日本の村に眠る淫習を訪ねて、柳沢研究室レポート 今に残る日本の村のエロ風習 ⭐︎各話読み切り 新作はイラスト付き 作:みなぽん
国土館大学の名物といえば民俗学の冷泉 真希准教授だろう。彼女はは身長147センチ。黒髪ぱっつんのロングヘア、キュートで小柄な彼女は人形のような愛らしさで国土館大学の学生からは姫ちゃん先生とよばれている。
幼く見られるのは彼女にも責任がある。研究一辺倒の彼女は化粧もろくにせずに中学時代に買った子供服を今でも着ているからだ。しかし、加賀の狼男伝説の狂犬病との因果関係を解き明かした研究や甲賀忍者の餓鬼玉の呪法をミヤイリガイを媒介とする日本住血吸虫を使った忍者のバイオテロであるとした研究など、その体当たりの現地取材は大王文化大学の民俗学の巨人、柳沢昇教授にも比肩しうるという声もある。
その彼女が今回は富山県山間部のある村に伝わるアガリビト伝説を調査している。その村では、行方不明になった人間は「死んだ」とは言わない。「アガッた」そう、誰もが当たり前のように口にする。
アガリビト──。それは、村の山の奥深くで「人ではないもの」になった者たちの呼び名だという。
それだけを聞けば、まるでオカルトだが、彼女はそこに具体的な背景があると考えている。
農村では、古くから生まれた子を間引くことを「神様にお返し申し上げる」という。アガリビトは
姥捨などの捨老の風習や「流し弁天」のような感染病者の排除の風習の一形態ではないかと考えたのだ。
夜明けの靄が、富山の山間部の小さな村を静かに包み込んでいた。
村の人々はまだ眠っているのか、あるいは目を覚ましていても、誰も声を出さない。まるでこの村全体が、何か見えない大きなものの呼吸に合わせて息を潜めているかのようだった。
「ここが……“アガリビト”の村、ですのね」
身長147センチの小柄な女性──冷泉真希准教授は、肩から重そうなリュックを下ろし、ひとつ深呼吸をした。ぱっつんの黒髪ロングに高校時代のワンピース。大学の学生からは「姫ちゃん先生」と呼ばれる彼女だが、いまはただ一人の研究者として、この地を踏みしめている。
彼女の傍らに、セーラー服姿の女子高生が立っていた。名前は──出雲五十鈴。
豊かな黒髪に、発育の良い体が田舎の純粋な少女に健康的な色気を与えていた。
「先生、本当に……あの山に入るんですか?二子山から奥には入ってはいけないと、村では暗黙のルールがあるんですが」
「ええ、もちろんですの。民俗学は現場にこそ真実が埋まっているのですわ」
五十鈴の声はかすかに震えていた。無理もない。
彼女の父──出雲清志が山で行方不明になったのは、ちょうど半年前のこと。村人たちは「死んだ」とは言わず、ただ静かにこう言ったのだ。
──「清志はアガッたんだ」
アガッた。
村ではそれが「山に消えた」「人ではなくなった」という意味を持っていた。山に入ってしまえば、もう戻ってこない。戻ってきたとしても、それは“人”ではない。
そんな言い伝えを、冷泉真希は単なる怪談ではなく、姥捨や感染症対策などの歴史的な「排除の仕組み」の可能性として注目していた。
二人が山道を登り始めたのは昼前。
山肌を覆う杉の林は、まるで誰かに見られているような圧迫感を放っている。やがて人の手が、加えられた杉林から、禁忌地らしい手の加えられていない森へと入っていく。野生動物の気配や野生の果実の実りなど、それは豊かな森であった。そして2人の足元には苔むした石畳─それは─古い参道のようだった。
「先生……これ、神社ですか」
「ええ。おそらく“アガリビト”の伝承と関係のある御神体を祀っているのですわ」
山の奥、鬱蒼とした木々の間に、朽ち果てた社が見えた。
鳥居はひび割れ、注連縄は千切れている。だが、なぜか社殿の前だけは草一本生えていなかった。
冷泉はスケッチブックを取り出し、社の構造を描き写す。
「……これは興味深いですわ。タタラ神を祀っているようですね。アガリビトは何らかの鉱山に関係する信仰かもしれません」
五十鈴は息を呑む。
そのとき──森の奥から、何かが動く音がした。
「……っ!」
「落ち着いて。野生動物かもしれませんの」
しかし、それは獣の足音ではなかった。
湿った土を踏みしめる、人間のような、しかし人間ではない歩き方。
姿を現したのは、やせ細った人影だった。
肌は土のように灰色に乾き、指は異様に長い。
しかし五十鈴は、その顔を見た瞬間、膝から崩れ落ちた。
「──お父さん……?」
冷泉の目は研究者としての冷静さを失わなかった。
だがその瞳の奥には、ぞっとするほどの緊張が走っている。
「……これは、野生化した人間……」
「お父さん、、アガリビトになってしまったの?」
五十鈴の父は、娘の名を思い出すかのように、かすれた声で呻いた。
「……い……すず……」
だが、その次の瞬間。
彼の口から漏れたのは、人の言葉ではなかった。
「ゥ……アガァァアアアアアアッ!!!」
狂ったような叫びとともに、彼は二人に襲いかかってきた。
五十鈴は悲鳴をあげ、冷泉が即座に彼女を抱きかかえる。
「五十鈴さん、走って!!」
山道を転げるように逃げながら、五十鈴は涙を流した。
「なんで……お父さんが……なんでこんな……!」
「これは……人間が“山”に喰われた証拠ですの」冷泉の声は震えていた。
「アガリビトの伝承……その本質は、“戻れない者”への村ぐるみの儀礼的排除。……!」
「イ……ス……ズゥゥゥゥゥッ!!!!」
獣のような叫び声が夜を引き裂いた。
次の瞬間、男の身体が信じられないほどの速度で跳躍した。
木々の枝をなぎ倒し、土煙を上げながら襲いかかってくる。
「きゃあああああああっっ!!」
五十鈴は転がるように逃げた。
真希はすぐさま五十鈴の腕を引き、古びた社へと飛び込む。
「はぁ……はぁ……お父さん……どうして……」
背後で、社の扉を爪で引き裂くような音がした。
ガサッ……ガリッ……。
次の瞬間、木の扉に父の手が突き刺さる。爪が割れ、血が流れても構わず、彼はただ獲物を追っていた。朽ちた扉の隙間から、さらにおぞましいものが見えた。彼女の父親の陰部が天をつくほどに勃起していたのだ。
彼は自分の娘に欲情しているのだろうか?
扉が破られるのは時間の問題だった。
いざとなったら、自分の未成熟な体を差し出して性の防波堤になるしかないとは考えた。
「真希先生、、お父さんが私を呼んでる、、お父さんは私とセックスしたいんだよ」
「五十鈴さん、だめよ、、私があいつの相手をするから、」
「いいんだよ、私は家は父子家庭でお父さんと私はとても仲の良い親子だったの。お母さんが亡くなって5年、1人でとっても辛そうにしてる。お父さんを見かねて中学3年生の時、私はお父さんの前で裸になったんだ。お父さんは必死に我慢してくれたけど、私の方から誘惑してセックスしてもらったの。だって、2人きりで生きていくんだもん。辛そうなお父さんを見ているのが我慢できなかったの」
彼女はそう呟くと自分から扉を開けた。
「お父さん、どうしてアガリビトなんかになっちゃったの?私が何でも受け止めるつもりだったのに、、、」彼女は大きく手を広げてアガリビトを受け入れた。
「うぅ……ぐ……ッ!」
アガリビトは獣のような唸り声をあげながら、五十鈴の華奢な肩を押さえつけた。もはや人間の理性など微塵もなく、ただ本能のままに娘へと襲いかかる。
「おとう……さん……やめて……!」
彼女の抵抗は弱々しかった。恐怖よりも深い悲しみが、全身の力を奪っていたのだ。冷泉が駆け寄ろうとした瞬間――鋭い爪が空を切り裂き、冷泉の頬に赤い線が走った。
「……くっ!」
アガリビトの視線は完全に五十鈴に固定されていた。理性ある人間の目ではない。飢えた肉食獣が獲物を狙う時の、純粋な殺意と欲望に満ちた眼光。
彼の手は乱暴に五十鈴の制服を引き裂き始める。ボタンが弾け飛び、ブラウスの布地が引き裂かれていく。露わになった白い肌が月明かりに浮かび上がる。
「……ひ……」
五十鈴の喉からか細い悲鳴が漏れた。アガリビトの異常な力と速さに、もはや抵抗の術はない。
「お父さん……お願いだから……もう……」
哀願の言葉さえ届かない。アガリビトの牙が五十鈴の首筋に近づき――刹那、冷泉が動いた。
「五十鈴さん!」
冷泉はアガリビトの背中に飛びつき、全力で取り押さえようとする。しかし、その細腕では到底敵わない。振り払われた拍子に壁に叩きつけられた。
「先生……!」
五十鈴の瞳に絶望が宿る。眼前では、かつて愛した父が理性を失い、獣のように娘の身体を求めていた。
「うぅ……グォォォッ……!」
アガリビトの下半身が異常に膨れ上がり巨大化していた。その光景に五十鈴は目を逸らすことさえできない。
「……ごめんなさい……」
ポツリと呟いた言葉が聞こえたのは誰なのか。
「わたしのせい……わたしが……もっと早く気づいていれば……」
次に響いたのは、五十鈴の衣服がさらに引き裂かれる音と――皮膚同士がぶつかる鈍い衝撃音。
冷泉は意識朦朧の中、それでも目を閉じることなく、その光景を見つめ続けていた。
民俗学者として――いや、一人の人間として。
目の前の現実はあまりにも残酷であった。
(人の理性が失われた時、残るのは獣性なのか……それとも別の何か……?)
問いに答える者は誰もいない。
「お父さん、いやぁーー!」「ぐふううっ!」
絶望に染まった少女の嗚咽と、獣の咆哮だけが響き渡る。アガリビトは彼女の両足首を捕まえて、大きく足を開かせていた。そして、雌の香りに誘われたかのように、自分の娘の割れ目をペロペロと舐める。舌先が容赦なく、少女の割れ目をえぐっていた。五十鈴の陰部からは恐怖による防衛反応で大量の液体が溢れ出していた。五十鈴の割れ目はすでに十分な潤いを得ているようだった。
「うぉおおおおお」
アガリビトは五十鈴の腰骨を抱き寄せると自分の怒張した剛直を五十鈴の割れ目にあてがった。「お願い、お父さん!やめっ、ひぃいぎぅうっ!
「うぉおおおおお、」アガリビトの剛直がゆっくりと五十鈴の体内に侵入していった。狭隘な膣道が押し広げられ苦痛が少女を苛む。
「ぎぃいいっっっぐおおおおっっ!」
それは人間の悲鳴ではなかった。
獣のような叫び声が、山を包む闇の中に木霊する。
最初は、痛みだった。鋭利な刃物が内側から突き上げてくるような激痛。
その後に来たのは圧迫感。巨大な鉄の杭を体内に打ち込まれたような衝撃。
「ぐっ……あぁっ……!」
五十鈴の声は引きつり、呼吸が浅くなる。喉の奥が焼けるように熱かった。
アガリビトは呻き声を上げながら腰を揺らす。その動きは緩慢でありながら執拗で、まるで粘土に杭を打ち込むかのように、五十鈴の体を抉っていった。
「ひっ……ぁっ……んんんっ!!」
嫌悪感。恐怖。恥辱。すべてが入り混じった感情が頭の中で渦巻く。
アガリビトの腕が五十鈴の腰をしっかりと掴み、決して逃げられないように固定される。彼女の小さな体が揺さぶられるたびに、骨が軋む音が聞こえた気がした。
「うっ……ぅああっ……」
突然、腹部の奥底から違和感が這い上がってきた。吐き気のような熱さ。逆流する感覚。まるで内臓を直接握られているかのような不快感。
「んっ……ぅえっ……」
喉の奥が詰まり、目が霞む。視界が白く点滅し、焦点が合わなくなる。
体の中で何かが暴れている。けれどもそれが何なのか分からない。
アガリビトの動きが加速する。腰が打ち付けられるたびに、衝撃が背骨まで響く。
「んんっ! うっ……うっ……!」
声が出るたびに喉が締まる。肺が圧迫され、酸素が足りない。
「ハァハァハァッ!」
息が荒くなり、喘ぎ声が漏れる。それは苦悶の嗚咽と紙一重だった。
(これ以上耐えたら……死ぬかも)
絶望的な思考が脳裏を過ぎる。
その時だった。
アガリビトの体が僅かに強張り、一瞬動きが止まった。
「っ……?!」
直後に来る予兆。本能的に危機を感じ取る。
(何かが……来る……!!)
次の瞬間――
熱い液体が体内で弾けた。
「うぁあっ……っ…っ!!」
火傷するような灼熱感。内側から焼き尽くされる錯覚に襲われる。
「ああああっ!!」叫びと同時に、五十鈴の背中が仰け反る。彼女は汗ばんだ肌を弓なりにしならせると絶頂に達した。
冷泉はそっと五十鈴の顔を覗き込む。五十鈴の
アガリビトの射精は異常なほど長く続いた。まるで永遠のように感じられる時間の中で、五十鈴の意識は白く濁っていった。
最後に見たのは、遠くで立ち尽くす冷泉の姿だった。
「うわぁああっ!」
次の瞬間。
「グガッ!?」
冷泉真希は一切迷わずに五十鈴の上に馬乗りになっているアガリビトの首に飛び乗ると彼の耳から延髄へ向けて棍棒を叩きつけていた。アガリビトはビクンビクンと痙攣しながら気絶する。目は白目を剥いており完全に意識を失っていた。
「やったの……?」
荒い息をつきながら立ち上がった
「先生……お父さんは……?」
冷泉の背後から声がした。振り返るとそこには呆然とした表情の五十鈴がいた。彼女は破れた制服の肩を抱きながら震えていた。
「気絶させたわ、とにかく村の人に気づかれないように、しばらくはこの社につないでおきましょう。」真希はとっさに判断した。
アガリビトへの畏怖は恐怖の裏返し、村に連れて行けば、五十鈴の父は殺される最悪の事態も想定された。
「五十鈴さんは家から食料を持ってきて、私はお父さんとこの社にいて、この周辺をよく調べてみるわ」真希は言った。
彼女にはあるひらめきがあったのだ。五十鈴を犯していたアガリビトの肌の色、そして挙動が、ある種の麻薬常習者のそれに似ていたのだ。そして、鉱山の神を祀った、この神社、彼女は、ご神体の横に置かれた石に目を向けた。そういえば、山奥の崖で何度か見かけた石がそこにも置かれている。
「これはもしかしたら揮発性マンガン硫化物?俗称:山哭きの鉱煙と言われるモノではないかしら?」それは以前秋田の鉱山の歴史について調査したときにベテランの坑夫から聞いた話だ。鉱山の地下から発生する、マンガンと硫黄化合物が化学反応によって生じる揮発性のガスがあるという。無色透明で匂いも薄く、長期的に吸い込むことで中枢神経を侵し、神経伝達に異常を引き起こし、錯乱・幻覚・攻撃性増大・強迫行動を誘発する。症状進行は確か初期:頭痛・金属味・嗅覚異常、中期:幻覚・幻聴・行動異常
•末期:無表情、瞳孔散大、狂暴化。そして村のどこかに鉱煙が濃い「瘴気地帯」があり、中毒を起こすものが現れる。村人はこの症状を「山に呼ばれた」と信じ、中毒者を呪われたモノとして山に“返す”風習があった
彼女の中ですべてのストーリーがつながった。おそらくは五十鈴の父は村の近くの山中で瘴気地帯に入り、中毒になってしまったのだろう。
彼女の思案がまとまった頃、食料を抱えた五十鈴が帰ってきた。
「先生、お父さんは、、」「まだ気絶しているわ、でも、どうやら謎が解けたようよ」
真希は微笑んだ。
山哭きの鉱煙の解毒方
「確か秋田県の坑夫の人が山哭きの鉱煙の解毒方を教えてくれたのよ。今調べてみるからね。」彼女は、ノート型を開きかつての記録を検索する。
秋田県伊織鉱山 坑夫 湯田高雄65歳の証言
山哭きの鉱煙にやられたやつは、それこそ気狂いのようになって、手がつけられない。乱暴はするは、女を犯すわ、飯を貪り食うわ、浅ましいことこの上なくなるわけだ。大概のやつは村の連中にぶち殺されてしまうわな。だけんど鉱山にいるわしらだけはその解毒法を知っている。簡単なことだよ。毒抜きすればいいんだ。逃げられない部屋に閉じ込めて好きなだけ酒を飲ませて、飯を食わせて、飯盛女の2人も、素っ裸でぶち込んでおけば三日三晩、やり放題やっている頃には、すっかり毒も抜けて元に戻るのさ。
以上
解毒方を知って真希は苦笑した。
「実に残念なことだけど、どうやらほってはは置けないようね。幸い閉じ込めておく小屋もあるし。食べ物もあるし。御神酒もあるわ。そしてアガリビト様に私たちを供えすればいいわけね」
アガリビトとの性行為 冷泉真希視点
「五十鈴さん、見て……彼の脈拍が正常値に戻り始めているわ」
私はそっとアガリビト様の左腕に触れる。確かに以前のような異常な熱は失せている。体温計で測れば37.2℃──驚くべき変化だ。山哭きの鉱煙中毒は末期になると心拍数が極端に乱れ、脈拍は時折消失寸前にまで低下することが多い。
「先生……お父さん、大丈夫なんですか?」
五十鈴が小屋の隅から不安げに尋ねる。彼女の肩はまだ小さく震えていた。無理もない。つい昨日まで獣と化した父親に犯されかけたのだ。その光景を目の当たりにした私の胸にも、あの忌まわしい感触──獣の唸り声と共に五十鈴を貫いた太い陰茎──が未だ生々しく焼き付いている。
「ええ、きっと助かりますわ。それにしても……やはり人間というのは不思議なものね。あれだけ凶暴化した意識が肉体的な快楽だけでここまで回復するなんて……」
私は溜息をつきながら服の袖口を整える。ここは廃社の片隅に併設された小さなお堂。私たちは偶然見つけたこの空間を仮の拠点としていた。社殿よりさらに古びているが雨露は凌げるし、幸運なことに腐蝕していない床板の上には柔らかな草編みの敷物まで用意されていた。
「それにしても……まさか私に“これ”が役立つ日が来るとは思わなかったのよ」
私は懐から薄いゴム製品を取り出す。いつもフィールドワークの際に携帯している衛生用品の一つだ。本来は標本採取時の指先保護用だが……今となっては用途は変わった。
そう。本来の用途で使う時が来てしまったのだ。幸いなことに採取用に買ったので、サイズはLLだ。
「冷泉さん……そのゴム……まさか……?」
五十鈴が驚きに目を見開く。
「ええ。解毒のためにはアガリビト様に三日三晩『放出』していただく必要があるのでしょう?ならば私はこの役割を果たすべきなのですわ」
私は平然とした口調で告げる。もちろん内心では不安がないわけではない。過去にもフィールドワーク中に性的搾取に遭いかけたことはあるが……今回ばかりは自ら進んでその役割を担うのだ。
「でも……冷泉さん!お父さんはさっきまであんな状態で……もしまた暴れたら……」
「大丈夫よ。確かにリスクはあるけれど……今の彼は興奮状態から醒めつつある。それに……」
私は彼の股間にちらりと視線を落とす。そこにはまだ雄々しくそそり立つ男性器がある。初めて近くで見たときには、その大きさに驚愕した。五十鈴の悲鳴と同時に押し入ったときの苦痛に歪んだ彼女の顔が脳裏を過る。
「さぁ、始めましょう。まずは私が最初の接触者になりますわ。あなたは少し離れたところで待機していてちょうだい。もし危険な兆候があればすぐ合図を送りますの」
私は草敷に正座するとゆっくりと服を脱ぐ。薄い青地のブラウスとパンティが露わになる。普段ならこんな格好で研究をするのはありえないが……今は違う。
「先生……その格好……可愛いですけど……無茶ですよ!」
「ありがとう。でもこういう時に限っては愛らしい方が有利なのよ。相手が完全に理性を失っている場合、まず視覚的な刺激を与えることが重要ですから」
私は半ば冗談めかして笑う。そうでもしないと緊張で押し潰されそうだった。私はブラウスのボタンを外し始める。一つずつ、丁寧に。
「先生……止められないんですね……」
「ええ。私は民俗学者として、また一人の人間として……彼を救う義務があると思うの」
上衣を完全に脱ぎ去ると、淡いピンクのブラジャーが現れる。かつて大学の友人から勧められた「ロリ少女の胸」と揶揄された、この貧相な胸部だ。カップサイズはAでギリギリ……いやほぼAAに近い。
「でも……それじゃ先生の体が壊れちゃいます!私が代わりに……」
「いいえ、今のあなたにはこの負担は耐えられないわ。それに……」
私は言葉を選びながら続ける。
「五十鈴さんのお父様だからこそ……私がお相手するのが最も適切だと思うの。あなたは娘として彼を見守るべきよ」
「でも……先生だって……」
「心配しないで。私はこう見えて体力には自信がありますの」
嘘ではない。田舎育ちで鍛え抜かれた足腰を持つ私なら何とか持ち堪えるはずだ。それに……柳沢先生のゼミにいた頃は、ずいぶんと先生にそっちのほうも鍛えられたものだ。
「それに……私には使命があるの。このアガリビト現象の謎を解明するためにも、直接観察する必要があるわ」
私は自分に言い聞かせるように呟く。実際、アガリビトという存在が何なのか──それは単なる中毒現象なのか、それとももっと根源的な変貌なのか──私には解明する義務がある。
}
スカートも脱ぎ捨てると、白いパンティ一枚の姿になる。足元は使い古した登山靴だけ。鏡がないので全身を確認することはできないが、きっと滑稽な格好をしているに違いない。しかしそんなことを気にしている余裕はない。
「さて……準備完了ですわ。アガリビト様、少しお休みになりましたか?」
私は優しく語りかける。相手は意識が混濁しているものの、私を見つめる眼差しには微かな理性の光が宿っていた。少なくとも昨日よりは状況は改善している。
「おいで……こちらへ」
私はゆっくりと手を差し伸べる。アガリビト様はまるで幼児のように無防備な動きで私の掌に指を絡める。その動作はまるで触診を受けている患者のようだ。
(そう……まるで医療行為なのだ)
私はそう自分に言い聞かせながら彼の指を握る。体温は正常値に戻りつつある。脈拍も安定している。この調子なら大丈夫かもしれない。
「さぁ……始めましょう」
私はゴム製品を慎重に被せると、自分の秘部に導く。指先が触れると僅かな湿り気を感じた。羞恥心が脳裏を過るが……今はそんな感情に囚われている暇はない。
「ゆっくり……ゆーっくり……」
私は自分で唱えながら腰を降ろしていく。思った通りかなり強い圧迫感がある。しかも昨日の五十鈴の例から推測するに……このペニスは通常成人男性よりも大きい可能性が高い。
「っ……んん……!」
思わず声が漏れる。最初は痛みと違和感が勝る。しかし不思議なことに……徐々に馴染み始める感覚がある。膣壁が伸縮し相手の形状に適合しようとしているのだ。
(なるほど……人体というのは面白いものだわ)
私は半ば感嘆しながら状況を分析する。この痛みが生理的防御反応なのか単なる身体的負荷なのか……あるいは潜在意識における嫌悪感の表出なのか……さまざまな憶測が脳内を駆け巡る。
「ふっ……はぁ……」
私は敢えて大きく息を吐き出し酸素を取り込む。運動生理学的に言えば現在私は筋肉を弛緩させ血流を促進させる必要がある。つまりリラックスすべきなのだ。
(そう……これはスポーツのようなものよ)
私は自らに暗示をかける。性的行為というよりは武道の試合のような集中力が要求される局面だと位置付け直す。実際昨晩までの彼は文字通り「獣」だったのだから……この変化こそが最大の進歩といえる。
「うん…アガリビト様…気持ちいい……?」
私は微笑みながら問いかける。相手は返事をしないものの微かに首肯する。少なくとも苦痛は感じていないようだ。
私は規則正しい上下運動を開始する。最初は緩慢に……次第にリズムをつけながら。この刺激によって相手のペニスへの血液流入量が増し……結果としてより多くの毒素が排出されることを期待する。
「っ……んっ……ぁ…」
私の喉から自然と声が漏れる。もちろん痛みもあるが……同時に奇妙な高揚感が沸き起こる。これが……快感なのか?
(まさか……?そんなはずはないわ)
私は首を振る。私には恋人もいないし恋愛経験も乏しい。そんな私がこんな状況で性的快感を得るはずがない。これは単なる生理的反射だろう。
しかしその一方で……確かに妙な満足感があることも否定できない。私の小柄な体型は昔からコンプレックスだったが……今この瞬間においては……この肉体が男性にとって魅力的であることを証明しているような気がしてくる。
「ぁ……んっ……」
私の動きに合わせて相手の呼吸も次第に荒くなる。それは苦悶ではなく……純粋な性的興奮の表れだ。少なくとも先程までの獣じみた呻き声とは明らかに異なる。
「すごい……感じてる……?」
私は思わず尋ねる。相手は言葉を発しないものの……確かにその表情には快楽の色が滲んでいる。これは中毒症状の改善の証なのか……それとも単なる動物的本能なのか……判断は難しい。
しかしいずれにせよ重要なのはこの快楽が持続することだ。山哭きの鉱煙解毒の肝は三日三晩「絶え間なく」性的興奮状態を維持することにある。一度中断すれば再び暴走する可能性が高いと聞く。
「さぁ……もっと……」
私は挑発するように腰をくねらせる。もちろん技巧など皆無だが……小柄な体格を活かしてできる限り妖艶に振舞おうと努力する。相手の男性器が一層硬さを増した気がする。
「んっ……あっ……」
思わず大きな声が出そうになり慌てて口を塞ぐ。これは科学研究の一環なのだ。私が個人的感情に左右されてはならない。
「はぁ……はぁ……」
私の呼吸も次第に乱れていく。純粋な体力消耗というより……内部で何かが疼き始めているのを感じる。それは一体何なのか……
「っ……ぅんん……!」
その瞬間、下腹部に微弱な電流が走るような感覚が訪れる。これは一体……?もしかして私は……感じ始めているのだろうか?
(そんな馬鹿な……)
私は必死に自制する。研究対象に対して個人的快楽を感じるなど職業倫理に反する。私は冷静さを取り戻すべく再び学術的考察に移る。
(アガリビト現象と性的活動の因果関係については秋田鉱山の記録にも断片的な記載があるわね。『瘴気吸引後に起きた発狂者が娘嫁や飯盛女を襲った』といった報告が……)
意識を他のことに向けることで現実逃避しようとする。しかし……やはりそれは叶わない。何故なら……
「う……ぅあっ……!」
再び強い快感が奔る。今度は間違いなく性的なものだ。私の貧弱な胸の先端が勃起し始めているのを感じる。この状態は明らかに性的興奮以外の何物でもない。
「嘘……私…」
困惑する暇もなく新たな波が押し寄せる。膣内が収縮し相手をより強く締め付ける。この生理的反応は拒否の意思表示なのか……それとも……
「うっ……んんんっ……!」
私はついに抑えきれず声を上げる。これが私の意思とは無関係に発せられる嬌声だということを認めるしかない。
「あっ……すごい……これ……」
私は半ば陶酔状態になる。身体が溶けていくような錯覚に陥る。知的好奇心と倫理観が混乱し理性が崩れていく。その代わりに湧き上がるのは純粋な快楽への渇望だ。
「あぁ……気持ちいい……!」
思わず口に出してしまった言葉。自分でも驚くほどの甘美な声色。それはもはや研究者としての理性を超越した生物としての本能だった。
「アガリビト様 もっと……もっと欲しい……!」
私は更に激しく腰を動かす。相手の反応を探りながら微妙に角度を調整し最も効果的なポイントを探す。まるで熟練の舞踏家がステップを踏むように。
「はぁ……はぁ……んっ……!」
互いの肌が密着し汗が混じり合う。独特の臭気が漂い始めるが不快感はなくむしろ官能的な芳香として認識される。
「あぁっ……イキそう……!」
私は衝動に駆られるまま宣言する。これは医学用語での「絶頂期」到来の告知にすぎないはずなのに……声には明らかな愉悦が込められている。
「あっ……あっ……んっ……イク……!」
瞬間的な閃光が眼前に広がる。全身を貫く雷のような快感。視界が白く染まり脳内麻薬が分泌されるのが分かる。私はまさにこの瞬間に……生物学的に最高の喜びを味わったのだ。
「イク ああぁっっ!!」
私は大きく背中を弓なりに反らせる。筋肉が硬直し呼吸が止まる。意識が飛ぶ直前のような感覚。
(これが……絶頂……)
知識としては理解していたが実際に体感するのは全く別次元の経験だ。今この瞬間私は完全に純粋な生物となり思考停止している。
数秒後ようやく感覚が戻ってくる。四肢が痙攣し汗が滴り落ちる。額に貼り付いた前髪を掻き上げる余裕もない。
「はぁ……はぁ……」
私は荒い呼吸を繰り返す。心臓が早鐘のように打つ。しかし身体の芯から湧き上がる充足感は否定できない。
「すごい……こんなの初めて……」
私は思わず呟く。研究者として培った理性が粉々に砕け散り残るのは純粋な悦楽のみ。まるで胎児のように無防備な精神状態。
「でも……まだ終わりじゃないわ」
私は震える手でゴム製品を外す。中には濃厚な精液が溜まっている。量や色合いを観察しようとするも……先程までの快感の余韻で手元が定まらない。
「これで一回分……あと二日分あるのかしら」
私は独り言を漏らす。実際問題として三日三晩という期間は想像以上に過酷だ。しかも一回あたりの時間はどれくらいかかるのか未知数だし……本人の体力的限界も考慮しなければならない。
「まぁいいわ……とにかく一歩前進したのだから」
私は自分を鼓舞するように言い聞かせる。実際問題としてアガリビト様の状態は明らかに改善に向かっている。先程まであった獣性は影を潜め理性の兆しが垣間見えるのだ。
「さぁ……五十鈴さん……見てましたね?」
私は小屋の入口付近で怯えていた五十鈴に声をかける。彼女は私の姿を見て顔を赤らめたが……決意に満ちた表情を浮かべる。
「冷泉さん……本当に凄かった……ありがとうございます」
「お礼は不要よ。これは共同ミッションなのだから」
私は衣服を羽織りながら答える。心なしか心が軽くなった気がする。自分の中に眠っていた動物的本能が解放されたことへの安堵感だろうか。
「次はあなたの番よ「もしお父様が回復傾向にあるなら……協力してもらわなければなりません」
「わかっています。自分の父親の性欲処理は娘の役割ですもの。」彼女も自ら進んで裸になった。私は一旦休憩し、目の前で展開する父親と娘のセックスを見る。
アガリビトとの性行為 五十鈴視点
お父さんが獣のような目で私を見ている。さっきまであれほど冷泉さんとセックスしていたのに、股間のものは既に大きくなっていた。お母さんが亡くなった後、慣れない家事もしてお仕事もして、私の面倒を見てくれたお父さん。お父さんが中毒になったと思われる場所は私が大好きな黒茸の群生地だった。お父さんは、きっと私のためにキノコを取りに行って、中毒になってしまったんだ。
そんなお父さんへの愛しさがこみ上げる。
「お父さん、今、楽にしてあげるからね。」私はお父さんの前で四つん這いになり、お父さんの勃起したものをしゃぶった。
愛情を込めておくまで飲み込む。私がお父さんにできる恩返しなんてこんなことしかないから。お父さんの体温が、唾液が、全部愛おしい。
「お父さん、私の身体を使ってください」私はベッドで足を広げて迎え入れた。
お父さんは愛おしそうに私の割れ目を眺めていた。私はお父さんの性器を自分の割れ目へと導く。
「んんんっっ!」
お父さんは遠慮なく私の中に入って来た。お父さんの温もりと圧迫感が全てを覆った。
「お父さん、、五十鈴の膣を存分に使ってください」
お父さんは私の指示どおりに私の身体を使った。ゆっくりと出し入れして私の身体の具合を確かめている。まるで私と言う身体を味わい尽くすみたいに。
「お父さん、、もっと激しくしていいのよ。五十鈴の身体を壊してもいいんだよ」
するとお父さんは激しく私を犯し始めた。ピストンはさらに加速して私の奥深くを突き上げていく。
「ぎぃいいっっぐおおっっ!」
私は自分の叫び声が聞こえなくなった。頭が真っ白になるほどの快感が襲ってきて何も考えられなくなる。
「五十鈴、俺の娘よ」お父さんの声が聞こえた気がしたがそれが夢か現実かも分からないほどだった。
「ああぁあっ!!」私は絶頂を迎えたようだ。視界がチカチカして意識が遠のいて行く。
「お父さん、、好き」
私の言葉にお父さんはさらに激しく動いた。その激しさに私も耐え切れずに絶頂を迎えてしまったようだ。
「んんっっ!」お父さんの熱いものが私の中に注がれるのを感じた。同時に私自身も限界を迎えて意識を失ったようだ。
「はぁ……はぁ……」息切れしながら起き上がるとお父さんが私に寄り添って寝息を立てていた。その寝顔はとても穏やかで幸せそうに見えたので安心した。
朝が来た。夜の記憶は曖昧で、私はぼんやりと瞼を開けると……すぐに胸を揉まれている感触に気が付く。
「お父さん……朝っぱらから何やってるの?」
「ぐううおおおお、ぱいぃいい、い、す、ず、、おっぱ、、」
「もうっ!」
私は思わず頬を膨らませた。しかしどうやら少し人間の言葉を取り戻してきているようだ。お父さんはそのまま私に跨がったまま腰を動かし始めた。
「ちょ……ちょっと待ってよ!今起きたばっかりだよ!?まだ洗ってないし……」
抗議の声を上げるものの聞き入れてもらえないようだ。そのままどんどん激しくなっていく。
「あんっ!ダメぇっ♡そんなに強くしたらぁ~!!」
私はあっという間にイカされてしまった。それでもまだお父さんは止まらない。さらに激しく動くようになる。
「うごううううう、でる、、せーし」お父さんの言葉が少しずつ戻っている。私は嬉しくなって、お父さんに中出しを懇願した。
「お父さん出したいんだね。いっぱい出していいよ。五十鈴はお父さんに射精してもらいたいの、びゅーーびゅーーーって出して 」
「あああっ!!」
次の瞬間、熱いものが流れ込んできた。それと同時に私の意識も飛びかけたが何とか堪えることができたようだ。ぐったりとしている私を優しく撫でてくれるお父さんに心から感謝するのだった。
「うぉおお、、いすずううう、うんこうううう」
お父さんは突然便意を催したようで、トイレを探しに行く。だが昨晩の暴走によってトイレは壊れてしまっていて使えなかった。私は仕方なく庭に穴を掘り、そこで排泄させてあげることにした。
「いい?ここで出しちゃってもいいからね」
「おおおっ」
お父さんは小さく頷くとすぐに肛門を開放した。勢いよく噴出される糞尿は汚臭を放ちながら地面を黒く染めていく。おそらくお父さんを中毒にさせた物質がいっぱい入ってるのだろう。私は思わず鼻を摘んだがなんとか耐えた。ようやく終わったところで水をかけ、軽く埋め戻しておくことにした。
「はぁ……疲れたなぁ」
そう呟きながら部屋に戻ると冷泉さんが朝食を用意してくれていた。
お父さんは食べ物を見ると、犬みたいに四つん這いになってガツガツと食べ始めた。でも手を使っているあたり、少し人間としての動きが戻っているようだ。
「お疲れ様です」
「ありがとうございます。おかげさまでなんとか乗り越えられそうです」
「よかったですね。では続きを私がやりましょう。近くに泉がありましたね。」
冷泉さんはお父さんの手を引いて近くの泉へと向かっていく。冷たい水を浴びながらセックスをするのだろう。
真希視点 泉でセックス。
泉の冷たい水が肌に沁みる。清流のせせらぎと木々のざわめきだけが世界を満たす静寂の中で、アガリビト様の荒々しい吐息が私を包み込んだ。
「お父さん……」
五十鈴さんの心配そうな声が背後から聞こえる。だが振り返る余裕はない。私の眼前には猛獣のように四つん這いになったアガリビト様の姿があった。水中で輝くその瞳には、獣性と理性の狭間で揺れる複雑な光が宿っている。
「さぁ……来て」
私は水面に膝をつき、岩の上に上半身を預けた。濡れた白衣が肌に張り付き、下着のラインが透けて見える。アガリビト様は低い唸り声をあげながら近づいてくる。
水音が跳ね上がる。
彼の爪が私の腰を掴んだ感触で、全てが始まった。
「う……っく」
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水中での交わりは地上と違う。水流が結合部をくすぐるように刺激し、彼の動きに合わせて腰が浮いたり沈んだりする。体重が分散される分、楽なのかと思いきや——
「あっ……やぁん!」
急に角度を変えた抽送に悲鳴をあげた。水の抵抗で予測不能な動きになる。彼の固い剛直が内壁を擦るたびに波紋が広がる。
「気持ち……いい?」
水面を叩く彼の尻を見上げながら尋ねた。獣の呼吸が激しくなり、ピストンの速度が上がる。
冷泉真希としての理性が追いつかない快感が脳を支配し始める。
「先生……大丈夫ですか……?」
五十鈴さんの震える声が背後で響く。しかし私には答えられない。今はただこの異形との交わりに没頭するしかない。
「あぁっ!」
突然、激しい抽送に襲われた。水中で彼の動きは軽やかだったが、一撃一撃が深い。喉の奥から声が漏れる。
研究データなど忘れてしまいそうになる。
「イク……イク……っ!」
絶頂に達した瞬間、目の前が真っ白になった。水中の泡とともに私の快楽の波が広がる。彼はまだまだ止まらない。後ろからの力強い突き上げで体が浮き上がりそうだ。
「くっ……あぁっ!」
何度も絶頂に連れていかれる。冷泉真希としての矜持が崩れていく。水中での交わりは思考を麻痺させる効果があるのだろうか。
「もう……無理……っ」
息も絶え絶えの訴えも届かない。アガリビト様の獣の部分がさらに高まっていく。水中で激しく腰を打ちつけられ続けた。
五十鈴さんの方を見ると、彼女は興奮の入り混じった表情でこちらを見つめていた。
「あっ……五十鈴さん……」
呼びかけようとした瞬間、アガリビト様の体が震えた。長い射精が始まろうとしている。水中で繋がったまま、彼の精液が私の中に解き放たれる。
「ああああっ!!」
快感と絶望が入り混じった叫びが泉に響き渡る。水が染み込むような感覚と共に彼の欲望が満たされていく。
やがて彼の動きが止まり、静寂が戻った。水面に映る二人の影が揺れる。
「終わった……?」
五十鈴さんが恐る恐る近づいてくる。私は力なく笑みを浮かべた。
冷泉真希としての誇りと理性は、今やこの水と共に薄れつつある。それでも——
「まだ……あと1日、頑張らなきゃね、お父さんかなり戻ってきたわよ」
濡れた体で立ち上がる。研究者としての使命感だけが、かろうじて私を支えていた。
母になる瞬間 五十鈴視点
泉から上がって乾いた着替えに袖を通す頃には、お父さんの状態が劇的に変わっていました。水の中で激しく私を求めていた獣性は影を潜め、代わりに——まるで幼い子供のようなあどけなさが現れ始めたのです。
「五十鈴ちゃん……おなかすいた」
濡れた髪を拭く私の背後で、舌足らずな声が響きました。振り返ると、冷泉さんが着せたTシャツの裾を握りしめたお父さんが、丸い目で私を見上げていました。180センチを超える大男が、まるで幼稚園児のように縮こまっているのです。
「五十鈴ちゃん……ごはん……たべたい」
ぐずる声。両脚をバタつかせる仕草。冷泉さんが眉をひそめ、「これは……予想外ね」と小さくつぶやきました。
昼食のオムレツを口に入れながら、突然私の胸元を掴んできました。
「やっ!」
反射的に払いのけようとすると、お父さんは泣きそうな顔で私を見上げました。その瞳には、飢餓感と同時に深い孤独が宿っていました。
「おっぱい……ほしい」
ぽつりと言った言葉に、私は凍りつきました。冷泉さんが慌てて間に入りましたが、お父さんは頑として離れません。
「五十鈴さん……これは困ったわね。でも、どうやら彼は精神的に……」
冷泉先生が言いかけるのを遮り、私は深呼吸しました。お父さんの視線はただ私を求めています。
「いいよ。お父さん」
私の言葉に二人が驚く間もなく、私はシャツのボタンを外し始めました。ブラジャーをずらすと、小ぶりながらも確かな膨らみが現れます。
「いい子だからね。ゆっくり吸って」
柔らかい産毛が生えた頬が触れる。お父さんの唇が乳首を捕らえました。初めは怯えるように吸い付き、やがて満足げに口全体で乳房を含みます。
「あ……ん」
思わず声が漏れました。授乳経験もないのに、なぜか懐かしい感覚が込み上げます。母の匂い。あの病院で亡くなった母の……。
「おいしい?」
私は優しく問いかけました。お父さんは一心不乱に吸い続けます。冷泉さんが困惑した表情で見守る中、私は不思議な満足感に包まれていきました
お父さんはさらにわがままになりました。食後も私から離れず、畳の上で私の膝枕を要求します。
「五十鈴ちゃん……ずっといっしょ」
舌足らずな言葉と裏腹に、その手はしっかりと私の腰を抱きしめています。冷泉さんが用意したお茶を持ってきますが、お父さんは首を横に振りました。
「五十鈴ちゃんのおっぱいがいい」どうやらお父さんは心から私を求めているようです。
その瞬間、私は気づきました。母性というものが、こんな形で芽生えることもあるのだと。亡き母のように、今度は私が命を育む側になれるのだと。
「いいよ。好きなだけ吸って」
ブラウスをめくり上げると、お父さんの顔が明るくなります。両手で乳房を包み込むようにして吸い始める姿は、まるで赤ん坊のようです。
「んっ……気持ちいいよ」
思わず声が漏れると、お父さんの動きが止まりました。恥ずかしくて顔を伏せると、その手がそっと私のスカートの中に入ります。
「お父さん……?」
驚いて見下ろすと、お父さんは真剣な顔でパンティ越しに私の中心を撫でていました。子供のような純粋さと、男の欲望が入り混じった仕草。
「ここ……好き」
パンティを引っ張りながら言う姿に、私は呆然としました。冷泉さんが急いで制止しようとしましたが、私は微笑みました。
「いいよ。お父さん、ここ触って」
パンティをずらすと、お父さんの小さな指が直接触れます。皮膚同士が触れ合う感覚に、背筋が震えました。
「あ……あっ」
クリトリスに当たる瞬間、全身に電流が走ります。お父さんは純粋な好奇心で触れているだけなのに、私の体は勝手に反応してしまう。
「五十鈴ちゃん……すごくぬれてる」
無邪気な声と指先の動きが合わさり、私は急速に高まりました。冷泉先生が驚いた顔でこちらを見ています。
「お父さん……お願い」
私の声が甘くなるのを自分でも感じました。お父さんは少し考えてから、ズボンを脱ぎ始めました。
冷泉さんが「これ以上は」と言おうとした瞬間、お父さんは私を畳に押し倒しました。大きな体躯ですが、動きは子供のように粗暴です。
「五十鈴ちゃん……いれる」
すでに勃起していたそれを押し当ててきます。昨日の激しい行為と違い、今日は探るような挿入でした。
「んんっ……」
浅く入ってくる感触に、私は思わず喘ぎました。お父さんの眉間に皺が寄り、一生懸命押し入ってきます。
「ゆっくり……ゆっくりね」
私は優しく導きました。お父さんは何度も途中で止まりながら、やっと奥まで入りました。
「五十鈴ちゃん……気持ちいい?」
上目遣いで尋ねる姿に胸が締め付けられます。私は強く抱きしめました。
「うん……すごく」
膣内で動くペニスに合わせて、私も腰を揺らします。母性と性欲が混ざり合う感覚は初めてでした。
「お父さん……もっと……もっと……」
甘えた声を出すと、お父さんは嬉しそうにピストンを速めました。冷泉さんが困惑したまま見守る中、私は幸福感に包まれていきます。
「ああっ……イクっ!」「いすず 」
突然の絶頂に身を仰け反らせると、お父さんも短く吠えて射精しました。温かい液体が体内で広がるのを感じながら、私は放心状態になりました。
目覚めの朝
朝靄が山小屋の窓ガラスを白く染めていた。鳥たちのさえずりが朝の訪れを告げる中、五十鈴は布団の中でゆっくりと目を開けた。
隣には大きな背中があった。父親だ。昨夜まで獣のように自分を求め、そして子供のように甘えてきた巨体が、今は静かな寝息を立てている。五十はそっと手を伸ばし、父の腕に触れた。温かい。
「ん……」
低い呻き声と共に、父親がゆっくりと体を動かした。目蓋が重そうに開かれ、焦点の定まらない瞳が宙を彷徨う。そして——彼の視線が五十鈴に留まった。
「……五十鈴?」
その声は掠れていたが、明瞭だった。獣じみた唸り声でも、子供のような舌足らずでもない。父親本来の声だった。
「お父さん!」
五十鈴の目に涙が溢れた。父親は混乱した様子で周囲を見回した。山小屋の簡素な室内。敷かれた布団。自分が裸であることにも気づき、顔をしかめた。
「ここは……何があったんだ?私は……」
記憶が断片的に蘇るのか、彼は苦しそうに頭を押さえた。冷泉真希が静かに襖を開けて入ってきた。
「お目覚めですか」
白衣姿の女性の姿に、父親は警戒の色を見せた。だが五十鈴が「冷泉先生よ」と紹介すると、その緊張が少しずつ解けていった。
「解毒治療は成功のようです」真希は簡易的なバイタルチェックを行いながら言った。「脈拍・呼吸とも安定しています。中毒症状は完全に消失しています」
父親は信じられないという表情で娘を見た。五十鈴は微笑みながら、これまでの経緯を説明し始めた。山中のキノコ採取で中毒したこと。アガリビトという症状が出たこと。そして……
「私がお父さんの赤ちゃんのママをしてあげたの」
五十鈴が照れながら言うと、父親は耳まで赤くなった。真希は冷静な表情で補足した。
「五十鈴さんの献身的な看護と適切な性行為による解毒が奏功したと結論付けています」
父親はしばらく黙って話を聞いていたが、やがて深々と頭を下げた。
「ありがとう、五十鈴。そして冷泉さんも……ご迷惑をおかけしました」
その声には後悔と感謝が滲んでいた。真希は小さく首を振った。
「症状は治癒しましたが、根本的な原因の究明と治療法の確立は引き続き行う必要があります。今回の症例は貴重なデータになります」
朝日が差し込む小屋の中で、三人はしばらく言葉もなく向き合っていた。父親は改めて娘を見つめ、その小さな肩を抱き寄せた。
「怖い思いをさせたな……母親がいない分、もっと強くなければならなかったのに」
五十鈴は父の胸に顔を埋め、静かに首を振った。この数日間で、母としての優しさと娘としての甘え方を学んだ気がした。
真希は鞄をまとめ始めた。
「私は山を下りて大学に戻ります。定期的なフォローアップは電話で行いましょう」
彼女の冷静な言葉に、五十鈴は少しだけ寂しさを感じた。けれど父の腕の中にいれば、どんな不安も乗り越えられる気がした。
玄関で三人は別れの挨拶を交わした。父親は深く頭を下げ、五十鈴は「また遊びに来てください」と真希に告げた。真希は軽く頷き、登山靴の紐を結び直して社を後にした。
振り返ると、神社の鳥居の下に二人が立っていた。五十鈴は父の腕に寄り添い、父親は娘の頭を優しく撫でている。その姿はどこにでもいる普通の親子のようだった。
真希は微笑み、山道へと歩き出した。茂みから現れた朝露が陽光に煌めきながら地面を濡らしていく。
山は今日も静かに佇んでいた。深く神秘を秘めた山の懐からは、時折奇跡のような出来事が生まれるのかもしれない。今回の出来事も、そんな奇跡の一つなのだろう。
麓へ続く道は長く険しいが、彼女の足取りは軽やかだった。山の神秘を解き明かす旅は、これからも続いていく。
おしまい。