格闘家娘が剣舞士の背中を拭き始めて、数分後。
「師匠……終わりました」
と格闘家娘は、剣舞士の背中を拭くのに使っていたタオルを、桶の淵に掛けた。
「ありがとう、助かった」
剣舞士は感謝の言葉を述べると、肌着を着ようと立ち上がろうとした。だが、覆い被さる形で格闘家娘が剣舞士を押し倒した。
「……どうした?」
「師匠……」
剣舞士が声を掛けると、格闘家娘は
「ん……」
「んむ……」
剣舞士と唇を重ねた。
それは、啄むようなキス。格闘家娘から離れると、剣舞士が
「……どういうつもりだ?」
と問い掛けた。
「師匠……私は、貴方を慕っています……」
「……だが」
「師匠……これは、自分で深く考えました……私は、師匠を……」
格闘家娘がそこまで言うと、剣舞士はゆっくりと格闘家娘の頬に手を添えた。
「まったく……どうしようもない奴だ……」
そう呟いた剣舞士の声音は、優しさがあった。
「俺は自他共に認める程に、不器用でな……一般的な、普通というのを知らん……戦場で育った弊害とも言える……だから……加減など、期待するなよ?」
「……はい」
格闘家娘が頷くと、剣舞士は格闘家娘を抱き寄せて、再び口づけした。先ほどより、激しい口づけだ。
「んちゅ……ふむ……ぷは」
しかし、呼吸が続かなかったからか、格闘家娘から唇を離した。すると
「鼻で呼吸しろ……」
とだけ告げて、剣舞士は再び口づけした。
(やっぱり、優しい……)
先にあんなことを言いながらと、格闘家娘は思った。剣舞士の言う通りに鼻で呼吸をするようにしたら、口づけが楽になった。そこから、加速度的にどんどんと情熱的な口づけに変わっていく。
最初は啄むような口づけから、互いを貪るような口づけへ。そして気付けば、舌を絡ませていた。
(頭が……ポヤーってしてくる……なんだろ……体が、熱くなる……)
ピチャピチャと舌が絡む音が互いの耳に木霊し、格闘家娘はゆっくりと服を脱ぎ始めた。
最初はゆっくりとだったが、途中からはもどかしさを感じながら脱いでいた。途中で、はて、こんなに脱ぎにくかっただろうか。と思ったほどだ。
二人の唇が離れると、ツーと銀色の架け橋が短時間だが、掛かった。そして気付けば、格闘家娘は肌着も最早意味を成していなかった。
同年代の少女、神官娘や魔法使い娘に比べれば、かなりのプロポーションだろう。
出るべき所は出て、引っ込むべき所は引っ込んでいる。
彼女としては、体を動かすと激しく動いて邪魔だという認識。
しかし時々、街を歩いていると視線を感じることがある。それは、死んでしまった少年剣士もそうだった。
「師……匠……」
「そのままで居ろ」
また短く言うと、剣舞士はたわわに実っていた格闘家娘の双丘を触り始めた。
剣舞士の指が動く度に、グニグニと形を変える。
「んっ……ふうっ……!」
一度も経験したことのない感覚に、格闘家娘は身悶え始める。その時、剣舞士の指が先端部を触れた。その瞬間
「ひうっ!?」
格闘家娘の全身を、電撃が走った。
その刺激に、格闘家娘は思わず弓なりになってしまった。
「ふむ……ん」
「んんんんんっ!」
格闘家娘は口づけされながら胸を弄ばれて、どんどん追い込まれていく。頭の中でバチバチと電気が走り、思考が真っ白になっていく。
(ナニか……クる……!)
そう思った直後、今までより一際大きな波が格闘家娘の思考を押し流した。頭の中は真っ白になり、体は弓なりになりながらビクビクと震えた。
波が弱まり、格闘家娘の体から力が抜けてくったりとベッドに身を預けた。
すると、剣舞士は格闘家娘の頬を優しく撫でて
「大丈夫か?」
と問い掛けた。格闘家娘は、荒く呼吸を繰り返しながら
「師匠……やけに……手慣れて……ませ、んか……」
と問い掛けてしまった。すると剣舞士は
「戦場ではな、精神に異常を来すと、何らかの方法で自身が生きていることを実感しようとする者が出てくる……その中には、異性と交わることで確認する輩も居てな……」
と告げた。つまり、致した経験がある。ということである。
「なんか、悔しいです……」
「仕方あるまいに……こればかりはな」
格闘家娘は小さく唸りながら、剣舞士を軽く睨むが、剣舞士はそう返答しながら格闘家娘の頭を撫でた。その手つきは優しく、格闘家娘を気づかっているのが伺える。
「師匠……」
「ん、おいで」
ようやく力が入るようになった格闘家娘は、体を起こすと、ベッドに座っている剣舞の太股辺りに一度座った。
「重くないですか?」
「問題ない」
格闘家娘の問い掛けに、剣舞士は短く答えながら頷いた。実際、剣舞士からしたら、大して重くない。むしろ、軽いと思っていた。
「これが……師匠の……」
そんな格闘家娘の視線を向けていたのは、剣舞士の肉棒だ。既に屹立しており、格闘家娘の心臓は五月蝿い位に高鳴っている。そして何より、下腹部が疼いていた。
「えっと……その……」
「少し、腰を浮かせろ」
格闘家娘が迷っていると、剣舞士がそう言ってきて、格闘家娘は言われた通りに腰を浮かせた。格闘家娘の秘所はしとどに濡れており、既に準備万端といった様子だった。
剣舞士は、格闘家娘の細い腰を抱き寄せて、肉棒を秘所に宛がった。
「ゆっくりと、腰を下ろしていけ」
「……はい」
剣舞士の言葉に、格闘家娘はゆっくりと腰を下ろしていく。それに伴い、剣舞士の肉棒が中に入っていく。
「あ、ああぁぁぁ……っ」
入っていく感覚に、格闘家娘は背筋にゾワゾワとした感覚に身を悶えさせる。すると、ある一ヶ所で抵抗を感じた。
「……師匠……」
「……痛むぞ」
「……はい」
格闘家娘が頷くと、剣舞士は格闘家娘の腰を引き下ろした。その直後、格闘家娘は痛みを感じて、歯を食い縛った。
「つっ……くぅ……っ」
「……止めるか?」
剣舞士の問い掛けに、格闘家娘は涙を滲ませながら首を左右に振って
「止めない……で、ください……今止めたら……後悔、します……」
と言いながら、剣舞士の首に両腕を回した。それは、半ば垂れかかっているようにも見える。
「分かった……ゆっくり、動くぞ」
「はい……ん……いっ……」
結合部分は、初めての証たる血を流しており、剣舞士が小さく動かす度に、痛みを堪えた声を洩らす。
それを気づかってか、剣舞士は片腕で格闘家娘を強く抱き締めて口づけをした。
「んむ……んちゅ……はむ……んんんんんっ!」
更に空いた片手で、格闘家娘の淫核を弄り始めた。その瞬間、格闘家娘は目を見開いて体を震わせた。
「ん、んんんんーっ!?」
強い刺激に格闘家娘は体を震わせ、抱き締められたことで密着した胸が剣舞士の胸板で押し潰され、グニグニと形を変える。
「はっ……ふあぁぁぁぁぁっ! そこ、凄っ!?」
「ん、痛くなくなったみたいだな」
格闘家娘の反応で、痛みを感じなくなったと気付いた剣舞士は、少しずつ動く速度を上げていく。それにより、部屋中に淫靡な音が木霊し、それと協奏曲を奏でるように格闘家娘の喘ぎ声が響く。
肉棒が出入りする度に、粘着質な音が鳴り、奥に当たる度に格闘家娘の思考が真っ白に染まる。何も考えられなくなり、少し怖さを感じる。だが、体は剣舞士に密着しているので、むしろ身を任せようとも思った。
「し、しょう……奥……凄いぃ……!」
「なら、ここはどうだ?」
剣舞士はそう言って、格闘家娘の中のある一ヶ所を肉棒で少し強めに小突いた。その瞬間
「んあぁぁぁぁぁぁっ」
格闘家娘は、声を上げた。
「んっ、ひぐっ!?」
どんどん大きくなる快感の波に、格闘家娘は最早まともに思考は働いていなかった。いつの間にか両足は剣舞士の腰に絡まり、離れたくないという意志を示している。
頭の中でバチバチと電撃が走り、限界が近いと本能で察した。
「し、しょう……!」
格闘家娘が言いたいことが分かるのか、剣舞士は
「俺に抱き付いて、好きな時にイけ」
と耳元で囁いた。
言われた通りに、格闘家娘は剣舞士に強く抱き付いて、後は最後を待つだけになった。
「ひ、あ……ああぁぁぁ……い、イく……!」
「んっ」
最後に、剣舞士が少し強めに最奥を突き上げた。その直後、格闘家娘は絶頂を迎えた。声にならない声をあげて、剣舞士に強く抱き付いた。剣舞士のほうも、格闘家娘が絶頂した時に肉棒の締め付けが強くなったことで、白濁を解き放っていた。
格闘家娘は白濁が中に放たれる度に、また絶頂を繰り返す。頭の中は真っ白に染まり、口から漏れるのは言葉にならない声のみ。
そしてどれ程経ったか、格闘家娘の思考が戻った時、二人してベッドに横たわっていた。
剣舞士が掛けたのか、体には掛け布団が掛かっていて、二人で抱き合うように寝ていたようだ。
「凄かった……」
最中の感覚を思い出した格闘家娘は、小さく呟いた。
今もまだ、異物感が残っているが中はじんわりと暖かい。
「師匠……」
静かに眠っている剣舞士に抱き付いて、格闘家娘はまた眠った。
気づいたら、今日で31やん、俺