日本の村に眠る淫習を訪ねて、柳沢研究室レポート 今に残る日本の村のエロ風習 ⭐︎各話読み切り 新作はイラスト付き 作:みなぽん
佐原彩綾
背乗り鬼
姉の佐原彩綾(あや)を、本当に「姉」と呼んでいいのか、時々わからなくなる。
その疑いが最初に頭をよぎったのは、高校二年の春の夜だった。
塾の帰り道、峠を下りる路線バスの車窓から見たのは、あのカーブの先。
両親が事故で亡くなったという、あの場所だ。
事故のあった夜と同じように、山の影が濃く、ガードレールの白がぼんやりと光っていた。
ふと、道端に誰かが立っていた。
暗がりに溶けかけた細い影。髪が風に流れて、白い顔が一瞬だけバスのライトに照らされた。
俺は息を呑んだ。
――彩綾だった。彼女が、道路の脇から、谷底に花束を投げていたのだ。
家にいるはずの姉が、どうしてあんな時間に、あの場所に。
バスを降りて家に帰ると、台所の灯りの下で、彼女はエプロンをつけて味噌汁をかき混ぜていた。
まるで何事もなかったように。
「おかえり、俊也。今日寒かったでしょ?」
いつもの穏やかな笑顔。
事故のあとからの彼女は、いつもこんな調子だ。
優しくて、よく働き、俺のことを気遣ってくれる。
中学の頃の彼女――暗い部屋に閉じこもり、宿題もせず、時に暴力的だった姉とはまるで別人だ。
事故で「何かが変わった」と言えば、それまでだ。
けれど俺の中でずっと、別の考えがくすぶっていた。
――あの夜、峠で死んだのは、ほんとうに両親だけだったのか?
――姉は、本当に「姉」なのか
俺の住むこの山間の町には、古い伝説がある。
背乗り鬼(せのりおに)。
夜道を歩く旅人の背に取りつき、気づかれないままその魂を食らい、体を奪って入れ替わるという。
食われた者は、朝になると姿を消し、代わりに“よく似た何か”が村に戻ってくる。
幼い頃、祖母が囲炉裏端で語ってくれた怖い話だ。
まさか、そんなものを信じる年でもない。
けれど最近、俺の中の何かがざわついている。
家の中でふとした瞬間、姉が俺の名前を呼ぶ声に違和感を覚える。
イントネーションが少し違う。
幼いころの呼び方を忘れたかのように、他人行儀な「俊也くん」と言う時さえある。
それに、姉の背中――。
夜、洗面所で彼女がシャツを脱いでいる姿を、偶然見てしまったとき。
闇に浮かぶ白い肌、背中のあたりに、まるで鞭で打たれたような生々しい
傷があった。あれは自動車事故の傷じゃない。
俺はその場から逃げ出した。
だが、翌朝、彼女は何も知らない顔で弁当を詰めていた。
「俊也、今日もがんばってね」
その声は、少しだけ掠れていた。まるで、誰か別の人が喉の奥で喋っているみたいに。
あの事故から七年。
姉は俺を育ててくれた。
その事実に嘘はない。だが、時々思う。
もし、あの夜、峠の闇の中で――もし背乗り鬼がいたならば
俺の「姉」の背に何かが乗って家に帰ってきたのだろうか
それは、ふとしたきっかけだった。
進路指導で必要になった戸籍謄本を取りに行った帰り、役場の窓口で俺は見てしまった。
事故当時の記録にはっきりと書かれていたんだ。
「遺体二名、重体一名」
――重体。
姉からは「軽傷」だったと聞かされていた。
おかしい。
事故の夜、彼女は奇跡的に助かったと言っていたのに。
しかも、入院期間はわずか三日。
骨折もなく、打撲程度だったはずだ。
それが「重体」?
役場を出た後も、心臓の鼓動が収まらなかった。
夕暮れの風が頬を打っても、胸の奥の熱は冷めない。
――俺は何を見逃してきたんだろう。
その夜、夕食の席で、俺は何気ないふうを装いながら尋ねた。
「姉ちゃん……あの事故のとき、どんな怪我してたの?」
彩綾は箸を止め、少しの間考えるように天井を見た。
「え……頭をちょっと打ったくらいかな。なんで?」
「いや、こないだ役場で記録見たら、“重体”って書いてあったから」
その瞬間。
彼女の表情が一瞬だけ、固まった。
まぶたの動きが止まり、笑顔を作るまでのわずかな間が、異様に長く感じた。
「ああ、そうだったかも。記録の書き方って曖昧だからね」
柔らかく笑ったその口元に、違和感が残った。
――姉は笑う時、昔はいつも左の頬に小さなえくぼができた。
でも今の彼女には、それがない。
翌日、俺は学校を抜け出して市立病院に向かった。
母と姉が運ばれたという、あの事故の夜の病院だ。
受付の年配の看護師に頼み込み、当時の記録を確認してもらう。
「彩綾さん……ね。ちょっとお待ちください」
数分後、彼女は困ったような表情で首を傾げた。
「この方ね、確かに救急搬送の記録がありますけど……すぐに“転院”になってますね」
「転院? どこへですか?」
「ここから山を越えた“神渕(かみぶち)診療所”。当時はもう廃院になってますけど……カルテを見る限り、瀕死の重体だったはずですが、最後を看取るために親族と名乗る方が引き取りに来られたんですかね。」
神渕診療所――聞いたこともない名前だった。
看護師は小声で言葉を続けた。
「当時ね、あの峠の事故は変だったって、よく噂になってたのよ。。あの辺り、昔から“背乗り鬼”の話があるでしょ?」
背筋が凍った。
それを聞いたとき、俺の中の点と点がひとつにつながった気がした。
峠を越えた先に、神渕(かみぶち)の廃診療所はあった。
錆びついた鉄門の向こうに、蔦に覆われた二階建ての古い建物。
壁には弾痕のような穴が点々とし、窓ガラスは半分以上が割れている。
俺は懐中電灯を握りしめ、軋む床を踏みしめた。
ここに、七年前――姉が「転院」したという記録が残っている。
診察室の机の引き出しを漁ると、湿気で黄ばんだカルテが出てきた。
そこに書かれていた名前は、確かに「佐原彩綾」。
その瞬間、背後で何かが落ちた。
振り向くと、入口に一人の老人が立っていた。
村の古老、神渕の土地を管理しているという人だった。
「そこは、見んほうがええ……。あの娘は“替えられた”んじゃ」
老人の声は低く掠れていた。
彼の話によると、七年前の事故の夜、炎上した車のそばで倒れていた少女が瀕死の状態でこの病院に運ばれてきたと言う
おそらくそれは俺の姉、佐原彩綾、顔は焼けただれ、判別がつかず、医者たちは混乱した。
そのとき、その子の親族だと、名乗るものがやってきて、死にかけのその子を回収していったのだよ。黒服を着た、何か不気味な感じのする男たちだった。村に何か悪さしてはかなわんと私はそ奴らを監視した。そして私はその時、男たちの車に中学生くらいの綺麗な娘さんが座ってるのを見たんだ。
「「ハン・ソリ」お前は今日から佐原彩綾だ。手はず通りやるんだぞ。」
男たちが言った言葉と、その不思議な響きの名前を私は今でも覚えている。
でも、結局面倒事には関わらんほうがいいと考えるのが田舎者だ。あんたが来るまですっかり忘れていたよ。
夜、家に戻ると姉は台所にいた。
いつものように、静かにまな板を叩く音が響く。
俺は胸の奥が焼けるようだった。
「姉ちゃん……ハン・ソリって、誰?」
包丁の動きが止まる。
時間が凍ったようだった。
彩綾――いや、彼女は、ゆっくりと包丁を置き、こちらに振り向いた。
その瞳の奥に、まるで何年も押し殺してきた痛みが宿っていた。
「……どこまで、知ったの?」
「神渕の診療所に行った。カルテを見た」
彼女は小さく息を吐いた。
そして、ゆっくりと語り始めた。
「私は……北に生まれたの」
その声は震えていた。
「父は“裏切り者”と呼ばれて政治犯として捕まった。母は収容所で死んだ。
でも、弟だけは生かされた。――“私が任務を果たせば返す”って」
俺は言葉を失った。
彼女の話によれば、
あの事故の夜、北の工作組織は“入れ替え任務”を実行していた。
日本国内に潜伏していた別の工作員と、身元を偽装するための事故――それが、あの峠で起きたのだという。
そして犠牲になったのが俺たち家族。どうやら、俺の父親は北の連中から借金をさせられて、言いなりになっていたらしい。
「本当の彩綾姉は……?」
「ごめんなさい」
彼女の目から一筋の涙が落ちた。
「あの日の事故で死んだわ。死体は見つからないように、工作員の男たちが処理した。そして私は彼女の顔を奪って生きた。最初は本国から指令があった。私は自衛隊基地のある近くの街でアルバイトに入ったり、自衛隊員とセックスをしたりして情報収集に当たったの。でも工作組織の上部が、日本の公安当局に摘発されて、ここ数年は何もしないで暮らすことができたわ。」
俺は呆然と立ち尽くした。
背乗り鬼の伝説――旅人の背に乗り、姿を奪う怪。
その話をずっと怖がっていたのは俺じゃない。
“彼女”のほうだったのかもしれない。
「でも、あなたと暮らして、初めて知ったの。平和に生きることの温かさを、それに弟の事はもう諦めてるのあの過酷な収容所で、もう何年も生きてられるはずないもの。」彩綾――ハン・ソリは悲しげに微笑んだ。
その瞬間、窓の外で車のドアが閉まる音がした。
暗闇の中に、無言の男たちの影が浮かぶ。
外の空気が凍りついた。
彼女の過去が、追いついてきた。
「この家じゃ、佐原の所の弟の俊也が訪ねてきた。弟は早いうちに殺しておけと言ったのに、ハン・ソリのやつを情にほだされよったか。」
あの老人が叫んでいた。どうやら彼も背乗りだったようだ。
玄関のチャイムが、異様な静けさを切り裂いた。
ひとつ、ふたつ、みっつ
その音には、呼び鈴というより“確認”のような冷たい規則性があった。
姉――ソリは立ち上がり、俺の方を見た。
その瞳にはもう、怯えよりも決意の色が宿っていた
「俊也、荷物を持って。出るわよ」
「出るって、どこへ……?」
「説明はあと。ここはもう安全じゃない」
彼女は手早く台所の引き出しを開け、小さなポシェットを取り出した。「これが全てよ」と呟き、ジャケットの内ポケットに滑り込ませる。
外の気配が近づいてくる。
黒いスーツの男たち。誰も言葉を発しない。
ただ、合図ひとつで玄関を蹴破る音が響いた。
その瞬間、ソリは俺の手を掴んで裏口へ走った。
夜の街を抜け、峠道へと向かう。
遠くで犬が吠える。あいつらは、僕らを追いかけてくるだろう。
彼女は息を切らしながらも、歩幅を乱さず俺を引きずるように進む。
「……俊也、いつから気づいてた?」
「正直に言うと、最初は“違和感”だけだった」
俺は息を吐きながら答えた。
「でも、今はもう――お姉ちゃんは俺のお姉ちゃんだ。」
ソリは一瞬だけ立ち止まり、俺の顔を見た。
その目の奥に、光が揺れた。
何かを決定づけるように、彼女は頷いた。
「ありがとう。お姉ちゃんは立ち向かわなきゃいけない」
峠のドライブインの廃屋まで来たとき、黒い車が二台、道を塞いでいた。
銃口の反射。
ソリは俺を庇って立ちはだかった。
「ハン・ソリ、なぜ弟を殺してないんだ?祖国への裏切りだ」
スーツの男が淡々と告げる。
ソリは笑った。
その笑みは、かつて俺の知っていた“姉”のものだった。
「祖国が何だっていうの。私が守りたいのは――“この子”の未来よ」
彼女の答えに、男たちは激昂した。
「ソリ!お前には制裁を加えなくてはいけないな。お前が可愛がっている偽の弟の前で、無様な姿を晒させてやろう。」男たちがニヤリと笑って、姉さんの両手を押さえつけた。
その瞬間――冷たい風が吹いた。
男たちが動いた。
一番屈強な男がソリの腕を掴み上げる。抵抗する暇もなく、黒い布が彼女の口を覆った。
「――ッ!」
姉さんの悲鳴は途中で途絶えた。
次の動作はあまりにも速かった。
服の襟が引き裂かれ、白い肩が露わになる。
月光の下で、彼女の肌は氷のように青白く見えた。
「やめろ!!」
叫んだが遅すぎた。
三人の男が彼女を取り囲み、乱暴な手が次々と伸びる。シャツが引き裂かれ、ズボンが膝まで落とされた。姉さんは必死で足をばたつかせるが、男たちは笑いながらそれを押さえ込む。
「弟の前で裸踊りを踊らせてやれ」一人の男が嘲るように言った。
次の瞬間――「――あっ!」鋭い金属音。
姉さんの左腕に銀色の針が深く刺さっていた。
透明な液体が体内へ注がれるのが見えた。
「……やめ……ろ……」
震える唇から漏れる声。だがその声は既に震えていた。
彼女の体が弓なりにしなる。足が地面から離れる。
男たちが下品な哄笑を上げた。
「さぁ、祖国への忠誠心をその身体に再教育してやる!」
腕を押さえつけた男が耳元で囁く。
姉さんの瞼が痙攣する。唇の端から唾液が滴る。
彼女は呻き、喘ぐように息を吸った。
その体が小刻みに震え始める。意志とは無関係の反応――
彼女は泣きながら首を振った。
「いや……いやぁ……!」
「見ろよ弟くん」
もう一人の男が俺の方を向いて嗤う。
「お前の姉ちゃんはな、今から天国を見るんだよ」
男の一人が彼女の唇を奪う、そして左右の男が乳房にしゃぶりつく。
「若い女のマンコ久しぶりじゃぁ」老人がパンティを剥ぎ取り姉の割れ目に顔を埋めた。鼻と舌を割れ目に押し込み、クチュクチュと卑猥な音を立てながら舌先を器用に使い姉の蜜壺を舐め回した。
「ああっ……やめ……て……」
彼女の声が崩れ始める。
痙攣する腰を抱えられ、股間に肉棒がねじ込まれる。
「ああああッ――」
彼女の悲鳴が夜空に響く。
何度も抜き差しされる音。
獣のような喘ぎ声。
男たちの汗と精液の匂いが闇に染みついていく。
その中で――「俊也……ごめんね……」
かすれた声が俺の耳に届いた。
涙が頬を伝った。
怒りか悔しさか分からない。
「こいつ、乳首固くしてるぜ。犯されて感じてるんだな。」
「もっと足を高く上げろ、俺のちんぽとお前のまんこが合体してるところを弟に見せてやれ。」
「あああ、いやぁ、ああっ 」男たちが声を荒げる中、姉さんは苦悶の表情を浮かべた。
彼女の指先が地面の砂利を掻く。絶頂するのを必死に耐えているのだ。
「我慢してるんじゃねーよ。中学生の時から、日本帝国主義の手先の自衛官どもと何度も何度もセックスしてきたんだろう。本性を見せろよ。ほら、ほら。」
男がクリトリスを強く擦った。姉さんの身体が大きく震えた。「ああああっああっあああっっんぅぅぅ!」
姉さんの背中が反り返り全身を硬直させる。「もうダメ……だめなのっ……!やめて……あぁっ……んっっ!んぅっっ!!」ビクン!ビクン!ビクンビクン!!男のチンポに突かれる度に姉さんの腰が大きく跳ね上がる。結合部からは愛液と精液が混ざり合い溢れ出ている。男たちが下品な笑い声をあげて手を叩いている中、姉は白目を剥いて失神寸前だった。
姉さんの両腕を掴む男たちが同時に腕を引っ張る。「ほらほらほら!いっちまいなぁ!」
「嫌ぁぁああっ!!だめぇ!こんなのダメなのにぃぃ!!」「ひぃい!!壊れるぅ!!壊れちゃうぅ!!♡♡♡♡♡」姉さんが激しく身体をよじらせる。しかしその努力も虚しく限界を超えた快楽が彼女の脳天まで達した瞬間だった。
「イグゥウウッ!!!んぁぁぁぁああ~~っ!!!」ドピュッドプピュルルルーー!!!大量の潮と共に姉さんは盛大に果てた。同時に男も射精して姉さんの膣内を満たしていく。しかしまだ終わりではなかった。
休む間もなくまた別の男が挿入しようとする。「次は、ワシの番じゃ。若い娘のおまんこは若返りの秘薬だ。」
老人がズボンを脱ぐ思いのほかたくましいイチモツが顔を出した。
「おい見ろよこのちんぽ!爺さんすげぇなマジで!」男たちが大爆笑する中で姉さんの表情がどんどん蕩けていく。老人は、意地汚く姉さんの体の上の仕掛かり欲望を挿入した。そして容赦なくピストン運動を開始する。「んああぁぁぁ!すごい!気持ちいいぃい!!」
もはや理性などなかった。ただ本能のままに性欲を求め続ける淫乱女となったのだ。
それを証明するかのように結合部からは夥しい量の愛液が溢れ出し卑猥な水音を立てている。
「やめてぇお!!お願いしますぅ!!やめてくださっ!もう許してくださいぃいい!!」
姉は無様に泣き叫んでいた。男たちは、完全に姉の体に夢中になっているようだ。
「おい、その弟にもやらせてやろうぜ。どうせ今晩、殺すんだ。童貞卒業させてやるのも、情けってもんだろう。」
男たちがニヤリと笑った。
そして姉さんの拘束が解かれた。
姉さんはゆっくりと起き上がると男たちの前で全裸になり四つん這いになって尻を高く持ち上げる。
「ほら、お前の弟の筆おろしをしてやれよ。死ぬ前のたむけだからな。優しくしてやれよ。」男たちが笑う。
「お姉ちゃんのおまんこでおちんちん気持ちよくしてあげるから……」
彼女は俺にそう言い放った。俺は当然のように勃起していた。
「ほらぁ……来て……ね?」姉さんはさらに卑猥に腰を振り誘惑してくる。
俺のモノは見る見るうちに大きくなっていった。
「いいんだよね?姉ちゃんとセックスしてもいいんだよね!?」
興奮した俺は我慢できずにズボンを脱ぎ捨てて挿入する準備をする。
「うん……来て……♡」俺のペニスが姉の入り口に触れるとズブブッという音とともに奥まで挿入される。「ああぁあぁぁっんっ♡」一気に貫かれた衝撃で姉の背筋が仰け反った。
姉の体の中は柔らかく、暖かくぬるぬるして最高の気分だった。俺は我を忘れて腰を振った。
パンパンという音が響き渡る。
「んんっ!すごい!気持ちいいぃい!!もっと突いてぇ♡♡♡」
姉の喘ぎ声はどんどん高まっていく。
「ああっ!ダメェ!イクッ!イっちゃうよぉ!!」
絶頂を迎えた姉が身体を痙攣させると同時に膣内が収縮する。その刺激により俺も限界に達してしまう。ドクンドクンッと脈打ちながら大量の精子を放出する。
姉は幸せそうな笑みを浮かべる
「姉ちゃん……大好きだよ」
俺はそう言って姉の唇にキスをした。舌を入れて絡め合うディープキスをする。お互いの唾液を交換し合いながら長い接吻を楽しむのであった。
「あははは、姉と弟で中出しセックスかよ笑わせるぜ」男たちが腹を抱えて笑っていた。でもその時僕は気づいていた。お姉ちゃんは僕とセックスをしながら過剰なまでに乱れて見せていた。そして、セックスをしながら、少しずつ移動して、家から持ち出したポシェットのほうに近づいているのにも気づいていた。どうやら姉さんは、男たちを油断させて反撃をするつもりなのだ。そして、ついにその時が来た。
「ねぇまだ足りないの?みんなのちんぽちょうだい。」姉さんが工作員の男の一物をしゃぶる。そして2人の男のものも、同時に、その手に握りシコりはじめる。まさに淫乱の所業だ。
男たちが嘲笑を止められない中、姉さんの行動は突然豹変した。
「もっと強くしゃぶれよ……!」工作員の一人が得意げに言う瞬間──姉さんの歯が刃物のように食い込んだ。
**ザグッ!**
骨を砕く鈍い音と、断末魔の悲鳴が夜気を裂いた。
「ぎゃあああっ!?」
噛み潰された陰嚢が潰れ、血と精液が噴き出す。男は倒れ込みながら泡を吹いた。
「おっと……何が?」
困惑した別の工作員二人が姉の手を握る。しかし彼女の手は不自然に力を込められ、握り締められた二本の勃起した陰茎は……**メリッ……バキッ!**
「うぎゃあああああ!!!」
軟骨が砕け、肉が千切れる音が響く。男たちは股間を押さえ、のたうち回った。
混乱する黒服たちの隙を突き、姉さんは素早くポシェットに手を伸ばす。小さな黒い塊が冷たい月光に輝いた。
「これで終わらせる」
最初の標的は最も近くにいた工作員だった。
**パンッ!**
乾いた銃声。心臓を狙った一発で男は倒れた。
続いて素早く向きを変え、もう一人の工作員の頭部を正確に撃ち抜く。
**パンッ!**
血飛沫が弧を描き、夜風に散った。
「このメス豚めがぁ!!」
老人が襲いかかるも遅すぎる。姉さんの銃口は既に彼の額に向けられていた。
**パンッ!**
最後の乾いた音が峠に響き渡る。
五秒にも満たない間の惨劇。姉さんは息一つ乱さず、銃を下げた。
「終わったわ……俊也」
その声は冷静でありながら、どこか哀しげだった。
足元には四つの死体が転がる。血溜まりが広がり、硝煙の匂いが鼻を突く。
姉さんの表情は無表情で、冷酷とも慈悲ともつかない複雑なものだった。
彼女の右手に握られた拳銃の銃口からは、まだ細い煙が立ち昇っていた。
「姉ちゃん……」
声が震える。俺はこの光景を受け入れるにはまだ幼すぎた。
だが同時に、この残酷な美しさに心を奪われてもいた。血まみれの手で銃を握る彼女の姿は、悲しいほど美しい。
まるで人間を超えた存在──それこそが「背乗り鬼」の真の姿なのかもしれない。
姉さんは俺の方を向き、優しく微笑んだ。
男たちの死体を車に座らせ、彼女は巧みにその車を崖下に落とした。はるか崖の下で男たちを乗せた車が火だるまになるのが見えた。
「俊也の両親と同じ死に方を自分たちがするなんて思ってもみなかったでしょうね」彩綾姉さんは、少し悲しげに笑った。その微笑みには悲しみと安堵が入り混じっていた。
「俊也、今まで騙しててごめんね。家のタンスに今まで貯めた貯金とかあるからちゃんと高校卒業して立派な社会人になってね。もう私のことお姉ちゃんなんて呼んでくれないよね。だって私は恐ろしい背乗り鬼なんだもの。」彼女は、そう言うと、僕に背を向けて歩き始めた。
お姉ちゃんとの思い出が走馬灯のように蘇る。いつも僕のそばにいて、いつも僕のことを1番に考えてくれた。優しい人、これを姉と呼ばずして、なんと呼ぶのだ。
僕は走り出してお姉ちゃんの背中に飛びついた。
「お姉ちゃん!」
彼女は振り返ると涙を浮かべた。その瞳には作り物ではない。本物の愛情が滲んでいた。
「これからも一緒にいようよ。僕たち姉弟だろ?」
僕はお姉ちゃんを抱きしめた。
「いいの、私は本物のお姉ちゃんじゃないんだよ。」
「構わないよ。お姉ちゃんはお姉ちゃんだよ。それに俺、姉ちゃんのことが好きなんだ。今までずっと血の繋がったお姉さんだと思って我慢してきたけど、これでも我慢する理由もないよね。」
その夜を境にして、俺たちの関係は確かなものになった。
何があっても俺たちは互いを守る。姉弟としてではなく恋人として。
エピローグ
俺が高校卒業すると同時に、俺たちは住み慣れた街を出た。大都会の東京で、僕たちは新しい暮らしを始めている。
そして俺たちは姉弟ではなく夫婦として自らを紹介している。7歳と年上の姉さん女房をもらった甘えん坊の年下の彼氏が、この俺だ。
最初は少し恥ずかしかったけど、彼女がいれば何も恐れることはない。
最近では彼女は小さな企業に就職して働いている。
俺も大学に通いながら、コンビニでバイトをしている。姉さんのために稼がなくちゃならない。
あの事件以来、俺たちは何度も身体を重ね愛し合った。
あの時命がけで守ってくれた彼女。今、彼女は俺の存在に安心を覚えているようだ。
そんな彼女と一緒にいられる毎日が幸せだ。
あの峠の夜で終わったものは多いが、新たに生まれたものもある。
俺たちは新しい家族として生きていく。この町で。この時代で。
「俊也。あたしにはもう本当の家族がいないけど、あなたは私の家族だよ」
彩綾は俺の胸に寄り添って微笑む。その姿は誰よりも温かく優しかった。