DepraviA~とある提督の悪夢奔走記(トラウマウォーカー)~ 作:八意 颯人
場所は変わり、勇人の世界の『とある塔』の頂上にて……
「……イーッヒヒヒッヒ……此処が『スカイツリー』ですか……意外と良い眺めですわ……ねぇパープル?」
『とある塔』こと『東京スカイツリー』の頂上で夜景を眺めているサリエルは微笑みながらパープルに聞くとパープルは呆れながらサリエルに言った。
「……サリエル様。観光に来ている訳では無いのですよ……」
「分かっていますわ。しかし、この『平和ボケした世界』を私達の手によって地獄に変えるとなると……あぁ……この昂り……止まりませんわぁ♡」
サリエルは今のネオンが輝く幻想的な夜景が阿鼻叫喚の地獄に変えた姿を想像し、高揚した表情でパープルに言うと、パープルは微笑みながら答えた。
「そうですね。この平和ボケした世界が私達の手によって地獄に……そして、私の世界を『
パープルは口角を少し上げ、微笑みながら呟くと『デプラビアの世界』に居るフリックが禍々しい陰陽玉を介してサリエルに報告した。
「こちらフリック、上城勇人の弱体化に成功したわ」
「……イーッヒヒヒッヒ♪『この世界の隙間妖怪』は随分と『せっかち』ですわね……まぁ私達にとって都合が良いのですが……」
サリエルは禍々しい陰陽玉に映っているフリックの報告を聞き、自身の策が確実に良い方向に向かっている事に悪意に満ちた禍々しい笑みを零すとスカイツリーの点検に着た整備士の男性が塔内から現れ、サリエルに一喝した。
「コラッ!!此処は危ないから降りてきなさい!!」
整備士の男性はサリエルとパープルに一喝するとサリエルは……
「虫ケラが……邪魔しないでくださる!!」
……持っていた大鎌を車輪の様に回しながら巧みに使い、自身の不快感を表すかの様に、その整備士の男性を網目状にして斬り殺したのだ。
サリエルは
「ふぅ……スッキリしましたわ……」
サリエルは血が付着し、ポタポタと滴っている大鎌を振り払い、肩に担ぐとパープルは『頂上部分だけ血に染まったスカイツリー』と『
「……サリエル様、
「……そうでしたわね。後で『あの殿方』に謝罪を入れないといけませんね。それでは私達は『元の世界』に帰りますわよ。上城勇人に挨拶をする為にね」
「了解しました」
サリエルはパープルの一喝に反省しつつもパープルが発現した隙間を使い、元の世界である『デプラビアの世界』に足を運んだ。
場所は変わり『デプラビアの世界』の『とある村の城内』にて……
「そ……そんな……レベッカが……」
「なっ!?う……嘘だろ……」
ジルとセレニアは蝙蝠みたいな翼を着けた大型の悪魔『堕天使 ガブリエル』に陵辱され、苦痛と快楽が頂点に達し、廃人寸前の眼鏡の少女『レベッカ』を見て、膝を重く着き、この世の終わりと言わんばかりに絶望しながら嘆いていると勇人は2人を奮い立たせる様に怒鳴りながらセレニアに要求した。
「ジル!!嘆くのは終わった後にしろ!!セレニア、ナイフを貸してくれ!!」
「ッ!?ナイフ?何か策があるのか?『普通のナイフ』だけでは、あの悪魔を倒せないぞ!」
「それ位、分かっている!何せ……」
セレニアは勇人の要求に我に返り、ナイフだけではガブリエルは倒せない事を言うと、勇人は足元に転がっている石を掴み、ガブリエルの頭部に向けて勢いよく投げると……
キィーン!!
「……結界が張られているから……だろ?だから『
……ガブリエルから発した結界によって、投げた石は勇人の元へ跳ね返って来たのだ。
勇人は跳ね返って来た石を掴み、自身の馬鹿力によって石を粉々にしながらナイフを渡す様、説得するとセレニアは自身とは違い、冷静沈着な勇人の言葉を信じ、腰に装備していたナイフを2本を勇人に渡し、勇人の指示を仰いだ。
「分かった。私は何をすれば?」
「『
勇人はセレニアに指示を出しつつ、空高くジャンプし……
「……『
両手に持っているナイフを自身の
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」
ナイフに注ぎ込んだ霊力を一心不乱に振り回し、ナイフに注ぎ込んだ『空色の霊力』のみ飛ばし始めたのだ。
そして飛ばした霊力はナイフの形に形成し、そのまま………
……斬撃が伴った遠距離攻撃になり、ガブリエルの結界ごと『レベッカに巻き付いている触手』及び『彼女の膣内に精子を注ぎ込んでいるガブリエルの一物らしき触手』を全て『切り落とした』のだ。
そして飛び散った血と精液と共に一物等の全ての触手を切り落とされたガブリエルは………
……自身の痛みと悔しさを勇人に訴え掛ける様に咆哮し始めたのだ。
勇人はレベッカに巻き付いている全ての触手を切り落とした事によりレベッカが地面に向けて落下し始めた事を確認すると勇人はガブリエルの囮になっているセレニアに指示を出した。
「セレニア!!」
「分かった!!」
セレニアは勇人の言葉を聞き、勇人によって触手全てを切り落とされ、痛々しい咆哮を上げているガブリエルの下を滑空し……
ガシッ!!
「ふぅ……間に合った……ハヤト!!」
「よ……良かった……」
そのまま抱え込む様にレベッカを受け止め、転がりながら地面に着地したのだ。
ジルはセレニアがレベッカを受け止めた事に安堵すると、セレニアは勇人に強く指示を出すと勇人は……
「ああ……今から仕上げに入る。行くぜぇ………無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」
ナイフからデスサイズに持ち替えた途端、壁を蹴り、一気にガブリエルに近付き、亡き村人達の一人ひとりの無念を一心不乱にガブリエルに刻み込む様に力強く、そしてガブリエルが二度と復活させない様に玉葱の微塵切りみたいに細かく斬り付けたのだ。
そして、そのまま地面に着地した勇人は安堵による溜め息を溢し、頭部のみ残って転がっているガブリエルに……
「ふぅ……現時刻を以て………」
「……『
トドメと言わんばかりに2本のナイフを瀕死のガブリエルの頭部に向けて投げ、投げたナイフはガブリエルの頭部に刺さり、完全に息の根を止めたのだ。
セレニアとジルは生身の人間である勇人が『
「す……凄い……あの大きな悪魔相手に、ものの数秒で葬らせた……」
「……本当に『人間』か?お前は?それに、さっきの斬撃は一体……」
2人は驚愕しながら勇人に聞くと勇人は安堵感を零す様に懐からタバコ『CAMEL CIGARS ORIGINAL』を取り出し、一仕事を終えたかの様に安堵感と疲労感が滲み出る様な哀愁感漂う表情で喫煙しながら2人に言った。
「フ〜ッ……さっきの斬撃は
「『
「……だろうと思った。
「シガレット……要は葉巻の中身を『安物の紙で巻いた物』だ。俺の世界では悪魔以上に人々から嫌われている
「……出来れば私達の前で吸わないでくれないか。物凄くクサイからな」
「……泣けるぜ」
ジルは勇人が『霊媒師の能力を持っている事』と『とある理由で人間を辞めている事』を知り、更に驚愕し、セレニアは此処に来るまでの道中、勇人が行った行動に自身の予想が当たり、納得しつつも、勇人が吸っている煙草の匂いに顰めていると気絶していたレベッカが目覚め、不安そうに3人に言った。
「う……うぅ……天使様に神父様……私は死んで……」
「大丈夫だ。生きているよ」
レベッカは不安そうに言うと勇人は微笑みながら答え、ジルはレベッカが生きている事に感極って泣きながらレベッカに抱き着きながら言った。
「れ……レベッカァァァ!!大丈夫だった?怪我してない?」
「お……お姉ちゃん!?無事だったの!?って事は此処は『この世』ですか神父様に天使様?」
レベッカはジルの熱い抱擁を受け、自身の姉が生存している事に現実味を感じ取り、戸惑いながら勇人とセレニアに聞くと2人はレベッカの『勇人に対しての神父発言』に「またか……」と苦笑しながらも自己紹介を兼ねてレベッカに言った。
「……さっきから言っているだろ?
「『セレニア』だ。見て分かると思うが『天使兵』だ。それにレベッカを助けたのも、この
「『サムライ』言うな」
「『
2人はレベッカに自己紹介を終え、セレニアはレベッカを助けたのは勇人だと伝えると、彼女は勇人の本名を聞いて驚きながら……
「サムライ!?それにジパング!?あの『黄金の国』と言われている『
「……レベッカ。
……セレニアが勇人の名前を間違えた時と同じ様にレベッカもまた苗字と名前を間違えたのだ。
セレニアは苦笑しながらレベッカに指摘するとレベッカは慌てて勇人に謝罪した。
「はわわわ!?スミマセン『
「気にして無ぇよ。それに『
「……一体どうしたんだ?」
「「ま……まさか……」」
勇人は内心「流石、姉妹だ……反応が一緒だな」と思いながら苦笑したものの、すぐに真剣な表情になり、レベッカとジルの腹部を触り、2人の身体に『とある最悪な事態』に陥っていた事を知り、驚愕するや否や、咥えていたタバコを携帯用灰皿に捨て、血相を変えながら勇人の切迫詰まった表情を見て嫌な予感を感じている3人に言った。
それは……
「……やべぇ事になったぞ。ジルもそうだが、さっきの悪魔……レベッカを孕ませやがった……しかも、あの大量の精液を養分にしているのか分からんが洒落にならん位のスピードで胎児が成長してやがる」
「なっ!?」
「へ?」
「嘘……」
……ガブリエルが最後の悪あがきを見せるかの様にレベッカを孕ませ、レベッカの膣内に大量に注いだ精液を使い、胎児が急成長していたのだ。
そしてジルもまた低属悪魔によって孕んでいたのだ。
勇人はレベッカとジルの腹部を触診した結果を3人に報告するや否や、スマホを使い、明石に連絡し始めた。
「……明石、ヤバイ事になった。2人が悪魔の子を孕んでやがる……今から中絶手術を行うから手を貸せ」
勇人は真剣な表情で明石に要件を伝えると明石では無く、優しく柔らかい声を持った若い女性が明石の代わりに答えた。
「明石さんならスマホを置いて、そのまま工房に行ったから居ないよ。一応、聞くけど2人の中絶方法は『ソウハ法』で良い?勇人君?」
その若い女性は勇人と親しい間柄なのか明石みたいに『提督』と呼ばす、勇人の事を『君付け』で呼び、更に医療に詳しいのか、中絶方法の1つである『ソウハ法』言わば『"
その『通話相手の若い女性』とは……
「『優花』か……と言う事は事情を……」
「明石さんから全部聞いたわ。勿論、
彼女は勇人の
優花は事前に明石から経緯を聞いており、相棒である勇人の事が心配そうに聞くと勇人は真剣な表情で優花に言った。
「……なら話が早い。お前も『隙間』が使えるんなら此処に来てくれ。セレニア、今から『優花』……『俺の相棒』が来るから彼女の補佐を頼む」
「あ……ああ……良かった。ハヤトとユカリ以外にも隙間を使える人が来てくれて……セレニアだ。宜しくユウカ」
「分かった。それに宜しくねセレニアさん。それじゃ今から隙間でソッチに行くから待っててね……隙間大解放……あれ?嘘?ど……どうしよ……」
「どうした?」
「ユウカ……ま……まさかだと思うが……」
勇人は優花の覇気の無い声を聞いて首を傾げると優花は先程までの気迫が籠もった強い声から一転し、慌てた声を発しながら勇人とセレニアに言った。
何故なら……
「その『まさか』よ!!勇人君とセレニアさんが居る世界に『繋がらないよ』!!」
「はぁ!?隙間が繋がらないだと!?俺のは繋がるのにか!?」
「……だろうと思った」
……優花の隙間が繋がらなかったのだ。
2人は優花の報告を聞き、セレニアは薄々感付いていたのか、重い溜め息を溢しながら落胆し、勇人は優花の隙間が繋がらない事に驚愕すると優花は突然の事態に少し混乱しながら勇人に命令した。
「え!?勇人君の隙間は繋がるの!?なら繋げて!!早く!!」
「……あんまり期待すんなよ……隙間大解放!!」
勇人は神妙な表情で弱体化している能力に鞭を入れるかの様に隙間を大きく開放すると、隙間は勇人の世界に無事『繋がった』が……
「小さっ!?これじゃ私ところが
「もう少し大きく出来ないのか?」
「「はわわわ!?空間の先に部屋が!?」」
「……これが限界だ」
……その隙間が幼児が漸く通れる位の『小さな隙間』だったのだ。
勇人は2人の落胆した声に申し訳無さそうに言うと優花は重い溜め息を溢しながら勇人に言った。
「……弱体化してると聞いていたが、まさか此処まで弱体化してるとは……仕方無いわ、『ガブリエルと悪魔の
「なら俺の私室に『医療用の艤装』があるから艦娘達を呼んで持って来てくれ……ってか、あの『蝙蝠もどき』……『堕天使』だったのか……」
優花は勇人に『ソウハ法』から『吸引法』言わば『特殊機械で陰圧をかけ金属棒を子宮内に入れ、吸引をかけることで胎児ごと吸い出す方法』を提案すると、勇人は優花の提案に賛同し、優花に指示を出すと優花は近くに居た艦娘を連れて部屋を後にし、数秒後……
「「「「「……
……その
「ゆっくり下ろして!!」
「「「「いよっこいしょ!!」」」」
「「「「お……重たかった……」」」」
「ふぅ……あ"〜重たかった……持って来たよ!『メディック』で良いんだよね?」
……その
優花を始め、手伝った艦娘達が息を切らせながら言うと勇人は「上出来だ。ありがとう」と労いながら、能力使用による体力消費を抑える為に『セレニア達に対しての通訳用の隙間』を消し、優花に指示を出した。
「まずは通訳用の隙間を消してっと……それじゃ『吸い込んだ精液と胎児を入れるタンク』に『
「『
「大丈夫だ。寧ろ『
勇人は優花を始め、その場に居る艦娘達に的確に指示を与えていると、セレニアは勇人達の手際の良さに圧巻しながら彼女と同じく、勇人の手際の良さや勇人の世界等に圧巻しているジルとレベッカに
「……手際が良いな。まぁ何言っているか分からんが……」
「これが
「……
3人は色んな意味で只々、舌を巻いていると勇人は準備が終えたのか、英語でジルとレベッカに指示を出した。
「準備完了だ。ジルにレベッカ、恥を覚悟で言うがスカートとパンツを脱いでくれ」
「「え!?脱ぐのですか!?」」
「……見損なったぞハヤト!!か弱い2人をトドメを刺そうとするな!!」
レベッカとジルは勇人の発言に再度、驚愕し、セレニアに関しては勇人が2人に強姦紛いな行為を要求したと勘違いをし、激怒しながら言うと優花が苦笑しながら今から行う治療の内容を慣れない英語で簡潔に説明した。
「違ウ違ウ、彼女達の子宮に溜まっテいる精液を、コノ機械で局部を介して胎児ゴト吸い出すのよ。ソノ為に脱がないとイケナイの。分かった?」
「……そうだったのか。すまない、とんだ早合点をしてしまったな」
「「……分かりました。では」」
セレニアは優花の説明を聞き、申し訳無さそうに謝罪し、レベッカとジルは恥ずかしそうにスカートとパンツを脱ぎ……
「「お……御願いします」
ドロッと不快極まり無い粘り気のある音を発しながら悪魔の精液が漏れている自身の局部を勇人に見せつける様にガニ股になり、手で局部を開かせたのだ。
勇人は隙間を介してゴム手袋とマスクを装置し、2人に指示を出した。
「分かった。まずはジル、横になってくれ……優花、彼女に
「分かったわ……ジルさん、顔を隙間に入レテ」
「あ……はい……うわぁ……此処が勇人さんの世界ですか……凄い……それに眠たく……Zzzz……」
ジルは仰向けになり頭部だけ隙間を介して勇人の世界に入れると優花は慣れた手付きで管が繋がっている全身麻酔用のマスクをジルに付けるとジルはセボフルランを吸い込んだせいで、すぐに眠ると勇人はガニ股で寝ているジルの局部を見て、少し顔を顰めながら優花に指示を出した。
「今から中絶手術を始める……開口器に吸引用のキュレットを」
「はい」
勇人は優花から局部を広げる為に使われている『手術用開口器』と『キュレット』言わば『中絶手術を行う際に使われている特殊手術道具』を勇人が『その
「……拡張固定、完了……セレニアにレベッカ、此処から先は『グロ注意』だ。見ない方が身の為だ……そしてお前達、特に新人の迅鯨は見ない方が良い。トラウマになるぞ」
「「「「は……はい……」」」」
「あ……ああ……」
「わ……分かりました」
セレニア達は勇人の忠告を聞き、ジルから目を反らすと優花は
「
「では……『
勇人は優花の報告を聞き、自作キュレットに装着されているボタンを押すと……
激しい吸引音を発し、ジルの子宮内に溜まっている精液を自作キュレットを使って器用に洗浄並び摘出を始めたのだ。
勇人は自作キュレットを使い、傷を付けない様に優しくジルの膣内を搔き回しながら膣内の精液及び胎児をタンクに排出させると優花は大豆程の大きさの胎児がタンクに入った事そして精液の排出が止まった事を確認し、その事を勇人に報告した。
「………ッ!?精液の全排出、並びに胎盤及び胎児の摘出を確認!」
「……良し。迅鯨、アルコール漬けのコットンを……」
「わ……分かりました……はい……ッ!?」
勇人は優花の報告を聞き、ジルの中絶手術が終わった事に少し安堵しながら時代劇に出てくる峠の茶屋の看板娘に似た服装をした艦娘『迅鯨』に指示を出すと、迅鯨は
「ッ!?ウッ……」
バタン!!
「ッ!?迅鯨!?しっかりして!!」
「やはり見てしまったか……ほら『伊勢』、彼女を提督の部屋に……」
「……分かったわ『日向』。提督、彼女を別室に移動するわ」
渡した時に偶々、キュレットと開口器が入っているジルの局部を見てしまい、あまりにも残酷な絵面と精液特有の塩素に近い臭いが鼻と脳に刺激し、自身の精神が耐え切れず、そのまま気絶したのだ。
優花の専属秘書艦である『伊勢』と『日向』は気絶した迅鯨を背負い、勇人に報告すると勇人は「……分かった」と手術に集中しているのか、2人の報告を聞き流す様に淡々と答え、迅鯨から受け取った消毒用のコットンを使い、キュレットと開口器を外しつつ、ジルの局部を消毒及び清掃していると優花はジルの子宮内から全て排出された精液及び胎児が入ったタンクを取り出し、そのタンクを大型のゴミ袋に入れ、密封し、間宮に言った。
「間宮さん、コレを特設ドックに居る明石さんに渡して。重かったら台車使っても良いから」
「うぇ〜……コレをですか……分かりました……」
間宮は優花の命令に顔を顰め、そのタンクを腫れ物扱いをするかの様に嫌そうに答え、タンクを台車に載せ、部屋を後にすると勇人はジルの中絶手術を終え、優花に命令した。
「……ジルの中絶手術が終わったぞ。全身麻酔を解除しろ」
勇人はジルの中絶手術を終えた事を優花に言うと優花は慣れた手付きで全身麻酔用のマスクを取り外し、英語でレベッカに言った。
「ジルさんの手術が終わったワ。次はレベッカさんの番ヨ。セレニアさん、彼女を安全な場所に、オ願イシマス」
「あ……ああ……了解した……コレが
「あ……あの……お姉ちゃんの手術は……」
レベッカはセレニアが狼狽えながらジルを介護しているのを尻目に不安そうにジルの手術の結果を聞くと優花の代わりに勇人が淡々と答えた。
「安心しろ『成功』だ。直に目が覚めるだろう……さぁ、次は『お前』だ。早く頭を隙間の中に入れろ」
「ホッ……分かりました……ッ!?」
勇人はレベッカに淡々と答えると、レベッカはジルの手術が成功した事に胸を撫で下ろしつつ、自身の頭部を隙間に入れるとレベッカは『勇人の世界』及び『仕事部屋』である『佐世保鎮守府 基地本部 執務室』の内装を見て、勇人のセンスで模様替えされた『シックで落ち着いた内装になっている執務室』に興奮しながら呟いた。
「こ……此処がハヤトさんの世界……まるで貴族の部屋みたい『豪華絢爛』でありつつ
「全てが終わったら俺の権限で幾らでも寛いでやるから今は目の前の事を片付けるぞ……優花」
「うん」
勇人はレベッカの発言に先程までの緊張感が少し解れ、苦笑しながらも優花に指示を出すと優花は素早くレベッカに全身麻酔用のマスクを着け、麻酔を送るとレベッカは極上のベットの上で爆睡するかの様に、直ぐに眠りに着くと勇人はレベッカに注入した麻酔が効き始めた事を確認し、優花に指示を出した。
「……新しい吸引用のキュレットに開口器を……ついでに……」
「新しいタンクとホースの準備ね。もう終わっているよ……はい、キュレットと開口器」
「流石だ……では始めるぞ」
勇人は優花から新しい吸引用のキュレットと開口器を受け取り、慣れた手付きで開口器をレベッカの局部に設置し、ジル同様に激しい吸引音を発しながら吸引用のキュレットを使い、子宮内に溜まっている精液及び胎児を吸い始めた。
だが吸引し始めてから数分後、問題が発生した……
「チッ……不味い事になったな」
「……ええ」
「どうした?何か問題でも起きたのか?」
勇人と優花は顔を顰めながら呟き、セレニアは2人の表情を察し、少し不安そうに聞くと2人は『レベッカの身に起きた問題』を簡潔にセレニアに説明した。
その問題とは……
「胎児がデカ過ぎて、キュレットが吸えないんだ」
「シカモ、胎児が膣内で暴れているせいで出血が激シイのよ」
「なッ!?」
レベッカの膣内に居る胎児が育ち過ぎて吸引不可に陥っただけでは無く、胎児が暴れているせいでレベッカの局部から血が大量に流れ始めた事に……