『春庭歴△△年◯の月新月
以前から目を付けていたタギルダゲを入手することが出来た
これにより新薬の研究が進むだろう』
『春庭歴△△年◯の月三日月
タギルダゲの研究を進めているが、生で摂取した時に発生する症状の再現が難航している
煮出しても焼いても媚薬効果しか見られない…どうすれば良いのか…』
『春庭歴△△年◯の月十日夜
磨り潰したタギルダゲに他の毒性のある液体がかかってしまう事故が発生したが、結果的にタギルダゲの毒性が安定する事を発見した
これにより磨り潰したタギルダゲと他の毒性のある液体を調合する事で、生え薬の完成に近付けたと考えられる』
ふぅ…と息を吐いて、今紙に書き上げた研究レポートから視線を起こす
私、イエローチューリップは新薬の開発を行っていた
最近騎士団内でも事故が発生し、注意を呼び掛けられた『タギルダゲ』を生で食べた時に擬似的な男性器が生える現象を再現出来ないかと模索していたが、実験中の事故で偶然発見してしまった
しかし完成した薬品は臭いから分かるくらい味が不味そうなのよね…
という訳で誰かに毒見させようと歩き回るも臭いに気付かれ逃げられてしまうの繰り返し
臭いを閉じ込め、味を良くするために何が良いかと悩んでいると、妹のホワイトチューリップが前に持って来ていた飴玉が目についた
飴玉を一つ取り、口に放り込むと甘さと柑橘系の香りが口の中に広がって…これよ!
『春庭歴△△年◯の月十三夜
臭いと味で頓挫しかけたが、薬品を飴に混ぜ合わせれば解決出来るのではと推測し、薬品を飴に練り込む・ゼラチンで固め、ゼリーにして飴で包む・丸薬にして飴で包むの3パターンを試作する事にした』
よし、まずは飴を作るわ!
材料となる水飴、砂糖、水を鍋に入れて火にかけて煮詰めていく
煮詰めて泡が粘り気が出て来たら、火から鍋を離して、スプーンで少しすくい上げて、水で冷やした皿に垂らして冷まし飴の状態を確認する
飴の状態が良さそうなので、汲み上げた井戸水で冷やしているボウルに鍋ごと入れてあら熱を取っていく
火傷しない位の温度になったら飴を皿に移して、平らに伸ばしていく
伸ばした飴を何度も折り畳んで、空気を入れていく
徐々に空気を含んで絹糸のように輝いていく、こうなればほぼ完成である
出来た飴を冷まして固めてから、一口大に切っていく
とりあえず飴を作るのは出来るようになったわね、この切った飴はオヤツにするとして…次は練り込んだ飴ね!
水飴・砂糖と一緒に薬液を水の代わりに入れてよく混ぜ合わせて…あれ?ちょっと薬液が多かったかしら?まぁ煮詰めれば大丈夫よね!
煮詰めて、あら熱を取って出来た飴を伸ばして、こねこねして空気を入れてけば…完成!臭いは気にならないわね!
とりあえず切り分けた飴をオブラートで包み、ラベルを貼った瓶に入れて蓋をして保管する
さぁ次はゼリーを…どうやって冷やそうかしら…氷は用意してないから今は保留ね…
気を取り直して、丸薬入り飴玉をつくるわよ
飴を作るまではさっきのと同じ要領で飴を作り、伸ばしてこねていく
こねてある程度空気を入れたら冷えて固まる前に、飴を一口大に切って平らに広げていく
広げた飴の中にオブラートで包んだ丸薬を入れて、閉じれば丸薬入り飴玉の完成よ!
使用した薬液ごとに分類して、飴玉を瓶に分けて入れていく
とりあえず今日はこれくらいにして…後は誰かに食べさせて実験ね!
後日
イエローチューリップの部屋の棚に薬用飴玉の実験レポートが五冊並べられていた
実験レポート一冊目
『春庭歴△△年◯の月十五夜
被験者:アブラナ・イチゴ』
実験レポート二冊目
『春庭歴△△年◯の月月十六夜
被験者:メギ・ラークスパー』
実験レポート三冊目
『春庭歴△△年◯の月居待月
被験者:ワルナスビ・ストレプトカーパス』
実験レポート四冊目
『春庭歴△△年◯の月二十日月
被験者:エリンギ・エリンジウム』
実験レポート五冊目
『春庭歴△△年◯の月下弦
被験者:イエローチューリップ・ホワイトチューリップ』
レポートを手に取り、続きを読みますか?
今後の作品について質問です どのような話を見たいかアンケートを取ります 期限は4/30までとします
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花騎士×花騎士メインの新しい話
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団長×花騎士メインの新しい話
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そんな事より既存の話書き上げろ