※この作品はR-18です。

戦友の艦隊   作:龍胆龍義

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Organize The Fleets.6 休日の朝風呂

Organize The Fleets.6 休日の朝風呂

 

「うんっ――、はあぁ……朝風呂も気持ちいいもんだな」

 

 思いっきり伸びをして、提督は感嘆する。

 

 洗浄も体毛の処理も終わった提督は、古鷹、加古と湯船に入った。

 扶桑、山城は、そのまま洗い場で身体を洗い始めている。

 

 戦艦姉妹の、白い背中。

 それが、やはり白い泡にまみれていく。

 もぞもぞゆらゆら、その動く白い肢体が、なまめかしい。

 

 提督は、血液が集中していくのを自覚した。

 

 と、長良が寄り添ってくる。

 

「司令官、私、のぼせちゃいそう。だから……」

 

 すぐにその唇に、吸いついた。

 

「……ん」

 

 のぼせそう、というの本当のようで、彼女の口内は舌先でもわかるほどあたたかい。

 何度も舌を絡ませ、唾液を交換する。

 最初はたっぷりと飲ませ、次はねっとりとしゃぶり飲み。

 

「提督ぅ。鬼怒、鬼怒にも……」

 

 いつのまにかそばにきた鬼怒も、しなだれかかってくる。

 

 長良の唾液をつけたまま、提督は鬼怒にディープキス。

 鬼怒は提督の舌に、素早く応じてくる。

 

「ん……」

 

 今度は鬼怒の方から、唾液交換をねだってくる。

 提督は受け入れ、まず彼女のつばをじっくりと味わい。

 そしてゆっくりと、流し込む。

 

 ふたりの手はほぼ同時に巨砲身にのびてくる。

 容赦なく握られ、提督もたかぶってくる。

 

 軽巡ふたりの腕をひいて、湯船の外に出た。

 そのまま、ふちに腰掛ける。

 

 腋に両手をいれて長良を抱きかかえ、膝のうえへ。

 

 と、古鷹が床にバスタオルを敷いている。

 いっしょに湯船に入ったが、軽巡姉妹との雰囲気で察したようで、脱衣所から持ってきていた。

 

「すまんな、古鷹」

 

 恥ずかしそうに跨がってくる長良の肩越しに、重巡をねぎらう。

 ぺこりと頭を下げて、わきに控える古鷹。

 

(いつものこととはいえ、せっかくだしな……よし!)

 

 最初はこのまま対面座位で、と思ったが。

 長良の両尻を、思いっきりつかむ。

 

「はぁんっ!」

 

 尻肌の触感を味わいながら、かわいい嬌声にかまわず、立ち上がる。

 

「ちょ、提督!?」

 

 両腕を提督の首のうしろにまわし、ひっついてくる長良。

 その言葉が終わらぬうちに、バスタオルにそっと降ろしてやる。

 

 意図を理解した長良は、ひっつきからすがりつきへ。

 目を閉じ顎をやや上げる1番艦。

 ほんの少しだけのぞいた舌先を見逃さなかった提督は、応じてやる。

 

 延ばした舌で長良の唇をこじあけ、見えていた舌先を追うように唇を合わせる。

 数回じゃれつかせて、横たわった肢体から離れた。

 

 両脚を持ち上げると、長良は視線をそらす。

 内腿はお湯でないもので濡れているが、抵抗はしなかった。

 

 右手でやや筋肉質な太ももを撫でまわしつつ、左手は足首を高くかかげる。

 ふくらはぎに、キスを連射。

 

「ん、……」

 

 くすぐったそうに上半身をよじるその足首を、両手で前に。

 

「……え?」

 

 アスリートゆえに、柔軟な長良の肢体。

 その両膝は、耳の横まで簡単にくる。

 

 提督は古鷹にアイコンタクト。

 すぐさま理解した彼女は、長良の足首を提督からバトンタッチ。

 

 提督が身を起こせば、いわゆるまんぐり返し。

 

「し、司令官?」

 

 濡れそぼつ股間を、提督はつぶさにながめる。

 

 長良の牝器は上つきで、このかっこうならその恥丘の盛り上がりがよくわかる。

 ブルマを穿くためか、恥毛はきちんと手入れされていた。

 だがそれも、ときおりひくつく牝液に濡れ、牝丘にへばりついていて。

 

 提督はあてがい、押し込む。

 

「……、……」

 

 一瞬、息を詰まらせる長良。

 押し込みながら前傾していくと、

 

 

「……あんっ……」

 

 切っ先にGスポットをえぐられる嬌声。

 お構いなしに押し進めば、やがてピッタリと根元まで収まった。

 

「き、来た~ぁぁぁ……司令官のが……」

 

 長良の耳のそばに、手をつく提督。

 

「……なんか、いつもよりあったかいな、長良の膣内(なか)

「い、言わないでよぉ……」

 

 のぼせかけの肢体はあたたかく、その内側もまたあたたかかった。

 

「もう、こんなかっこうでなんて……んんっ」

 

 羞恥にまぶたを閉じる長良。

 無意識にか、内部が誘うようにうごめいて。

 

 提督にとってはそれが、膣肉が巨砲身を味わっているかのごとく。

 

 数度ゆすってから、腰を動かす。

 上から突き降ろすピストンは、ただちに激しくなる。

 

 屈曲させられた長良の上半身、ほどよく鍛えられた体幹がバネの役割をなし、引く動作に弾みがつく。

 それでも、巨砲身が膣外に出ることはなく、抜けきる直前にカリで陰唇を巻き込みながらの再突入。

 引く際の弾みの分だけ、彼女も突き込みを激しく感じているようだ。

 

「……ぁん、ぁん、ぅあんっ、ぁん、……」

 

 呼吸と同じく、小刻みになる長良の喘ぎ。

 

くぅ、いい締まりだな……!)

 

 柔らかくもしなやかな襞にまとわりつかれ、提督もますます動きを荒くする。

 長良の、恥丘の盛り上がりが、下腹に心地よい。

 

「おおう、なかなか気持ちいいなこの体位。長良は、どうだ? 苦しくないか?」

「んぁ、ちょ、ちょっとつらい姿勢だけど、んん、苦しくはないわ……あんっ!」

 

 潤んだまなざしを、うっとりと向けてくる。

 その頬に、飛沫がとんだ。

 とまどい気味に視線をさげた表情が、ゆがむ。

 

「し、司令官、これ丸見えじゃないっ!?」

 

 顔と性器が近くなるのがまんぐり返し。

 女の側からすれば、その状態では視界の何割かが女性器になるのは当然。

 

 激しい抽送でしぶきが飛べば、顔にかかるのもまた当然だった。

 

「き、気持ちいいなら、問題ないだろ。そ、それにな……!」

 

 提督は、一時的に腰を止めた。

 

「いい機会だ。自分のがどんな風になってるか、じっくり眺めるのも悪くないんじゃないか」

 

 長良の返答を待たず、再開。

 なおも激しく、巨砲身で長良をむさぼる提督。

 

 停止前より多くなった愛液は、腹にも内ももにもまみれている。

 かき出されたそれは、直後の突入で周囲に飛び散る。

 飛び散って、胸もとから顔まで濡らしていく。

 

「……いやらしい……。私の、こんなにいやらしく、なるなんて……」

 

 ふくらはぎを抱えるよう、長良は二の腕で目もとを隠す。

 

「そうでもないぞ長良。見ようによってそうかもしれんが、男と女は本来、こうなるようにできてるんだからな」

 

 腰振りをゆるめない提督。

 

「いやらしく見えようと見えまいと、これが自然なかたちなんだ。恥ずべきことじゃぁない」

「……じゃあ司令官。こんな私でも、嫌いにならない……?」

 

 二の腕から片目だけ、のぞかせる長良。

 

「当たり前だろ。真面目な長良も、えっちに振る舞おうとする長良も、恥ずかしがる長良も、みんな俺のものだ!、……ぁ、締まるぅ」

 

 提督は一瞬ひるんだが、さらに激しく再開する。

 

「っと!」

「――きゃうぅんんっ!!」

 

 提督がバランスを崩す。

 両脚をまっすぐにそろえて腰を突き出す姿勢のため、体重がそのまま没入の勢いに加わる。砲口が最奥を射抜く。

 子宮口を痛打された長良が、甲高い響き。

 

「悪い、足が滑った」

 

 小さな絶頂をむかえたらしい長良に体重をあずけたまま、提督は足の位置をなおす。

 膝をまげ足首を前進させて、相撲の四股(しこ)を踏むさま。

 

「そ、それだめ司令官。く、クリトリスが……」

 

 上つきで盛り上がった恥丘ゆえ、正常位などでの恥骨のぶつかりあいは、提督の陰毛で陰核がなぶられることだった。

 

 そのかたちでピストンを再開させれば、上下運動に前後運動があわさる。

 膣襞の背側だけが強かったのに、今度は腹側もまんべんなく摩擦され。

 

「――ぁうっ、はんっ、あん、ゆ、ゆるして司令官、わ、わたしもう……!」

 

 舌を差し出す長良。

 提督は腰振りの勢いを変えず、それをすくい上げる。

 

 んぶぬぶむぶと、下品なキス。

 キスというよりは、口と口の擦りつけ合い。

 

 提督は支えていた自分の腕を長良の背にまわし、抱きすくめる。

 腰使いは変えない。

 長良も、窮屈な姿勢なのに腰をあわせてきて。

 

「く」

 

 遠慮無く砲撃する提督。

 今朝はもうかなりの回数の射精をしてきたが、奔流はなおも衰えない。

 

 子宮口。膣襞。恥丘。尻肉。アスリート太もも。唇。舌。

 さらに多くふれあう肌で長良を感じる提督は、その想いを悦楽に上乗せして、送り込む。

 

「~~~~~~~~っっっ!!!」

 

 長良の喘ぎ声は提督の過激な接吻で封じられ、ほとんど聞こえない。

 

 ぷぢゅっ。

 提督の下腹で潮吹きがなかば封じられ、その飛沫は長良の顔にも飛んで。

 

「――提督、やっぱ男だなぁ」

「加古も、そう思いますか。素敵なたくましさの男性だって」

「今朝はもう、北上さんや金剛さんたちを征服してきたらしいですよ?」

「やっぱり、ただの種馬じゃない」

 

 山城、とたしなめるのは扶桑の声。

 それよりも、陰嚢を包み込んでくるほのかな温かさが、提督は気になった。

 

(……声がしなかったのは、……鬼怒、か……!?)

 

 まだまだ放精中の睾丸を、口内でやさしく舐め転がし、他方は指で愛撫してくる。

 長良は屈曲位で組み敷かれ、提督は両脚を開いているので、結合部はうしろががら空きなのだった。

 

 

 

 やがて最後の一拍分を放出し、提督はキスをほどく。

 身を起こし、長良を男の体重から解放してやる。

 

「……司令官、大好き……」

 

 果てた軽巡の肢体は、ゆっくりと自然な姿勢に。

 その内部に再度、強くねじ込んで、精液をより奥へ押しやる。

 

 

 

 身を離すやいなや、背後から鬼怒が密着してきた。

 それだけでなく、いつの間にかとなりに敷かれたバスタオルに、提督を押し倒そうとする。

 

「――おい、鬼怒!?」

「すみません、提督。鬼怒、もう我慢できない」

 

 となりのバスタオルに、つんのめる提督。

 手と肘で支えたが、その腰を鬼怒が裏返す。

 

 仰向けになった提督の巨砲身を両手でにぎり、添える。

 腰を、一気に落としてきた。

 

 ぢゅぷっ。

 

 精液と長良の愛液だらけの屹立が、見えなくなる。

 

「――、~~~~~~!」

 

 直後、鬼怒の全身がこきざみに痙攣する。

 痙攣し硬直し、提督の胸にたおれてきた。

 

「おい、大丈夫か?」

 

 つながったまま身を任せる鬼怒を、提督は気遣う。

 肩や背中をさすってやろうとしたが、いやいやするよう、振りほどかれた。

 

「――ずるいよ」

 

 提督には、そう聞こえた鬼怒のつぶやき。

 

「え?」

 

 思わず疑問詞を発すれば、

 

「……ずるいよ、提督。朝のシャワーに誘ったのは、鬼怒なのに。なのに、長良姉さんと素股するし。おっぱいで洗ってあげても、背中は加古さんにあげちゃうし。壁ドンするし。2回イッたのに、提督は半分しかくれなかったんだよ……?」

 

 起き上がり、ほの暗い瞳で見下ろしてきた。

 

 最後のは、脱衣所でのぶっかけだろう。

 たしかにあの時は、1回の射精の前半を長良に、後半を鬼怒にあたえた。

 鬼怒にしてみれば、4倍の差なのかもしれない。

 

「悪い、鬼怒。もう少し、お前をかまってやればよかった」

 

 基本的に明るい振る舞いの5番艦は、そのなかに本心を隠していることもあった。

 艦娘6人と朝風呂、という状況を楽しんでいた提督のかたわらで、鬼怒はちいさな嫉妬を、ちりちりと(くすぶ)らせていたようだ。

 

 騎乗位の鬼怒の手首を取り、空いた手でその腕を、ゆっくり撫で上げる。

 反対側も、もう一度。

 

 両肩を、撫でる。

 腋下(えきか)から腋、くびれ、骨盤とくだり、太ももからふくらはぎ、足首、爪先まで。

 鬼怒の輪郭をふたたびなぞるよう、のぼっていく。

 

「――ぅん、くすぐったい……♪」

 

 掌がうちももを滑ったとき、嬉しそうに身をよじった。

 肉身に、ほどよい締めつけ。

 

(鬼怒も、内ももが性感帯だっけか。……なら、素股も期待したのかもなぁ)

 

 両手でお腹をさする。

 綺麗な腹筋とへそまわりに、親指をすべらせる。

 

「だめ。だめだよ提督ぅ」

「何が?」

 

 肋骨をすぎ、乳房に到達。

 やんわりと揉み込んでやる。

 

「こんなのじゃ、許してあげない」

 

 乳房のうえから手を押さえつけ、やや前傾する鬼怒。

 

「2発」

 

 表情は、いつもの明るい鬼怒だ。瞳にも、本来の明るさがもどっているが、完全ではないようだ。

 

「このまま鬼怒に、中出し2発してくれたら、許してあげる」

 

 鬼怒は笑い。

 

 猛然と腰を使いはじめた。

 

 

 

 長良も鬼怒も、アスリート体質。

 ただ、長良の体質が肢体の柔軟性となって現れるのに対し、鬼怒のそれは運動性だった。

 

(相変わらず、凄まじいな……!)

 

 提督は舌を巻いた。

 

 乳房を揉む提督の両手と、自らの両膝。

 このふたつを定点に、腰を自在にあやつる鬼怒。

 

 基本的な上下運動と前後運動はもちろん、ときおり左右に振り、そのままねじるような螺旋(らせん)運動も混じえてくる。

 

 提督も応戦すべく、下から腰を繰り出すが。

 

「提督、だめ。動かないで。鬼怒が、鬼怒だけで、イかせるの……!」

 

 突き出せば引かれ、引けば突き出される。

 密着した肌から、その意図するところを察せるのか、鬼怒は同調させてくれない。

 

 提督はやむを得ず、抵抗をあきらめる。

 

(仕方ない。軽巡一、ひょっとしたら鎮守府一かもしれない腰使い、堪能してみるか……)

 

 その腰使いは、巧みさでは龍田に軍配があがるが、その荒々しさは、鬼怒が間違いなく軽巡でナンバーワンだった。

 

「うぁっ、鬼怒。た、たまらないぞ、その動き」

 

 なかば本心で、提督はうめいてみせる。

 

「えへっ♪ 我慢しなくていいよ提督ぅ。この太くて長くて硬い巨砲身、鬼怒が暴発させちゃうんだから……♪」

 

 明るく淫らに笑う軽巡は、さらに調子づいて。

 淫靡な体操は、最高潮目前だ。

 

(そうだ、鬼怒。もっともっと、激しくしろ……!)

 

 こみ上げる快感を必至に耐えながら、提督は機会をうかがう。

 

「提督、鬼怒もうイっちゃうっ!、イっちゃうから、提督もあの白いの、いっぱい、いっぱい鬼怒に、鬼怒の膣内(なか)にぃ~~~~~~!!」

 

 挿入直後と同じリズムの、だが比較にならない激しいひくつきで、鬼怒は絶頂した。

 

「くっ」

 

 鬼怒に請われるまま、提督も射精で応じた。

 今までの摩擦熱がそのまま転換されたかのような、熱い(ほとばし)りが、鬼怒の子宮内壁を()く。

 

「熱っ、熱いよぉ~~~っ」

 

 仰け反る鬼怒。

 

(……ここだ……!)

 

 絶頂痙攣で動きの止まった軽巡を、下から激烈に突き上げる。

 

「きぇ、きぇふぅっ、かはっ!」

 

 鬼怒が呼吸を乱す。

 射精が終わらないままのピストンは、提督にもあらたな悦楽をもたらして。

 

(――やべ、一瞬、意識がとんだ……!)

 

 白濁する意識下、それでもなお、(おの)が意志で、提督は踏みとどまる。

 

 無意識に握り締めていた乳房を解放、そらしていた背筋も、バスタオルに着地させて。

 

 鬼怒が、崩れてくる。

 果ててしまったようで、愛する男性の胸板のうえで、動かない。

 提督もようやく、放精が終わろうとしていた。

 

(激しい動きは、激しい動きだからこそ、そう長くは続かない。それに鬼怒は、イった直後の射精ピストンが最大の弱点だったしな……!)

 

 とりあえずみんなに1発ずつ、と目論んでいた提督にとって、鬼怒だけに連発するわけにはいかなかった。

 

(この勝負、俺の勝ちだ!)

 

 そこまで思い至って、提督は笑ってしまった。

 

(あははっ。勝負、じゃあないよな、これ。……けど)

 

 提督は、はっとした。

 

(お互いが全力で渡り合う、という一点でなら、セックスも勝負も同じなんじゃないか……?)

 

 

 

 そこで提督は、後頭部の感触がバスタオルでもタイル床でもないことに、やっと気付いた。

 弾力とやわらかさ、ほのかな牝香は、女の太もも。

 

「お疲れさまです、提督」

 

 古鷹だった。

 

「提督も上半身が激しかったので、頭を打ってしまわないよう、私がクッションになりました」

 

 膝枕させた提督に、オッドアイの重巡はなかばのぞき込んでくる。

 

「悪い、世話をかけたな」

 

 いえ、と謙遜する古鷹。まだ息の荒い提督の額や頬を、そっと撫でてくる。

 

 息をある程度整えて、提督は鬼怒と身体を入れ替える。

 つながった状態で鬼怒をそぉっと横たえ、離れる前にもう一度突き込んで、身を起こした。

 

 かかとを上げ、膝と爪先だけで座り、両手をひろげる。

 

「おいで古鷹」

 

 近づくオッドアイが伏せられ、唇と唇の距離が、ゼロになり。

 

 提督は古鷹の上唇を、古鷹は提督の下唇を、捉えるかたち。

 左右に数度こすり合わせ、上下いれかえてまた、左右にスライドさせる。

 

 顔をかたむければ密着度が増して。

 

「――ちゅ、ちゅっ、ちゅぱ、ちゅちゅ、んちゅ……」

 

 提督の首筋にまわされた両腕が、頭にすがりついてきた。

 アーミーカットの髪を、無造作になでつける。

 

 提督が舌先で前歯をつついて誘えば、古鷹はややためらいがちに、応じて。

 その舌先を絡め取り、提督は古鷹の味覚器官を味わう。

 

 自らの口内に吸い込むかのごとく、古鷹の舌を舐めしゃぶり。

 

 突然、提督は口まわりの動きを止める。

 代わりに、彼女の背筋を、じっくりと撫でてやった。

 

 すると古鷹は、いままでされたのと同じ動きで、提督の口内を荒らしてくる。

 

 ふたりとも、口角から唾液が垂れ落ちるが、気にしない。

 

 情熱的な接吻。

 胸板と乳房がかすかにこすられ、巨砲身は持ち主の下腹に、重巡の下腹で押し付けられて。

 

「――はっ」

 

 息を継いだ古鷹は、額に額をあわせてきた。

 

「提督は」

 

 潤むオッドアイ。

 

「――提督は、とてもいい男性ですね」

 

 頬が朱に染まり。

 

「勇気凜々、才気煥発、知略抜群、眉目秀麗」

 

 尖った乳首が、胸板をくすぐり。

 

「精悍で、博愛で、接吻上手で、床上手で、精力絶倫。惚れない女は、いないでしょうね」

 

 跨がる腰つきが、屹立を揺らしてくる。

 

「誉めすぎだろ、いくらなんでも。……多情多恨、好色淫乱、無責任、節操なし、女の敵。このあたりがいいとこさ」

 

 自嘲する提督。

 だが、古鷹は額を離さずに、いいえ、と首を振る。

 

「私、知ってますよ? 艦娘であろうと人間であろうと、一度でも抱いた女性に、責任を負おうとしていること。そのための法律を制定させるべく、さまざまな働きかけをしていること。さもなくば、新しい独立国をつくろうとしていること。――んんんっ」

 

 女は、男を受け入れる。

 

 提督は驚愕した。

 事実上の一夫多妻制を容認する法令を、みずからの後ろ盾たる勢力を介して、政治中枢に認めさせようとしていたこと。

 これは、事情通な艦娘のあいだではわりと知られていた。

 

 だが、それが成らなかった場合、この鎮守府のある場所に独立国をつくる、というのは誰にも明かしていなかったからだ。

 

 カリがヘソを越える男根は、難なく子宮口まで達した。

 

「――はあ、やっぱり素敵です、提督の男性自身。私、艦娘になれて、よかった――」

 

 ウエストから肩を、震わせる古鷹。

 

「まだ、誰にも言ってないはずだけどな」

「だって提督、ときどき真剣に考え込んでいるではありませんか。大勝利のあとでも、戦況が安定しているときでも。それに――ふぅんっ」

 

 かすかな肉身の動きに、古鷹は鼻声で喘ぐ。

 

「鎮守府の書庫では、法律関係、それも軍法じゃなくて、国際法や外交分野の書架の前に、よく居ますよね? 何冊かは、(しおり)がはさんで――あああんっっ!」

 

 思いっきり突き上げた。

 尻肉を鷲掴みにして、再度、腰を突き上げる。

 

 仰け反る古鷹の口を封じるべく、提督は荒々しく抽送した。

 

 だから、と喘ぎ喘ぎ、古鷹は言葉をつむぐ。

 

「――だから、みんな、ぁん、艦娘はみんな、あっ、提督を好きに、ぅん、なるんですよっ!、はぅん、沈めないよう、んっ、指揮官として艦を、ふぁっ、大事にして、男性として、ひゃ、艦娘を、んんっ、大切にする、ああん」

 

 その言葉に関係無く、提督は古鷹を犯す。

 

「そんな、素敵な、(おとこ)、好きにならないわけ、ああんん、愛せないわけ、ないじゃないですかあああぁぁぁぁっ!!」

 

 腕も背筋もピンと延ばして、彼女は絶頂した。

 

「くっ」

 

 対面座位で絶頂する古鷹の膣奥に、遠慮無く射精を見舞う。

 

「……ああん……」

 

 腕から力が抜け、後ろに倒れようとする古鷹。

 その腕を間一髪でつかみ、抱き寄せる。

 

「ふぁうっ」

 

 甘い鼻声。

 その吐息は、提督の耳元で繰り返され。

 

「愛してます提督。その心意気も、野望も。だから……」

 

 続く声は、とても小さかった。

 

「……みんなを、もっと愛して。すべての艦娘に、愛を、知らしめて……」

 

 

 

 提督は、すがりつく古鷹が果てたのを確認して、最後にもう一度、突き上げた。

 ゆっくり、バスタオルに横たえる。

 

「そんなことを考えていたんですね、提督」

 

 とは扶桑の声。

 

「念のため、言っておくが」

 

 古鷹から離れる提督。

 

「誰にも言うなよ? 特に鎮守府の部外者には、な。」

 

 となりのバスタオルに向かう。

 古鷹との最中に、彼女が横になって待つのを、視界の隅にみとめていた。

 

「加古、待たせたな」

 

 が、返事はない。

 

「……ぅんー……すぅ……んー……すぅ……んぁ~……すぅ……んー……う~んむにゃぁ……んふふむにゃ……」

 

 眠っていた。

 腕こそ伸ばしきってないが、ほぼ大の字で、加古は夢の中らしかった。

 

「ったく、この寝ぼすけめ」

 

 その膝を持ち上げ、腰を進める。

 

「ちょ、ちょっと提督、何するつもり!?」

 

 山城の非難じみた声。

 

「安心しろ。問題ないから」

 

 あてがい、貫いた。

 

「……すぴー……、……すぴー……」

 

 加古は一瞬、呼吸が止まったようだが、その後の寝息に変化はない。

 

「や、やめなさいよ提督、何してるか、わかってるの!?」

 

 ほとんど本気で非難してくる山城。

 加古に根元まで埋め込んでから、平然と答える。

 

「何って、プレイだよプレイ。睡眠プレイってやつさ」

「なっ!?」

「以前、加古本人に言われたんだよ。その場その時そういう雰囲気なら、眠ってる自分に何をしてもいい、挿入しても中出ししてもいい、って。あとで何をしたかちゃんと伝えてくれればそれでいい、って――うぉ、眠ってるのに、この動き、か……!」

 

 膣肉の蠢きにまとわりつかれ、まだ動いてない提督は、ちょっと仰け反った。

 

「そ、そんなこと、あるはずないわっ!」

 

 なおも納得しない山城だが。

 

「そう言われても、事実だからなぁ。……よっ、と」

 

 加古の足を抱えなおしつつ、提督は、最初から説明した。

 

 以前、加古を含めた複数の艦娘とセックスしたときのことだ。

 そのときも、順番待ちの間に加古は眠ってしまった。

 なので、提督は仕方なく、そこでは加古に何もしなかった。

 眠ってる女の子をヤるのは、普通なら犯罪だし、モラルにも反すると思ったからだ。

 

 だが後で聞いてみると、加古は何もされなかったことが不満だったらしい。

 だから、さきの内容を、提督に直接、伝えたのだった。

 

「そんなの、そんなの信じられますかっ!!」

 

 なおも食い下がる山城。

 

「じゃ、扶桑。君からも教えてやってくれ。……んっ」

 

 停止状態で加古の内部を味わっていた提督は、ゆっくりと律動を開始する。

 

「山城。提督のおっしゃることは、すべて本当ですよ?」

「えっ?」

「私、どちらもその時、その場に居ましたから」

「ええっ!?」

 

 事実である。

 加古が眠ったがゆえに何もしなかったプレイでも、加古がそうと伝えたプレイでも、扶桑はともにメンバーだった。

 

「そ、そんな……。じゃ、じゃあ姉さま、私が知らないところでも、提督に……?」

「ええ。いつもではありませんが、時々なら、抱いてくださってます」

「そ、そんなぁ~~……」

 

 どうやら山城は、加古の睡眠プレイよりも、姉と提督との関係がショックだったらしい。

 

「ごめんなさいね山城。でも、あなただって、私の知らないところで、提督と関係してるのではなくて?」

 

 山城は、扶桑から目を逸らした。

 そこで視界に入った、眠る加古へリズミカルに腰を打ち付ける提督に、矛先を向ける。

 

「提督、このっ!、提督の、提督のせいよっ!!」

 

 石鹸を投げつける山城。

 

「おっと」

 

 とっさに(かわ)したが、その動きが加古への刺激になる。

 

「……んふっ……」

 

 が、目覚めないようだ。

 しかしその刺激が、加古の不随意な締め付けとなって、提督のを包みこむ。

 

「んんっ!?」

 

 かろうじて堪える提督。

 続けて蠢く加古の内部を、味わいつつも耐えるべく、戦艦姉妹に意識を向ける。

 

「落ち着きなさい山城」

 

 その横で、姉が妹を押さえようとしている。

 

「山城、よく考えてごらんなさい。

 私が出撃している時、鎮守府で待っているあなたはどんな気持ちになりますか?」

 

「そんなの、当然よ。

 姉さまのことが心配で心配で、無事に帰ってくれることを願っているわ」

 

「そうね、山城。私があなたの立場でも、そう思うわ」

 

 で、と扶桑は続ける。

 

「その間、あなたは何をしていますか?」

「……え?」

「私が帰投するのを待ってる間、あなたは、何をしていますか? ただただ心配して、首を長くしてるだけですか?」

 

 しばし考える山城。

 提督は意識を、目前の女体にもどした。

 

「……すぴ~~、ふにゃ、……すぴ~~……」

 

 相変わらず、眠り続ける重巡2番艦。

 

(ったく、図太いのか、鈍感なのか……)

 

 加古自身、起きていれば、普通に吐息を乱し喘ぐくらいはするはずの律動を、提督はしている。

 が、寝息は順調で、目覚める気配すらない。

 

(ま、現世での戦歴を思えば、図太いのだろうけどな)

 

 山城の返答が、聞こえてくる。

 

「……訓練したり演習したり、艤装の点検とか整備とか。雑務があるなら、それをしているわ」

「そうね、私もそうだわ。……では、それらがすべて終わってしまったら?」

「……」

 

 山城は答えない。

 

「……自主的に訓練、というのもいいけど、ちゃんと休養も必要よ? オーバーワークになっては、無意味ですからね」

「それくらいのことなら、わかっています」

「なら、休養には肉体的なものと精神的なもの、双方が必要なことも、わかっていますね?」

「もちろんです」

 

 扶桑は微笑んだ。

 

「わかっていてくれて嬉しいわ、山城。

 けどそれは、私たち艦娘だけでなく、提督にとってもそうじゃないの?」

 

「……!」

 

 山城も、気付いたようだ。

 

「言うまでもありませんが、私たち艦娘は、提督の指揮で戦います。

 そしてこれは、提督にとっては軽いものではないのです。」

 

 包み込むように、姉は妹を抱擁して。

 

「提督は、私たち艦娘を、好きでいらっしゃいます、愛しておられます。

 だからこそ……好きだからこそ、愛しているからこそ、沈む危険がある前提の命令を、せねばならない辛さ。

 山城、あなたはそれを、意識したことがありますか?」

 

 妹は、沈黙したまま。

 

(すまんな扶桑。俺が言いたいことを、代わりに言ってくれて)

 

 律動を小休止、全体的にほどよく引き締まった加古の肢体を、遠慮無くまさぐる。

 腕。肩。腋下。脇腹。腰つき。太もも。そして、乳房。

 がさつで、ちょっとだらしなくても、美少女は美少女。

 まさに美少女たる、手のひらサイズのおっぱいを、提督は揉みはじめた。

 

「……すぴぃー……ふっひひ……むにゃ……」

 

 くすぐったそうな寝言を漏らすが、依然として夢の中。

 

(これだけの美少女を、オナホみたいに使えるなんて……)

 

 眠っていて反応がほぼ無いがゆえ、提督の動きはみずからの快楽本位。

 おのずと、悦楽は蓄積される一方で。

 

「――心配して待つこと。傷つくことを強いること。この辛さ重さは忘れてはならないことです。

 忘れてはならないことですが、四六時中そうあっては身が保たないことも、また事実」

 

 姉は、腕をゆるめた。

 妹の背を、やさしくやさしく、撫でて。

 

「それを紛らわせるには、自然体のままでいるのが、一番です」

「……じゃあ」

 

 山城は顔をあげた。

 

「じゃあ、私が姉さまに依存しちゃうのも、いいってこと……?」

「あたりまえです。かわいい妹に頼られて、気分の悪い姉がありますか」

「……姉さまっっ!!」

 

 姉の胸に、妹は顔をうずめた。

 

「……あれ?」

 

 山城は、姉の胸から顔を離す。

 

(あ、やっぱり気付かれたか)

 

 射精間際に提督は、みずからの本性を暴露された気分になった。

 

「じゃあ、提督の自然体って、……まさか、ひょっとして……!?」

 

 にこやかに笑いかける扶桑。

 

「ごらんなさい、山城。あの姿も、提督の自然な有り様のひとつ、ですよ」

 

 戦艦姉妹が視線を向けたとき、仰け反る提督は、いまだに眠る加古のおっぱいを握り締め、その奥に、したたかに射精してる途中だった。

 

(……お、加古の身体も震えてら。……寝ていても絶頂できるって、男も女も同じなんだなぁ……)

 

 火照った美少女肢体、その最奥に押し込むべく、提督はさらに腰を密着させるのだった。

 

 

 

「眠ってる女の子に、あんなに中出しして……!、本っ当に、ひどい男!」

 

 姉に膝枕された山城は、その姉に両腕を押さえられている。

 ときおり、抵抗して上半身を動かそうとするが、Fカップの乳房を揺らすだけ。

 

 加古への種付けを澄ませた提督は、再度ねじ込んでから、山城のもとへ。

 

「来ないでっ、近づかないでよ、このレイプ魔! 女性の敵っ!!」

 

 自由な下半身、そのほどよく肉付きのいいしなやかな足で、蹴ってくる。

 

「おいおい、あんまり邪険にしないでくれ、さすがに傷つく」

 

 パシッ、トスッと、両手で(かわ)したり()らせたり、うまく受け止めたり。

 

「何言ってるのよ、さっき自分で女の敵って、認めてたじゃない!」

「それはそれ、これはこれだよ」

「……ふざけないでよっ!!」

 

 さらに激昂する山城。

 渾身の蹴りが、提督の胸板にクリーンヒット。

 

「おぅふっ」

 

 衝撃を逸らすべく、自分でも後ろに飛ぶよう、わざと転がった。

 と、長良と古鷹が受け止めてくれた。

 

 山城なんてことを、と叱ろうとする扶桑を手で制して。

 

「わりぃ、サンキュ」

 

 立ち上がり、瞋恚(しんい)の炎を宿す瞳を向けてくる戦艦娘に、あらためて相対する。

 

「いったい、何が違うっていうのよ!?、自分で言うのはいいけど、他人に言われるのは嫌なわけ!?」

「そりゃそうさ」

「はあっ!?」

「そりゃ、自分で言う分には、覚悟があってのことさ。だから傷つかないし、傷ついてもダメージは少なくて済む。けど、やっぱり人から言われると、な」

「何言ってるのよ、どう見ても、言われても当然な状況じゃない! ――姉さま、離して。私、部屋に戻る!」

 

 が、扶桑は動じない。

 

「そもそも、山城。あなた、何に怒っているの?」

「決まってるじゃない。この男の、救いようもなく、どうしようもない下劣さに対してよ!」

「……じゃあ山城。あなた、提督を嫌いなの?」

 

「き、嫌いよ。大っ嫌いよ!」

 

 その返答まで、呼吸ひとつ分の間があった。

 

「なぜ?」

「なぜって……、姉さまも見たでしょ!? 長良ちゃん鬼怒ちゃん古鷹ちゃんにあれだけ中出しした挙げ句、眠ってる加古ちゃんをレイプしたのよ!? こんな酷い男、好きになれるわけないじゃないっ!!」

 

 加古については説明したが、それすらそっちのけで言いつのる山城。

 どこかもう、やけっぱちのようだ。

 

「……だったらなぜ、()()()()()()()()の?」

 

 ……それまでの雄弁さが嘘のように、黙りこくる妹戦艦。

 口は開くが声は出ず、視線はあちこち泳ぎまわる。

 

「だ、だってあれは――」

「まだ銅の指輪だから、コンヤクカッコカリだから、破棄してもいい、とでも?」

 

 ケッコンカッコカリが銀の指輪。

 その前段階が、コンヤクカッコカリで銅の指輪。

 さらにその前が、コウサイカッコカリで鉄の指輪。

 というのが、艦娘の練度強化システムの一環でもあった。

 

「そもそも、山城。投錨徽章(とうびょうきしょう)は、あなたから自分の意志で、提督に捧げたのよね?」

 

 船舶や艦艇が投錨するのはその場に停泊する、ということであり、艦娘が投錨徽章を捧げるのは、()()()()()()()()()()、という意味だった。

 練度強化システムとしては、コンヤクカッコカリ、すなわち銅の指輪と対になりうるものであり、鉄の指輪とは艦籍特別登録証が、銀の指輪とは艦主(かんぬし)特別認定証がそれにあたった。

 

「だってだって、あれは姉さまが提督に捧げるって言うから――」

「そう言ったけど、こうも付け加えたはずよ?」

 

 ――私は私の意志で捧げると決めた。だから山城も、自分で考え、自分の意志で、どうするか決めなさい。悩みがあるなら聞くし、相談にも乗るけど、最後は自分の意志で決めなさい――

 

「……忘れたわけでは、ないわよね?」

 

 沈黙して、涙目で頬を紅潮させる山城。

 とりあえずそれは、敵意ゆえでも瞋恚ゆえでも、ないようだ。

 

「もうひとつ。

 いまこの場にいる艦娘は、山城、あなた以外はすべて、ケッコンカッコカリしているのです」

 

 素直にうなずく山城。

 その通りで、提督は山城以外の5人には銀の指輪を贈っていた。

 

「そこで、仮にとはいえ、その夫たる男性を侮辱するということは、その妻たる女性をも侮辱することになりかねないのです。それは、わかっていますか?」

 

 夫がレイプ魔だったら、その妻は「レイプ魔の妻」となる。

 夫が犯罪者だったら、その妻は「犯罪者の妻」となる。

 

「そんな……! 私が、姉さまを侮辱なんて……!」

「そういえば山城、あなたはその侮辱した男性のコンヤクカッコカリでしたわね? そんな男性と仮にとはいえコンヤク関係にある気持ちは、どうですか?」

 

 涙目のまま、唇を噛んでしまう山城。

 

(さすがに、もうまずいな)

 

 提督は決断した。

 

 タイル床にきちんと胡座(あぐら)で座り直し、拳にした両手をつき、頭を下げる。

 

「山城。俺に配慮が足りなかった。もう少し、君のことを(おもんぱか)るべきだった。すまない」

 

 さ、山城、と姉にうながされ。

 

「私も、さっきの言葉、取り消すわ。侮辱して、ごめんなさい」

 

 しぶしぶながらも、謝罪を口にする妹戦艦。

 

「わかった、それを受け入れる、許すよ、山城」

 

 そう、としかめ面で視線を逸らす。

 

「そのうえでなんだが、山城」

「……何よ?」

「銀の指輪、受け取ってくれないか」

 

 首から上が、一気に紅潮する扶桑型2番艦。

 

「だ、だ、だ……」

「だ?」

「弾薬庫に、火はまわってないわよねっ!?、なんだか、とっても熱いわ!」

 

 艤装は未装着だから、そんなことが起こるはずもない。

 

「じゃ、どうにかして冷やさないと、な」

 

 豊満な肢体に覆いかぶさり、真っ赤な頬にキスした。

 

 

 

 ちゅっちゅちゅっちゅと、幾度も接吻の雨をふらせる。

 山城の頬はやわらかく、ずっと口づけていたくなるような滑らかさも併せ持っていた。

 

 眉根を寄せた、だが(しずく)のうく目尻がそむけられれば、耳元へ。

 

「や、耳はよして」

 

 首を振って逃れようとするので、ふたたび頬へもどる。

 今度は舌先も使って、吸いつきの合間にほっぺをぺろぺろ。

 

「……ぅんっ……、」

 

 熱い吐息が零れるのを聞いて、提督は唇を寄せた。

 が。

 山城は唇を食み込んでしまう。

 

 ならば、と提督は口の周囲の肌を吸い、待った。

 

「…………」

 

 それでも、山城は口唇粘膜を許してくれない。

 

(……少なくとも、今は不可、か……。ならば――!)

 

 どうやら、情緒的にはまだ納得してないらしい。

 なので提督は、目標を変えた。

 

 耳へ行くと思わせた唇を、首筋へと走らす。

 顎の下から喉、頸動脈、鎖骨とそのくぼみと、丁寧に丹念に、潤う白い肌を愛でて、同時に味わう。

 

「んん……はぁ、はぁ……」

 

 乱れつつある扶桑型2番艦の呼吸。

 

(……まだまだ――!)

 

 提督は愛撫の効果を確信するが、さらなる行動にうつる。

 

「扶桑。頼むぞ」

 

 はい、と意図を察した返事。

 

 いなや、腋下に顔を(うず)めた。

 

「――いやっ、馬鹿ぁっ!」

 

 嫌がるが、やめない。

 つるりとした腋の下を、何度も何度もねぶってやる。

 

「や、やめなさいよっ。そ、そんなところをな、舐めるとか、へ、変態なのっ!?」

 

 閉じようとする腕は、いまだ姉に押さえられていて、出来ない。

 その分、言葉で抵抗するつもりらしい。

 

 提督は、いったん顔をあげた。

 

「好きな女の子のことなら、すみずみまでとことん愛したい、と思うのが男だよ。変態なものか」

 

 山城の瞳を、まっすぐ見つめる提督。

 その真摯さを理解したのか、彼女は視線をそらした。

 

「ど、どうせ、他の艦娘にもそう言ってるんでしょっ」

「あえて、否定はしない。けどな……」

「なによ」

「あの榛名でさえ、これはまだ、させてくれないんだよ」

 

 控えめな性格の金剛型3番艦は、提督の求めのほとんどに応じるかたちで愛されていること。

 これは、ケッコン艦の間では常識になりつつあった。

 が、その榛名は、腋下舐めだけはまだ許容していなかったのだ。

 

「……じゃあ、いま、認めてあげたら……」

「そう。戦艦では上位になるな」

 

 大和型がいないこの鎮守府では、陸奥、金剛、比叡につぐことになる。

 ただ一方で。

 榛名はもう、腋コキだけでなく、腋下への亀頭での愛撫や、精液噴きつけはゆるしていたが。

 

「……いいわ。特別に、認めてあげる」

「ありがとうな。好きだぞ山城」

 

 礼に一言そえて、提督は腋下舐めに興じた。

 唾液を舌にのせて、幾度も幾度も往復させる。

 味わいが無くなったら、今度は反対側。

 

「く、くすぐったいのよ……す、少しは遠慮したら……?」

 

 言われても、提督は気にしない。

 ひとしきり舐め終えるころには、どちらもよだれまみれだった。

 

 提督は上半身をもたげ、山城を見下ろす。

 その表情に、もはやキツさは無く、代わって淫らさがあるように、男の側には見えた。

 押さえられていた両腕にも、力は入ってないようで。

 

 提督はさらに、目標を変える。

 眼下で揺れ動く乳山をわしづかんだ。

 

「きゃうっ」

 

 かわいい喘ぎをものともせず、その弾力とやわらかさを、触覚で味わう。

 

 Fカップらしい乳房はどこを触れてもはずむ弾乳だった。

 まずは、全体的にさする。

 肌は瑞々しく、掌に吸いついてくる。

 ときどき触れる乳首はとっくに尖っていて、乳輪もふくらんでいた。

 すくい持つ揉み()ねは、あえてその頂点を避ける。

 

「……ん……んんっ……ぅ……」

 

 山城は、本気で感じ始めている。

 扶桑はもう、腕のいましめを解いていたが、今度は妹の方から姉にすがっている。

 

 提督は4本の指と掌で、乳房の外側のラインを包み込むように触れ。

 親指を、思いっきり乳頭に押し込む。

 

「んああああぁぁぁっっ……!」

 

 甲高い嬌声が、浴室に響いた。

 

 もっと触れて、と言わんばかりに仰け反る山城の上半身。

 提督は、肋骨の硬さちかくまで押し込んでから、ぐりぐりとそこに擦りつける。

 

「ああああああああああああっっっっっっ!!」

 

 さらに甲高い喘ぎ声。

 下半身では、透明な液体を噴き出していた。

 

 

 

 しばしの忘我から山城が戻ってくるまで、提督はその乳首を口に含んでいた。

 

「……もう、提督なんて、大っ嫌いなんだから……」

 

 言葉に棘はない。

 なおかつ、自由になった両腕で、提督の髪の毛を撫でていて。

 

「山城。ひとつになっても、いいよな?」

 

 乳首とつながる唾液の糸をそのままに、提督は山城をのぞきこむ。

 

「……どうせ、断っても犯すんでしょ、好きにするといいわ……♪」

 

 言葉づかいは最悪に近いが、悪意も冷たさも皆無で。

 

 ぬめる牝裂に切っ先を複数回、往復させてから、腰を進めた。

 

 

 

 先ほどまでのやりとり、というわけでもないだろうが、山城の膣内(なか)はかなり締め付けてきた。

 

(……これまで何度か抱いたし、疑似孕ませも数回したけど、山城ってこんなにキツかったっけか?)

 

 こみ上げる悦楽をこらえ、停止状態からゆっくりと律動を開始する。

 

「……提督」

「ん?」

「……もっと、強く……」

 

 言うだけでなく、両脚をさらに広げてくれた。

 

(こいつ……!)

 

 提督は確信する。

 

(挿入の前後で態度ががらりと変わる艦娘は何人かいるけど、山城は相当な変化だな!)

 

 彼女の場合、ストレートな物言いはそのままに、ベクトルが180度変化するみたいだ。

 

 求めどおり、パンパンと腰を、山城の内腿(うちもも)に打ちつける。

 ケッコンを受諾したばかりの牝器は、締め付けだけでなく、相応に潤ってもいた。

 

 たまらず提督は、山城に顔を寄せる。

 すると今度は、彼女の方から舌先を差し出してきた。

 

(やべ、かわいい……!)

 

 しゃにむに吸いあげて、舌をからませ、唾液を混ぜ合わす。

 抽送は、律動から躍動へ。両手は、撫でさすりから揉み込みへ。

 

「……提督。私、イきたい……!」

「いいよ山城! ケッコン記念の(ちぎ)りだ、一緒にイこう!」

 

 無我夢中の腰使いを、両脚でホールドされて。

 

「くっ」

「あああーーーーーー~~~~~っっっ!!」

 

 ふたり同時に、仰け反った。

 

 

 

「お疲れ様です提督。妹とあらためて契っていただいて、姉としても嬉しいですわ」

 

 山城への中出しが終わる間際、扶桑がいたわってきた。

 

 その巨乳を取っ手がわりに腰を押し込んでいた提督は、また奥を貫いてから、身を離す。

 その巨砲身は、やや硬度をうしなっていた。

 

「……だいぶお疲れのようですね。この場は私、遠慮いたしますか……?」

 

 浴室内で5人に中出しし、脱衣所でも1発放っていた以上、すこしくらい(しお)れるのは当然ともいえた。

 

「いや、扶桑だけしないとか、有り得ない」

 

 戦艦姉妹が入浴してきた瞬間から、6人全員に、と決めていた提督としては、そんなのは論外だった。

 

「では、私が上になりますね。提督はしばしお休みを」

 

 やさしく抱擁され、静かに横たえられる提督。

 屹立は繊手(せんしゅ)に包まれ、ゆるやかにこすられる。

 

 すぐに通常の硬さを取り戻した巨砲身は、腰を落としてくる扶桑にそのまま呑み込まれた。

 

「……はあぁ~~~~~~~~~……っ」

 

 心底安心したような、リラックスの長い吐息。

 

「……艦娘として、女として、……提督、あなたのような男性に巡り会えたこと。とても幸運だと思いますわ。私も、妹も、ともに(めと)ってくれて……」

 

 提督は、胸が熱くなった。

 必ずしも幸運とは言えなかった前世の彼女たち。

 それが、自分と契れて幸せだと、言ってくれるのだ。

 

(……必ず、幸せにしてやる。扶桑も、山城も、ほかのみんなも。

 絶対に死なせない、沈ませない!

 この戦争に勝って、いつか静かな海で……!)

 

「……ぁん、提督……♪」

「ん?」

「……(みなぎ)ってきたみたいですね……んっ」

 

 扶桑が、恥ずかしげにまぶたを伏せる。

 

「あー、モノの硬さは保証するが、量と濃さは保証できんぞ?」

 

 提督は自らの経験から、そう言うしかなかった。

 まだ今ほどの精力を持っていなかったころ、限界がどれくらいなのか、試したことがあった。

 結果。

 出るべきものが出なくなっても、出てる感覚はあるし、勃起もちゃんとする、と確認できたのだった。

 

 扶桑はクスリと笑い。

 

「わかりました。では、こちらを」

 

 つながったまま動かず、提督の両手をみずからの胸に。

 Eカップを握らせた手の甲にそえて、(しぼ)るよう促してきた。

 

 その意図するところを即座に理解した提督は、豊満な乳房を、根元から先端へと揉み込んでいく。

 たゆたう双乳は、男の掌のなかで、自在にかたちを変え。

 

「……あ、あ、あ。……そ、そろそろです……!」

 

 恥ずかしげに口もとに指をあて、扶桑はその時を告げる。

 

「……んっ……!」

 

 息を詰め背筋を伸ばす。

 その乳首から、白い液体が漏れ出した。

 

 母乳だった。

 

 提督はすぐさま上半身を起こし、むしゃぶりつく。

 口の中にひろがる乳白色は、とてもとても甘美な味わい。

 ごくごくと飲み下すたび、提督は癒されていくのを実感した。

 

「ぷはっ」

 

 が、提督は口を離した。

 

「あ、もうよろしいのですか?」

「いや、もっと飲みたいが、この姿勢がつらい」

 

 騎乗位してる女の胸を吸うには、男は上半身を屈めねばならない。

 

「――山城、提督の背もたれになって」

「はぁい」

 

 割と素直に、山城は応じた。

 提督の背中を持ち上げ、胸の谷間を枕にして。

 

「お、なかなかにいい感じだぞ、山城」

「姉さまの言いつけだから」

 

 つっけんどんな言い草だが、その手は提督の胸や腹をやさしく撫でていた。

 

「さ、たっぷりとご賞味くださいませ」

 

 再度、扶桑が乳を差し出してくる。

 さっきとは反対側に吸いつく提督。

 

 乳首を舐め転がし、乳輪を唇ではさんでやれば、次から次へとミルクがあふれる。

 

「んぐ、んぐ」

 

 飲み下し、両手で扶桑のミルクタンクを揉みしだく。

 

「……あン、もっと、もっと味わってくださいませ……♪」

 

 前傾して提督が吸いやすくし、吸われてない方はみずから持ち上げて、提督の頬にすりつける。母乳が頬を濡らす。

 顔がミルクまみれなのをかまわず、提督はかわるがわる、左右の乳房を味わい。

 

 不意に、突き上げた。

 

「あうンっ!……ああ、この太さ、この長さ、硬さ……完全に、復活なさったようですわね」

 

 提督も、もう疲れがあまり無いことに気付いた。

 みずからのモノも、普段通りの、いつでも放てる状態だと、自覚する。

 

(やっぱり、妖精さんの言ってたとおりだな)

 

 人間の女性の母乳を飲めば、精力が回復し、艦娘の母乳を飲めば、精力そのものが強化されるらしい。

 ケッコン艦娘の場合は、精力の強化と、いくらかの回復、その両方の効果があるそうな。

 

 だから、早朝から朝にかけて、二桁回数の射精ができる体質に、提督はなっていた。

 

(複数の艦娘を、常時母乳が出る状態にしておくのは、欠かせないな!)

 

 さらに乳首を吸おうとすると、扶桑は提督の肩を押した。

 

「……提督、私にも、殿方のミルクを……」

 

 腰をゆする扶桑。

 装填の整った巨砲身を、導こうとしてくる。

 

「けれど、扶桑。君のは、たしかもう()()()()()んじゃ……?」

「あ、それなら大丈夫です」

「うん?」

「……その、しばらく前に、お尻でなさって下さいましたよね?、その効果が最近出てきたようなのです……」

「え、てことは……!?」

「はい。だから、私の()()()()()()()()()()()()……」

 

 恥ずかしそうに、だが嬉しそうに、両手で顔を覆う扶桑。

 艦娘とのアナルセックスも、無意味ではないのだった。

 

「なら、また仕込まないと、な!!」

「ああんっ!!」

 

 喜びいさんで、提督は全力で突き上げた。

 

「――もう、提督はやっぱり種馬なのね」

 

 山城の呆れた声。

 

「でも、種馬は種馬でも、素晴らしい種馬だわ」

 

「――山城さんも、そう思いますか。古鷹も、同じです」

 

 姉重巡は、提督の左手を、胸に抱え。

 

「――提督ぅ、種付けありがとうな。また戦力強化されて、俺、うれしいよ」

 

 加古も、右手を胸にみちびく。

 

「司令官、頑張って」

 

 右足親指に、ぬるりとした感触。

 提督からははっきりと見えないが、長良が指フェラしてるらしい。

 

「――提督、その次は鬼怒だよ? さっきの約束、守ってよね」

 

 左足親指にも、可憐な唇が触れてきた。

 

 提督は、6種類の女体をその身に受け、急速に昂ぶる。

 

(6人もの艦娘にご奉仕されるなんて……! やっぱり、ハーレムは最高だな!!)

 

 この上ない多幸感のなかで、提督は扶桑の子宮に、たっぷりと放つのだった。

 

 

 

 扶桑の母乳で精力を取り戻した提督は、この入浴をさらに楽しむことにした。

 

「“水鳥の単横陣”」

 

 一言命じれば、艦娘はすぐさま応じる。

 長良。鬼怒。古鷹。加古。扶桑。山城。

 全員が壁に手をついて、尻を提督に向けた。

 

 水鳥の親子は、雛鳥たちが横一線で、その後ろから親鳥が見守る、という泳ぎ方をすることがある。

 この陣形は、それを模したものだった。

 

 みながみな、股間を白濁で汚してるさまは、何とも言えない達成感をもたらす。

 

(まだみんな、1発ずつだからな。鬼怒との約束もあるし、2周目、始めるぞ!)

 

 提督は、手近な艦娘の腰に、両手を添えた。

 

 

 

 ひとりずつ、それぞれに2度目の中出しを与えたあとは、好きなように突き込み、あるいはしゃぶらせた。

 なので、せっかく軽巡姉妹たちに洗ってもらったかいもなく、提督の身体は汁まみれに。

 

 が、艦娘たちは、体力がつきて、もうほとんど動けなかった。

 

 やむを得ず、提督は自分で再度洗ってから、浴室を出たのだった。

 

 

 

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