大事なんですよ。他の人ならともかく同じ私なら気にすることはないはずです!」
「いや、自分だからこそ余計に気にするというか……分かったわ。須美ちゃんにも手伝ってもらった方が手っ取り早いのも事実」
「わ、私もですか? それってどうすれば……?」
「こうよ────んっ」
「…………っ!!?」
東郷の行った行為に須美の顔は瞬間的に真っ赤に染めあがった。目の前で起きている光景────東郷の唇が祐樹の唇に当てている、つまりは接吻をし始めたのだ。心構えもなにも準備をしていない須美にとっては未来の自分の行動に脳の処理が追い付いていなかった。
しかしだからといって東郷はキスを止めるわけではない。彼女も彼女で必死に羞恥を抑え込んでいるのだ。もう行為に没頭していないと火を噴いてしまうほどに。
「ちゅ、ん……ちゅぱ。ん、祐樹くん……口、あけて?」
「は、ぁ。と、東郷────んん」
「れぅ。んぶ……じゅるぅ。ちゅ、む」
「あ、あぁ……東郷さん、祐樹さん……なにを、して」
唇同士の触れ合いは終わり、お互いの口内を割って舌が絡み合う。唾液がちゅぷりと淫靡な音を立てて須美の耳内に届いてくると、ただ見ているだけなのにドキドキと心臓が脈打つのがわかった。
未来の自分が目の前で淫らな行為をしている。それも同じ好きになった人とのキスは本当にいけないものを見ているような、そんな錯覚すらさせられる。
「ん、ぷぁ……すごく、胸の奥が熱いわ。祐樹くんとするのすごく久しぶりだったから……」
「……はぁ、ぁ────寂しい思いさせてごめん東郷」
「触って……祐樹くんから直接──や、ぁんんッ」
東郷も祐樹から発せられる熱にやられたのか積極的に彼を求め始めた。自ら彼の手を引いて彼女の象徴である乳房に手を誘い触れさせる。ふにゅん、と見た目でも分かるぐらい沈むその山脈は荒げた雄を滾らせるのに充分であった。鷲尾須美はどんどんエスカレートしていく二人の情事に未だ釘付けのまま動けない。
「ああこんな……やぁん。須美ちゃんも見てるのに……祐樹くんにもっと触って欲しくなってきちゃった」
「うん。ゆうちゃんに乗せられた感が拭えないけど……須美、キミもおいで」
「わ、私もですか!? でも……きゃ」
祐樹に手を引かれてぽすん、とベットに身を落としてしまう須美の目の前には彼の顔がある。大好きな彼がこんなにも近くにいる。心臓が喉奥から出てきてしまいそうなほど脈打ち、身体全体が火照りを受けてしまう。そんな彼女を祐樹は優しく抱きしめた。
「……なんだか久々に抱きしめた気がするよ」
「はい────私も、あなたと再会してずっとこうしたいと思ってました」
祐樹の胸の中に身体を収めて須美もまた彼を抱きしめた。
彼に包まれているこの感覚はどうしようもなく幸福感に満たされ心地の良い空間が広がってくる。
だからこそ、当たり前といった感じに互いの唇が重なるのは二人にとって自然なことだった。
「んむ。ちゅ…は、ぁ……ゆうき、さん」
「舌出して須美? そう──じゅるる……れる」
「ふぁ…っ! じゅぷ。はぁ……へぁ」
祐樹の言葉に従い須美は舌先を伸ばすとすぐさま彼がソレに吸い付いて堪能し始める。唾液が絡まってより濃く濃密に動き須美はその度に身体を小さくビクン、と跳ねさせた。
ふー、ふー…と呼吸の仕方を忘れたように酸素を求めようものなら祐樹の舌先が容赦なく彼女の口内を蹂躙していく。薄っすらと涙を浮かべて彼女は快楽に溺れていった。
「ふぅっ…や、は……ほんにゃ、きもひよすぎて…はぁぁ」
「須美、顔すごいエッチなことになってるぞ?」
「むぅ。祐樹くん、私のこと忘れてないかしら?」
「忘れてないよ。ん……須美、今度は胸触るから」
「……ぇ? 胸って──ひゃぁん!!?」
東郷に顔を固定されて再びキスをしながら、空いた両手は寝そべる須美の双丘へとその手を伸ばしていく。
須美は考えがまとまらない快感の余韻の中で両側から持ち上げるように触れられた。
寝そべっているというのに形を崩さず尚も強調される彼女のそこは同年代の人間と比べて異質さを放っているほどだ。
もちろん未来の姿である東郷もまた時を経て更なる成長を果たしたものを彼の背中に押し付けているわけで、端的に言ってとても『気持ちがいい』の一言に尽きる。
「ふゃ!? こん、こんな触れられ方──されたこと……っ。きゃん」
「ちゅ、ちゅ、ん……ぷぁ。祐樹くん、もっと外側から内側へゆっくりじっくりやると須美ちゃんはもっと気持ちよくなると思うわ」
「こう、か……?」
「ひあっ!? ふぁ……ひゃめ、くぅ、ん……っ!!」
「うまい上手い♪」
自分自身だからか、弱点というものがよく分かっているようで須美の反応は初めの頃よりも激しいものとなっていた。
須美は口をだらしなく開け、涎が口端から溢れでてとても気持ちが良さそうだ。そんな彼女の痴態を祐樹に密着している東郷もまた、興奮を煽られて息を荒げている様子を耳で聴き取れた。
そうして弄り続けていくうちに勇者服の上からでもわかるぐらい突起している恥部を指先で感じ取る。
つつー、とほんの少し掠るように触れてみようものなら須美の身体はビク、ビクンと身体を逸らして強く喘いで一層艶のある嬌声が密室に響いた。
「はぁー…はぁぁーーー…っ。ひ、ぅ」
「すごい反応してるけど大丈夫なのか東郷?」
「うん、結構激しめでも全然大丈夫。知識と現実の違いに身体が驚いているだけだから。私と祐樹くんが初めてシたときもこんな感じだったでしょ?」
「まぁ、うん──っあ。と、東郷…!」
「ふふ♪ 今度は私たちがしてあげるね」
背中側から手を伸ばした東郷は彼の下腹部に指を這わしていくとズボンのベルトを慣れた手つきで外し、チャックを下ろしていくと下着が露わになった。指の腹で先端を撫で回しぴん、と張られたテントは更に硬度を増して己を主張し続けていた。
「須美ちゃん。祐樹くんのココ、見てみたい?」
「はぁ、はぁ……ゆ、祐樹さんの……」
「確かこの頃って口吸いまでだったわよね?」
「…大事にしてたんだ。当時はこれ以上はもう少し先のことだって二人で決めてたじゃないか」
「うん。でも今のこの世界ではその限りではないわ。お互い寂しい思いをしたのだから我慢したご褒美を上げてもいいと、私は思う。それに……須美ちゃんはもうその気でいるわよ?」
東郷の言葉に視線を彼女に向けてみると、いつのまにか彼の股座に顔を持ってきた須美はトロン、とした表情を浮かべていた。
「は、ぁ……祐樹さんの匂いがします」
すんすん、と鼻を鳴らして張り詰めている下着越しに雄の臭いを感じている様は果たして年端もいかない少女に見えるのだろうか。ドクン、と祐樹の心臓が強く鼓動する。
誰が言うまでもなく、東郷の手が最後の一枚を取り払う。
「──これが祐樹くんの、男の人の魔羅よ。逞しくて、愛らしくもあるでしょ?」
「…………はい。とても立派です」
気恥ずかしさに負けて彼は顔を横に逸らす。
竿を握り愛でるように東郷は須美へ丁寧に説明していく中で、須美は彼女の講義に耳を傾ける。
祐樹はその場では動かず、成り行きに任せていた。
「祐樹くんはね竿の方を扱かれるのが好きなのよ。こうやって、ね♪」
「んっ……ぅあ」
「ぁ……こんなに赤く腫れて痛くないんですか?」
「むしろ興奮するほど固くなるし、快感も段違いになるみたい。須美ちゃんの姿を見てこんなになっているのよ?」
「私で……そうなんですか祐樹さん」
上目遣いで訊ねると祐樹は更に顔を赤くして身を捩じらせるが、東郷に後ろから抱き着かれているためか徒労に終わる。
その反応は口にしなくても理解してしまうほど分かりやすいリアクションだった。須美もまた彼の反応を見て嬉しい気持ちに満たされていく。
目の前で男の象徴がぴくぴくと跳ねて主張を繰り返していく中で須美はその口を小さく開いた。
「ん、ちゅ……ゆうき、ひゃん」
「…っ!? す、須美何を────!」
「あら?」
「ん、れぅ……ゆうきふぁんのすごくあついでふ──」
「なにも教えずに口淫してみせるなんて……須美ちゃんやはり素質があるわね」
「い、いやいや……キミ自身じゃない────かぁ!」
「んぶ……ちゅる、ん、んん……んぶ、じゅ、じゅ、じゅるる」
小さな口で頬張るように喉奥へ肉棒を咥えこんでいく。狭い口内は熱く、差しぬかれる竿はてらてらと唾液に濡れていた。
祐樹は須美の素質というか技量に踊らされるままに快楽に耽る。唾液と先走り汁の混じる濁音に刺激され、情欲に濡れつつある東郷は自身の胸をおしつけて祐樹の唇を塞いで貪り喰らう。
(なんだ、これ……上も下も────気持ちよすぎる)
成り行きとはいえ、こんな状況に陥らせた赤嶺友奈に感謝してしまいそうになる。
須美は感覚が掴めてきたのか、口をすぼめて舌で包み込むように口淫を続けた。時折口元から離しては舌先をちろちろと亀頭に這わして竿を扱く。
加えてこの媚薬のような効果を漂わせるお香。到底我慢できるようなものではなかった。
「ご、ごめ────イクッ! 須美……っ」
「んぶっ!? んぶるる……ん、んんっ、くぷ」
びゅく、びゅく────と吐き出される己の精。思わず須美の頭を抑えて喉奥に射精してしまい、苦しそうに須美は彼を受け止めていた。
彼女にとって初めての行為、射精に驚き、祐樹は喘ぐ。東郷はそんな二人の様子を愛おしげに見届けていた。
「んんんっ……ぷぁ!? あ、ああっ……けほ。まだ、こんなに射精して……ひぅ」
「凄い量……素敵よ祐樹くん。須美ちゃんの口淫そんなに良かった?」
「あ、あぁ……腰が抜けたかと思ったよ」
「はぁー、はぁぁーー……すごいです。男性の──祐樹さんの匂いでいっぱいです、ん、はぁ…」
受け止めきれなかった精液は須美の顔を容赦なく汚し、精液にまみれた彼女の姿は端的に言って『エロい』の一言に尽きた。
須美もまた雄の精の匂いに充てられ下半身が疼きを上げる。彼のこの世界の『在り方』の効果も相まって、強い催淫効果を付与された彼女は無意識にその手が大事な部分に伸ばされていく。
くち、くちと下着越しにでも分かるように濡れたソコに触れて須美は快感に瞳を濡らした。
「破廉恥な私でごめんなさい祐樹さん。でも……ここが熱くて切なくてどうしたらいいのかわからないんです」
「す、須美……」
「慰めて────もらえませんか?」
「……っ!?」
あの須美が、自ら股を開き下着ではあるが性器を見せつけてくる。その姿に祐樹の怒張は激しく主張を繰り返していた。
その意味を彼女は理解しているのだろうか。それとも内に眠る無意識の『女』がこうさせたのかはわからない。だが、ここで引く男は果たしているのだろうか。
ごくり、と一つ喉を鳴らして祐樹は彼女の元に近づく。東郷はいつの間にか須美の後ろに身体を移し、その膝に須美の頭を置いていた。
「東郷、さん?」
「安心して身を委ねて須美ちゃん。祐樹くんがあなたの『初めて』をもらってくれるから、ね?」
「は、はい……んっ」
「凄い濡れてるな須美。でももう少しよく慣らして」
「だ、大丈夫ですから……キてください、祐樹さん」
下着を脱ぎ、須美は自ら秘裂を指で広げて男を誘う。
それでも一瞬躊躇いを覚えた祐樹は視線を東郷に向けると、彼女は微笑んで頷いた。
「お願い祐樹くん。私の……私たちの『初めて』をもらって?」
「…分かった。じゃあいくぞ須美」
「は、はい。んん……っ!?」
広げられたままの割れ目に肉棒の先端を当てる。触れ合い、くちり、と音を立てると須美も小さく喘いだ。
充分に濡れた愛液と精液のおかげでローションと同等の役割を果たしてくれそうだ。祐樹はそのままペニスをゆっくりと押し込んでいき、未踏の地へと進んでいった。
「────っは!? あ、ああ、やぁぁ」
狭い。ただただ狭い膣内はぎゅうぎゅうと肉棒を締め上げていく。抵抗力のある肉壷は紛れもなく男を知らず、これから教え込まれていくという事実を理解していくと、祐樹の男根も更なる硬度を得てしまう。ずぷ、ずぷぷと挿入を続けていった先に当たる最後の抵抗。
処女膜────僕にとって彼女たちとの行為で二度目となるその手前で一度腰の動きを止めた。
「……もらうぞ? 須美」
こくん、と小さく頷いた須美を見届けた祐樹は速度を変えずにその最後の壁を押し破った。
「────っかは!? ああ……っ!!?!」
須美は一際強く鳴く。ぷち、と感覚で分かる膜の破ける瞬間。彼女は今、この時に『女』となったのだ。
祐樹は少しでも痛みが紛れるように優しく『蕾』に触れる。東郷は須美の頭を撫でて慈愛の目で須美を見つめていた。
「痛むか?」
「ちょっとだけ……です、が。それ以上に嬉しい気持ちがいっぱいで……あんなに大きなものが私の
「よく頑張ったわね須美ちゃん。祐樹くんもありがとう」
「…いや、こちらこそ」
下腹部を撫でる須美は祐樹の態度を見てくすりと笑ってしまう。幸い出血はほとんどなく目に見えて状態が悪い方向ではないようで安心した。
「…動いても大丈夫ですよ祐樹さん?」
「いやでも……」
「男性は射精しきらないと辛いと聞きます。私のことは構わず気持ちよくなってください」
「────でもキミも一緒に気持ちよくならないと僕が納得しない……よっと」
「きゃ!?」
須美を抱きかかえてお互いが向き合う対面座位へと移す。彼女の身体は驚くほど軽く抱きしめるその身はとても小さい。
それでもなお男を受け入れるその様は嬉しさと申し訳なさと半々だ。
「僕としてはこういう体位が好きなんだけど……須美を全身で感じられて気持ちがいいんだ」
「あ、ん……はい。確かに温かくて満たされる……気持ちいいです祐樹さん」
須美も腕を回して祐樹を抱きしめる。そうしているうちにどちらがともなくゆっくりと腰が動き始めた。
くちゅ、ぐちゅと一物を須美の膣から抜いては挿してを繰り返していくと、次第に滑らかになっていく。
「ん、あん、あん……祐樹、さん、んん……すご、素敵ですぅ♪」
「須美の膣内……熱くてぬるぬるして気持ちいいよ」
「ほんと、あん……ですか? や、はっ、は……はぁん。嬉しい、です……! んく、んんッ」
臀部を掴み祐樹はピストンを繰り返す。須美の嬌声も甘く色を変えて喘ぐその姿は初めてには見えなかった。
色々と刺激が強すぎる光景だ。
「ん、やぁん……かた、硬いのが奥にぃ……あん、ずんずん…ってぇーっ!?」
「ごめん須美。余裕がなくてもう……
「は、は、はぁぁー………いい、ですよ? あ、あ、やぁ……出ひて、いっぱいぃ……ッ!!?」
耳元でそう囁かれてしまうと我慢なぞ出来るわけもなく、祐樹は『初めて』彼女の膣奥へと欲望を吐き出した。
腰が痺れてしまいそうな快楽。須美の身体は大きく反れて初めてながらに絶頂に導かれていった。
「あつ、あちゅいぃ……あぐ、あ、あ、あぁぁーー……!」
口淫とは比べ物にならないぐらい、本気の射精に須美は驚き、祐樹は逃げないように須美をがっちりホールドしている。打ち付けられる波のような快楽に二人は呑まれていった。
小刻みに痙攣する須美の焦点は定まらず、天井を見上げているうちに意識が途切れてしまう。ベットに横たわった彼女の膣から射精を終えた肉棒をゆっくり抜き出してみると、ドプン、と収まりきらなかった精液がシーツに大きな水痕を残していった。
彼自身も驚くほどの射精。だが、未だに衰えない己の肉棒に呆れるしかなかった。
「じゃあ、祐樹くん。次は私……ね♪」
「と、東郷……」
いつのまにか一糸まとわぬ姿に変わっていた東郷が妖しく微笑んでいた────。
東郷さんは次回……だ!