勇者たちをもっとイチャイチャさせたい! 作:紅氷(しょうが味)
────高嶋祐樹が拉致された。
勇者部の中でそれは衝撃的な事件であった。
犯人の目星はついている。赤嶺友奈。彼女によって彼は現在行方不明になってしまっている。
複数の地点から襲撃あり、との神託を受け取った巫女たちの言葉に勇者たちは別れて行動することになっていた。樹海での討伐をメインに、巫女たちの護衛を高嶋友奈、乃木若葉、東郷美森、三ノ輪銀が当時対応していてそれぞれがことに及んでいる最中にそれは起こった。
「赤嶺……友奈っ!」
若葉が刀を構えて赤嶺と対峙する。てっきり前回と同様巫女たちに襲撃をかけてくるものばかりだと思っていた。だからこそ、ある意味油断していた。
相対する赤嶺は不敵な笑みを浮かべ澄ました顔で若葉の剣幕を躱す。
「そんなに怒った顔しないでよー。そんなにマズイかな? ──
「くっ……祐樹ッ! 目を覚ませっ!!」
ぐったりと動かない祐樹が赤嶺に抱えられていたのだ。気絶させられているのか若葉の呼びかけに答えない彼の姿を見て若葉は更に焦りを見せる。
そんな彼女の姿を高嶋友奈が後ろから肩を掴んで止めさせる。
「友奈?」
「若ちゃん。一旦落ち着いて……ねぇ、どうして祐樹くんを狙うの? 赤嶺ちゃん」
「先輩。それは貴方がよく理解しているのでは? この前はお楽しみでしたねー? って言えば分かるかな?」
「……ぅ。まさか見てたのー!? や、やだ恥ずかしいよぉ♪」
「そんな反応するとは思っていなかったのだけれど…」
「やいやい赤嶺友奈さん! アタシたちから逃げられるとは思わないでくださいよ!」
「そうよ赤嶺友奈……祐樹くん一人を抱えた状態で四人を相手にできると思っているのかしら?」
「やーん。怖い顔しないでよ……でもそうだね、確かにキツそうだ。更には樹海にいる連中も戻って来られると厄介極まりない──だからこそ、ね?」
『────っ!!?』
四人の顔色が一気に変わる。赤嶺友奈の隣にまるで爆撃でも落ちたかのような衝撃が襲ってきたからだ。
砂埃が舞う中、次第にそれが晴れてくるとその正体が浮き彫りになってきた。若葉がいち早く刀を構える。
「新手かっ!?」
『……来たわ。赤嶺、あの子たちを止めればいいの?』
「うん、そう。お願い♪ じゃあねみんな」
「あ、こら待ちなさい赤嶺友奈──っ!!」
「逃がさないっ──!」
『ダメよ。ここから先は、通させないわ』
銀が叫び東郷の制止も聞かず、赤嶺は早々に戦線を離脱していく。
残されたのは赤い勇者服に身を包んだ、大赦の面を被った者が一人が立ちふさがる。
「誰だお前は? 造反神組にもう一人居たなんて聞いてないぞ」
「それにその面は大赦のもの──なぜあなたが?」
『…その問いには答える必要はない。す──いえ、東郷美森。乃木若葉…あなたの問いには答えてあげる。あなたたちが知らないのも無理はない。アタシが喚ばれたのはここ最近なのだから」
「ここ最近? って高嶋さんと似てますね」
「えっ? わたし??」
「あ、いえ。ユウキさんの方で」
『…………。』
「構えろみんな。どうやらこの場は話し合いでは解決しそうにもないぞ」
「早くしないと赤嶺友奈を追えなくなる! 祐樹くんが食べられてしまうわ──ッ!」
「いやいや須美ってばそこ気にするとこか!?」
「あはは…」
一人だけ心配のベクトルが違ったがこの場でツッコミを入れる余裕は銀以外はなかった。
全員が臨戦態勢になる中、目の前の赤服の勇者は武器を取り出してゆったりとした足取りで近づいてくる。
東郷はそんな立ち振る舞いを見て目を細めた。
「斧槍? 西洋の勇者なの?」
『──あなたたちの根性、アタシに見せてみな』
◇
薄っすらと靄のかかった思考が少しずつ鮮明になっていく。
「──あ、目が覚めた? 祐クン♪」
瞼を開けてまず初めに視界に収まったのは少女であった。
祐樹はその少女を知っている。さっきまで一緒に居た高嶋友奈と瓜二つの同じ顔立ち。
でもそれは彼にとって信じられないものを見るような反応を見せて、次いで身動きがとれないことを理解していく。
────縛られている。
目の前の友奈はくつくつと笑みを浮かべて彼から一歩離れる。
「原始的な束縛方法だけど、今のキミには十分かな? 普段のキミなら意味を成さないものだけれど、どうやらワケありのようだし」
「…どうして、キミがこの世界に?」
「それはこっちのセリフだよ。まさかあなたがこの世界に喚ばれるとは思いもしなかったんだから」
「ゆうちゃん……ということは──れんちゃんも居るのか?」
「──れんチは残念ながら。喚ばれたのは私一人だけ……でもそうだね。あの子がいればもう少し私の御役目も楽になったんだけどなー…まぁ、今は今で頼れる相棒がいるからいいけど、さ」
心底残念そうに赤嶺はため息をついていた。
さて、と切り替えた彼女はもう一度祐樹に近づいて人差し指で彼の顎先をくいっと持ち上げる。
「なぜキミが拉致されたのか、理由はわかる?」
意地悪げに彼女は問いかける。祐樹は無言で首を横に振って答えるとまぁそうだよねとあっけらかんとしていた。
「最近キミの周りに居る勇者たちの動きがねぇ。ちょっと普通じゃなかったんだよ…それでちょこっと調べたわけ。そしたらキミがいた。いやー驚いた驚いた。ずがーんとハンマーで殴られたみたいな衝撃だったよ」
「ゆうちゃん──くっ!?」
「あの子たちから目的のものは奪った。だから、今度はその検証──んっ」
祐樹は目を見開いた。唇にとても柔らかい感触が伝わってきていて、彼女の────赤嶺友奈の整った顔が眼前にあったからだ。
キスをされていると理解すると彼は逃れようと顔を避けようと動く。が、
「んちゅ──だめでふぉ……れる。ちゅぷ……にげふぁ!」
「んぶ……ゆうちゃ────んっ、じゅるる」
両頬を掴まれて逃げられないように固定されてディープキスをされる。お互いの舌先が絡み合い唾液が交じり合う。
ぴちゃぴちゃと水音を立てて、いつのまにか祐樹も行為に没頭していた。なぜだろうか…そうしていると彼は、
────
何分キスをしていたのだろうか。ふやけてしまいそうな情熱に息が荒くなってしまう。思考が乱れてしまう。
「……ぷぁ! はー……はぁーー……んふふ♪」
「は、あぁ……た、楽しそうだね?」
「予想と結果が同じだったから思わず嬉しくなっちゃった。 祐クンも色々と難儀しているねぇ」
「僕は今は勇者としての力がない。代わりにその……『衝動』が……っ!!?」
「そ・れ・で♪ キミのここはこぉーんなになっちゃってるんだぁ?」
「やめ、ゆう……ちゃッ!?」
「ふふ、あービクビクしちゃってかわいー♪ もっと苛めたくなっちゃうよ、そんな反応してるとさ……ふぅ〜。うふふ」
「────っ!!?」
耳に息を吹きかけられてゾクゾクと祐樹は背筋が震える。
赤嶺の手は彼の下半身に向かい、その指先で張っているズボンの上をなぞる。先端をクリクリと。
「あっ…ぐ、ぅ」
「あは…♪」
苦悶の表情を浮かべる。
そんな反応が楽しくてたまらないのか赤嶺は祐樹の身につけている衣服に手をかけた。
露わになる彼の上半身。祐樹はどこか居心地の悪そうに身をよじる。
「女の子にいいように
「なにが…っ。目的なんだゆうちゃん、はぁ…ぁ……」
「モクテキ──まだ解らない? あなたがあの子達にやっていたことをこれからヤるの。苦しいよね? キミのこの世界での在り方がそうなってしまっている以上は私でも覆すことは出来ない──れぅ」
「なにを──言って…っ!」
言葉の途中で赤嶺の舌が祐樹の乳首を舐める。そこから這うように、まるで見せつけるような動きで胸板、鎖骨周り、首筋と。そこまで銀の道を作っていく。
祐樹はもどかしい刺激に目を伏せて耐えるしかなかった。
赤嶺は彼の耳元で囁く。
「先日、高嶋先輩とシたよね? 郡千景…は置いておいて、とにかくあの人との
「友奈、が……ぅ、ぁ。なんで彼女の名前が…出てくる?」
「んー、この拘束具邪魔だな。やっぱり取っちゃえ……えい」
自分で縛り付けておいて…なんて言えず。
パキン、と割れる音が聞こえたかと思ったら両手の自由が取り戻された。しかし祐樹はその場から逃げようとも離れようともせず、赤嶺に押し倒されるままに床に倒れこんだ。
赤嶺は彼の上に跨って彼を見下ろす。そうしてくすり、と赤嶺は微笑んだ。
「そういえば、キミはあの先輩後輩みたく髪が赤くなっているよね。その瞳も。私と一緒に居た現実ではそこまでじゃなかったよ? 変わっても任務の時で『力』を使うぐらいだったっけ」
「…ひなたの話では、僕は様々な並行世界から汲み取って束ねられた存在──らしい。たまたま何処かの世界での僕の容姿が色濃く出てしまっているだけだ」
「ふーん……あー、そういうことか。なるほどなるほど」
彼の股間のテントを弄りながら真剣な表情で考える姿はどこか滑稽にも見える。
けれど当の本人である祐樹はそんなことを考える余裕がなくなってきていた。
────性衝動が心の奥からじわじわと滲み出てきている。
吐息の間隔も短くなり、呼吸が荒くなっていく。思考が引っ張られ、目の前の少女を犯したいという性の欲求が彼を次第に支配し始める。
赤嶺はそんな彼の自分を見る目の色が変わるのを見逃さなかった。
「だぁーめ。今は私に身を委ねてよ祐クン。安心して、きちんといっぱい相手してあげるから、ね?」
「ゆうちゃん…」
赤嶺の瞳の奥には祐樹と同じ色欲の色が見え隠れしている。それはまるで鏡写しの自分を視ているようで、なぜだか彼は心が落ち着かなくなってしまう。
だからだろうか。求めるように、祐樹は彼女に顔を近づけて再び目の前の唇を己のもので重ね合わせた。
赤嶺は拒まない。それどころか祐樹の身体に自身の肉体を密着させてきたのだ。ふにゅん、と中々な大きさの胸が押し付けられてその柔らかさが伝わってくる。
「んぁ…んじゅぅぅ。いいよぉー…積極的で♪ ……ちゅ、じゅむ──んは」
「はぁ、ぁあ…んっ」
赤嶺の口内を祐樹の舌が動き回る。彼女の舌、上顎、歯茎と隅々まで蹂躙し堪能していると次第に赤嶺の吐息が熱っぽく上気し、艶やかなものに変化していった。
本人は隠しているようだが、身体を小さく跳ねさせて行為に没頭している様は彼の情欲を余分に煽るのに十分であった。
一度、タイミングを見計らって口を離すと、二人の舌先を繋ぐように銀のアーチが架けられていた。
「──触りたいの? さっきからチラチラ見ているようだけど」
と、赤嶺は自身の双丘を手で持ち上げて問いかけてくる。彼女の勇者服はデザイン的に胸部が強調されてしまいがちな作りだ。
思い返すとそのような装いをしていた記憶がないので、果たしてこれは神様の仕業か、と祐樹は結論づけた。
勇者部の中にもそういった近しいものを着ている人は少なからずいるわけだけど、どうしてか彼女に限っては彼自身の雄の部分が刺激されてしまう。
今の祐樹は躊躇ってしまいがちな質問も、『衝動』のせいでその枷が外れてしまっている。首を縦に振って肯定すると、くすりと彼女は笑った。
「仕方ないなぁ。いいよ……ほら、んっ──♪」
手首を掴まれてそのまま誘われるように赤嶺の胸に触れる。
柔らかい──シンプルだけどそう表現するほかなかった。
「ん、はぁ……流石にあの子たちを相手しているだけあって…あんっ! 触り方がエッチだね。くふ、んぅ──気持ちいいよ?」
「うん、ずっと触っていられる。ゆうちゃんのおっぱい──はむ」
「ひゃあ!? ちょ、ちょっと祐クン! そんな急に……きゃっ?!」
突然の行動に赤嶺は可愛らしい悲鳴をあげ、くの字に身体を曲げる。
どうやら祐樹の行動は想定外だったようで、彼女の纏う雰囲気に焦りの色が見え始めた。
「ぴちゃ、じゅるるぅ。服の上からでも分かるよ? ゆうちゃんの先っぽ」
「ひゃふ!? あ、あぁぁやっ──ダメぇ、乳首…弱いのぉーっ?!」
上体を起こして祐樹は快楽から逃げようとする赤嶺の腰に腕を回して抱きしめた。
「んにゃ!? ひ、うぅ──…噛んじゃやぁぁー! それぇ…ビリビリしちゃ、しちゃうからぁぁ! ひゃぁん!!?」
嬌声を上げてイヤイヤする赤嶺だが、言葉とは裏腹に彼の頭に胸を押し付けている事実に彼女は気がついているのだろうか。
彼女の勇者服が彼の唾液によって湿り気を帯びて、その奥の痴丘がぷっくりと主張していた。祐樹はその二つのうち片側を舌でなぶり、歯を立てて甘噛みする。その度に赤嶺の身体が仰け反るように撥ねてしまうが、更に追い討ちをかけるように空いた指先で反対側を弄っていく。
「────っ!!?!?」
一際大きな声を響かせ、口をだらし無く開けながら彼女は達してしまった。ぐったりと祐樹の腕に支えながら幸福そうに息を荒げている。
「お、おっぱい……でぇー。イっちゃうなんて──不覚、だよぉ♪」
「だ、大丈夫? ゆうちゃん。少し『衝動』に身を任せ過ぎて…」
「……はっ!? ち、違が──違うからね祐クン! 今のは…えっと、今のは演技だから!!」
「え──あ、うん…?」
なにを今更取り繕っているのだろう、と彼は首をかしげる。
赤嶺は視線をあちらこちらと動かして慌てていた。
(…なんかよく分からないけど。こんなゆうちゃんを見ちゃったら)
祐樹の心臓が強く脈動する。身体が溶けてしまいそうなほど熱く感じている。
彼女の乱れる痴態に興奮が抑えられなくなってきた祐樹は、当初とは逆に赤嶺を押し倒していた。
「……へぇ?」
一瞬キョトン顔した赤嶺であったが、すぐに最初のキリッとした表情を組み上げていた。ある意味流石である。
「ゆうちゃん。キミを抱きたい…我慢が、できそうにない」
「いいよ? 祐クン……でも条件が一つあるかなぁ」
「条件…?」
赤嶺は祐樹の胸に指先を突き立てる。
「私の元に来なさい高嶋祐樹。勇者部から離れて、こっち側に……そうしたらいつでもどこでも好きなだけ犯してもいいよ?」
「そ、そんなこと──!」
できるわけがなかった。せっかく皆とこうして時を超えて再会を果たしたというのに彼女はそこを捨てろと提案してきたのだ。
もちろん、目の前の赤嶺とも親密な関係になった世界がある。彼女も勇者部の子たちと同じくらい愛している事実が彼の心に刻まれている。
揺れる思考の中で彼女を見やると、なにかを見定めるような視線を感じ取った。そこで祐樹は冷静になる。
「──ごめん。僕はあの場所に戻るよゆうちゃん。もし、喚ばれた場所がここだったらキミの側に居たと思う。でも……」
「……くす。あはは! 知ってたよ祐クン。ちょーっと意地悪な質問しただけだってば。そんな顔しちゃ嫌だよ?」
からからと笑う赤嶺。でもさぁ、と足を動かして祐樹の主張し続けている部分に触れた。
「ん、くっ…!」
「カッコいいセリフだ・け・どぉー? 色々と台無しだね」
「ゆ、ゆうちゃん…」
「……そ、そんな切なそうな顔しないでよ。わかってる、約束したからね──だから今回はトクベツっ!」
するすると手を伸ばして赤嶺は彼の局部に触れる。片手で、しかも器用な手つきでズボンを脱がされた祐樹の怒張ははち切れんばかりになっていた。
思わずその光景に赤嶺は舌舐めずりする。
「あらあらあら。こんなに苦しそうにして……本当に祐クンはエッチぃよねぇ〜?」
「は、あぁ…ゆうちゃん。直接触って欲しい」
「あは。しょーがないなぁ……まぁこの赤嶺友奈さんにおまか、せ………を?」
赤嶺は彼の最期の砦を剥がした。だがその直後に目を丸くしてしまう。
────あれ。こんなに大きかったっけ…?
どちらかというと中性よりな祐樹は、誠勝手な偏見によりこちら部分も控えめなイメージを抱いていた。しかし文字通り蓋を開けてみれば…という状態に赤嶺は陥っていた。
いや、彼女の考えの通りに元の現実世界では彼のペニスは平均的なサイズで間違いない。けれど、この世界に喚ばれ挙げ句の果てには『衝動』という精力が付与されている理由となれば話が変わってくるのだ。
ビクンビクン、と起立した彼の半身は火傷しそうなほど熱くそそり立っている。
惚ける赤嶺はその雄の熱に当てられて下半身の奥底が疼きを覚える。
「ゆうちゃん……?」
「な、なに? 別にびっくりしていたわけじゃないから勘違いしないでよ──触る、から」
「あっく、う…」
そっと赤嶺は竿を握る。固く、熱いソレをゆっくりと上下に動かしていくと祐樹が快楽を受けて顔をしかめる。
(…おっきぃ。わわ……見た感じ私のおへそ部分まであるんじゃ…? うぅ、流石に想定外すぎるなぁ祐クン)
しゅちしゅち、と彼の鈴口からはカウパーが滲み出て赤嶺の握る手を濡らしいやらしい音を立てていた。
祐樹は目を伏せて赤嶺の手技に身を委ねて吐息を漏らす。赤嶺はそんな彼を頰を熱に染めて見つめる。
「…………、」
「────。」
しばし見つめ合い、無言の時間が続く。彼女は竿を扱く強弱を変えたり、手のひらで亀頭を刺激したりとしていると気が付いた時には己の唇を重ね──キスをしながら行為に及んでいた。
「ちゅ…ん。は、む──ちゅる」
舌を絡め祐樹は興奮や刺激も相まって深く赤嶺を求める。赤嶺もその様子がなんだが愛おしげに見えてきたのか、両手で彼のペニスを扱きスパートをかけていく。
「ぷぁ……もうイキそうだね。ほら、出しちゃいなよ祐クン。びゅーって」
「…っあ!? ゆ、うちゃん……
「わぁー。すごい出てるよ祐クン♪」
祐樹の腰が震え射精を始めると、赤嶺の両手から身体に向けて白液が吐き出される。
じっくりねっとりと刺激を与えたあとの射精の勢いは凄まじく、彼自身もとめどなく襲う快楽に喘いだ。
「ああもう♪ すこい量と匂いだね……クラクラしちゃう」
「はぁ、ハァ……ぐっ」
彼女を汚してしまった。強烈な雄の匂いが室内を充満させ赤嶺は自分の白濁液にまみれた格好に更なる興奮を覚える。
そして心臓の鼓動が早まった。この精液たちは赤嶺にとってある種の毒となり得たのだ。
(あぁ…だめ。『コレ』は予想以上に……思考が、まとまらなく──)
瞳をぐるぐる回し己の混濁していく思考回路を必死でまとめようともがく。けれど人間の三大欲求である『性欲』はそれらをたやすく上回った。
それからはもうこれから訪れる未来は明白だった────。
◇
暗がりの室内。明かりは照明一つでそれ以外は殺風景な一室だ。
そんな中で響く音は、
「あ”ッ!!? ふっ、ぐぅ……やぁー?! 気持ちいい、あん……っ!」
「ゆうちゃん! また
「や、あぁだめぇぇ!? ひぅ……!!?」
肉打つ音に比例して増す淫音。吐き出される嬌声と精。お互いが時間の経過を忘れ肉欲を貪り合うその姿はまさしく獣の如く。
祐樹のペニスは既に赤嶺の膣を蹂躙していた。何度も、何回も。
それは恋人たちがするような甘い行為ではない。欲望のままに祐樹は己を彼女に打ち付けていた。彼女もそれは同じく、身体が、心が目の前の雄の情欲を受け止めようと喘ぎ、また負けじと彼にぶつけている。
膣内はおろか、子宮を含めて祐樹の精液で満たされている。それでもなお衰えることのない性欲は彼女を白く
「も、もぉー……お腹がいっぱい……だよぉお♪」
「は、は……まだ収まらないッ」
「にゃあぁ……! ダメらってッ────お”っ!?!」
ばちゅん、と一際大きく彼女を貫いた。舌を出しだらしなく蕩けた表情はそれだけで絶頂を迎える。
そこから再びピストンが始まる。
びゅく、びゅ────びゅるぅ!
もはや彼の性欲は常人のそれではなく、またそれを受け止める彼女もまた常人を超えていた。
一度祐樹のペニスは引き抜かれる。赤嶺の膣からは決壊したダムのように白濁液が溢れ出てきた。
「はぁーー…はぁぁーー……ん、ぅ。きもちいいのが……とまら、ないよ──祐クン♪」
くちゅくちゅと自分の指で秘裂をかき回し己の愛液と精液を混ぜるように自慰に及ぶ。
祐樹の怒張は衰えをしらず、彼女に当てられるように己を扱く。
「きてぇ……ここにぃー。私のエッチなばしょに祐クンのおちんちんちょーだい?」
「で、るぅ……!!」
「きゃん!? 熱っ────溺れちゃうよぉ♪」
赤嶺は両の親指で広げてみせて、祐樹はその物欲しげな雌の部分に射精をする。
「はあ……あぁん! 祐クン、もっとぉ~!」
「ぐ、うぅ……ゆうちゃん!」
止まらない。止められない。細胞が、肉体が精神が────まるで赤嶺と重なりつつあるような錯覚に襲われる。
かろうじで保っていた『理性』が彼女を捉える。彼女も祐樹と同様に『理性』の枷に亀裂が生じているようだった。
しかしそれでもなお止まることができない。
(あァー……もうナニモカンガエナクテ────)
祐樹は手を伸ばす。爛れた、愛と肉欲に溺れつつある彼女に手を────。
『……そこまでにしておきなさい』
「────っ!!?」
伸ばしたところで強い力で引き離された。その衝撃で彼の『理性』は急速に正常に戻り始めた。
いつのまにか一糸まとわぬ姿になっていた祐樹は驚きながらも力の正体に意識を傾ける。
────そこに立っていたのは、赤い戦着に身を包んだ一人の少女。
ところどころがすす汚れ、何かの戦闘の後のような身姿に赤嶺の仲間だということが瞬時に理解が出来た。
少女────というのは、彼女は面を被っていた。けれどその面は顔半部を破損させてそこから覗く顔立ちが少女と認識したからだ。
「き、キミは?」
『…………。』
瞳が彼を捉える。その真意をくみ取ることが出来ないが、何かを感じて、揺れている気がした。
視線が交わったのは一瞬。すぐに逸らされて彼女は乱れている赤嶺のもとに歩を進めていった。
『赤嶺友奈…』
「────ぁ」
『正気に戻りなさい。まったくいつまで経っても転送が起こらないから何か問題があったと思っていたら……』
「あ、は、え? なななんでキミがここにいるの! ……ぁ」
平坦な口調のまま告げられる彼女の言葉に赤嶺も情欲の色が失せて正気を取り戻した。顔を真っ赤に染めて今更ながらに裸体を隠す。
『……人が必死になってあの子たちを抑えている中で、まさか
「あは、あはは……ゴメンネ?」
『おまけに凄い臭い……今すぐにお風呂に入ってきなさい。ひとりで!』
「は、はい! じゃ、じゃあ祐クン。後でね!」
ぴしゃり、と言い放たれた言葉に従ってそそくさと退室していく赤嶺。
残された祐樹は唖然と状況を眺めていたら、途端に視界が覆われる。
『あなたも……服をきてください。目のやり場に困る』
「あ、うん。ありがとう」
『それと後始末をしてください。流石にこのままだと衛生上よくないから』
えらく現実的なセリフに祐樹の『衝動』もいつのまにかどこかへ消えていた。
一先ず服を着こんで立ち上がる。
『掃除したらあなたもシャワーを浴びてきてください。では────』
「ま、待って! キミは……銀。
祐樹の言葉に彼女は歩みを止めた。背を向けたまま幾ばくか沈黙を続けている。
その面から覗くその顔を祐樹が見逃すはずがなかった。しかし同時にそれはまるで幻でもみたかのような感覚になってしまう。
「銀────でしょ?」
目の前に立つ三ノ輪銀という少女は、今も神樹側にいる小学生の三ノ輪銀と違って活発さは鳴りを潜めて大人びているように感じる。
髪もポニーテールで一つにまとめられているが、すらっとした髪質はどこか東郷に似ている気がした。歳も、その彼女たちと同じ印象を抱く。
『……さぁ? まずは色々と落ち着かせてからにしましょう。
しかし彼女はそれ以上は答えずに部屋を後にしていった────。
赤奈ちゃんに押し倒されて跨れたい!(欲望
想定外の事が起こって慌てる彼女が書きたかった…!
あとは同人誌などで自分の思ってた男性器の大きさじゃない時に書かれる女の子の呆けるシーンはわりと好き(直球
ついに明かされた相棒の正体!(そんなに引っ張ってない)
まあ表側でだせなかった彼女の存在にオリジナルな設定をいくらか肉付けして出したかったのが本音である。
それではまた次回。