ジャックと狩りをするマスター君のお話。
「ジャック、宝具を開帳しろ!」
「うん、わかった」
少年が力の限り叫ぶと彼の前で戦っている幼女が答えた。
態勢を低くし、敵の視界から消えては不意打ちを叩きこむ。手に持っているナイフは欠けもせずに只々敵の肉を切り裂いていく。
「此よりは地獄。わたしたちは炎・雨・力」
幼女が唱えると同時に辺り一面が霧に包まれていく。
かつてロンドンを包んだ霧。ロンドンを霧の街と言わしめた魔性の霧だ。
霧が深まり敵は幼女の姿を完全に見失う。その間もジャックと呼ばれた幼女は動き回る。
敵が如何に油断を見せるか。何処を切れば致命傷を負わせられるか。幼女と見て侮ることなかれ。その霊基は殺人鬼。
敵を効率よく殺せることに特化した霊基だ。
「―――殺戮を此処に。
背後に回ったジャックは勢いそのままに敵の腹に両手に持つナイフを差し込む。
勢いよく差し込まれジャックへ反撃しようと動くが、それよりも先にナイフで内臓をグチャグチャに切り刻まれる。
辺り一面に鉄分の匂いが広がるが、少年にとっては嗅ぎ慣れたものだ。ジャックを召喚してからという物のこういう戦いをする子だと理解し、何とか受け入れることが出来た。人理焼却という悪に対し、正義は己にあると言い聞かせている。
「……ふぅ、バラバラになっちゃった……おかあさん、どう?わたしたち偉い?」
「ああ、勿論だよ。ジャックはキチンと敵を倒せて偉いぞ」
戦闘時に浮かべていた冷笑は消え、花が咲くような笑顔でおかあさんと呼ばれた少年の元へと走る。
ジャック・ザ・リッパー
世界中で知らないものは居ないと言えるほどのシリアルキラー。少年の生まれた国である日本では切り裂きジャックと呼ばれる事が多い。
正体は誰にも知られていないという。それがどういうわけか幼女の姿を取って少年のサーヴァントして日夜戦いに暮れている。
生まれる事の出来なかった子供たちの怨念が集まり、霊基と呼ばれるほどに高まった存在が彼女の正体だ。母を求め日夜人を切り裂く。
その為彼女を詠んだ少年は母を求めている彼女におかあさんと呼ばれ慕われているのだ。
「素材は……うん、きっちり落ちてるな」
ジャックが倒した敵の近くには素材と彼らが呼ぶものが落ちている。サーヴァントである彼らの霊基を成長させるのに必要なもので、暇を作っては回収に回っている。
「おかあさんおかあさん」
「ん?どうした」
手を引かれジャックに引っ張られる。加減してくれているとはいえ幼女との力の差に少年は落ち込む。
仕方のない事だろう相手は英霊と呼ばれるだけの実績を持つ者だ。例えそれが反英雄であろうとも。
「魔力足りなくなっちゃったから補給してほしいなって」
「あー、宝具使ったもんな……此処でするけど良いの?」
ジャックの宝具で撒かれた霧がまだ残っており、周りを見ても霧だらけだ。
元々人気の無い場所だっただけにあまり関係はないのだが。
「んっ……えへへ、おかあさんとちゅーしちゃった」
腰を下ろし屈んだ少年に口づけを行う。
幼い見た目のジャックと青年に近づいている少年がする光景は一歩間違えれば通報ものだが、無粋なことする者は此処にはいない。
ちゅっちゅっとリップ音が何度も鳴る。
キスをする度に笑顔を見せるジャックは殺人鬼だとはとても思えない。
「おかあさんの涎ちょうだい!魔力いっぱいあるの!」
「んっ……えぇー」
口に唾液を貯め、口を開いて待つ幼女の口に垂らす。糸を引く唾液が次々に流れていく。
嬉しそうに目を細め、口に入ってきた唾液を飲んでいく。小さく喉が動く。
「えへへ、おかあさんの魔力美味しい。もっともっと」
雛鳥が親鳥からご飯を貰う時のように何度も口を開き待つ。
慣れたもので少年は何度も幼女に魔力の詰まった唾液を与える。魔力補給を始めた頃は顔を赤らめていたのだが、今では素面で行っている。
彼もまた大人になったのだ。一瞬少年の目が遠くを見た気がするが気のせいだろう。
「あっ、おかあさんのココ大きくなってる♡それに匂いも濃い♡」
幼女が浮かべるには早すぎる淫猥な表情を浮かべながら少年のテントを張っている股間を摩る。
小さい指がズボン越しに一物を摩る度に少年は体を震わせる。何度も体を重ねているからか、ジャックは少年の弱点を知り尽くしてる。
「あはっ♡おかあさんのおちんちん大きいね♡わたしたちは他のおちんちんは知らないけどおかあさんのが大きいのは分かるよ♡」
頬擦りするかのように頬に一物を擦る。
匂いがジャックの肌に付かないかと余計な事を考えてしまう。ジャックを連れ素材ツアーと称したレイシフトで彼方此方を回り結構汗を掻いているのだ。ジャックは英霊だから魔力を与えれば汗などは飛ぶのだが、人間である少年は別だ。
身に着けている戦闘服の中は汗で蒸れ、自分でも嫌になるほどに汗の匂いがする。
軽い自己嫌悪に陥っている少年を他所にジャックは一物に鼻を寄せ匂いを嗅ぐ。
一日掻いた汗の匂いが強いが、それに負けずも劣らない雄の匂い。ジャックの中の雌が起き上がる程の強烈な匂いだ。
顔を蕩けさせ、瞳にはハートマークを浮かべているのではないかと思う程情欲の炎を宿している。
「じゃあいただきまーふ」
ジャックの口内は幼女らしく熱い。しかしその口の中で行われる愛撫は幼女のモノではない。
巧みな娼婦の如く彼を追い詰める。喉の奥できゅっと亀頭を締め先走りを吐き出させる。小さな真っ赤な舌で肉竿を舐めあげる。
ペロペロと子猫がミルクを飲む時にするような仕草で舐めるのだ。
ジャックの奉仕を上から見下ろす少年には眼福な光景だ。
見た目綺麗な幼女が自身の一物に見惚れ口内で優しく愛撫する。興奮しないほうが可笑しいぐらいの雰囲気を放っているのだ。
興奮のあまり少年の口からは息を殺したような声しか漏れないが、代わりに開いている手を使ってジャックの頭を撫でる。
「んふふー。もっと撫でていいよー。れろれろれろ♡おかあさんは此処が弱いんだもんね♡」
裏筋に舌を這わせチロチロ舐める。
鈴口から何度もぴゅるぴゅると情けなく先走りを漏らす。彼女の言う通り少年は裏筋が弱点だ。
人体に明るいジャックは行為早々に弱点を発見してはそれ以来少年を気持ちよくさせようと弱点ばかりを突く。
気持ち良くなって欲しいというだけで行われる奉仕は少年に我慢という物を捨てさせた。世間でいう所の早漏に当たるのだが、彼もジャックも気にしてはいない。
「ジャック、俺……もう!」
口内で愛撫するジャックの頭を掴むと乱暴に腰を振りだす。
受け止めるジャックは辛いだろうにその大きな瞳に涙を浮かべるだけで彼に為されるがままだ。ゴツゴツと喉奥に何度も亀頭が当たる。
柔らかい肉の壁は亀頭を確実に限界へと高まらせる。鈴口はぱっくりと口を開き、透明だった筈の先走りに白く濁った混ざった体液を吐き出す。
ジャックの両手で一周するのが難しいぐらい太い肉幹の下にある陰嚢は持ち上がっている。たっぷりと精を蓄えている陰嚢の中では精液がグツグツと煮立っているのだ。
ジャック以外とは体液を通した魔力補給は行わず、彼女の為だけに精液を蓄えている。言わば彼はジャック専用のミルクサーバーと言ったところか。
ぶびゅるるるる♡どびゅびゅびゅびゅびゅ♡
口を開いた鈴口からはゼリーのようなラードのような固体に近い液体が吐き出される。
頬を膨らませるほどの量を出すそれは、一週間ほど貯めたものだ。ごっきゅごっきゅと喉を盛大に鳴らしながら精液を飲み干していく。
喉を鳴らすと同時に舌で愛撫し、もっと出せとばかりに射精を促す。
「じゅずずずずずずず♡んっ、おかあさんの精子美味しかった。魔力もたくさん!おかあさんは気持ち良かった?」
「あ、あぁジャックのおかげでスッキリだよ」
快楽で腰が抜けたのかその場にへたり込んでしまう。
さっきまで口淫を行っていたとは思えないほど無邪気な笑顔で少年を見つめる幼女。魔力補給と言う建前で愛撫しているがその実、この行為が男女の其れだとジャックは理解している。
それでも少年に気付かれないようにジャックは無垢を装っている。
おかあさんと呼んでいるものの親と言うか己たちを受け入れる人を知らないジャックにとってはマスターの少年はおとうさんでもある。
少年と過ごすうちに母を求めるだけでなく父も求めるようになった。同時に女としての喜びも求めているのだ。
そんな事をジャックが考えているとは知らずに少年は今日も優しくジャックを撫でる。
ジャックは私がFGOを初めて理由のサーヴァントです。
最初の出会いは16年の復刻クリスマスの時のガチャでした。10連引いてダメかと思った時バチバチで来てくれました。
聖杯も一番最初に上げ、今では100レべの絆12、フォウマスキルマと頑張りました。
ライネスの次に書きましたが、今思うと幼女続きでしたね……ま、いっか。
3400文字程度なら適当に二時間で書けて驚きでした。