勇者たちをもっとイチャイチャさせたい! 作:紅氷(しょうが味)
祐樹の持つ記憶の中で諏訪で過ごした日々を思い出す。
白鳥歌野、藤森水都。
三人で過ごしたあの日々。隔絶せざる負えない空間に限られた資源。
歌野が畑を耕して、それを祐樹が手伝って、水都が二人を労う。
厳しい世界ではあるけれど、充実感はどこかあった。
「んむ……ちゅ。ふ、んゅ……はむ」
傍らで亜耶が寝息を立てて、その反対側でひなたがカメラを構えているこの空間で水都と祐樹はお互いの想いを確かめるように唇を重ね合わせていた。
耳まで赤くなった水都の頬に手を添えて逃がさないようにキスを繰り返す。
水都はこの世界に歌野と召喚されて不安には駆られたが寂しくはないと思っていた。ここには元の世界では居なかった仲間がいる。だが、こうしてまた彼と出会えた喜びはやはり自分は心のどこかで彼を求めていたのだと改めて理解したのだ。
「じゅる……れう……あ、ん…ちゅ」
やがて舌を交わせて深いものとなってくると祐樹に抱き着いてその行為に没頭していく。
祐樹もまた彼女の想いに応えるように激しく舌を動かしていた。
ふと、彼は水都の様子に気が付く。
「…ん。どうして水都は泣いてるの?」
「ぇ…? あ、ほんとだ」
銀の橋を作り離れた水都は自分の眼尻から涙が零れ落ちているのを理解した。
祐樹が心配そうに見つめる中、水都は小さく笑っていた。
「なんでだろうね。あはは……悲しいわけじゃないからそんな顔しないで祐樹くん」
「でも……」
「というより嬉しいの、かな。えへへ……この世界ではもう会えないと思ってたから」
「――僕も。また逢えて嬉しいよ」
「うん! やっぱりうたのんと一緒で祐樹くんも笑っている顔が一番似合ってるね♪」
ニコッと笑ってあげると祐樹は少しだけ唇をかみしめた後に強く抱きしめる。
「わっ!? ゆ、祐樹くん?」
「なんだか……僕の知ってる
「むっ! 確かに私はまだまだ二人みたいには及ばないけど……私だって少しずつ成長してるんだからっ!」
「ちゃんと知ってるよ。僕も、歌野も」
祐樹はそれ以上は話を広げずに触れる程度の口づけを交わして応えると、彼女の腹部辺りに自分の一物を擦りつける。
「あっ…もう。相変わらずエッチだね祐樹くんは」
「お互いさまだよ。あーちゃんが頑張ってくれたけど、まだまだ苦しいんだ……水都の
「…うん、いいよ……きて。祐樹くん――あっ?!」
テーブルの上に水都を寝かせ、正常位で祐樹はペニスを水都の膣へと宛がう。
くちっ、と粘膜同士が当たって声を漏らす二人だったが、その勢いに任せて祐樹は一気に挿入した。
「あ、はぁ……ん…気持ち、いい……ひぅんっ!」
水都はこの世界に喚ばれてから久しぶりの彼との性行為に身体が――心が悦びを感じていた。
そのせいで感じすぎてしまう。祐樹の肉棒を出し入れされる度に強烈な快楽が押し寄せて水都は喘ぐ。
「あ”っ!? これ、だめぇぇ! ゆ、ゆうきく……あんっ、やぁあん。あ、あっ?!!」
「水都っ! 締めすぎ……っあ」
「や、あっ…だってぇ……こん、なぁ!!?」
ギュウギュウと水都の膣が痙攣して祐樹のペニスを咥えて離さないように蠢く。
思わず顔を顰める祐樹だったが、ピストンは止めることはなく肉打つ音が室内に響いている。
「あぐっ!? 感じすぎて……あ”あっ……! すぐイっちゃうよぉぉ……お”っ、あ、やぁぁ!?」
「…っ! 水都……みーちゃん!!」
「好き! だいすきだよぉ!! あ、あん! ゆうきくぅん!! あっあ……」
「
「だひてっ! わたしの
水都は両足で祐樹を離さないように交差させて受け入れる。
直後に吐き出される白濁液に水都は身体を大きく仰け反らせた。
「ひゃあぁ!? あちゅい……んぁ。どくどく……してるよぉ」
「…っく! はっ……止まらないッ!」
「へっ!? やぁん!! だめだめッ! だひながら動いちゃやぁ……ッ!!」
脳がパチパチと火花が散りそうなほどの絶頂の中で、祐樹は射精しながら更にピストンを重ねてきた。
じゅぽ、じゅぽん、と淫靡な音を発して水都の子宮にどんどん精液を流し込まれる。
「かひゅ……んぶっ!? んちゅ、んん! ぷぁ。ちゅ、ちゅーもだめぇ……あん、ぶっ!?」
「ちゅぅ……みーちゃん。みーちゃん! んちゅ」
「ッ!? ちく……び、弄っちゃ!? あん、やああ?!」
ガタガタとテーブルを揺らして彼女を逃がさないように抱きしめながら己の肉棒を出し入れする。
(……あぁ、まるで獣のようですねお二人とも。あん……私もうずうずしてきちゃいます)
シャッターを切りながら我慢してきたひなたであったが、こうも激しく熱烈な行為を見せられてはどうしようもないのだ。
空いた手は自身の股内に滑り込み、その指先で自慰を始める。
「はぁ、はぁ……水都さん、祐樹さん……あんっ!」
二人の間に何があったのか、それをひなたは知る由もない。
しかし彼の求め方から考えるにそれ相応の何かがあったに違いない、とひなたは思った。
祐樹はひなたたちとは違い、特殊な状況下で召喚されている。
数多に存在する枝世界から『彼』という存在を束ねて現界を果たしているのだ。
この神樹様の中だからこそ通じるまさに神業。それが『祐樹』という存在。
そのどれもが彼女たちと親しくなり、ここまでの関係性を得ているとは流石にひなたも予想外ではあったが、ある意味で彼という存在は元の世界でも『特別な役割』を担っていることになるのかもしれない。
「あ、や、んん!! ふっぐ!? んぁぁ! あん、あぁん!!!」
水都の喘ぎ声はどんどん大きく、激しくなっていく。
祐樹の絶頂で数えるならば三回目の行為の中で、ひなたも自慰による絶頂を向かえた。
「―――イクよッ! みーちゃん!!」
「……うん、うんっ!! あ”っ!!!」
最後の一突きで祐樹は水都の膣内へ精を注ぎ込んだ。
びゅく、びゅく、びゅるる――――! 過剰気味に出された精液を水都はその子宮で受け止める。
離れないように。居なくならないように。
数秒の射精を終えて水都の膣から祐樹はペニスを引き抜く。
ビクンビクンと小さく痙攣しながらも、先ほどの亜耶と同様にとても幸せそうに、満足げな表情を浮かべていた。
「はぁ、はぁ……」
「祐樹さん。大丈夫ですか?」
「うん。ひなた……っ!」
「お掃除しますね……あむっ」
近づいてきたひなたはすぐに膝を曲げて彼の腰の位置まで下がるとその口を開けて彼のペニスを咥え始めた。
愛液と精液の混じった味。ひなたは今も尚衰えることのない彼のペニスに驚くしかなかった。
「ちゅぽ……ふふ、綺麗になりましたよ♪」
「ありがとう……ひなたもする?」
「私は――いえ、私よりも今はあのお二人の相手をしてあげてください」
「えっ?」
ひなたの言葉に振り向くと、いつのまにか目を覚ました亜耶が申し訳なさそうにモジモジと身体をよじらせていた。
「祐樹さん…あの、わたしもその…もっと愛していただけると嬉しいです」
「あーちゃん?」
「お疲れなのは分かっているんですけど……どうか…きゃっ!?」
「そんなに畏まらなくても大丈夫だよあーちゃん。元の世界の時のようにいっぱい可愛がってあげるからね」
「は、はいっ! ありがとうございます」
ぱぁ、と明るい表情になった亜耶は祐樹に抱きついて嬉しそうに頰をすり寄せていた。
軽い口づけを交わし、祐樹は亜耶の衣服を一枚一枚脱がしていく。
下着も外して露わになった白い珠のような肌。とても眩しく映って見えた。
祐樹も上を脱いで肌を露出させて人肌同士で抱きしめ合う。
「こうしてくっ付いていると、心がポカポカしてきますね祐樹さん」
「そうだね。あーちゃんの温もりがとても気持ちいい。聞いたよ、あーちゃんが最初に一人で喚ばれたんだって?」
「はい。最初は心細かったのですが、勇者部の皆様方がとてもお優しい人ばかりだったのですぐに馴染むことが出来ました」
「えらいねあーちゃん。巫女の御役目、大変だったでしょ?」
「いえ! わたしは当たり前のことをしているだけですので。ひなたさんや水都さんに比べたらわたしは…」
「こぉら、そうやって自分を卑下しちゃダメだよ」
「あうっ!?」
こつん、と額をくっつけて祐樹は言葉を続ける。
「みんなあーちゃんの存在にいっぱい助けられてるんだから、もっと自分に自信を持っていてもいいと僕は思う」
「……でも、そこには祐樹さんもお側にいて欲しいです」
「うん。僕はどうやらこの世界では勇者になれないみたいだから、代わりに別の形でみんなを守れるように頑張るよ。あーちゃんの側に、いるから」
「はい…っ!」
ぎゅ、と抱きしめると薄っすらと亜耶の瞳は濡れていた。
指で目尻に溜まった涙を掬ってあげて亜耶の頰に手を添える。
「ちゅ……ん。あ、ふぁ…んん」
今度は亜耶の方から求めてきてくれる。肌を重ねながら抱きしめてくるその力は強い。
ようやく自分らしさを表に引っ張ってきたことに祐樹は嬉しくなって彼女の頭を撫でながらキスをしていく。
「ん~♪」
目を細め、どこか楽しげな様子の亜耶を見る。
まるで子犬のように、もし生えていたら尻尾や耳をしきりにぱたぱたとしていることだろう。
「僕の身体に触ってて楽しい?」
「はい♪ すごく落ち着くんです。不思議ですよねー……あっ」
ぴく、と亜耶はお尻に固いものが当たっていることに気がつく。
それが何か理解すると薄っすらと頰を朱に染めながら呟く。
「祐樹さん…まだ、苦しいでしょうか?」
「ううん。最初に比べたら落ち着いてきたよ。今はあーちゃんに触れててこうなっちゃったんだ…はは」
「わたしで、ですか…? でしたら…」
そう言いながら亜耶は仰向けに寝転んでみせる。
目を固く閉ざして羞恥に耐えている様子だ。
どうしたのかと祐樹が訊ねようとしたところで亜耶は意を決したのか、閉じていた両脚をゆっくり開いていった。
「でしたら……その、わたしで気持ちよくなってください祐樹さん…あぅ」
恥ずかしいのか顔を横に背けながら小さく彼女は言った。
自分の指で割れ目を広げて……ヒクヒクと薄いピンク色のそれを見せつける。
「…どこでそんなこと覚えたの亜耶?」
「あっ、えと…その。んんっ!?」
固く反り立ったペニスを亜耶の秘裂に当てる。
しゅちしゅちと彼女の愛液と先程出したときの精液がお互いの性器を再び濡らしていく。
「…あん! 祐樹さんに喜んでもらいたくて……ひぅ!? お股…擦れて、気持ちいいです」
「…あーちゃん」
「あっ!? ひゃ、あ、あ、あんん!!」
ずぷん、と押し広げていく肉棒に亜耶は嬌声をあげる。
祐樹は構わずに腰をゆっくり動かしていく。
「ダメだよあーちゃん。男にそんなことしたら止められないんだよ?」
「かた、固いですっ! あん、ああん……! そう、なんですか? ひゃん!!?」
「うん。僕以外には絶対にやっちゃダメだからね?」
「は、あ、んんっっ!! はいっ、祐樹さん……だけです! あぁんんッ!」
ソファの上で乱れる亜耶。熱の籠った吐息を漏らし、カクカクと小刻みに腰を動かしていることに気が付いているのだろうか。
愛らしく、皆から好かれている彼女を自分が組み伏せて犯している。そんな背徳感を得ながら祐樹は亜耶の動きに合わせて腰を打ち付けていく。
「……あ、ぐっ…」
国土亜耶。
巫女である彼女と最初に出会った頃を思い出す。
神樹様に信仰を捧げる彼女は本当にそれ以外はなにも知らない女の子だった。
祐樹たちからすれば当たり前の事が彼女にとっては初めての経験ばかり。
正直面を食らったことは何度もある。けれど、その初めてを共に経験していく喜び、楽しさは何ごとにも代え難いものであったと思える。
「あっ、や、ぁん……! ふっ……ひぐ」
彼女を見下ろしながら想い浸っていると、薄っすらと悦に濡れた瞳が祐樹を捉えた。
「ゆうき、さん…? どうされましたか??」
「え? あ、いや」
「気持ち、よくないですか…?」
こちらに対して心配そうな声色で問いかけてくる。
どうやら想い出が感傷気味になってしまっていたようだ、と苦笑を浮かべながら祐樹は首を横に振った。
「すっごく気持ちいいよ。ちょっと考えごとしちゃってたみたい。ごめんね、集中しないで…」
「いえ、何か悩み事があるなら相談してください。わたしは祐樹さんのお力になれるなら喜んでお力になります」
その瞳に一切の陰りはない。この純粋な眼は僕には出来ないなぁ──なんて自嘲的に考えて彼は口を開く。
「じゃあ、抱きしめてもらっていい? 今はキミの温もりに触れていたい」
「お安い御用です。どうぞ」
挿入はしたままで祐樹は両手を広げて向かい入れてくれる亜耶の胸の中に身体を預けた。
甘い香りが鼻腔を抜けて心が安らぐ。亜耶はまるで子をあやすように手を頭に乗せて髪を梳くように撫でてくれた。
「よしよーし…」と口調もそれに近くて何もかも身を委ねてしまいそうな錯覚になってしまう。
「あーちゃんはやっぱり凄いよ」
「わたしからすればみなさんの方が…ううん。ありがとうございます祐樹さん」
「……っあ、あーちゃん?」
くちゅり、と亜耶が動き出す。
「は、んん……すみません。さっきから胸のドキドキが治らなくて…あ、ぁ……」
「…エッチになったねあーちゃん」
「そうなんでしょうか……ひ、やぁ……んんっっ! そうかもしれません…んぅ!?」
膣の動きがまるで子種を求めるように引き込まれる。
ペニスに伝わる快楽は強くなり、祐樹もたまらず声が漏れてしまう。
ぱちゅ、くちゅ、ずちゅずちゅ! と間隔は縮まり余裕のなくなった二人は互いの唇蓋を塞ぎながら行為に及ぶ。
そうして数分と経たずにもう何度目かわからない射精を亜耶にぶつけた。
酸素を求めるように口を開けて喘ぎ、彼女もまた絶頂を迎える。
ゆっくりと肉棒を抜き出すと、とぷん……と亜耶の小さな膣穴から白濁液が溢れてくる。
「はぁー……はぁーー…お腹が、あったかいです……んっ」
愛おしげに自分の下腹部を撫でて亜耶は呟くように口にする。
祐樹はもう一度彼女にキスを交わして立ち上がった。
「祐樹さん、そろそろみなさんが戻ってくるそうです」
「うん。ちょっと部室で張り切りすぎちゃったか……ちゃんと後始末しておかないと風がカンカンになっちゃうなぁ」
見渡すと少女二人が精液体液まみれのまま横たわっている様子はなんともまぁ、といった状態だった。
いくら全員から同意を得ているものとはいえ、少々やりすぎてしまった感は否めない。
隣にきたひなたも少し困り気に笑っていた。
「亜耶さんと水都さんは私に任せてください。祐樹さんは申し訳ありませんがお出迎えをお願いします」
「……ごめん。迷惑かけちゃって」
「いえいえ。それと言ってはなんですけど」
「うん、大丈夫だよ────
ひなたの方を向いてそう答えると、薄く染まった頬を綻ばせて「はぃ……」と小さく頷いてみせる。
最初の情事が始まってからずっと傍で見せつけられた彼女は生殺しもいいところなので、後程にしっかりと愛してあげないといけない。
大丈夫なのか、とひなたに心配されたが祐樹は問題ないと答える。
今は出し切ってしまって無理だが、しばらくすれば否応なしに復活してしまうのでそこは気にしない。我ながら自身の性欲に呆れるしかない祐樹であった。
その後、何とか戻ってくる前に片づけは終わった祐樹であったが来て早々に歌野や園子ズに突かれてバレてしまい風にお説教をされてしまう。
流石に場所を選ばなかった彼にも非があるので謝り倒してなんとか許しを得るが、代わりに小声で風に「部屋に来なさい」と命令された。
抜け目のない女である。
だが、彼にはひなたの先約があるので今日は────とはならず、夕食の後にひなたの部屋に足を運んで深夜までたっぷりと愛し合い、それから風の部屋で日が昇るまで相手をしたとかなんとか……?
彼のスペック(性欲)は神樹様によるもの。
勇者としての力→→『衝動』に変換されているのでほぼ絶倫仕様となっております。
常人が普通に彼女たちの相手をし続けたら余裕の腹上死endですねこのやろー。