あれから私達は空を飛び続け、王都から少し離れた港街へとたどり着いた。
その間、私はミラーカ王女から様々な事実を聞かされた。
ヒナタは今どういう状態なのか。
ミラーカ王女は本当に吸血鬼なのか。
なぜ吸血鬼が王女様をやっていたのか。
どうして私達を助けてくれたのか。
どの話も初耳で、今回の脱走には色んな思惑が絡み合っていたことを実感した。
私達の脱出は、私が思っていたほど簡単なものではなかったみたいだ。
でも、今はそんなことを考えている場合じゃない。一番大切なのは、ヒナタのことだ。
ヒナタの隠していたこと。
ヒナタは本当はふたなりで、その上戦ったり魔法を使ったりすると発情してしまうという体質。
ミラーカ王女によると、ヒナタは今、魔勇者によって発情を抑える魔法を解かれてしまっているらしい。
だから正気を失っているのだとか。
ヒナタは、私のために頑張ってくれていたのだ。今度は私が助けてあげなければ。
港街ルチアの門番をミラーカ王女の精神魔法で洗脳し、無理やり通る。
私達は身分証も何も持っていないので、普通に街へ入ろうとするとまず怪しまれる。こうするしかなかったのだ。
っていうか、ミラーカ王女の魔法強すぎないかな。
一応制限はあるみたいだけど、準備さえすれば勇者と騎士団長をまとめて倒せるってずるくない?
私が万全だったとしても、精々騎士団を全滅させるく・ら・い・が関の山だ。魔力が足りない。
街へ入った私達は、まず宿屋を探した。
なぜかって?
勿論、ヒナタを正気に戻すためだ。
今も縄で縛られながら辛そうに呻いてるヒナタを、なんとかしてあげなければならない。
つまりは、そういうことだ。
宿屋で一番高い部屋に入ると、ミラーカ王女はまず“防音魔法”をかけた。
声が漏れるのを防ぐためなのだろう、ありがたい。
魔法がかかったのを確認したあと、ミラーカ王女は部屋を出た。
そのとき、私に向かって“頑張りなさい”というような表情をしたのが印象的だった。
さて。
準備は整った。
私はベッドに寝かせられているヒナタの縄を解いた。
大きくて、枕が2つあるベッドだ。タブルベッドってやつなのだろうか。
「⋯⋯ぁ⋯⋯⋯ありあ、だめ⋯⋯」
ヒナタは依然として発情していて、潤んだ目でこちらを見ている。
自由になった手でシーツを握りしめ、ズボンの股間部分を膨らませている。
「だめ⋯⋯みないで」
「ヒナタ。大丈夫ですよ」
なるべく優しい声になるように意識しながら、ヒナタに語りかける。すると、ヒナタは私から逃げるように後ずさった。
「わたしから、はなれて⋯⋯おねがい」
ベッドの上で見つめ合う。
ヒナタは自分を抑えるように体を抱いて、私はそんなヒナタにゆっくりと近づいていく。
「王女様から聞きました。ヒナタは、戦うと発情する体質なんですよね」
ヒナタの顔が、泣きそうなものになる。
私から嫌われるのを恐れるような、私の言葉に怯えるような、そんな表情。
「大丈夫ですよ。わたしは、どんなヒナタでも大好きです。嫌いになったりなんてしません」
「で、でも──」
「愛してます、ヒナタ」
何かを言いかけたヒナタを遮るように、告白。自分の頬が赤くなっているのを感じる。でも、ヒナタを安心させたくて私は言葉を続けた。
「例えヒナタがどんな身体だったとしても、私はヒナタが大好きなことは変わりません。だから──」
ヒナタを押し倒す。
発情してるせいで大した抵抗ができないのか、されるがままだ。
「一緒に気持ちよくなりましょう?」
耳元で囁きかける。
すると、ヒナタの身体がビクビクと震え、ただでさえ荒かった呼吸が更に激しくなった。
「あ、アリアぁ⋯⋯だめぇ♥️」
「ヒナタがだめでも、私はだめじゃないです。私はヒナタとセックスしたい」
ヒナタの目を見つめる。
ヒナタに覆い被さっているせいで、顔が近い。
お互いの吐息が、熱を持って混ざり合う。
そして必死に淫欲と戦っているヒナタに、私はとどめの一言を放った。
「ヒナタは、私とセックスしたくないんですか?」
「⋯⋯⋯⋯ぁ♥️」
ヒナタの口が間抜けに開き、よだれが溢れた。
そして葛藤するように目線を動かしたあと、耐えきれなくなったように言葉をつむぐ。
「⋯⋯したい、よ」
とても小さくて、聞き取りにくい声。
「せっくすしたい⋯⋯♥️ ありあと、せっくすしたいよ♥️」
その言葉に宿るのは、色欲と罪悪感、そしてちょっとの羞恥心。発情に耐えきらなくなったように、ヒナタは声を漏らす。
「ありあぁ♥️♥️」
淫らな甘さが染み込んだ、普段のヒナタからは考えられないような声。
それにつられて、私の鼓動も早くなる。体が火照って、秘所が濡れてきた。
もうヒナタも自分を押さえきれないだろう。私に襲いかかってくるはずだ。
私は目を閉じ、ヒナタの行動を待つ。
そうして、私とヒナタは一つになって──。
何もないまま5分が経過した。
あれ? おかしいな。
ここまでヒナタの理性を溶かしたのだから、もう我慢出来なくなって襲ってくるかと思ったのに。
目を開ける。
そこには、息を荒くしながらも必死に発情と戦うヒナタの姿。未だに手はシーツを掴んでおり、自分から私に触れようとはしていない。
えぇ、うそぉ。
え、ヒナタの理性凄くない?
ミラーカ王女の話だと、一時間剣を振っただけでオナニーしちゃうほど発情するんだよね。
今のヒナタは上級魔法を何十回も使った後だから、その比じゃないくらい発情してるはず。
魔勇者にデスペルされた瞬間、思わず射精しちゃうくらいだし。なのに、女の子と密着してもまだ自分を抑え続けられるっておかしくない?
あれ、もしかして⋯⋯。
私って、ヒナタに嫌われてる?
もしかして、私だからダメなの?
いくらセックスしたい気持ちになっても、私とじゃ嫌ってこと?
おかしいな。
まだ牢に捕まってた頃、ヒナタにキスされたことがあったから、てっきりヒナタは私のこと好きなのかと⋯⋯。
というか、私はあれでレズに目覚めたんだけど。
え、うそでしょ⋯⋯?
ヒナタってノンケ?
私のファーストキス奪っといて?
⋯⋯⋯⋯うわぁ。
なんだか急に心が暗くなってきた。
自分の身体に、冷たい何かが侵食してきたような感覚。
そっか。ヒナタが私のこと好きっていうのは勘違いだったんだ。
視界が歪んで、自分の目が潤んでいることに気がついた。前世も含めて、初めての失恋。
相手も自分のことが好きだと思って、全力で誘惑しておいての、失恋。
思わず立ち上がり、ヒナタから離れる。
そんな私に、ヒナタは安心したような顔をする。
そんなに私とセックスしたくなかったんだ。
⋯⋯でも。
でも、私はヒナタから離れたくない。
ヒナタが私のことを嫌いだとしても、私はヒナタの側で恩を返したい。
せめて、発情を処理するくらいはしてあげたい。
ヒナタの恋人には慣れなくても、性処理係くらいにはならせて欲しい。
それが、身勝手で我が儘な私の願い。
無言でヒナタのズボンを下ろす。
すると、ヒナタは声を上げて私を止める
「ちょ⋯⋯ありあ、だめぇ」
「抵抗しないで下さい」
平淡な口調を心がけた。
感情を殺して、ヒナタの男性器に向き合う。
それはピンク色で、もどかしそうにピクピクと震えている。
看守のものとは違って、なんだか可愛い見た目をしていた。
「ありあ、だめだってばぁ」
ヒナタは両手で顔を隠した。
それがとっても可愛くて、余計にヒナタのことが好きになる。
でも、それはいけない感情だ。
私とヒナタは恋人じゃないのだから、私に好かれてもヒナタは迷惑だろう。もう告白しちゃったけど。
私は自分を奮い立たせる。
目指すポジションは、ヒナタの性処理係。
幸いなことに、おそらくヒナタはMだ。
どちらかと言うと受け身なタイプ。
ならば、私が一方的にヒナタに奉仕すればいい。
ヒナタは何もする必要がないから、お互い作業的にやれる筈だ。
それを毎日続けることで、ヒナタに『私になら欲望をぶつけても大丈夫』と思わせる。
ヒナタに恋人が出来るまでの間、ヒナタの発情を私が処理するような関係を作るのだ。
よし。やるぞ。
「ヒナタ。少しの間、我慢して下さいね」
「⋯⋯ぇ?」
私は覚悟を決めた。
ヒナタとの恋を諦め、胸に閉まっておく覚悟。
性処理係として、ヒナタを陰ながら応援し続ける覚悟。
ズボンを脱ぎ、そこら辺へと放る。
秘所をヒナタの肉棒へと押し付け、挿れる準備をする。
「大丈夫、そんなに緊張しなくてもいいんですよ? あくまで性処理。事務的にいきましょう」
「あり、あ⋯⋯?」
本当は手で処理するという選択肢もあった。
それでも“挿れる”という方法を選んだのは、私がヒナタと繋がりたかったから。
例えヒナタの意志を無視する行動でも、例え一時のものだとしても。
私は、ヒナタの肉棒を受け入れたかった。
自分の心が相変わらず醜いことを実感し、惨めな感情が溢れだす。
こんな自分勝手な私には、初めからヒナタみたいな優しい人はふさわしくなかったんだ。
ヒナタが私を好きになるなんて、あり得ない話だったのだろう。
それでも、私に少しだけ夢を見せて欲しい。
ほんの少しでいいから、ヒナタの欲望を私に向けてほしい。
「ごめんなさい。嫌ですよね、私とセックスするなんて」
「──ッ!!」
頬を生ぬるい液体が伝う。
それが涙だと分かるまで、数秒を要した。
なんで私は泣いているのだろう。
せっかくヒナタと一つになれるのだ。
もっと喜ぶべきなのに。
なのに、私の心はどんどん曇っていく。
「私は所詮、ヒナタの性処理係です。私のことはオナホールが何かだと思ってください。ヒナタが私のことを嫌いでも、今はちょっとだけ我慢してください」
肉棒の先っぽを膣内に入れる。
あとは腰を下ろすだけ。
そうすれば、私とヒナタは一つになる。
心は一つになれなくても、体は一つになれるのだ。
「ヒナタ、本当にごめんなさい」
そういって、私はヒナタの肉棒を奥へいれようとして────
「りかばりぃぃい!!!!」
突然、視界が大きく振れた。
同時に、ヒナタの叫び声が部屋に響く。
何が起きたか分からずに目を白黒させると、目の前にヒナタがいた。鼻がくっつきそうなほど顔が近い。
さっきとは対照的に、今度は私がヒナタに押し倒されているみたいだ。どうやら、身体の位置を入れ換えられたらしい。
「アリア、なにいってるの?」
さっきまで正気を失っていたとは思えないくらい、はっきりとした声。
「わたしがアリアのこと嫌いとか、本気?」
ヒナタの頬は紅に火照り、瞳は妖しく輝いている。
「わたしがどんな思いで我慢してたか分かってるの? 分かってないよね」
いつもとは違うヒナタの姿に萎縮する。
妖艶で、蠱惑的な、淫魔のような雰囲気のヒナタ。
純真で可憐な印象は消え、見つめられるだけで変な気持ちになってくる。
「だから、分からせてあげる」
ヒナタの手が私の股へと伸びる。
太ももの付け根や下腹部を撫でられ、思わず吐息が漏れた。
しかし、ヒナタは私の大事な部分へは触ろうとはしない。
悪魔でその周りだけ。私の欲求を煽るかのように、私を焦らすかのように。
「わたしはアリアのことが好き」
「⋯⋯ぁ♥️」
猫耳に囁かれ、子宮がキュンとした。
冷めきった身体に暖かい熱が広がる。お日さまのような、いつもの暖かさだ。
「アリア、繰り返して。『立川日向たちかわひなたはアリアのことが好き』」
上着をまくられ、胸が晒される。
乳首の周りをまさぐられ、自然と体が脱力していく。
「ほら、繰り返しなさい。『ヒナタはアリアのことが好き』」
「ひゃああっ!♥️」
乳首を優しくつまみ上げられ、嬌声を上げる。
甘くて穏やかな、今まで感じたことのない快楽がジンジンと脳を刺激した。
「まったく、アリアって妙に頑固だよねぇ。まだわたしに嫌われてるって思ってるの?」
「⋯⋯だってその通りなん──うぁあ!♥️」
ヒナタの膝が股の間に差し込まれ、股間をグリグリと押される。波のような快楽に、私は翻弄されるしかない。
「ひざっ⋯⋯やめ、てぇ♥️」
「やめて欲しいなら繰り返して。『ヒナタはアリアのことが好き』」
「くりかえす! くりかえすからぁ!」
股ドンっていうんだっけ、これ。
よく分かんないけど、股の間に足を入れられると女の子は逃げられなくなることは分かった。
どんなに太ももを閉じようとしても、そんなことお構い無しに快楽を刷り込まれるのだ。
未だにヒナタの膝は太ももの間にあるけど、股間をグリグリするのは止めてもらえた。それに安堵しつつ、私は必死にヒナタの指示に従う。
「ひ、ひなたはアリアのことが好き!」
そう呟いた瞬間、自分の胸のなかに太陽のような暖かい幸せが生まれ、体全体に浸透する。今までの人生で最高と言っても良いくらいの、溺れそうな幸福感だった。
「そう。よく言えたね、偉い偉い」
頭を撫でられる。
でも、そのときに猫耳をくすぐられ、蕩けるような性感が私を襲った。
「ふぁぁ♥️」
「じゃあ、もう一回言ってみようか。『ヒナタはアリアのことが好き』」
「ヒナタはアリアのことが──ぅああ!?♥️♥️」
ヒナタの指が秘所に到達し、クリトリスに触れる。淫らな電流が脊髄へ向かって流れ出し、腰が跳ねる。
「残念、最後まで言えなかったね」
「そ、それはヒナタが──」
「口答えしないの。そんな悪い子には、お仕置きしなきゃだね。あむ」
「んむぅう!」
私の反論も聞かずに、ヒナタは私にキスをした。前にしたような軽いキスじゃない。ディープでエッチな、舌が絡み合う大人のキス。
口内へと侵入してきたヒナタの舌を押し返そうと、私も舌で応戦した。
しかしお互いの舌が触れあった瞬間、ヒナタの舌は私のを絡めとって刺激する。
思わず顔を反らして逃げようとしたけど、猫耳を撫でられているせいで力が抜けている私は、一切の抵抗が出来ない。
秘所への責めも再開した。
今度はクリトリスだけではなく、膣の入り口や会陰も嬲られる。
色んなところを同時に責められて、頭がバカになりそう。
こんなの、私は知らない。
看守とのセックスはこんなんじゃなかった。もっと乱暴で、動物的で、激しかった。
優しく溶かされるような、こんなセックスは初めてだ。安心と信頼が約束された、甘さで溺れそうになるようなセックス。
ヒナタってこんなに上手かったんだ。
私は僅かに残った理性で考える。
てっきりヒナタはエッチとか未経験だと思っていたので、ちょっとだけショックだ。
もしかして、地球に恋人とか残して来ているのだろうか。
だとすると、やっぱり私はヒナタのお嫁さんには⋯⋯。
そこまで考えたところで、秘所を弄っていたヒナタの指が突然奥へと進んできた。
「んゃああ♥️」とはしたない声を上げた私に、ヒナタはキスを中断して言った。
「今、変なこと考えてたでしょ」
「そ、そんなこと──っひゃああ♥️♥️ これ、やめへぇぇ!♥️」
膣の上側、すなわちGスポットを擦り上げられ、たまらず泣き言を漏らす。腰が震え、絶頂が近づいてきた。
「何がなんでも、わたしはアリアのことが好きなの! 今だって必死に我慢してるけど、本当はすぐに挿れちゃいたいくらい辛いんだよ」
「ごめんなひゃいい♥️ うみゃああ!♥️」
指の動きが加速する。猫耳の内側をくすぐられ、Gスポットを擦られ、耳元で愛を囁かれる。
もし幸せで人が死ぬのなら、私は今すぐ死んでしまうだろう。
それぐらいの快楽が私の中で反響し、身体中を駆け巡っている。
「ほら、もう一回言って。『ヒナタはアリアのことが好き』」
「ヒナ、タ、はぁ!♥️ アリアのこと、がぁぁ!♥️♥️ すきぃぃいい!!♥️♥️♥️」
溜め込んだ快楽が限界を迎え、絶頂する。ヒナタを全身に感じながら、世界で一番幸せな絶頂。
波に揺られるようなエクスタシーに支配され、顔がバカみたいに緩んだ。私は今、とても人には見せられないような表情をしてるんだろうなぁ。
それを一番見せたくない人に大公開しているという事実に、羞恥心で頭が爆発してしまいそうになる。
膣がヒナタの指をぎゅーぎゅー締め付け、猫耳としっぽがパタパタと制御不能に動き回った。
「はぁー、はぁーっ♥️」
「アリア⋯⋯わたし、もう我慢できないの。だから、挿れてもいいよね?」
「は、はひぃ♥️ らいじょーぶです!♥️♥️」
嘘だ。
全然大丈夫じゃない。
今挿れられたら、確実にヤバい。
でも、ヒナタを拒みたくない。
どんな状態でも、ヒナタのお願いは聞いてあげたい。ヒナタのやりたいことが、私のやりたいことだから。
肉棒が秘所へあてがわれた。
私もヒナタも興奮していて、それが流れ出たのか部屋の中は淫らな匂いが充満している。
「アリア、いくよ⋯⋯♥️」
肉棒が体内へと侵入を始めた。
既にとろとろに解されていた陰唇は、ヒナタのモノをあっさりと咥えこむ。
「んぁああああ♥️」
奥へゆっくりと進んでくるにつれ、口から抑えきれない嬌声が溢れ出す。渦巻くような淫悦が躰を支配し、思わず下半身が逃げるように左右へ揺れた。
でも、快楽をいくら逃がそうとしても、子宮へと迫り来る肉棒は容赦なく私を“幸せ”で侵食していく。
「はぁぁぁ♥️ アリア、気持ちいいよ♥️」
「うにゃあああ!♥️♥️ みみは、りゃめぇぇ!!♥️♥️」
ヒナタの艶っぽい声が猫耳を蹂躙する。
とっても可愛くて、子宮がきゅんきゅんしちゃう声。普段なら永遠に聞いていたくなるくらい素敵な声だけど、今の私にはただの脅威だ。中と外の両方から快楽を注ぎ込まれ、自分がヒナタに染められていくのが分かった。
これが終わったら、もうヒナタ無しでは生きていけなくなっちゃう気がする。
「んぅ♥️ ここが、一番奥かな⋯⋯?」
「はぁああん♥️♥️」
肉棒がついに子宮口へとたどり着いた。まだ一往復もしていないのに、私はもう満身創痍。喋ることすらままならず、ヒナタの問いにただコクコクと頷くことしか出来なかった。
「そっか。流石に全部は入りきらなかったか」
「ふぇあ!?」
え、うそでしょ?
ヒナタの言葉に驚いて、自分の下腹部を見下ろす。すると、まだ4分の3ほどしか入り切れていない。
「まぁアリアの体ちっちゃいし、仕方ないよね」
ヒナタはそういって、腰を引こうとする。全部入れるのを諦め、4分の3だけを出し入れすることに決めたらしい。
それを察した瞬間、私の中に焦りが生まれた。
ヒナタを全部受け入れられないなんて、お嫁さんとして最悪のことだ。ヒナタを満足させられなければ、私に生きてる価値はない。
「やぁ! もっといれて!」
「え? いや、でも⋯⋯」
「もっとぉ、もっと奥まで突いてぇ!♥️」
抜かないで。
全部入れていいから。
子宮を潰すくらいの勢いで、思いっきり突いて。
私は媚びた声で懇願する。
ヒナタに満足してもらいたくて、ヒナタに捨てられたくなくて。
そんな様子の私を見て、ヒナタは頭を撫でてきた。
「アリア、無理に頑張らなくてもいいんだよ。そんなことしなくても、私はアリアのこと大好きだから」
「だめなの! いれてくれなきゃだめなの!」
子供みたいに駄々をこねる。
本当は分かってる。こういう行動が、一番ヒナタを困らせることくらい。伊達に精神年齢30歳ではないのだ。
でも、そんな理屈に心は納得しない。
ヒナタを全部入れて、一緒に気持ちよくなりたいのだ。
「いれていいからぁ⋯⋯!私の中に、ヒナタの全部いれてよぉ!」
「アリア、そういうこと言われると、私も我慢が⋯⋯」
「我慢なんてしないでいいのっ♥️」
ほら、いれて?
私の小さな穴に、ヒナタの棒をズボズボして?
いくらリカバリーを使っているとはいえ、流石のヒナタも我慢の限界も近づいてきたらしい。息が荒くなり、目が淫欲で妖しく光っている。
もうすぐだ。もうすぐ全部いれてもらえる。
「私の中、ヒナタのちんぽでぐちゃぐちゃにしてぇぇ!♥️♥️」
「──っ!! もう、知らないからね!」
私の渾身のおねだりに、ついにヒナタの理性が決壊した。肉棒が再び膣を突き進む。
そして、ついに子宮口にたどり着き、そのまま更に奥へと押し込まれた。
「うあああああああ!!♥️♥️♥️」
「んぅぅ!♥️♥️ アリアのなか、いいよぉ♥️」
ずっしりとした熱が体全体へと広がり、ガクガクと痙攣する。視界がチカチカと明滅して何がなんだかわからない。唯一分かることは、自分が絶頂したということだけ。
これが、ポルチオ。気持ちよすぎて、発情期の獣のような叫びが止まらない。
灼熱の太陽に包み込まれたような激感が、達成感と共に私を幸せで塗りつぶした。
「はぁぁぁぁ♥️」
「ひああああああ!!♥️♥️」
一度全部入れ切ってしまったヒナタに、もう容赦はない。ずんずんと腰を前後させ、私を快楽で責め立てる。
「んああ!♥️ やぁぁ♥️⋯⋯んぅうっ♥️ ひゃあ♥️♥️」
「はぅうッ♥️ あぁぁ、うみゃああ!♥️♥️」
もはや、どれが自分の声でどれがヒナタの声かも分からない。お互い嬌声を抑えるなんて余裕はなく、ひたすら快楽を味わい続けるだけ。
ああ、気持ちいい。
私は今、すっごく幸せだ。
大好きな人からの貪られるようなセックスに、心身共に陶酔する。
そしてついに、その時はやってきた。
私が五回目の絶頂を迎えたとき、ヒナタの肉棒がビクビクと震え、更に固さを増す。
「アリアぁ♥️♥️ イクっ、イクよぉぉ!♥️ イクぅぅぅうう!!♥️♥️♥️」
「ひあぁっ、んあああああ!!♥️♥️」
お腹の中にジュワァと暖かい感覚が浸透し、脳みそが幸せでいっぱいになる。気持ち良さそうに顔を歪めているヒナタに、達成感が涌き出てきた。
セックスってこんなにきもちいいんだ。
初めてだった。
こんなに幸せを感じたのは。
肌に感じるヒナタの体温が私の体温と混ざりあい、愛する人と一つになっているという実感が湧く。
ヒナタの心臓の音が心地よくて、もっと近くで聞こうと胸に顔を押し付ける。すると、お日様のような匂いが鼻の中に広がった。大好きなヒナタの匂いだ。
全身がヒナタに包まれることを実感して、またイク。身体中がピクピクと震えて止まらない。
どうやら、ヒナタも私と同じような状況らしく、先ほどからずっとイキ続けている。膣内を精液が満たし、溢れた。
「あぁ⋯⋯やああ♥️ んああ、あひぃぃ♥️ ありあぁぁ⋯!♥️♥️」
もしかしたら、絶頂した拍子に発情を抑える魔法が解けたのかもしれない。ヒナタは快楽でふやけたような表情をしている。
ヒナタ、かわいいなぁ。
胸がドキドキと高鳴り、思いっきりヒナタを抱き締める。幸せすぎて、死んでしまいそうだ。
ああ、きもちいい。