日本の村に眠る淫習を訪ねて、柳沢研究室レポート 今に残る日本の村のエロ風習 ⭐︎各話読み切り 新作はイラスト付き 作:みなぽん
凪沢 結衣 34歳
潮の匂いは、朝よりも夕方のほうが濃く感じる。
凪沢の家の灯りがつくと、「今日も一日が終わったんだな」と俺は思う。
凪沢 結衣さん、34歳 彼女は俺の憧れの人だ。。
この漁村には、昔からのしきたりがある。
海で人が亡くなると、その家は“潮の祟り”で子を授かれなくなると信じられてきた。だから、身寄りのない子どもを引き取り、育て、家に“命の灯”を絶やさない──そんな風習が、何百年も続いている。
海野結衣(うみの ゆい)さんはその役目を背負った人だった。
夫を海難事故で亡くし、まだ若かったのに、悲しみを一度も村に見せなかった。
代わりに、誰も引き取り手のいなかった赤子を抱き上げ、「この子を海が連れてきてくれたんだね」と微笑んだ。
その赤子が、いま十八歳になった光(ひかる)だ。
俺、明(あきら)は、光とは幼いころから一緒に育ってきた。
結衣さんは俺の家が父子家庭で父は遠洋漁業で留守が多かったのを気にして、いつも夕飯に呼んでくれた。まるで二つ目の家みたいなものだった。いつもジャージ姿で元気に働いている彼女の姿を見るのが好きだった。にとって、彼女は優しい母のようであり、理想の恋人のようにも見えていた。
けれど、今年になってからだ。
光が結衣さんに冷たくなったのは。
「うるせえよ。放っとけって言ってんだろ!」
夕暮れの防波堤で、光は結衣さんの差し出した弁当を投げ捨てた。
缶ビール片手に、村の不良グループとつるんでいる。
結衣さんは、拾った弁当箱を胸に抱いたまま、笑うでも泣くでもなく、静かに頭を下げた。
俺は見ていられず、光の腕を掴んだ。
「光、お前さ……なんであんなこと言うんだよ。結衣さん、ずっとお前を──」
「わかってるよ!」
光は怒鳴った。
でもその声は、怒りよりも苦しさの滲んだ声だった。
「わかってるんだよ……義母さんが、どれだけ俺を大事にしてくれたかなんて……!」
そう言って、光は唇を噛んだ。
風が吹いて、海の匂いがくる。
波が防波堤に砕け、夕日のかけらが散った。
本当は、誰よりも結衣さんを愛しているくせに。素直に言えないだけなのを、俺は知っていた。
──だが、あの夜のあと、光は取り返しのつかない過ちを犯すことになる。
潮の匂いが濃くなる夜は、村の古い噂話がよく似合う。
その晩、俺は結衣さんに頼まれて、古い生活用品を納屋に運んでいた。月が雲に隠れたり現れたりして、海の闇が呼吸しているように見えた。
「明くん、少し休んでいきなさいな」
結衣さんが湯呑みに温かいほうじ茶を注いでくれた。湯気が鼻をくすぐる。
昔の話を聞きたい、と何気なく言った俺に、結衣さんはしばらく黙って、そして決心したように口を開いた。
「この村にはね……“潮子(しおご)”って呼ばれる子の話があるの」
潮子。聞いたことはあったが、詳しくは誰も語りたがらない。
結衣さんの声は静かで、どこか祈るようだった。
「昔は貧しさや祟りを恐れて、生まれたばかりの子を海へ流す家があったの。
海に返せば、家に災いが降らないって信じられていたのよ。
でもね──流された子は“潮子”になって、海の底から村を見守るとも、恨むとも言われてきた」
俺は息を呑んだ。潮の音がやけに近く聞こえる。
「夫を亡くした家は子を授からない、って迷信も……潮子の祟りと結びつけられたんだと思うわ。だから、この村では身寄りのない子を迎え、育てることで“海に返した命の埋め合わせ”をしてきたの。
本当は罰なんかじゃなくて、新しい命を守るための知恵だったのよ」
結衣さんは、そっと笑った。
その笑みは、光を抱き上げた日の決意のように見えた。
「光はね、私にとって授かった子なの。海からの呪いじゃない。
あの子は……幼い時に潮子の罪を負った私の救いだったのよ」
胸が熱くなった。
けれど、その温かさとは裏腹に、外から怒鳴り声が聞こえてきた。
「……光の声だ!」
俺と結衣さんが外へ走り出ると、港の方から懐中電灯の光が揺れていた。
漁師たちが何人も集まり、ただならぬ空気が漂っている。
「やめろ光!! それだけは触るな!!」
叫び声と、乾いた破壊音。
俺が駆けつけると、そこには信じられない光景があった。
光が、村で一番大切にしている船──
先代たちが受け継ぎ、祭のたびに海に祈りを込めて使ってきた祭司船の大漁丸の舵 を、鉄パイプで叩き壊していたのだ。
船体には傷が刻まれ、木片が散らばり、漁師たちは呆然と立ち尽くしていた。
「こんな村、クソ食らえだ!
海だろうが潮子だろうが、全部迷信だ! そんなもん信じて生きてるから──母さんは……!」
光の手は震えていた。
怒っているというより、押しつぶされそうな何かから逃げるために暴れているように見えた。
もちろん、島の漁師たちは殺気だつ!
「この潮子がぁ!」光を棍棒で思いっきり殴り付けた
漁師のひとりが、低く呟いた。
「……潮子は、海に返らなきゃいけなかったんだ。引き取られた子が、海の恩を忘れたら……祟りが出る」寒気が背筋を走った。
その言葉は、迷信か? それとも、村が信じる現実か?
壊された船を見つめながら、俺は胸の奥で何かが崩れる音を聞いた。
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夜の漁港は、荒々しい感情で沸騰していた。
「てめぇ……何してくれたんだ!」
血走った目で光を殴りつける男――村一番の漁師・権蔵(ごんぞう)だ。拳骨が骨を砕くような鈍い音を立てた。光はもう立つ力もないのに、地面に倒れてもなお蹴り飛ばされる。
「やめて……!」
その叫びが響いた時、俺は振り向いた。月光に浮かぶように結衣さんが立っていた。浴衣の袖をぎゅっと握りしめ、顔は青ざめているのに、眼差しは決然としていた。
「お願い……やめてください。息子がしたことは……私が償います」
結衣さんは光の前に飛び込むと、砂利の上に膝をついた。額が地面にこすりつけられるほど深く頭を垂れる。
「どんな罰でも……私が受けます。だから……この子だけは……どうか……」
沈黙が落ちた。漁師たちは互いに顔を見合わせた。結衣さん――かつて若い未亡人だった彼女は、歳を重ねてなお美しい。長年の家事と労働で引き締まった肉体には、確かな年輪を感じさせる色香が宿っていた。特にジャージ越しにもわかる腰の膨らみは艶かしく、男たちの視線を自然と吸い寄せた。
「なら――今ここで証を見せろ」
権蔵が低い声で言った。ニヤリと歪んだ笑みが口元に浮かぶ。
「俺たち全員を満足させれば、光は許してやる。断れば……次は海に沈める番だ」
それは取引ではなく命令だった。海神への誓いと称される古くからの慣習。罪を犯した者が身内を捧げることで「海の裁き」を回避する――まさに今夜がそれを再現しているのだ。
結衣さんは震える唇を噛みしめた。一瞬だけ瞳に恐怖が走ったが、すぐに光を振り返る。息子は意識が朦朧としているのか、焦点の合わない目で母を見つめていた。結衣さんは小さく首を振ると、立ち上がった。
「わかりました……お望み通りに」
漁港の端にある古い食堂の座敷。畳の中央に置かれた電球が、橙色の光で部屋をぼんやり照らしている。俺と光は入口近くの柱に縛りつけられていた。二人とも猿ぐつわをされ、声も出せない。
結衣さんは浴衣を剥ぎ取られ、裸身を晒していた。張りのある乳房は重力に逆らいながらも柔らかく揺れ、肌は薄紅色に染まっている。年齢を感じさせる部分――腹に刻まれた妊娠線や太腿の肉感――は卑猥でさえあった。
「脱げるのは当然だろ。ここからは俺たちが脱がせてやるよ」
五人の漁師たちが円陣を組み、じっとりと彼女を囲む。最初に動いたのは大柄な政信(まさのぶ)。彼は結衣さんの両肩を掴み、無理やり押し倒した。
「うっ……!」
畳に叩きつけられた結衣さんは呻く。しかし政信は構わず胸に顔を埋め、乳首を舌で強く転がす。歯が当たるたびに結衣さんの身体が跳ねた。
「やめ……て……」
か細い抵抗の声は、次の瞬間飲み込まれた。別の漁師――平助(へいすけ)――が下半身に覆いかぶさった。指が陰毛の奥へ侵入する。
「濡れてねぇなぁ……じゃあこうしてやるよ、メッシュの生地でぐりぐりされると気持ちいいんだぜ。喘ぎまくれよ。」
平助はポケットから塩辛い海の香りが染み込んだ布を取り出し、結衣さんの秘部に擦りつけた。皮膚を削るようにゴシゴシと刺激され、彼女は身体を仰け反らせた。
「ひぃっ……!!」
痛みと屈辱で涙が零れる。それでも膣内は徐々に湿り気を帯び始めた。漁師たちは下卑た笑いを漏らす。
「ほらな。身体は正直だぜ」
権蔵がズボンを下ろし、血管の浮いた巨大な陰茎を露わにした。それを結衣さんの顔面に突きつける。
「舐めろ」
強引に口に押し込まれる。喉の奥まで届き、結衣さんは嘔吐きながらも従うしかなかった。髪を引っ張られ、前後に顔を動かされる。唇の端から唾液が糸を引き、畳に滴った。
「下手くそだな。こんなんで子供産んだのか?」
嘲る声に、結衣さんの目に怒りが宿る。だが次の瞬間、政信が彼女の尻を高く持ち上げた。四つん這いの姿勢で蜜口が曝け出される。
「未亡人のまんこっていうのは、浅ましいものだな、愛液溢れてやがる。準備できたな」
権蔵が尻を掴み、亀頭を押し当てた。そのまま一気に貫く。
「ぐぅっ……あぁぁぁ……!」
絹を裂くような悲鳴。肉が裂ける音が聞こえるほど激しい挿入だった。結合部から鮮血が流れ出す。初めてではないはずなのに、久しぶりの陵辱に身体が追いつかない。
「きつい……だが、男を喜ばせることを知っている。おまんこだな。実にいい具合だ」
権蔵は獣のように腰を振り始めた。パンッパンッと肌がぶつかり合う音が座敷に響く。結衣さんは爪を畳に食い込ませ、喘ぎ声を必死に堪えた。
「おいおい我慢すんなよ。気持ちいいんだろ?」「結衣さんは旦那が死んでもうずいぶんになるもんな。せっかくいい身体してるんだ。使わなきゃ損だぜ。」
平助が彼女の股間に顔を寄せ、陰核を舌で弄ぶ。同時に政信が乳首を捻り上げた。三点攻めに結衣さんの理性が揺らぐ。
「あ……やめ……やめて……あぁっ……」
声のトーンが変わった。苦痛の中から僅かな嬌声が混じる。権蔵はそれを聞き逃さず、さらに激しく打ちつけた。
「ほら出るぞ……中に……!」「やだぁ、、ああああっ、い、イ、、ぐ」
体内で熱い液体が爆ぜる。結衣さんは痙攣し、畳の上に崩れ落ちた。しかし終わらない。待機していた二人目――安彦(やすひこ)――が既に勃起したものを押し付ける。
「次は俺だ。まだまだ終わらねぇぞ」
「ああん お願いだからもう許して」
安彦は結衣さんの両脚を担ぎ上げ、真上から垂直に刺し込んだ。角度の変わる刺激に結衣さんは「いやぁっ……!やめてぇ」と叫ぶ。だが声にはすでに快楽の色が滲んでいる。
「嫌って言いながら締め付けてるじゃないか。嘘つきだなぁ」
三本目の指が内部を探り始める。四人目が乳首を甘噛みする。五人目が腋の窪みを舐め回す。全身を弄ばれ、結衣さんの身体は自らの意思とは裏腹に火照っていく。
「だめ……そこは……変になる、あふぁ、イく、ああっ……!
敏感な場所を責められるたびに腰が浮き上がる。愛液が腿を伝い、畳に大きな染みを作った。羞恥と快感が入り混じり、理性の壁が崩れていく。
「い……いっちゃ……だめなのに……!」
小さな絶頂を迎えた瞬間、彼女の身体が弓なりに反った。漁師たちは嘲笑う。
「もうイッちまったのか? 潮子の母さんってのは淫乱なんだな」
安彦が射精すると同時に次の男が挿入する。終わらない陵辱。しかし不思議なことに、結衣さんの表情から恐怖が薄れ、陶酔の色が濃くなっていった。
「もっと……奥…お願い……」
無意識に腰を揺らし始めている。猿ぐつわをされた俺の喉奥で血の味が広がった。隣の光は虚ろな目で母親を見つめ続けている。
「嘘だろ、、母ちゃん……?」
掠れた声。それが耳に入ったのか、結衣さんは焦点の合わない目で息子を見た。一瞬だけ正気に戻ったかのように眉をひそめたが、次の瞬間、腰を掴む男の動きが加速し、悲鳴のような喘ぎに戻った。
「ああっ……もう……!いぐぅ 」
全身が痙攣し、潮が吹き上がる。畳に大きな水たまりができ、漁師たちは「すげぇ」と感嘆の声を上げた。結衣さんは完全に堕ちていた。自ら脚を開き、求めるように男たちを受け入れる。
「もっと……もっと欲しい……お願いたしゅけて、、とぶ、ッ❤️とんじゃ、うう❤️犯されて、イくッ♡ イく、 イ ――――…………」
淫靡な肉の祭り。明け方まで続いた凌辱の宴。潮の匂いと汗と精液の匂いが混じり合い、部屋全体が異様な熱気に包まれていた。
「おちんぽ!っふぅ❤️んおっ❤️んっんふぅぅ❤️おちんぽほしいっっ❤️んぅ、、もっと強くして、壊れるくらいに突いて!だめ……っ❤️ふーーっ❤️ふーー……」
最後に権蔵が結衣さんの顔面に射精した時、彼女は恍惚とした表情でそれを浴びた。白濁が長い睫毛に絡みつく。
「これで……光は……?」
息も絶え絶えに問う結衣さんに、権蔵は冷酷に答えた。
「約束通り許してやる。ただし……今後も時々付き合ってもらうぜ。これが“潮子の罪”の代償だからな」
「母さん……」
光が縋り付く。結衣さんはゆっくりと目を開け、微笑んだ。
「大丈夫……私は……あなたのために生きるから……」
その微笑みは母親のものであり、同時に女としての悦びに沈んだ者のそれでもあった。
朝焼けが差し込み始めた頃、俺と光は解放された。光は重症で病院に運ばれた。結衣さんは裸のまま横たわり、微かに呼吸を繰り返している。身体中には痣と粘液の痕跡。美しかった髪は乱れ、尊厳を剥ぎ取られた哀れな姿だった。
俺は言葉を失い、ただ潮騒だけが遠くから聞こえていた。
潮の匂いが濃く纏わりつく。
俺は放心状態のまま結衣さんを抱きかかえ、家路についた。道すがら漁師たちの笑い声が後ろから追いかけ、足取りは鉛のように重い。
家に戻ると、結衣さんは湯を浴びたいと言った。浴室に向かう背中は力なく曲がっていたが、その腰つきには不思議な色香が残っていた。洗面台で服を脱ぎながら俺は思った──あれは本当にレイプだったのか?
湯気の中で結衣さんは何度も身体を擦った。指の跡が赤く残る乳房、唾液と精液に汚れた太腿、そして秘部を執拗に洗う。鏡に映る自分の姿を見て彼女は小さく溜息を吐いた。
「結衣さん……」
扉越しに呼びかけると、シャワーの音が止んだ。
「明くん……入ってきていいわ」
一瞬躊躇ったが、意を決して浴室に入る。石鹸の泡に包まれた結衣さんはまるで女神のように輝いていた。その瞳には涙の代わりに深い疲労と、ほんの少しの陶酔が宿っている。
「見て……あの人たちにされた跡」
結衣さんは腕を上げて脇腹の青あざを示した。「こんなに力強い人たちに支配されるのって……怖くて……でも……」
言葉が途切れる。その続きを読み取ることができた。彼女は恐怖の中に快楽を見つけてしまったのだ。夫を亡くし、未亡人として生きてきた空白を暴力で埋められてしまった。
「私もおかしいわよね……」
苦笑する結衣さんの頬に水滴が伝う。それが汗なのか涙なのか判別できない。
「こんなことで光を守れたなんて……自分が情けない」
「違います」
俺は思わず声を上げた。「あいつらのせいです。結衣さんが悪いわけじゃない」
だがその言葉に結衣さんは静かに首を振った。
「明くん……女性っていうのはね……愛されなくても感じてしまうものなのよ」
シャワーの栓を閉める音。「特に長い間、一人でいると……性欲っていうのが残酷に残るの」
バスタオルで身体を拭きながら続ける。「それに……私は光のお母さんだから。彼が傷つくくらいなら……この身体が壊れても構わない」
俺は唇を噛んだ。同情と憐れみと、激しい劣情が胸の中で渦巻く。彼女の成熟した肉体は暴力によって更に妖艶になり、男たちを狂わせる魔力を帯びていた。
「結衣さん、俺!」俺は思わず彼女を抱きしめていた。そして泣きながら叫んだ。
「守れなくてごめん、俺、無力なガキでごめん!俺、結衣さんが大好きなのに、、」まるで子供のような告白だ。
俺は自分に失望していた。
結衣さんは何も言わず、ただ優しく俺の頭を撫でた。そして耳元で囁いた。
「ありがとう……明君、いつもあなたが私を見守ってくれてたのは知ってるわ。こんなおばさんでよければ抱いてくれる。明君の愛情のあるセックスで上書きされたら、少し幸せな気分になれるかも。」結衣さんはうつむきながら、頬を染めていた。
俺は生唾を飲んだ。今まで結衣さんに対して芽生えていた感情はただの憧れだと思っていた。しかし今は違う。彼女に対する欲望が抑えきれなくなっていた。
「俺はあなたを守ります!」結衣さんの唇を奪うと俺は彼女を強く抱きしめた。ずっと触りたかったの。大きなおっぱい、むっちりとしたお尻、俺の手のひらは忙しく、彼女の体の上を動いた。柔らかく張りのある胸を揉みしだき、硬くなった乳首を舌で転がす。結衣さんは甘い吐息を漏らし、俺の背中に爪を立てた。
「明君……ああっ」
結衣さんの秘部はすでに濡れており、指で触れると熱く蕩けた感触が伝わってくる。ゆっくりと指を挿入すると、彼女は腰を浮かせて快感を表現した。
「ああっ!もっと……」
俺は欲望の赴くままに彼女を求めた。結衣さんの腰に手を回し、グッと引き寄せる。彼女の柔らかな臀部が俺の下半身に密着し、熱を持った部分が触れ合った。
「結衣さん……いい?」
結衣さんは潤んだ瞳で俺を見つめ、小さく頷いた。
「来て……明君……」
俺は彼女の脚を開き、熱く滾った肉棒を彼女の濡れた割れ目にあてがった。ゆっくりと腰を進めると、温かく滑らかな感触に包まれていく。
「ああっ……」
結衣さんの甘い喘ぎ声が浴室に響き渡った。俺は腰を動かしながら彼女の唇に吸い付いた。舌を絡ませ合いながら激しく抽送を繰り返す。結衣さんの豊満な乳房が揺れ動き、その感触が俺の胸板に伝わってくる。
「ああ……結衣さん……」
「明君……素敵……」
二人の喘ぎ声が交錯し、欲望の炎が燃え盛る。結衣さんの膣内は熱くうねり、俺の欲望を締め付けて離さない。彼女の白い肌はピンク色に染まり、汗で艶めかしく光っていた。
「もうダメ……イキそう……」
結衣さんの限界が近づいているようだ。俺もまた同じだった。最後の力を振り絞り、彼女の中を激しく突き上げる。
「結衣さん……俺も……」
「来て……中に……いっぱいちょうだい……」
彼女の切なる願いを聞き届けた瞬間、俺は結衣さんの最奥で果てた。熱い精液が彼女の膣内に迸り、彼女もまた大きく体を震わせて絶頂を迎えた。
「ああ……結衣さん……」
「明君……ありがとう……」
二人は抱き合いながら余韻に浸った。結衣さんの体温が心地よく、俺の心も満たされていく。これまで抱えていた罪悪感や自己嫌悪が溶けていくような感覚だった。
「結衣さん……これからも守ります」
俺は再び誓いを立てた。結衣さんは優しく微笑み、俺の頬にキスをした。
「ありがとう……明君……」
朝日が昇り始めた頃、俺と結衣さんはベッドの中で眠りについた。穏やかな寝息を立てる彼女の横顔を見つめながら、俺は決意を新たにした。どんな困難が待ち受けていようと、彼女を守り抜くことを。
しかし、翌朝になって事態は急変した。漁師たちが再び家を訪れたのだ。彼らは結衣さんを見つけると、下品な笑みを浮かべながら言った。
「約束通り、また会いに来たぜ」
結衣さんは怯えた表情を見せたが、すぐに平静を取り戻した。彼女は毅然とした態度で彼らに対峙した。
「何の用ですか?」
漁師たちはニヤニヤしながら答えた。
「昨日の続きさ。あんたみたいな美人が一人で寂しい思いをするのは可哀想だからな」
俺は怒りに震えながら前に出た。
「帰れ! 二度と来るな!」
しかし、漁師たちは聞く耳を持たず、結衣さんに迫った。その時、結衣さんは意外な行動に出た。彼女は突然笑みを浮かべ、漁師たちに提案した。
「分かりました。でも今日は少しだけ時間を下さい。準備がありますので」
漁師たちは驚いた表情を見せたが、すぐに嬉しそうに頷いた。
「いいだろう。楽しみにしてるぜ」
彼らが去った後、俺は困惑した表情で結衣さんを見つめた。
「どうして……?」
結衣さんは微笑みながら答えた。
「大丈夫よ。私のやり方で解決するから」
その日の午後、結衣さんは一人で漁師たちのもとへ向かった。俺は心配で居ても立ってもいられず、密かに後をつけた。彼女は漁師たちと何やら話し込んでいたが、やがて彼らは笑顔で別れた。
「一体何があったんですか?」
家に戻った結衣さんに尋ねると、彼女は悪戯っぽく笑った。
「秘密よ。でも一つだけ教えてあげる。彼らはもう二度と私に手を出さないわ」
俺は首を傾げたが、彼女の自信に満ちた表情を見て安心した。結衣さんは強くて賢い女性だった。彼女には俺が知らない世界があるのだと改めて感じた。
結衣さんは窓辺に座り、街灯に照らされた庭を見つめながら静かに語り始めた。月明かりが彼女の横顔に影を落とし、その儚さと強さを同時に映し出していた。ある夜、俺は勇気を出して彼女に問いかけた。
「結衣さん、あなたの過去について教えてくれませんか?」
結衣さんはしばらく沈黙した後、静かに口を開いた。
「私の人生は波瀾万丈だったわ。でもその全てが今の私を作っているの」
彼女は遠い記憶を辿るように語り始めた。結衣さんは平凡な家庭に生まれたが、父の事業の失敗により貧困に陥った。その時、彼女は自分の力で家族を支える決意をしたと言う。
「私は勉強が好きだったから大学に行くつもりだったけど、弟妹たちのために働くことを選んだの。最初は普通の仕事だったけれど、どんどんお金が必要になって……」
結衣さんの声が震えた。
「私の人生は……まるで波にさらわれた紙切れのようだった」
彼女の指がガラスをそっと撫でる。冷たい感触が心の痛みを呼び覚ますように。
「学費を稼ぐため高級クラブで働き始めたのは十八歳の時よ。お酒を運び、男たちの愚痴を聞く毎日。でも弟妹たちが進学できるなら……それが私の誇りだった」
言葉が途切れる。結衣さんの目に薄い涙の膜が張った。
「ある晩、客席で宮城の政財界の御曹司──名門・橘家(たちばな)の息子が隣に座った。派手なスーツを着て、銀縁メガネの奥に鋭い瞳が光っていたわ。『お前のような女が欲しい』……それが彼の口説き文句」
笑みが浮かぶが、それは苦い思い出の表れだった。
「橘慶吾(けいご)さん。彼との関係は三年続いた。毎月まとまったお金をもらい、弟妹たちも無事卒業できた。でも……」
「でも?」俺の問いに結衣さんは目を伏せた。
「彼との間に子供ができたの。最初は喜んだわ。でも橘家は庶民との間に子を持つなど許さないと激怒した。『中絶しないなら援助を止める』と言われ……私は……」
言葉を絞り出すように続けた。
「私は海へ行った。その時は死のうと思ったの。そして海に飛び込んだ。漁師のおじいさんが私を見つけて助けてくれなければ死んでいたわ。でもお腹の中の赤ちゃんは流産してしまっていた。私は生まれるべき子供を海に返してしまったのよ」
結衣さんの肩が震える。
「その罪悪感はずっと胸に残った。それから一年後、橘家は新たな政略結婚を計画していて私を捨てると言ってきた。」
「そんな……」
「でもこの土地の権力者である橘家の頭首となった慶悟さんとのコネは、こんなときには役に立つのよ。不幸中の幸いと言うところかしらね。それに少ないけど、まだ彼から金銭的な援助は続いてるのよ。もちろん秘密の肉体関係も、私って汚い女でしょ」
俺は言葉を失った。結衣さんは苦痛に満ちた過去を抱えながらも淡々と語る。
「その後すぐに夫と出会った。漁師で誠実な人だった。彼は何も聞かずに私と結婚してくれた。でもその生活も長くは続かなかった。そして未亡人になった。私は海に捨てられていた光を見つけたの。…私は誓ったの。二度と子供を不幸にしないって」
結衣さんの告白を聞き終えた俺は、ただ黙って彼女の肩を抱いていた。月光が彼女の濡れた睫毛に宝石のように光る。
「明くん……ごめんなさいね。こんな話をして」
「謝らないでください。結衣さんの痛みを共有できて嬉しいです」
俺の言葉に結衣さんは微笑んだ。その笑顔には初めて見るような儚さと同時に深い感謝が溢れていた。
「ありがとう……」
翌朝、光が病院から戻ってきた。彼は車椅子に乗っており、顔には無数のガーゼが貼られている。玄関で迎える結衣さんを見た瞬間、光の表情が凍りついた。昨晩の出来事を思い出したのか、喉仏が大きく上下する。
「光……お帰りなさい」
結衣さんはいつもの優しい調子で声をかけた。しかし光は俯いたまま、小さな声で呟いた。
「母さん……ごめん……俺…」
「大丈夫よ。あなたが無事ならそれでいいの」
結衣さんが近づこうとするが、光は反射的に後ずさった。彼の目には混乱と恐怖が浮かんでいた。それは暴力の記憶だけでなく、母親の身体に刻まれた傷への罪悪感でもあった。
「ごめん……許して……俺…母さんを……」
光の声が詰まり、嗚咽に変わる。結衣さんは静かに車椅子の傍らに跪いた。
「光。謝るのは私の方よ」彼女は息子の手を優しく包み込んだ。
「私はね……あなたのお母さんになるって決めた時から……どんなことでも受け入れる覚悟だったの。あの夜も同じ。あなたを守れたなら……それでよかったの、でも、結果的にあなたを傷つけてしまったことは謝るわ」
光の目から大粒の涙が零れ落ちた。彼は震える声で訴えた。
「違う……俺は……母さんを貶めたんだ……あいつらに……身体を……」
「貶められてなんかいないわ」
結衣さんは断固とした口調で言った。
「私が選んだことよ。それに……私があなたを愛してるからこそできる選択だった、私は他人のために自分を犠牲にする選択を自分を落としめたなんて思わない!」
光は顔を上げた。結衣さんの瞳には揺るぎない決意が宿っていた。
「俺……変わりたい……もう二度と……母さんを傷つけたくない……」
「ええ。一緒に進んでいきましょう。それが一番大事なことよ」
結衣さんは光の頬に手を添えた。
東北地方沿岸部における沿岸共同体の考察
大東亜文化、大学民俗学教授、柳沢 昇 著
大日本地域創成社 刊 より
本書は、宮城県沿岸のある小さな漁村に今なお残る、磯子または潮子と呼ばれる慣習についてのフィールドワーク報告である。私は長年、沿岸共同体の生活儀礼と家族のあり方を追ってきたが、本稿ほど、外形的な「親子」という枠組みの薄さと、血縁を越えた結びつきの強靭さをあからさまに示す事例を見たことはない。
「磯子」とは、村の事情により遺棄された子どもを共同体が受け入れ、村の規範と手仕事の中で育て上げる慣習を指す語である(本書では便宜上「磯子」と記すが、現地では時に別の呼称でも語られている)。報告に登場する家族の一例――流産という深い喪失を抱えながらも、捨てられた幼子を抱き取り、生活をともに紡いでいく一組の女性と子の物語――は、通俗的な「親子観」をくつがえす力を持っている。彼らの関係は、単なる扶養や利害を越えて深く強められていく。そこにあるのは、血縁がもたらす安全でもなければ、法が規定する親権でもない。むしろ、共同体の記憶と労働を介して交換される相互扶助の網である。
ただし現実のフィールドの声はしばしば矛盾に満ち、痛みと慈愛が混ざり合っている。本書はその矛盾を隠さずに提示することを志した。
学問的な評価を与えるならば、磯子の慣習は、家族を「生物学的関係」から「社会的実践」へと転回して理解する人類学的議論に新たな根拠を提供するだろう。
最後に、本調査を許諾し、時間と生活を分け与えてくださった当該漁村の皆様に深い敬意と謝意を表する。記述の不十分や誤解があれば、まずもって私の筆の力不足であることを認めるのみである。
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