勇者たちをもっとイチャイチャさせたい! 作:紅氷(しょうが味)
※本編の彼と比べて精力は一般人に近くなっています。
※あくまでルートに添った話の流れでのR-18版なのでプレイも控えめになっております。
以上を踏まえてよろしくお願いします。
シャワーのお湯によって立ちこめる湯気の隙間から鏡越しに二人の視線が交わう。
「…っ!!? あ、えと。ごめん…見た?」
「──ねぇ祐。あたし」
「きゅ、急にどうした風……って、あぶな!?」
ぐいっと風呂椅子に座っていた身体を反転させられる。どこにこんな力が、と言う前に色々と状況があらぬ方向へと向かっている気がした。
祐樹の視界が
身体はタオルで隠してあるもののその女性的な線は濡れたせいかくっきりと露になっていて、普段結んでいる髪は解かれ更には水滴が滴っている。
色気がすごい、と言ってしまえばそれまでだが彼女の急な変化に正直彼は困惑してしまっていた。
「風……いろいろと、マズイ。はやく離れて」
「これが……ゆ、祐の」
「────っあ!? だ、ダメだよ風! こんな」
「あたしが今出来ることと言ったらこれぐらいだから──嫌なら退かしてよ」
「そんな、こと……っ!?」
風の両肩を掴むがそれ以上は動かない。
彼女を拒絶するなんてできないに決まってる。向こうもそれが分かっているからこそああ言うんだ、とても意地が悪い。
苦し紛れに祐樹は言葉を紡ぐ。
「樹ちゃんが部屋で待ってるでしょ。だから、ね?」
「うん。だけど今はこっちが優先。祐も苦しいでしょ?」
「…………!!」
ダメだ。こうなった風はテコでも動かない。よく知っている。
それに悲しいかな、祐樹は何一つ抵抗という抵抗も出来ずにされるがままだった。それは心のどこかでは期待していたのかもしれない。
これを肯定と受け取った風は風呂場の熱と情欲の熱……二つの意味で上気した頬のまま彼の股座の間に座り込んだ。
そして見事に起立した男の象徴をまじまじと見つめた。
「へぇ……。改めて見ると結構すごい形してるわね。腫れてるようにみえるけど痛くないのかしら?」
「う、うん。それが正常だと思う……っ!?」
「あ、ごめんね。痛かった?」
「違う……その、気持ちいいんだ。風に触られるの」
「……そう、なんだ。えへへ」
はにかむ風。
腕で顔を覆って羞恥に耐える彼を見て風はとても嬉しくなる。こんなあたしでも祐を喜ばせることができる────そんな小さな幸せが胸の内にじんわりと染み渡る。
風は再びそっと祐樹の男性器────ペニスを握る。ぴくッと跳ねたペニスはこの場合のどの熱よりも熱く感じ取ることが出来るほど、風の手のひらの中で強く脈打っていた。
「えっと……こうして上下に擦れば……いいのよね? んっ、こう?」
「……っあ。あっ、風、どこで、こんな」
「じょ、女子力があればこれぐらいの知識は、あるものよ……でも力加減が分からないから……苦しかったら言ってね祐。気持ちよくできてる?」
「うん。すごく、気持ちいい」
しゅちしゅち、と男性器を扱くと祐樹はそこから伝わってくる快楽に身をよじる。ああは言ったがその実────男の人のモノすら初めて見る風は恥ずかしさに火を吹きそうだった。しかし同時に好奇心も刺激されており、今も祐樹の表情を伺いながら手技をあれよこれよと思考錯誤していた。
(祐の顔、可愛い……すごく気持ちよさそう。もっと気持ちよくしてあげるにはどうすれば……っ?)
頼れる人、大切な人、最愛な人が見せる新たな一面にドキドキと風の鼓動も少しづつ高まっていく。視線は熱く握られているペニスへと向かう。
「はぁ、はぁ……祐。んっ、む……ちゅ、ちゅ」
「────っひ。風なにして」
「あむ……れろ、れろ、んむ……はむ、んっ、んっ」
身体をさらに屈めて口を開けた風はそのまま祐樹のペニスを呑み込む。知識は正直乏しいの一言に尽きた彼女だが、女のとしての本能なのか、はたまた彼を想う気持ちに突き動かされた故の行動なのか定かではないが、確かに風の今行っている行為は────フェラチオであった。
祐樹もこれには目を見開いて驚いた。まさかあの風が……と。眼下に広がる光景にまるで幻でも見ているのかと疑いたくなってしまうが、その度に『快感』、『快楽』が下半身からビリビリと伝わってきてこれが紛れもない現実なのだと思い知らされる。
「んっ、んっ、ぷちゅ──れぅ、れるれる。ゆう、のおおひくて、れんぶくわえられない……んじゅ、はむ」
「ふっ…! くっ、うぁ……風、きもち……ッ」
拙い舌使いだが、それでも一生懸命彼に気持ちよくなってもらおうとする風の『気持ち』がひしひしと感じられる。目尻に薄らと涙を浮かべながら祐樹のペニスを口に含み、手でやっていた時と同じように上下に動かす。ぐぽ、ぐぽと淫靡な音を響かせ、刺激を強めていく様はとても初めてとは思えないものだった。
「んっ、んぶ、ふっう……くぷ、はっ、あぁ……ちゅ」
腰を震わせせり上がってくるものを必死に耐える祐樹。風は少しずつコツが掴めてきたのか、祐樹の顔色を伺いながら舌を使い口内で舐め回すようにフェラチオを続けていく。
(ん……祐のがビクって固くなってきた。イきそうなのかしら?)
吐く息も間隔が短くなってきていて、ペニスの硬度もまるで大剣の如く。ぼうっとしてきた思考で風は己の感に従ってペースを上げていった。
「ぅ、ぁ…っ! これ以上はダメだ風。出ちゃう、出ちゃうから」
「いいふぉ? だひちゃいなひゃい……んっ、んっ、んん」
「ちょ……ほんと、にっ?! ────ッッ!!?」
「────っ?!! んぶぅ、んんっ、んぐぅぅ」
不意打ちを喰らったのだろう。祐樹は突発的な刺激にブレーキを超えて半ば暴発気味にせり上がっていたものを風の口内に吐き出した。
彼女の頭を押さえて抗えない射精に身を震わせ、精液の勢いに驚いた風は最初こそむせ返りそうになったが、なんとか持ち堪えて彼を受け止めてみせる。
「あっ、あっ……ごめ、風。出しちゃっ……ッ」
申し訳なさそうに謝りながら止められない射精を風にぶつける。そうして数秒に及ぶソレも終わり、祐樹の荒い息遣いが風呂場で響く。
ようやく止まった射精に風は尿道の中に残ったものも吸い出してちゅぽん、とペニスから口元を離した。
(び、びっくりしたー……男の子の射精ってこんななんだ。でもこのあと……どうすれば)
勢いに身を任せて果てるまで行為をしてみたが、口の中に残った精液をどうするか風は迷った。雄の濃い臭いが鼻腔を抜け、まるで自分の内側を彼色に染められたかのような錯覚を受ける。嬉しい、と風は素直に喜ぶが、はたしてどうするかと視線を祐樹に向けた。
「む、無理しないで風。吐き出していいから……でもありがとう、その…凄く気持ちよかったです」
「………っ! んくっ、んっ」
「ちょ!? 風、まさかキミ飲んで──」
祐樹のしおらしい態度に胸打たれた風は、悦びを噛みしめるように彼の精を喉奥に流し込んだ。まさか精飲するとは思いもしなかった祐樹は彼女を見てあたふたとするが、風は微笑んでみせる。
「……こっちこそありがと祐。あたしで気持ちよくなってくれて……感じてる祐の顔可愛かったわよ?」
「……っ。そ、それは男としてどう反応していいか困るな」
「ふふ。別にからかって言ってるわけじゃないから安心して」
「腰が抜けるかと思ったよ。最後、頭押さえてごめん、苦しかったでしょ」
「ううん、驚いたけどなんか……嫌じゃなかったわ。あはは…祐に支配されちゃってるなんて考えてそれがとても嬉しかったの。あたしってもしかして変態だったのかな」
「でもおかげてとっても興奮したよ。その、お返しに風もシてあげようか?」
「あ、あたし!? あたしはその……」
まさかの言葉に風は頰を赤く染めて視線を横に逸らす。ここまで勢いで来てしまったが、こうしてひと段落してしまうと恥ずかしさが一気に込み上げてきた。
祐樹の言葉と同じで、正直風自身の身体も火照りを覚えている。秘裂からは愛液がたらりと涎のように垂れているのが分かるから。
「ぅ、そのぉ〜……お気持ちは嬉しいんだけど、ちょっぴり恥ずかしいといいますか……心の準備が出来てないというか」
「……ぷっ」
「ちょ、ちょっと笑うことないでしょ」
「ごめんごめん。なんというか結構な恥ずかしいことされたしした気がするんだけど今更だなぁって思ってさ」
「そ、そうなんだけど…っ! うー…でもぉ……」
我ながらヘタレだと自覚している。でも最後までするとなると自身も初めてだから不安があった。それに初めては痛いと聞くし……などと様々な考えが風に過ぎる。
指をつんつんしながら言い訳をしていると不意に風は祐樹に抱きしめられた。タオル越しだが男の子の身体の感触が伝わってきて彼女の心臓はドキッと跳ね上がる。
「ゆ、祐…?」
「じゃあこうやって抱きしめてもいい? 焦らなくてもいいから、その……口でしてくれただけでも嬉しかったし──いい?」
「う、うん。ご、ごめんね祐……めんどくさい彼女で」
「謝ることないよ。まだまだ先はあるんだから僕たちのペースで歩み寄っていこう」
「……ありがとう祐──ちゅ、んっ、んぅ」
大丈夫だよ、と安心させるように祐樹は風と唇を重ねた。彼としてはまだまだイケる所存ではあるが、女の子にも色々とあるんだろうと愚息を納得させて先にお風呂から上がらせてもらうことにした────。
表版の描写を省いた部分の補完的なお話でした。
次回もよろしくお願いします。