餓鬼
・ゴブリン属 ・鬼亜人型
○生息地…ジパング地方(人里、墓場)
○気性……貪欲、好色
○食糧……人間の男性の精
○ジパングに生息するゴブリンの一種。小さな角と幼い子供の様な姿で、基本的に骨が浮き出るほどに痩せさらばえている。
常に群れで行動しており、廃屋となった家や無縁仏の傍に巣がある事が多い。
先天的に、どれほど交わりいくら精を飲んでも満たされる事の無い『餓え』にその身を焦がされている。その為、彼女達は常に貪欲に男性を求めており、生息域の傍を男性が通りかかろうものなら相手の人数に関わらず集団で襲い掛かり、その場で『餓え』を満たそうとするか巣に持ち帰り共有の獲物となるだろう。
彼女達の手に触れられた男性は、瞬く間に情欲の炎に包まれる。一見すると丸焼きだが肉体には全く害は無い。しかし、餓鬼達の持つ『餓え』と似たような症状を得てしまう。そして炎から開放された男は、自らを掴んだ餓鬼とお互いに『餓え』を満たそうと延々と交わり続ける事になる。
いくら交わりを続けても双方満たされる事は無いのだが、満たされないという事はいくらでも交わり続ける事が出来るとも言える。その為、たとえ『餓え』が根治されなくとも交わりにより食らい続ける彼女達は注ぎ込まれるという多幸感に包まれており、自らの『餓え』を疎ましく思う者は少ない。
永い交わりを続けた餓鬼は、溜め込んだ精で大きく腹を膨らませ、まるで妊娠したかの様な姿を持つ者もいる。その状態では溜めた精により変化や妖術などを扱えるようになるが、変わらず決して『餓え』は満たされる事は無く、より強い衝動を持って男性へと襲い掛かる様になる。
女性が餓鬼に触れられると、男性と同じく情欲の炎に焼かれることになる。絶え間ない飢餓感に襲われるが、いくら人間の食べ物を食そうとしても体が受け付けない。その内、本能的に自身が求めているもの、すなわち男性の精に思い当たり、周囲にいる者を手当たり次第に誘惑し始める。初めは物陰に隠れながらなどの分別を持っているが、段々と己の『餓え』の為と正当化を重ねていく。やがて『餓え』による苦しみから逃れる為というものが縦前となる時に、女性は餓鬼として完全に変化し、夜の闇に抱かれる存在となる。
唯一餓鬼達の餓えが安らぐのが、餓鬼達に『憐れみ』の心を持つ男性が精を注ぐ時だ。餓鬼達と同等の『餓え』に灼かれながらも、餓鬼達を苛む『餓え』を理解し、愛憐する事により、その苦しみから解き放つ事が出来る。
彼女達はそれにより初めて『満ち足りる』という事を知り、満足という快楽を知り、より一層、その男性から精をねだる様になるだろう。端から見れば常に精を求める事に変わりはないが、当事者達にとってはそれまでの貪るような交わりなどではなく、お互いを慮り愛し合う情事となっている。それは『餓え』という衝動が消え、ひたすらに愛を囁き合う為の手段としての交わりである。その為、彼女達の底無しの肚が満たされなくとも、愛されているという実感さえ得られれば彼女達は満足してしまう。彼女達は夫から受け入れられるという愛情により胸がいっぱいになってしまい交わりを疎かにしてしまい、結果として夫を得た餓鬼は十分な精を摂取せずにお腹を空かす事もある。
勿論、夫から求められれば喜んでそれに応じる。そして愛されている事に心から喜び、精一杯の奉仕を夫に行う。奉仕の際にもっと感じて欲しいと情欲の炎で夫を包んでたがを外してしまい、大きな腹を持つ事になる餓鬼も少なくない。