※この作品はR-18です。

「盛ってんじゃねえよ、ゲスチンヤロー」   作:柴猫侍

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「盛ってんじゃねえよ、ゲスチンヤロー」

 

 仰向けの状態で寝転がっている少女。

 紅色の長髪と端正な顔立ちが印象的であった。

 

 小屋の外が夜の帳に包まれ、蝋燭の揺らめく淡い炎が光源の室内にて、彼女は髪色に負けない程に頬を紅潮させている。

 

 どこか期待を孕む潤んだ瞳。寄る辺の無い孤児のような儚さを漂わせる彼女を前にして、男は困惑と緊張、そして彼女と同様の期待を面に浮かばせていた。

 

―――何故このようなことになってしまったのか。

 

 男は思考を巡らせる。

 彼女の名は多由也。旅の途中、人気のない森林の中から息も絶え絶えになって現れては、そのまま意識を失ったくノ一だ。

 どこの隠れ里かまではわからないものの、忍者が身につける額当てから彼女が忍者―――延いてはくノ一であると理解した男は、どこの馬の骨かもわからない彼女を助けるかどうか悩んだ末、助けるに至ったのである。

 

 内臓―――特に腹部辺りが酷い有様だった。男が龍地洞出身の一族の者でなければ、一晩と経たず死に至っていたことだろう。

 しかし、どういう運命かたまたまその出であった男の能力によって彼女の内臓は一先ず元通りになり、命を繋ぎ止めるに至ったのである。

 

 だが、彼女が目を覚ましてからが大変だった。

 この女、大層口が悪い。ガラも悪い。助けた礼があるというのに『頼んだ訳じゃねー』の一辺倒で男を罵倒してきたのである。

 

 折角自分の血肉を分けて治療してやったというのになんという言い草だ。男は怒った。

 こうなったら意地でも礼を言わせてやる。男は固く誓い、自分の里へ帰るという多由也に無理やり―――怪我が心配だったというのもあるが―――付いていった。

 するとどうだろうか。途中、強引に男を突き放して里へ一歩早く辿り着いた多由也が、またボロボロになって帰って来たではないか。聞くところによれば、『負けた忍に用はない』とのことらしい。

 つまり、用済みと判断され門前払いをくらう所か、処分(さつがい)されそうになったという訳だ。それだけに留まらず、男の下に合流してからも何人かの追い忍がやって来て、彼女の処分を試みようとした。

 戦意喪失する多由也に代わって追手を蹴散らした男は、半ば無意識の内に彼女の手を引いて逃げたのだ。

 

 その後の多由也は見るからに意気消沈していた。

 開けば罵詈雑言しか放たれぬ口は一切開かず、視線はずっと地面ばかりに向いている。世間にも人間関係にも疎い男だが、忠誠を誓っていた里から見放された忍者がこのように絶望することだけはなんとなく理解できた。しかし、男には慰め方が分からない。

 

 そんな気まずい空気の中、体を休めるための空き家に足を踏み入れた二人―――だったが、ここから色々とおかしくなり始めた。

 心身ともに疲弊しているであろう多由也が、今まで邪険にしか扱っていなかった男に、まるで甘えるかのように寄り添い始めたのだ。最初こそ怪訝に思っていた男であったが、一日中動いて掻いた汗の匂いに混じって漂う女の色香に、能面のように無表情であった男の本能が反応してしまったのだ。

 

 屹立する逸物に、不意に彼女の目が留まった。

 普段、罵詈雑言を吐く女とは思えぬ初心な反応を見せた彼女であったが、突如狂ったようにクツクツと笑い始めた。

 次の瞬間、多由也は男の胸倉を掴んだまま、自ら仰向けに倒れ―――最初の場面に戻る。

 

「盛ってんじゃねえよ、ゲスチンヤロー」

 

 相も変わらず汚い言葉だ。

 しかし、その言葉を紡ぐ唇が余りにも艶やかに濡れていたものだから、不思議なことに不快感を覚えることはなかった。

 突拍子もない彼女の行動に呆気に取られていれば、胸倉を掴んでいた手を今度は首にかけられる。すると、思いっきり体を起こしてきた多由也に、笛の音のように幻惑的な声音を耳元で囁かれた。

 

「仕方ねえから、ウチが吐き出させてやるよ」

 

 ドン、と今度は男が多由也に押し倒される形で仰向けになった。

 すると、徐に多由也の手が男のズボンの中へ伸びる。ややぎこちない手つきであるが、彼女の柔らかく湿った掌は屹立する逸物を握るに至った。

 

「んっ……ふっ……」

 

 マウントを取ったと言わんばかりにほくそ笑む多由也は、そのまま掌を上下に動かす。

 不器用ながらもリズムを刻んで動く掌に刺激される逸物は、あっという間に先ほどとは比べ物にならない大きさに怒張する。

 パンパンに張り詰めた逸物に籠る熱に思わず目を見開いて頬を引きつらせる多由也であったが、彼女の性格がここまで来て引き下がることを許さないのだろう。キッと眼光を鋭くさせたまま、一心不乱に男の逸物を擦り続ける。

 

 しばらくすると、二人の息遣いと衣擦れしか響かなかった室内に、淫らな水音が聞こえ始めた。

 

「はんっ、なんだよ。ウチので感じてんのか?」

 

 言わずもがな、多由也の手淫によって性的興奮が高まり逸物から先走った汁が奏でる音であるが、それに勘づいた多由也が得意げに微笑んだ。

 だが、ここまで好き勝手に弄ばれるのも面白くない。

 男は不意に多由也の腕を掴んだ。『は?』と呆気にとられる彼女をそのまま押し倒してマウントを取れば、今度は男の掌が多由也の股間にあてがわれた。

 

 長い髪を乱れさせて倒された多由也は、自分の置かれた状況に先ほどまでの余裕はどこへやら。目線を男から逸らせる所か、顔にかかった髪で口元を覆い隠した。

 

「……んだよ。なにするつもりなんだ、アァ?」

 

 それが彼女の精一杯の強がり。

 気が付けば、股間にあてがわれていた掌が蒸れていることに男は気が付いた。ゆっくりと掌を離せば、よく目を凝らさないと分からない糸が掌と股間の間に橋を架けているではないか。

 その糸の正体を探るように掌を握れば、ぬちゃ、と粘りつくような感触が伝わってくると同時に、鼻腔を淫らな牝の香りが擽ってきた。

 

 一方、多由也はと言えば被っていた黒い帽子で完全に顔を覆い隠している。

 彼女の言動からして男性経験が少ないことは推し量れるだろうが、それを踏まえた上で、羞恥心の余り顔を帽子で覆い隠すという行動は、酷く男の情欲を煽るものでしかなかった。

 

 とは言うものの、男も経験がある訳ではない。

 分からないなりに掌を多由也の股間に当て、回すように撫で始める。ビクン、と一度体を弓なりに強張らせた彼女は、男の手の動きに合わせて腰をヘコヘコと動かしながら快楽を享受した。

 次第に多由也の息遣いも荒くなり、男の時と同じように今度は彼女の股間から淫らな水音が聞こえ始める。

 

「っ……!」

 

 帽子では隠しきれない嬌声が漏れ始める。

 すると突如、多由也の脚がガッチリと閉じられたではないか。拘束されてしまう男の手。押しても引いても動けない。

 どうしたものかと男が対応に困っていると彼女が先に動きを見せる。

 

 帽子をギュッと握っていた指。それをスッと放した彼女は、そのままスパッツのウエスト部分に指をかけ、そろりそろりと脱衣を始めた。

 スパッツが下ろされていくにつらなって露わになる少女の生肌。心なしかしっとりと濡れている肌は、蝋燭の光を鮮やかに照り返し、より魅惑的に見せつけてくるではないか。

 

 極めつけは、厳重に守りが固められていた淫裂が露わになった時だ。

 到底隠し切れない愛液が奏でる音と共に、スパッツの中に散々充満していた饐えた香りが解放された。

 

 それは辛うじて繋ぎ止められていた男の理性の箍(タガ)を外す。

 

「ちょ、ちょっと待ちやがれ……んんっ!」

 

 多由也の頭のすぐ傍に片手をつくようにして覆いかぶさった男が、急な攻勢にあたふたとする多由也を熱心に見つめながら、カンカンに火照っている淫裂に指を挿し込んだ。

 熱く指に絡まる肉壁。細かい凹凸(おうとつ)は絶え間なく蠢動する。

 まるで侵入を許した男の指を外へと追い出すかのような動きであったが、当の男はと言えば構わずに指を前後に動かす。

 

 技術もへったくれもないピストン運動でしかないが、それでも多由也にとっては鮮烈な刺激だったのだろう。常時襲い掛かってくる快楽を必死に耐えるかのような表情を浮かべていた。

 しかし、口元を右手で覆い隠して声を我慢する一方で、左手は自身のピンと立っている胸の先端を摘まむようにして弄っている。力のままに引っ張っては揉みしだかれる胸は、それは大層豊かに形状を変えては、元の弾力性に富んだ慎ましやかな果実の形へと戻っていく。

 

「はぁ……んっ……あぁ!」

 

 一際大きな声を上げた多由也の腰が跳ねる。

 それから彼女の腰は、ゆっくりと床に下りてから痙攣でもしているかのように断続的に跳ねていた。

 口元を覆い隠す力も失った多由也の手は零れ落ち、今まで必死に声を我慢していた口が晒されることとなる。

 

 だらしなく開かれた口からは、頬へ伝っていく軌道で涎が垂れていた。

 荒い吐息もどこか甘ったるい香りだ。

 気が付けば、男はまるで導かれるように多由也の唇に己の唇を重ねていた。一瞬、彼女の体が驚愕にビクリと動いたものの、想像していたような抵抗はなく、寧ろ迎え入れるように男の首に腕を回しては情熱的なキスを始める。

 

 口腔に舌を滑り込ませ、ありとあらゆるものを舐っていく。

 

 時には歯をなぞるように。

 時には舌を絡ませるように。

 時には唾液を啜るように。

 

 二人の間には最早境界というものがなかった。そう表現出来てしまう程に彼等の口付けは溶けるように甘く熱いものであったのだ。

 しかし、その甘美な時間も束の間、次第に手足をじたばたとさせる多由也が、遂には男を突き飛ばしたのだった。

 

「ぶあっ、はぁ……はぁ……! いつまでシやがってんだ、このクソヤロー! 殺す気か!」

 

 どうやら息継ぎがままならなかったようだ。

 先ほどとは違う意味で息が絶え絶えとなっている多由也は、二人の間に架かっていた橋を手で拭った後、しばし俯いて呼吸を整える。

 

 男ががっつき過ぎてしまったかと反省していれば、彼女は徐に男に背を向け、なんと四つん這いになったではないか。

 光源が光源なだけにはっきりと窺うことはできない。

 しかし、目の前に堂々と鎮座する桃と裂け目から垂れる蜜に、男の視線は釘付けになってしまった。

 

 漂ってくる淫靡な牝の香り。男の牡が暴発寸前なまでに屹立している最中、多由也は自らの手で淫裂を広げ、こう告げる。

 

「おら……挿れてえんならさっさと挿れやがれ。てめーの粗チンでイかせられるもんならな」

 

 あからさまな挑発だ。

 だが、ここまでお膳立てをされたのならば男も受けて立たずにはいられない。据え膳食わぬはなんとやらだ。

 取り出した逸物を多由也の淫裂にあてがう。一瞬ビクリと彼女の体が跳ねるが、それからは寧ろ彼女から挿入を催促するように、下の口で屹立する逸物の亀頭を舐るかの如く淫らに動く。

 

 ここまで来たならば引き下がれない。

 しっかりと狙いを定め、ゆっくり……ゆっくりと逸物を彼女の中へと挿し込んでいく。

 

「ぁっ……んん……!」

 

 侵入を拒むように固く閉じられている肉壁。それを穿たんと突き進む逸物に従って、多由也は肺から空気が絞り出されるかのような嬌声を上げ、体をくねらせる。

 そして全てが挿入し終えた頃、彼女は辛うじて上半身を支えていた両腕を突っ張る力を失い、下腹部を中心に全身へ巡る快楽に体を震わせていた。

 

「……んだよ……さっさと動いてみやがれってんだ」

 

 それでも彼女は強がる。

 とろんと蕩けた瞳でも、あくまで強気な口調を止めず、余裕だと言わんばかりの好戦的な笑みを浮かべて。

 

「それともどうした。ウチん中が気持ち良過ぎてもうイキそうなのか? はんっ、この早漏ヤローが……!」

 

 カチン。

 

 男は頭に来てしまった。

 このまま後背位で続けようと考えていた男であったが、開けば汚い言葉が出てくる多由也の口に業を煮やし、彼女を懲らしめんと打って出る。

 その方法はと言えば、力なく崩れ落ちるかの如く四つん這いになっている多由也の体を転がし、まず正常位にすることであった。

 突然の男の行動に茫然とする多由也であったが、すかさず目の前に迫る男の顔と、唇に伝わる灼熱に声にもならぬ声を上げる。

 

「んーっ! んーっ! んーっ……んんっ!?」

 

 覆い被さられるような体位のまま口付けを交わしてのピストン運動が多由也を襲う。

 男の性経験の無さでも行為の最中に弄ってやろうと画策していた彼女であったが、こうも口を塞がれては言葉を紡ぐ所か、まともに息を継ぐことさえままならない。

 それでいてぎこちないながらも一定の間隔で襲い掛かってくる快感の電撃は、多由也の思考を鈍らせ、彼女の刃物の如き鋭い毒舌を封じ込めるに至る。

 

 最早為されるがままの状態になってしまった多由也は、不規則に訪れる息継ぎの瞬間に嬌声を漏らす一人の乙女と化していた。

 

「んぁ……はぁ……ああっ!」

 

 窒息でもしているかのように朦朧とする意識。まるで眠りに落ちる一歩手前のような微睡だ。今与えられている快楽はその瞬間に等しいものがある。

 しかし、激しい鼓動と時折襲い掛かる激しい快楽の電撃が、多由也を現実世界へ引き戻す。

 

「ん……んぅ……!」

 

 始めこそ抵抗していた多由也であったが、それが無意味だと悟るや否や、彼女は両腕を男の首と背中に回すだけに留まらず、ダラリと力なく床に転がしていた脚を男の腰に回した。

 ガッチリとしたホールド。これでは男から逃げることが叶わなくなった。

 どちらかが果てるまでの攻防。男は望むところだと腰を打ち付けるペースを各段に速め、多由也は絶え間なく襲い掛かる快感に拘束が解けてしまわぬよう、必死に男を抱きしめた。

 

 そして、とうとうその時は訪れる。

 多由也の中を暴れまわっていた逸物が膨れ上がったのだ。精嚢に溜まっていた精を吐き出す一歩手前の状態。

 一層膣内を圧迫する逸物。勿論亀頭も膨れ上がり、さらに高さを増したカリは肉壁を抉るかのように強烈な刺激を多由也に与える。

 

「んっ、ふっ、んん、んぁ、んふーっ!」

 

 今までとは比べ物にならない刺激を受けて目を白黒とさせる多由也は、呼吸もままならぬまま、最後の力を振り絞って男を抱きしめる。

 刹那、逸物を包み込む肉壁の圧迫も増すこととなり、男の我慢を決壊させるに至った。

 膣内で大きく跳ねるや否や、鈴口から溢れ出る精液が濁流のように多由也の中を暴れ回る。

朦朧とした意識の中でもはっきりとわかる程の灼熱が、下腹部を波打っていた。

 しばらくしてやっと止まった吐精と共に男が若干萎んだ逸物を引き抜けば、中に収まりきらなかった白濁液が、多由也の淫裂から溢れ出てくる。

 

 我ながら酷い匂いだ、と多由也は自嘲した。

 汗だくの上に血みどろ。そして今は、自分の愛液と付き合いの短い男の精液の匂いも漂っている。

 こんな惨めで滑稽なことがあるかと笑う多由也であったが、じんじんと下腹部に残る淫蕩の感触が、今はそんな自嘲さえも忘れさせてくれた。

 

 男は物欲しそうな顔で見下ろしてくる。

 次第に呼吸の整ってきた多由也は、ごぷ、と泡(あぶく)を立てて精液が溢れている自分の淫裂を指で弄った。そうして互いの体液が混じった淫液を掻き出した後、今一度男を迎え入れるように股を開いたではないか。

 

「オイ、どうしやがった。もう終わりか? たった一回で勃たなくなるインポヤローなのかよ、てめえは」

 

 あくまで挑発的な態度は崩さない。

 そして男は予想通りに逸物を再び勃起させ、多由也に覆い被さってくる。

 

 なるようになれ、と多由也は瞼を閉じた。

 任務に失敗し、見知らぬ男に命を救われ、それでも隠れ里に帰っては用済みだと処分されそうになった身だ。誰にも必要とされなくなったと一旦は絶望したが、案外身近にこんなにも情熱的に求めてくれる人間は居たものである。

 一時の気の迷いと言われればその通りだが、多由也は今自分を温かく包み込んでくれる快楽を拒む気は完全に失せてしまっていた。

 

 折角なのだから、このまま淫蕩に溺れるのも悪くない―――と。

 

 しかし、この後気絶するまで犯されるとは思ってもみなかった多由也なのであった。

 

 

 

 時は流れて日が昇り始めた頃。

 二人は近くの川にやって来ていた。目的はただ一つ。ただひたすらに快楽を貪り合った所為で体に染みついた臭いを洗い落とすためだ。

 行為の最中は気にはならず、寧ろ行為のエッセンス程度にしか思っていなかった二人であったが、いざ時間が経ってくるとかなり饐えた異臭を放つようになり、とてもではないがそのまま衣服を身に纏う気にはなれなかった。

 

 生まれたままの姿で水を浴びる二人。

 特に多由也は散々精を注ぎ込まれた股間を重点的に洗っている。その様子をじっと見つめていた男であったが、ふと多由也と視線が合ってしまい、ピタリと動きが止まった。

 同様に多由也の動きも止まり、それまで平然としていた彼女の顔が真っ赤に染まっていく。

 

「き、昨日のはウチがおかしかっただけだ! またヤれると思ったら大間違いだぞ、このサルヤローが!!」

 

 うがー! と騒ぎながら昨日の記憶ごと洗い流そうと、手拭いで必死に体を擦る多由也。

 擦り過ぎて皮が剥がれないか心配になってくる光景であったが、男はそれよりも重大な問題を発見してしまった。

 

「あ? クセーよ、近づいてくんじゃ……っ!?」

 

 振り向いた多由也の眼前に在ったのは、これでもかと屹立する男の逸物であった。

 散々自分の中を苛めた代物を目の前に、多由也は一度嫌悪感を露わにした表情を浮かべるも、男の切なそうな顔を見るや否やほくそ笑んだ。

 

「ふん……情けねえ面しやがって。いいぜ、腰が砕けるまで絞り尽くしてやるから覚悟しろよ!」

 

 こうして始まる二回戦。

 

 勝敗はさておき、その後毒舌をまき散らす少女とそれに付き合う男の姿が各地で見られたとさ。

 

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