※この作品はR-18です。

日本の村に眠る淫習を訪ねて、柳沢研究室レポート 今に残る日本の村のエロ風習 ⭐︎各話読み切り 新作はイラスト付き   作:みなぽん

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日本の淫習を訪ねて 栃木県 金持ち達の「うさぎ狩り」リアル鬼ごっこ

 

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柳沢ゼミ 姉川美奈子

窓から差し込む柔らかな午後の光が、木製の机の上に静かな影を落としている。

彼女は背筋をすっと伸ばし、椅子に腰かけたまま分厚い本を開いていた。長い黒髪は肩を越えて流れ、視線を落とすたびに、赤縁の眼鏡の奥で知的な光が揺れる。白いシャツはきちんと整えられ、学生らしい真面目さと、どこか大人びた落ち着きを同時に感じさせた。

古文書のページの上に添えられた指先は、今まさに重要な一文をなぞろうとしている。旧漢字の難解な文章に向き合いながらも、彼女の表情には焦りはない。理解するまで逃げない、そんな静かな意志が、微笑みを含んだ口元に滲んでいた。

窓の外では、季節の気配が淡く揺れている。だが彼女の世界は、今この机と本の中に凝縮されている。知を積み重ねるひとときの、穏やかで確かな充実――それが、女子大生としての日常であり、彼女自身の誇りでもあった。

「柳沢先生と美和、新潟のフィールドワークうまくいっているかしら」

彼女は

 

ふと、ページを追う指が止まる。

 

「……柳沢先生と美和、新潟のフィールドワーク、うまくいっているかしら」

 

 小さく呟いた声は、誰に届くこともなく、静かな研究室に溶けていく。

 豪雪地帯に残る伝承資料、古い村落の聞き取り調査――恩師である柳沢と後輩の美和が、今まさにその最前線にいるはずだった。厳しい現地調査であることは分かっている。それでも、柳沢の背中を思い浮かべると、不思議と心は落ち着いた。

 

 あの人なら大丈夫。

 因習と人に、誰よりも誠実な人だから。

 

 美奈子はそっと息を吐き、再び古文書に視線を戻す。

 自分にできることは、ここで読み、考え、積み上げること。それがゼミの一員として、そして柳沢の教え子としての責務だと、彼女は知っていた。

 

 静かな午後。

 ページをめくる音だけが、確かな時間の流れを刻んでいた。

 

 扉を叩く音は、ひどく控えめだった。

 

 美奈子が顔を上げると、研究室の静寂に、わずかな緊張が走る。訪問者の少ない時間帯だ。彼女はしおりを挟み、眼鏡の位置を直してから立ち上がった。

 

「はい、どうぞ」

 

 扉の向こうに立っていたのは、年の頃四十前後だろうか。背広姿の男で、流行から一歩引いた身なりが、かえって奇妙な存在感を放っている。深く一礼すると、低い声で名乗った。

 

「突然失礼します。私は……懐古大学の教授の芹沢です。柳沢先生の民俗学仲間です」

 

 その名を聞いた瞬間、美奈子の胸に小さな波紋が広がった。

 

「先生の?」

 

「ええ。ご不在と聞きましたが、一番弟子の姉川さんがこちらにいらっしゃると伺いまして」

 

 男はそう言って、鞄から一通の封書を取り出した。和紙に包まれ、封蝋のような朱が押されている。現代の大学研究室には、あまりに場違いな代物だった。

 

「これは……?」

 

「ご案内です。古くから限られた者だけに伝えられてきた、秘宴への」

 

 男は一瞬、周囲を見回し、声をさらに落とした。

 

「江戸時代の豪商たちが、密かに楽しんだ集い。――“兎狩り”と呼ばれていました」

 

 美奈子の指先が、わずかに震える。

 その言葉には、資料の行間で何度も目にしてきた、曖昧で不穏な響きがあった。

 

 

記録は残らず、噂だけが断片的に伝わる謎の宴。民俗学者の間でも、実在を巡って議論が分かれる存在だ。

 

「それが……今も?」

 

「ええ。形を変えながら、細く、しかし確かに続いています。次は明後日。場所は鬼怒川」

 

 男の視線が、美奈子を真っ直ぐに射抜く。

 

「柳沢先生、ご不在なご様子ならば、あなたが先生の代わりにぜひ参加していただきたい」

 

「……私が、ですか?」

 

「柳沢先生も以前から調査をしたいとおっしゃっていた因習なのですが、機会がなくて果たせなかったものなのですよ。今回の機会を促せば、次の機会はいつになるか分かりません。私とうちの大学の学長が参加資格を持っていたのですが、学長が急なインフルエンザで欠席となりましてね。貴重な席が空いたのですよ。」

 

 封書は、まだ男の手の中にある。だが、美奈子には、すでにそれが自分に向けて差し出されているように感じられた。

 

 鬼怒川。

 秘宴。

 兎狩り。

 

 理性は警鐘を鳴らしている。だが同時に、学究としての好奇心が、胸の奥で静かに目を覚ましていくのを、彼女は否定できなかった。

 

 ――もし柳沢先生がここにいたら、どう判断するだろう。

 

 美奈子は一度だけ、机の上の古文書に視線を戻し、そして再び男を見た。

 

「……少し、考えさせてください」

 

 男は満足そうに微笑み、封書を机の上に置いた。

 

「もちろんです。ただし――時間は多くありません」

 

 扉が閉じると、研究室には再び静寂が戻った。

 だがその静けさは、先ほどまでとは違っていた。机の上の封書が、確かな重みをもって、彼女の決断を待っている。

 

 美奈子は眼鏡越しにそれを見つめ、静かに息を整えた。

 知の先にあるものが、必ずしも安全とは限らないことを――彼女は、もう十分に理解していた。

 

鬼怒川の山あいに広がる、広大な敷地を持つ和風旅館。

回廊は迷路のように折れ、離れ、蔵、庭園、離れ座敷、使われなくなった能舞台までを内包している。かつては大名や政財界の要人だけが足を踏み入れたというその場所に、今夜、異様な顔ぶれが集まっていた。

 

客は三十人。

いずれも名のある富裕層の男たち――企業オーナー、投資家、学者、政治の裏側に通じる者。

そして、六人の「娘」たち。

 

姉川美奈子も、その一人だった。

 

彼女たちは簡潔にルールを告げられる。

 

――君たちは「うさぎ役」だ。

――日没まで、この旅館の敷地内を逃げ切れ。

――捕まらなければ、勝ち。

 

説明はそれだけだった。

逃げ場はある。隠れ場所も多い。だが、追う側は三十人。しかもこの宴の常連ばかりだという。

 

合図と同時に、六人は一斉に駆け出した。

畳を鳴らし、障子を滑り、庭へ、廊下へ、闇の濃くなる建物の奥へと散っていく。

 

こうして――

江戸の豪商たちが密かに嗜んだとされる秘宴「兎狩り」は、現代にその姿を現した。

 

 

芹沢教授

大学教授。専門は民俗宗教史。

柳沢とは学会時代からの宿命的なライバルで、研究評価・人脈・学生の引き抜きを巡り、長年確執を抱いている。

表向きは温厚で理知的だが、内には強烈な承認欲求と支配欲を秘めている。

 

この宴の“意味”を誰よりも理解しており、今回、美奈子が招かれたことにも深く関わっている。

 

樽金 権蔵(たるがね・ごんぞう)

五十代後半。

投機で一代財を成した成金。脂ぎった笑みと高価な和装が特徴。

「兎狩り」の常連で、捕まえることそのものを“娯楽”として語る男。

学問も伝統も理解していないが、金で場を支配できると思っている。

 

美奈子以外の「うさぎ役」六人の娘たち

 

① 久世(くぜ) 玲奈(れいな)

年齢:24歳

職業:フリーライター(オカルト・都市伝説系)

表向きは軽い性格だが、観察力が鋭く、危機察知能力が高い。

この宴の噂を追って自ら飛び込んできた節がある。

 

② 早乙女(さおとめ) 由衣(ゆい)

年齢:20歳

身分:私立大学2年生(心理学専攻)

人の感情を読むのが得意で、追う側の心理を逆手に取るタイプ。

参加理由は「謝礼の高さ」。だが、内心では強い不安を抱えている。

 

③ 水原(みずはら) 一花〔いちか)

年齢:17歳

職業:女子空手の有段者。

ある不祥事をきっかけに高校中退、主催者判断でこの宴に呼ばれた。

正義感の強い少女。

 

④ 桐生(きりゅう) 咲(さき)

年齢:18歳

身分:美大1年生

方向感覚に優れ、建物の構造を把握するのが早い。

恐怖を表に出さないが、内側では強く震えている。

 

⑤ 森下(もりした)千尋(ちひろ)

年齢:32歳

職業:主婦

最年長。人生経験が豊富で、冷静な判断力を持つ。主婦

冷めた関係にある夫から無理矢理、この宴に売り渡された。

 

夕闇が、ゆっくりと旅館を包み込んでいく。

灯りが落とされ、回廊の影が深く伸びる。

 

美奈子は、息を殺し、柱の陰から庭を見下ろした。

これは遊戯ではない。

知の延長でも、学問の現場でもない。

 

――これは、人が人を試す場だ。

 

そして彼女はまだ知らない。

この兎狩りが、柳沢と芹沢、二人の学者の因縁の延長線上にあることを。

 

 日が傾くにつれ、和風旅館は別の顔を見せ始めた。

 昼の静謐は剥がれ落ち、廊下は影を孕み、障子の向こうの気配が異様に近く感じられる。

 

 娘たちは散った。

 それぞれが、自分なりの「逃げ方」を信じて。

 

 最初に捕まったのは、久世玲奈だった。

 彼女は裏庭の物置に潜み、ウサギ狩りの様子を写真に撮り、男たちの会話を盗み聞きしていた。

だが、常連の一人が“香水の匂い”で気づいた。

「クク、うまそうなうさぎの匂いがするぞ❤️」

 扉が開いた瞬間、玲奈は笑って肩をすくめた。

「取材、失敗かな」

 そう言って連れ出される背中は、どこか潔かった。しかし、彼女は、その後で、宴の本当の意味を体で知ることになる。

「うさぎ取ったぞぉーーー!」男の声に周囲の男たちが集まってくる。

 

 

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⭐️久世玲奈の体験

私は正直なところこの宴を甘く見ていた。大概のアングライベントなどたかが知れている子供騙しなのだ。しかしこれは違っていた。

500万言う巨大な賞金額でそれに伴うリスクを想定すべきだったのだ。

普段は上流階級の仮面をかぶり常識人を装っている男たちが、ここでは野獣とかしていた。

最初に感じたのは違和感だった。あの裏庭の物置小屋でカメラを仕掛け、男たちの様子を盗み見ていた時のことだ。ふわりと漂ってきた甘い香り。香水とも花の蜜とも違う、頭の芯を溶かすような匂い。それに気づいた時には遅かった。

「ククッ……見つけたぞ、かくれんぼうさぎちゃん❤」

物置の扉が軋みながら開き、眩しい光が差し込んだ。そこに立っていたのは樽金権蔵と名乗る脂ぎった初老の男。その両脇には数人の屈強な若衆が控えている。

「まさか本当に記録を試みるとは。勇敢だねぇ」

私の手首は樽金に掴まれ、無造作に引きずり出された。抵抗しようと暴れたが、効かない。身体が熱い。心臓が跳ねるように鼓動しているのに、思考は妙に鈍くなっていく。あの甘い匂いのせいだ。

媚薬──それも即効性の強力なもの。なぜこんな古典的な手段を現代に? だが事実は変わらない。

「まずは罰として、君の"記事"をみんなに公開しようか」

権蔵がニヤつきながら手元のスマホを掲げる。そこにはさっきまで私が撮っていた映像データが表示されていた。「ああ……それはダメッ!」悲鳴交じりに腕を振り払おうとするけれど、相手は成人男性三人分の腕力。抗うことなんてできない。「いいやぁ……ダメじゃないのよ。みんな知りたがってるんだから。私たちがどんな愉しみ方してるか」そう言いながら権蔵は部屋の中央へと私を引きずり出し、四方八方に取り囲む男たちの中心へと突き飛ばした。「ほら! さあご覧あれ! 最近話題の“現代兎狩り”の真相だ!」

歓声と下卑た笑いが渦巻く。二十人近い男たちの視線が一斉に注がれる。私は這いつくばる形で床に崩れ落ちた。呼吸が荒くなる。頭がクラクラする。服の裾が乱れ、太腿まで捲れ上がっていた。

「おいおい……どうしたんだい?」権蔵がゆっくりと膝をつき、私の顎を指で持ち上げる。「顔真っ赤だねぇ……まるで本物のうさぎみたいに潤んだ瞳しちゃって❤」「違う……! こんな……ッ!」呂律が回らない。全身が火照り、汗ばんだ肌が空気に触れるだけでゾワリと粟立つ。媚薬の効果が急速に身体を侵食している。膝がガクガク震え、自力で起き上がることさえ困難だった。

「認めたくない気持ちもわかるよ。でもねぇ……」権蔵は笑みを崩さぬまま、ポケットから小さなスプレー缶を取り出す。

プシュッと霧吹きのように噴射した瞬間──「ァ……ッ!?」鼻腔を刺すような刺激臭と共に、さらなる熱が背筋を貫いた。「こっちの方が効くらしいからねぇ」言葉を終えると同時に、他の男たちも一斉に動き出す。「じゃあ俺は脚持つよ」「僕は腕係〜!」有無を言わさず両腕・両脚が別々の男によって拘束されてしまう。床に大の字に縫い付けられるようにして固定されてしまった。

「イヤっ!! 離せぇっ!!」必死に叫ぶも誰一人として聞く耳を持たないどころか、「うぉおーー! マジで濡れてきてるぅうう!」嬉々として股間に手を這わせる奴まで現れる始末だった。

「だめだって……もうすぐ終わりますから! ちゃんと書きますからっ!!」涙声になりながら訴えるけどまったく通じない。「ダメだね~これはただの罰ゲームなんかじゃないんだよ? 君自身が望んでここまで来たんじゃないか?」そう言われてしまえば何も反論できない。確かに自分から飛び込んだ部分もあるかもしれない。

でもまさかこんな……こんな恥辱まみれになるなんて予想できるわけがないじゃない!! 思考はまとまらずぐちゃぐちゃになっていく一方なのに下半身だけはどんどん敏感になっていくのがわかる。ショーツ越しにも湿り気を帯び始めている感触があった。「ああ……いいねぇ……すごく良い声出してきたなぁ? もう一本増やしましょうか♪」嫌ぁっ! 勝手に進めるなぁッ! 心の中で叫び続けるものの喉から漏れるのは嬌声ばかり。「ひゃぁあっ♡! ンンぅううッ!」ビクンッと大きく仰け反った拍子に結合部からは大量の愛液と共に潮まで噴き出してしまっていたようで辺り一面水浸しとなってしまっていたのである。

「すごい量ですね〜これ全部貴女が出したものなんですよ?」嘲笑混じりに告げられ羞恥心がマックスになる。「嘘……こんなの私じゃない……」呆然とするしかない私に向かって更なる追い打ちをかけるようにして次々と新しい液体が投入されていった。

「あ〜あまた出ちゃったじゃないかぁ。そんなによかったのか? だったらもっと気持ちよくしてあげるよぉ〜」そう言うなり腰使いを激しくさせ始めるので耐えきれずに大声を上げてしまった。(あぁ……もう何がなんだかわかんないよぉ……)

 

 

 主婦の森下千尋は、兎狩りの遊び場とされる豪華な旅館の裏庭に佇んでいた。この旅館は古くから秘密裏に利用され、限られた富裕層による怪奇な宴が催されていたという。今日、彼女もその宴に招待されたひとりだった。そのきっかけは、夫の勤める会社の社長から、夫が命令されたことによる。いつもながら、情けない夫であった、千尋は夫との関係も冷え切っていた。

千尋は決意したのだ。この宴を通して夫婦関係に何か変化が訪れるかもしれないと信じて。裏庭にはすでに複数の人影が見え隠れしていた。彼らもまた同じく「獲物」として選ばれたらしく、互いに牽制しながら距離を測っているようだ。千尋は静かに息を整え、心の中で自分自身に問いかけた。「この狂気に触れれば変わるのかしら……?それとも……」遠くからは人々の話し声とともに草木を踏みしめる音が聞こえてくる。それは次第に大きくなりつつあり、ついに三人組のおじさんたちが姿を現した。年齢的には六十代前後と思われる彼らは親しげに会話を交わしながら周囲を探っている様子だった。

しかし油断ならない雰囲気を持ち合わせており、視線には計算高い狡猾さを感じさせるものであった。

「おやまあ美人発見だな!」「若そうだけど既婚者っぽい匂いするなぁ」「へっへっへ……こりゃ楽しめそうだねぇ」下品な笑い声と共におじさんたちは徐々に距離を詰めてくる。千尋は咄嵯に身構えたものの逃げ道を探す暇もなく追い込まれていった。

するとそのうちの一人がポケットから小さな袋を取り出して見せ付けるように振った。中には怪しい粉末が入っており明らかに危険な代物だと察することができた。「これは特別なお薬さぁ。飲ませればどんな女もすぐに従順になる代物なんだよ?」恐ろしい言葉に恐怖を感じつつも反応しないよう努めるものの身体は小刻みに震え始めていた。

 

 

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⭐️森下千尋の体験

「さぁて、そろそろ準備運動といこうかね」彼らの声色には明らかな興奮が含まれていた。これから始まるであろう狂宴を考えるだけで胃の底から悪寒がこみ上げてくる。

私は逃げるべきなのか?しかし出口は塞がれており助けも期待できない状況だ残された選択肢などほとんど無いに等しかった。やがて三人は完全に私を取り囲むように配置され包囲網を完成させたところで動き出したのである。

「やめて下さい!お願いですから来ないでくださいッ!!」泣き叫びながら訴えるものの誰一人として耳を貸す者はいない。

かむしろより一層昂揚させてしまう結果となったようだ。

男の一人が座敷の奥に布団を敷いた。そして残りの2人の男は、私を押さえつけて楽しそうに服を脱がしていく。「ひひひ主婦いいね❤️」「こいつはうちの社員の奥さんなんですよ」大きな体で抱きついて、無理矢理唇を重ねてきた。男は、見覚えのある夫の勤める会社の社長だった。

私に舌を絡ませながら「可愛いねぇ❤️お前の旦那は使えなくてねぇ……会社にはいらないのだけどさ」男たちの醜悪な話声が聞こえてくるが、それを振り払うように、意識を手放してしまう。「いいね、とりあえず全員でやろうか?」「もちろんさぁ、そのつもりだぜぇ」男たちはお互いの顔を見合わせながらニヤリとした表情を浮かべた。彼らの目の奥には欲望のみが宿っていたのだと思う。その表情を見る限り一切の容赦など有り得ないと悟った時自分の運命について諦めにも似た感情が湧き上がって来るのを感じたものだ……。そして私は人形のようにおもちゃにされた。しつこく愛撫されて、割れ目を濡らした。

「さて人妻のおまんこの具合、確かめさせてもらうよ。」社長は私の上にのしかかる。

夫のものよりもはるかにたくましいイチモツが私のあそこに押し当てられている。「いやぁ!いやぁ!やめて!」嫌々言うのだけど無理やり入れられていく……。何度も何度もピストン運動を行う社長……。パンパンという肉同士がぶつかり合う音が鳴り響いていた。

「どうだ?俺のチンコは最高だろう?今までで一番気持ち良くなっているんじゃないか?」

「そんなわけ無いでしょ!バカにしないでよ!」私は反論するがその言葉とは裏腹に快楽を与え続けられており絶頂を迎えそうになっていた。それを見てか周りにいた他の男達も各々好き勝手に触りはじめてしまった……

「ほれ見てみい!奥さんのあそこもヒクついておりますよ!」下品極まりない言葉と共にクリトリスを摘まれてしまい強い刺激を受けてしまった私……。あまりのことに腰砕けになってしまった私は抵抗する気力を奪われていく一方だった……。

(こんな人たちに負けるわけにはいかないのに……もうダメかも……)ついには男達の玩具として弄ばれることを選んでしまう自分がいた。

「こいつ自分から腰を振ってるぞ」社長が叫ぶ!そしてついに絶頂を迎える時が来た!

夫以外のもので私は初めて女の喜びを知った。

「たしゅけて、、とぶ、ッ❤️とんじゃ、うう❤️犯されて、イくッ♡ イく、 イ ――――…………

おちんぽ!っふぅ❤️んおっ❤️んっんふぅぅ❤️おちんぽほしいっっ❤️んぅ、、もっと強くして、壊れるくらいに突いて!だめ……っ❤️」その瞬間を逃さず社長は私の中に射精した!

「くくくこいつ気にいったぞ❤️久世と別れてわしの妻になれ!大事にしてやる。可愛がってやるぞ!」

強いオスの声に私は叫んだ!その声は、なぜか喜びに満ちていた。長いトンネルを抜け出した気分だった。

「はいぃッ❤️ッ❤️ッ❤️っ……社長のお嫁さんになりますぅ♡♡おまんこ壊れてもいっだい❤️いいのぉっ❤️奥まで突いてっ❤️精子欲しいぃぃいッ❤️❤️❤️」

と叫んだのだった。

 

 

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 次は早乙女由衣。

心理学を武器に、追う側を翻弄していたが、芹沢教授の静かな一言に足を止めた。

「君の心理学はなかなかだな、だが君は“相手の視線”ばかり気にしている。――だが、音は嘘をつかない。

足を忍ばせて歩く床の音」

 軋んだ板の音が、由衣の居場所を告げてしまった。

 連れ去られる直前、彼女は小さく唇を噛みしめていた。

「君は名物うさぎ鍋にしてやろう!」

 

⭐️早乙女由衣の体験

温泉の湯気が立ち込める露天風呂は、普段なら心安らぐ空間のはずだった。今はただの監獄だ。

 

「いやっ!離してっ!」

私の叫びは石壁に虚しく反響するだけ。三人の男たち――筋肉質の大柄な中年と、細身の初老、それにスーツ姿の三十代――が交代で私の腕を押さえつけている。

芹沢教授の冷たい笑い声がその背後に響く。

「さあ、“うさぎ狩り”の醍醐味は“仕上げ”だ。特に彼女のように聡明な娘の絶望は……格別だろう?」

 

三人の男たちは完全に興奮しきっている。彼らにとって私は獲物であり玩具にすぎない。心理学的分析だとしたら「他者への共感能力の著しい欠如」「支配欲によるストレス解消」「群集効果を利用した倫理規範の低下」というところだろうか。

そんな思考が頭をよぎるたびに惨めな自己欺瞞だと気づく。心の防衛機制――解離だ。痛みから逃れるために意識を切り離し、自分を傍観者に仕立て上げようとしている。

 

(冷静に分析すればするほど……自分が哀れな被験者だと突きつけられる)

そう思い至った瞬間、涙腺が崩壊した。

 

「ククッ……泣いたな。若いね」

初老が私の顎を掴んで顔を覗き込む。指先が頬の涙を拭う仕草すら嘲りに満ちている。

 

「さあ芹沢先生、見せていただこうか。東京女子大学の才媛が“科学”的にどれほど崩れるのか」

 

彼らは巧妙だった。暴力よりも精神を削ぐ手法を選ぶ。

私の浴衣を少しずつ解きながら、わざと耳元で囁くのだ。

 

「心理テストは終わったな?」

「もうあなたの番だよ、うさぎちゃん❤️」

「かわいそうな子羊❤️」

 

皮肉なことに――この状況こそが私の専攻する社会心理学の「非対称的相互作用モデル」の最悪のケーススタディだった。パワーバランスが圧倒的に傾いた空間での個人の脆弱性。抵抗の無意味さが数字で示されているかのよう。

 

「……やめて……」

自分の声が震えている。

その弱さが逆に彼らの征服欲を煽るのが見える。行動パターンの条件付け――恐怖反応を引き起こすことで支配を確立する方法論だ。

 

湯船に押しつけられた。熱い湯が肌を焼く。悲鳴を上げようとした瞬間、太い腕が口を塞いだ。

(声帯が支配される感覚。自由意思の剥奪。人間性の分解)

 

三人目の男が前に出る。スーツのボタンを緩めながら嘲笑を浮かべた。

「心理系ならわかるだろう?これが“リアリティ・ショック”というやつだ」

 

一瞬の空白――次の瞬間、鮮烈な痛みが背骨を走った。反射的に腰が跳ねる。

「くっ……!」

必死に歯を食いしばるが、湯船の表面に反射する自分の歪んだ顔が目に飛び込む。生理的嫌悪と屈辱が化学反応を起こし、胃が収縮する感覚。

 

(私は今……一体何を守ろうとしている?尊厳?それともただの生存本能?)

 

第二波の衝撃。今度は角度を変えて捻じ込まれる。私は思わず咽ぶ。

「芹沢先生!ほら!見事な抵抗ですね!……でももうすぐ壊れますよ❤️」

 

教授の嘲笑が石壁に反響する。

「ふむ……脳内報酬系が抑制から解放される臨界点は……」

冗談じゃない。私は実験動物ではない

 

第三波。筋肉質の男が正面から覆いかぶさってきた。質量と熱が同時に襲う。湯気の中で自分の体が男たちの身体の間で弾けるゴムボールのように扱われている。

(自己概念の崩壊。私の人格が薄っぺらな皮膜のように引き裂かれている)

 

四波目以降は記憶が断片的だ。

彼らは交代で私を占有し、愉悦の声と笑いを繰り返す。時折聞こえる教授の「レポートに加えておくか」の独り言が最も残酷だった。

 

精液の生温かい匂いが湯気に混じるころには、私の抵抗は完全に停止していた。むしろ反応を止めたことで自分を守っている。無感覚の境界線。心理学用語で「回避性抑うつ」に近い状態か。

 

(彼らの目的は破壊ではない。依存を作ることだ……)

そう分析することで思考を継続させようとする。でも次の瞬間――

 

「おい見ろ!目が虚ろになってきたぞ!これがうさぎの目だ!」

笑い声と共に細身の初老が私の頭を湯船に沈めた。呼吸困難。苦しさが意識を呼び戻す。

 

「ぷはっ……はぁ……はぁ……!」

 

水面から顔を上げると、三人の顔が悪魔のように並んでいる。白濁した液体が太ももを伝う感触。彼らはまるで芸術作品でも眺めるかのように満足げに頷いている。

「先生……これで完璧ですな」

「ああ。見事な“うさぎ鍋”だ」

芹沢が低く呟いたその言葉が全てを象徴していた。私の価値は食材以下の何かに成り果てた。

 

月明かりが血の気の失せた肌に映える。

彼らの満足げな退場を見送りながら――

私は湯船の中で自らの尊厳が煮崩れる音を聞いた気がした。

「私を……おもちゃにするな……」

誰にも届かない呟きは、湯煙に吸い込まれた。

 

残るは三人。

 美奈子、桐生咲、そして水原一花

 美奈子は、薄暗い離れの廊下で、震える咲を見つけた。

 

「……姉川、さん」

 

 咲の声は、か細い。

 

「一緒に行こう」

 

 美奈子は迷わなかった。

 咲は美大一年。奨学金とアルバイトで何とか繋いできた生活が、この賞金を前提に組み立てられていることを、逃げながら打ち明けてきた。

 

「これがないと……大学、辞めるしかなくて……」

 

「だったら、尚更よ」

 

 美奈子は低く、しかしはっきり言った。

 

「生き残る。二人で」

しかし、逃げていく2人の姿を目指とく見つけたものがいる樽金権蔵だ!

「待てよ可愛い子ちゃん達、俺たちが可愛がってやるぜ!」

3人の男が美奈子と咲に迫る!まさに絶体絶命と言うところに一花が割って入った。

「おじさんたち、何がうさぎ狩りだよ!私はこんなこと許さないよ」

一花は空手で男たちを威嚇する。彼女が高校で起こした不祥事。それはレイプをした不良グループを粛正したことだ。

 

水原一花は拳を握り締めた。

「許さない……こんなこと」

 

樽金権蔵は脂っこい笑みを浮かべながら、廊下の隅に追い詰められた3人を見下ろしていた。

 

「かわいいうさぎちゃんたちが、ずいぶんと威勢がいいじゃないか」

 

「うるさい!」

 

一花は真正面から権蔵に殴りかかった。彼女の拳は確かに速い。だが――

 

「グハッ!?」

 

鈍い打撃音と共に、横合いから別の男の拳が彼女の脇腹に入った。

 

権蔵は嘲笑う。

「遅いなぁ……わしが一人で来たと思ったかい?」

 

いつの間にか十人を超える男たちが回廊の陰から現れていた。黒いスーツや作務衣姿の彼らは皆、獲物を見つけた獰猛な野犬の目をしている。

 

「やめろっ!」

 

一花は怒号と共に足を振り回した。鋭い蹴りが一人の男の顎を捉え、骨が砕けるような音が響く。だが――

 

「ぐっ……!?」

 

背後から別の男の太い腕が彼女の腰に巻きついた。振り解こうとした刹那、右脇腹に拳が叩き込まれる。

 

「痛っ……!」

 

「おいおい……まだまだだぜ?」

 

樽金が歩み寄ってくる。その手には注射器があった。

「これは特別な“滋養強壮剤”だ。お嬢ちゃんにはちょっと刺激が強すぎるかもしれんがなぁ……」

 

「近づくなっ!」

 

一花の抵抗は壮絶だった。薬品を拒否して暴れ回り、何人かを打ち据えた。

しかし多勢に無勢。やがて彼女の動きは鈍り始める。

 

「はぁ……はぁ……くそっ……!」

 

膝が折れ、廊下に跪く。視界が霞む。思考が麻痺していく感覚。

(まずい……こいつら……何か盛った……)

 

「さあ、“教育”の時間だ」

 

樽金の声が遠くから聞こえる。

次に彼女が意識を取り戻したとき、旅館の離れ座敷の畳の上で拘束されていた。両手は天井から吊るされた麻縄で縛られ、下半身は膝から下しか動かせない。周囲には十人以上の男たちが輪を作って立っていた。

 

 

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「さあ、お楽しみの始まりだ」

 

樽金の冷たい声が響く。

そして一花の抵抗は完全に封じられた。体力が奪われているだけでなく、彼女の内側に潜む恐怖が枷となっていく。

「おいおい……まだ若いのに……ずいぶんと嫌がるねえ?」

樽金の声がさらに低くなった。彼はポケットから小型の電磁装置を取り出した。

 

 

薄汚れた金属の塊で、コードの先端には針がついている。

「これは特別製さあ……神経伝達をちょいと刺激してやるのさ」と言いながらそれを一花の乳首へと近づける。

「いやっ! そんなもの使うなんて卑怯だわ!」一花は必死に身体を揺らして逃れようとする。しかし両手は縄でしっかりと括られており全く動かすことはできない。さらに膝のあたりにも紐を通されていて自由にはならない状態なのだ。そんななかでも彼女は何とか隙を見つけようと集中した。しかしそんな思いとは裏腹に状況は刻一刻と悪くなっていくばかりである。そしてついに――バン! バチバチッという乾いた破裂音が室内に響いた瞬間のことであった。強烈な痛みと快感の入り混じった電撃が全身を駆け巡る感覚によって一花は思わず悲鳴を上げてしまう。

「キャアアァッ!! やめてくださいっ!!!」

あまりにも強烈な衝撃に耐えられず悲鳴を上げてしまう彼女であるがそれでも樽金たちは手加減することなく拷問のような行為を続けていくのであった。

「ギャハハハァーッ! いい声で鳴くんじゃないかぁ? あたしはこういう反応を見るのが好きなんだよねぇ」などと言いながら彼らはさらに激しく責め立てる。「ほれほれぇ? どんどんいっちゃうぞぉ?」

「お願い。もう許して。」「許してほしかったらちんぽをしゃぶるんだな。気強い女をくっぷくさせるのは最高だぜ。」

そう言って一花の目の前に突き出されたのは権蔵の巨大なペニスだった。

「これをくわえるんだな! 早くしないと仲間がひどい目にあうぞ❤️」

一花は泣きながらペニスにしゃぶりつく。

「うぐ……おげぇ……」一花は嗚咽を漏らしながらも権蔵のものを一生懸命舐めている。

「ぐへへへっ……可愛い女だぜぇ」権蔵は嬉しそうに言ったあと他の者たちに向かって叫んだ。「さあ! こいつの穴を使おうじゃねえかよ!」「やったぜ!!」男たちは一斉に歓声を上げて襲いかかってきたのだ。

一花はその場で衣服を剥ぎ取られ、裸にされてしまった。「きゃああっ! やめてくださひぃっ!」一花は泣き叫びながらも男たちの手によって犯されていった。

樽金が手を挙げると男たちは一斉に離れた。

「さて、それじゃあ始めるとするか」そう言って樽金は一花を羽交い絞めにして足を開けさせたまま固定する。そして自身のペニスをゆっくりと挿入していく。

「んぐっ!! んーっ!!」一花は苦悶の表情を浮かべるが抵抗できないようだ。

「よしよしその調子だ。しっかり締め付けてろよお嬢ちゃん♪」そう言って樽金は腰を動かし始めた。

「んぎぃっ!? ふぁっ!? ああんっ!」一花は身体を痙攣させながら喘いでいる。

「どうだい? 俺の巨根は堪らないだろう?」そう言って樽金はさらに激しく突き上げる。

「あぐぅっ! うぐっ! おぐっ!」一花は涙を流しながらも必死に耐えようとしているようだ。しかし樽金の激しいピストン運動により徐々に抵抗力がなくなってきているように見える。

(ダメだわ……このままじゃおかしくなる……!) そう思った瞬間だった―― 「さあ出すぜ!」樽金が一花の膣内に汚液をぶちまけた!ドビュッドビュッドビュッ!

「ひぎぃっ!? ダメェエッ!!」一花は絶叫するが男達の陵辱は止まらない。

「うおぉっすげえ締まり具合だぜ」「こいつ最高じゃん! やっぱり気の強い女は違いますねぇ」男たちは興奮しながら腰を振っている。

「んあっ! んあっ! んあっ!」一花は涙と涎で顔中を濡らしながら悶え苦しんでいる。

「はぁはぁ……」やっと動きが止まった頃にはすでに一花は気絶寸前だった。

しかし男たちの陵辱は終わらない「もっと楽しませてもらおうか?」樽金は再び激しくピストン運動を開始する。そのたびに一花の身体が大きく揺れる。

「んぎぃっ!? あぐっ! おぐっ!」一花は身体を弓なりに反らせながら痙攣している。

「はぁはぁ……気持ちいいなぁ……」「んんっ! んんーっ!!」一花は必死に抵抗しようとするが男たちのペニスが奥深くまで入り込み子宮口を刺激し続ける

そしてとうとう限界が訪れた。「出すぞおぉっ!!」樽金が最後の一突きを放った瞬間だった――ドクンドクン! 熱い精液が注ぎ込まれる感覚と共に一花の意識は途切れたのだった。

 

「あと1時間、逃げ切れば、私たちの勝ちよ!」美奈子が咲を励ます。

そして、彼女は咲を布団部屋の奥へと隠した。そしてタンスの位置などを巧みに変えてカムフラージュする。

しかし、そんな彼女の行為の1部始終を見ていた男がいた。

「さすがは柳沢先生の1番弟子ですね。」芹沢がニヤリと笑う。

「芹沢先生、咲ちゃんを見逃してください。この子の将来がかかってるんです。」美奈子がすがるように言った。

「ふふふいいでしょう❤️ただし条件があります。残りの時間この部屋で私とセックスをしなさい。私はね柳沢が憎らしいんですよ。研究で有名になり綺麗な生徒を侍らせて!だから、私はあいつの1番大事にしているものを汚してやりたいんですよ」美奈子に蛇のような芹沢の視線が絡みつく。

 

 

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⭐️姉川美奈子視点

芹沢の卑劣な要求に対して、私は受け入れるしかなかった。

彼が叫べば、他の男たちが押し寄せてきて咲の夢は叶わない。

「柳沢先生、許してください。」悔しさと悲しさで涙がにじむ。

「ほら、裸になって見せてよ、美奈子ちゃん❤️柳沢には見せてるんだろう」芹沢のいやらしい視線が絡みつく

「……わかりました」

私の声は震えていた。浴衣の帯に手を伸ばし、ゆっくりと解く。薄い布が肌を滑り落ちていく感覚が、羞恥心を研ぎ澄ませる。

芹沢は壁際に背を預け、まるで博物館の貴重品を見るように目を細めている。

 

「ほう……やはり美しい」

「……ごめんなさい、先生」

胸が張り裂けそうだった。柳沢先生の顔が脳裏をよぎる。彼のために勉学に励み、彼の教えに感謝してきた日々。それが今、最低の形で裏切られる。

芹沢がゆっくりと歩み寄る。指が肩にかかる。冷たい。蛇が這うような感触。

 

「ふふ……緊張しているね?」

「やめて……っ」

抵抗を試みるが、次の瞬間、壁に押し付けられた。

「咲ちゃんのためだろう?」

耳元で囁く声。毒が染みていく。

芹沢の唇が首筋を這う。蛞蝓(なめくじ)が通るような粘り気を伴って。

「ん……ぅ…」

声を押し殺そうとしても漏れる吐息。それを聞いて芹沢の唇が歪んだ笑みを形作る。

「我慢強いね……でもそれだけに崩れる姿が楽しみだ」

乳房に到達した指先が、まるで彫刻品を鑑賞するように柔らかく揉み込む。

「んん……っ!」

「柳沢はどうやって触れた?教えてくれるかな?」

「……言いたくない」

「では直接確かめよう」

左手が突然乳首を摘まんだ。

「ああっ!」

甲高い悲鳴。

予想外の激痛に全身が跳ねる。

「おや?意外と敏感だねぇ」

芹沢の指は執拗に乳首を弄ぶ。

捻るように引っ張り、押し潰すように捻じる。時に優しく撫でる指先が次の瞬間には爪を立てて抓る。

「ひっ……痛いっ……やめて!」

「痛いだけかな?です。」

芹沢が嘲笑うように指先を唾液で濡らし、再度摘み上げる。

「やぁあんっ!」

電流が走るような刺激に腰が砕ける。

「ほら……硬くなってきたよ?嘘はいけないね」

彼の唇が左の乳首に吸い付く。舌先が先端を舐め回し、軽く歯で挟む。

「んんんっ!!」

柳沢先生との穏やかな時間とは全く違う。荒々しくて一方的な支配欲に満ちた愛撫。嫌悪感で吐き気がするのに、なぜか下半身が熱を持っていく。

芹沢は乳房全体を両手で包み込み、捏ねるように揉みながら乳首への攻撃を続けた。右は指で虐められ、左は舌で嬲られる。

「ああっ!んぁああっ!」

涙が溢れ出す。

屈辱と快感が交互に押し寄せ、脳が混乱する。

「まだ序盤だよ?本番はこれからだ」

芹沢の右手が下腹部へと滑っていく。指が割れ目をなぞる。

「濡れてる……こんなに?」

「いやぁっ!」

抵抗の叫びは無視され、指先が膣口を探る。

「いやらしいね……こんな男に触られて悦ぶなんて。柳沢に開発されてるんだろうね。」

「違うっ!これは……ただの生理反応です!」

芹沢が突然中指を第一関節まで押し込んだ。

「ああっ!」

「嘘つきは良くないなぁ」

指が小刻みに出入りする。浅い部分を重点的に擦られる。

「くぅ……っ!あぁっ!」

腰が勝手に動いてしまう。悔しさで全身が震える。

「ほら、素直になれよ」

芹沢が中指を奥まで差し込み、Gスポットを正確に突く。

「ああああっ!ダメぇっ!」

突然の激しい快感に絶叫する。柳沢先生以外の男に……しかも憎い相手に……こんなにも簡単に反応してしまう自分の身体が許せなかった。

芹沢は満足げに微笑む。

「素晴らしい感度だね……指を二本に増やすぞ」

「やめてぇ!もう十分でしょ!」

必死の訴えも空しく、二本の指が乱暴に侵入する。

「いっ!痛いっ!」

拡げられる圧迫感。芹沢は指を曲げて膣壁を掻き毟る。

「ああぁんっ!」

痛みと快感が入り混じり、意識が混濁する。

「ここはどうかな?」

今度はクリトリスを親指で押し潰すように刺激する。

「ひぃあっ!」

短い悲鳴と共に膝が崩れる。芹沢の腕が腰を支える。

「おっと……まだ早いよ」

彼は私を抱え上げると、布団に寝かせた。しかしすぐに覆いかぶさってくる。

「さて……メインディッシュだ」

芹沢のズボンが下ろされる。そこには異様に長い……しかし不自然に萎えたペニスが垂れ下がっていた。

「え……?」

予想外の光景に困惑する私。

「驚いたかい?見た目通りのインポテンツさ」

芹沢が嘲笑うように告げる。

「だが心配は要らないよ。君のような若い女性がいれば……ほら」

突然ペニスが膨張し始める。元々の萎え具合からは想像もつかない長さと太さに成長したそれは、異様なまでの逞しさを見せていた。

「やめて……こんなの……」

恐怖と嫌悪感で後ずさろうとするが、両手首を掴まれて動けない。

「柳沢の倍はあるだろう?きっと満足させてあげるよ」

亀頭が膣口に押し付けられる。

「嫌ぁあっ!」

絶叫の中、圧倒的な質量が内部を押し広げていく。

「あがっ!痛いっ!裂けるっ!」

膣が悲鳴を上げる。柳沢先生と比較にならない圧迫感。まるで内臓が押し上げられるような感覚。

「くっ……狭いねぇ……でもそれが良い!」

芹沢は腰をさらに押し込む。ブチブチという筋肉が断裂する音が聞こえるようだった。

「ひぎっ!やめてぇええっ!」

涙と涎で顔をぐしゃぐしゃにしながら懇願する。しかし芹沢の腰は止まらない。ついに根本まで完全に埋没した。

「おお……素晴らしい締め付けだ!柳沢のモノでは味わえない感覚だろう?」

「いや……先生の名前を……出さないで……」

掠れた声で抗議するのが精一杯だった。

「さて……動かすぞ」

最初は緩やかだった抽送が、次第に激しさを増していく。長大なペニスが膣内を掻き混ぜる。

「んぁあっ!やめてっ!抜いてぇっ!」

絶叫が喉を枯らす。

「どうだ?柳沢とのセックスより気持ち良いだろう?」

「違うっ!先生の方が……ずっと……!」

その答えに芹沢の表情が歪む。

「ふん……ならば証明してみせるか?」

突如として動きが変わった。奥の一点を集中して突き上げる。

「ああっ!そこっ!ダメぇっ!」

子宮口が抉られる感覚に腰が跳ねる。

「ここが良いのか?柳沢にも教えられていない場所だろう?」

「いやぁっ!知りたく……ないっ!」

否定しながらも身体は正直に反応する。膣壁が痙攣し、蜜が溢れ出す。

「ほら……感じているじゃないか」

芹沢の腰使いがさらに激しくなる。パンパンという肉がぶつかる音と、私の嗚咽だけが部屋に響く。

「あんっ!あぁっ!んぅうっ!」

次第に私の声が嬌声へと変わっていく。

「やめてぇっ!こんなの……違うのにぃっ!」

心と身体がバラバラになりそうで狂いそうだった。

「ふふ……認めろよ。この快感が真実だって」

「いやぁあっ!」

絶叫と共に絶頂が近づく。柳沢先生以外の男のモノで……こんな酷い扱いで……。

「もうイキそうだろう?遠慮せずイケよ」

「ダメぇっ!先生……助けてぇっ!」

懇願しながらも身体は昇りつめる。

「ほら!イケ!イケェッ!」

最後の一突きで子宮口が押し潰された。

「ああぁっ!イクゥゥゥッ!!」

凄まじい絶頂が全身を貫く。芹沢のペニスを強く締め付けながら、私は意識が遠のく感覚に溺れた。

 

しかし芹沢の動きは止まらない。

「ほら……まだ終わってないぞ」

絶頂後の弛緩した膣をさらに蹂躙する。

「あぁ……やめて……もうイッたの……」

「一度イッたくらいで何を言うか。本当のSEXはこれからだ」

彼の指が突然乳首を摘まみ上げた。

「ひっ!?痛いっ!」

鋭い痛みと同時に新たな快感が生まれる。

「ああ……また感じるのか?本当に淫乱だな」

「ちがうっ!こんなの……違う……!」

否定しても身体は正直だった。萎えかけていた膣が再び潤いを帯びていく。

「よし……本気を見せてやる」

芹沢の腰使いがさらに激しさを増す。

「あぁあんっ!壊れるっ!もう許してぇっ!」

「壊れろよ!柳沢の記憶も一緒に!」

「いやぁあっ!」

二度目の絶頂が近づく。今度は前回よりも深い。

「ダメぇっ!こんな奴に……イカされるなんてぇっ!」

「イケ!柳沢を裏切れ!」

「いやぁああっ!イクゥゥッ!!」

全身が弓なりに反り返る。意識が白く染まっていく。

「ふふ……これで終わりだ」

芹沢が突然動きを止めた。そして低い声で囁く。

「俺の子種を受け取れ」

「え……?中は……ダメェッ!」

懇願も虚しく芹沢のペニスが脈動する。

ドクンッ!ドクンッ!

熱い液体が体内に広がる感覚。

「あぁあ……出てる……中に……」

絶望的な現実を理解する間もなく三度目の絶頂が訪れる。

「いやぁああっ!もうダメぇええっ!」

芹沢がペニスを引き抜くと白濁した精液が流れ出す。

「これでお前は俺のモノだ」

その言葉に涙が溢れ出した。

「ごめんなさい……先生……私…」

芹沢が私を抱きしめる。

「泣かなくてもいい。もう柳沢のことは忘れろ」

「許さない……絶対に……」

かろうじて抵抗の意志を示す。

「ふん……その反抗的な態度がいつまで続くか見ものだな。ゲームの残り時間まで……存分に味わってやるよ」

芹沢は近くに転がっていた帯で、私の体を縛り、足を閉じられない無様な姿勢を取らせた。そして、大きな声を出して、男たちを呼び寄せる。

「美奈子ちゃん、君が自分から進んで男たちの相手をするのであれば、咲ちゃんが隠れている事は黙っていてあげるよ。その回、自分から進んでフェラチオして、自分から進んでちんぽをおねだりするんだ。これからやってくるおじさんたちにね。」彼の卑劣な要求に対し、私は屈するより他道がなかった。1

「あの子の人生を台無しにしてもいいの?」

「あなたって最低……」

私の呟きは虚しく消えた。

芹沢が障子を開けた瞬間、私は身震いした。回廊には既に数人の男たちの影が見えた。どの顔も狡猾な笑みを浮かべている。

「さあ、お客様だ」

芹沢が冷たく囁く。

私の体は帯で縛られ、脚を閉じる余裕もない。無様な姿勢のまま畳に横たわる私を、男たちの視線が舐めるように撫でていく。

「なるほど……これは上玉だ」

「芹沢先生からの紹介とは珍しい」

下卑た会話を聞きながら、私はただ一つの事を考えていた。咲の夢を守るために。

「皆さん……お願いします……」

精一杯の媚びた声を絞り出す。

「私に……ご奉仕させてください」

言葉にした瞬間、屈辱で涙が滲む。だがここで退けばすべてが水泡に帰す。

最初に入ってきたのは汗臭い中年の男性だった。浴衣を脱ぎ捨てながら下品な笑い声を立てる。

「ほう……自分で誘惑するとはね」

私は必死に微笑みを作り、四つん這いで彼の前に進む。膝が畳に擦れて痛い。

「おじさま……素敵なおちんぽね……」

卑猥な言葉を発しながら舌を伸ばす。汗と垢の混ざった独特の臭いに吐き気がする。

「おいおい、ずいぶん積極的だな」

男が満足そうに笑う。

「だって……欲しいもの……」

私は口を開いて亀頭を含んだ。唾液で湿らせるたびに男が歓声を上げる。

「うおっ!これが柳沢ゼミの女子か!」

不意に頭を掴まれ、強引に前後に動かされる。

「んぐっ!?」

息ができずに涙が溢れる。

それでも止められない。これで一人目だ。あと何人が来る?

やがて男の呻き声とともに口内で熱い液体が爆ぜた。喉に絡みつく味に眩暈がする。

「まだ終わらねぇぞ」

次の男が入れ替わり立ち替わり現れる。太った男の汚れた指が私の乳房を捻じり上げた。

「痛っ!?」

「これぐらいで音を上げるなよ」

乳首を抓まれながら四つん這いの体位で尻を叩かれる。痛みと屈辱で全身が震える。

「次は自分で跨れ」

言われるままに仰向けになった男の股間に腰を落とす。

「うっ……痛い……」

しかし制止の声を出すわけにはいかない。歯を食いしばりながらゆっくりと腰を上下させる。

「ははっ!良い眺めだ」

男の手が乱暴に私の尻を掴む。その刺激で膣が収縮し、偶然にも敏感な箇所を擦ってしまった。

「んぁっ!?」

小さな喘ぎ声が漏れる。

「なんだよ……感じてるのか?」

嘲笑とともに動きが激しくなる。

「ちがっ……これは……違うの……!」

否定しながらも身体は勝手に反応していく。柳沢先生以外の男に触れられて……感じてしまうなんて。絶望的な感情が胸を締め付ける。

3人目の男は特に凶暴だった。私の髪を鷲掴みにし、顔を股間に押し付ける。

「ちゃんと舐めろよ!とんでもない淫乱だぜ。俺の娘みたいな年頃の女がよ」

その言葉に憤りを感じたが何も言えない。ただ従順に舌を這わせる。

「ほら、ケツを上げろ」

指示に従い四つん這いになると、背後から熱いものが押し当てられた。

「んっ……たしゅけて、、とぶ、ッ❤️とんじゃ、うう❤️犯されて、イくッ♡ イく、 イ ―!」

侵入される感覚に呻く。この日、何度も繰り返された行為なのに慣れない。むしろ柳沢先生を裏切る罪悪感が募るばかりだ。

「おう……中が締まってきたな。女は子宮が屈服したら、もうどうしようもねぇからなオナホになるしか道は無いぜ。」

男が満足げに唸る。

「イクときには言えよ」

荒々しい動きの中で私は意識を失いかけた。遠くで柳沢先生の優しい声が聞こえる。

「先生……ごめんなさい……」

謝罪の言葉が唇から零れる。次の瞬間、体内で熱いものが放出された。同時に私も極限の高みへと押し上げられる。

「ああっ…もっと強くして、壊れるくらいに突いて!だめ……っ❤️ふーーっ❤️ふーー

くっあ  あ゛っ堕ちちゃう…!」

痙攣する肢体を男たちの視線が捉えている。終わったはずなのに新たな手が伸びてくる。この地獄はまだ続くのだ。

咲の夢を守るために、私は怪物になる。私のプライドも名誉も汚してみせる。それが唯一残された選択肢だった。

夕暮れ前の静寂が部屋を包む中、私の体は汗と男たちの痕跡で塗れ尽くしていた。床には空になった酒瓶が散乱し、畳には誰かの精液が点々と染みている。もう何人の男が私を使ったのか数える気力もない。

「完全に堕ちたな」

芹沢が私の頭を撫でる。その手つきは意外なほど優しかった。

「さあ、最後のご褒美だ」

彼は私の両足を大きく開かせると、ペニスを押し当てた。しかし今度は違った。今までのような力任せの挿入ではなく、じっくりと時間をかけて奥へ進んでいく。まるで膣内の襞一本一本を確認するように。

「あっ……なん……で……」

突然の違和感に戸惑う私。痛みはない。むしろ……

「感じるだろう?柳沢の粗末なものとは違う」

その言葉に反発したいのに、体が勝手に反応する。

まるで私の意志と切り離されたように膣壁が蠢き始めた。

「ちが……うっ…とま゛って゛ねぇ゛だめ、いぐッ❤️いぐ、 い  ……くぅ………………っっ♡…」

必死に否定しようとするが、声には甘さが混じる。芹沢は私の反応を確かめるように動きを止めた。

「嘘は良くないな」

彼の指がクリトリスを軽く弾く。それだけで腰が浮き上がるほどの快感が走った。

「んああっ!」

今まで感じたことのない感覚に混乱する。これは間違いなく快楽だ。私が求めていたものとは真逆の。

「ほら……締め付けが強くなった」

芹沢が小さく笑う。彼のペニスがさらに膨らみ、私の中に完全に馴染んでいく。

「あぁ……ダメ……こんなの……」

理性は拒絶しているのに肉体は喜んでいた。まるで別人の体のように貪欲に快感を貪り始める。膣から湧き上がる疼きが脳天まで突き抜けた。

「くぅ……ああっ!出したり、いれたりするの、やめっ!はあっなにす……っ、やめっ!それーだめ゛ッッ!! それーだめだったらーんんっ、恥ずかしい、んんあっ❤️」

思わず腰を振ってしまう。そんな自分に気づいて愕然とする。

「可愛いぞ美奈子……どんどん良くなっていく」

芹沢の声が遠くから聞こえる。私の意識は完全に快楽の渦に飲み込まれつつあった。柳沢先生への罪悪感が溶けていくような錯覚すら覚え始める。

「ああっ!気持ちい……!もっと……中に出して!」

無意識に叫んでいた。芹沢は満足げに微笑むと動きを早める。

突き上げられるたびに火花が散るような絶頂感が連続して襲ってきた。

「んおぉぉっ!イクゥウッ!!」

全身を震わせながら達する私の膣に熱い液体が注がれる。その感触さえ快感として受け止めてしまう自分が信じられない。

「あは……あ…すごい……」

涙が流れ落ちる。しかし悲しみの涙ではない。圧倒的な快楽による恍惚の証だった。

その時、5字を告げる柱時計の音が鳴った。ぼーーんぼーーーん

「ふう、これでタイムオーバーか、でも柳沢には悪いけど……堕ちたみたいだね」

芹沢が私を抱き寄せる。私完全な敗北を悟った。

イキ果てた顔、精液を垂れ流している割れ目、彼はその全てを写メに撮った。そして私の携帯電話を取り上げると、柳沢先生のLINEに向けてそれを送ろうとする。

「やめて下さい、ひどい、、私もう生きていけない。」私の瞳から涙が溢れる。

私が絶望した。その時、布団部屋から小さな体が弾丸のように飛び出してきて芹沢の手から携帯電話を取り上げた。

布団部屋に隠れていた咲だった!

「5時は超えました逃げ切った私の勝ちです。もう皆さんに、私たちにひどいことをする権利はありません。」

ウサギ狩りができるのは5時までだ。契約はそのようになっている。

ここから先に娘たちに手を出せば、大きな罪に問われることになるのだ。

さすがの芹沢も、私に対してこれ以上のことをすることはできなかった。

しかし、彼への報復は別の形で行われる。

「美奈子君、君の尊厳を踏みにじった芹沢がどんな目に合うか、、楽しみにしていてくれたまえ」ある日、柳沢先生は人気のない廊下で私に言った。

翌週、芹沢は警察に逮捕される。

新聞各紙の一面には芹沢教授の常習的なセクハラ・パワハラ"との見出しが躍り、学会からも追放が決まった。そこにいろんな柳沢先生の見えざる手が働いたのかは、私は徹底するよしもなかった。

美術大学のキャンパスは春の陽気に包まれていた。桜並木を抜ける風が絵具の匂いを運んでくる。工房棟の窓辺には絵筆を持つ学生たちの真剣な横顔が見える。かつてのうさぎ狩の悪夢は遠い記憶となりつつあった。

咲は中庭のベンチに腰掛け、咲は油彩画科のアトリエに目を凝らしていた。

あの夏の夜、震えながら美奈子と過ごした時間が遠い昔の夢のように思えた。

今彼女は後ろを振り向く事は無い、希望だけを胸に前に向かって歩いて行くのだから。

 

エピローグ

 

後年、その出来事を柳沢は、静かな講義室で語った。

 

「“うさぎ狩り”という因習はね、単なる残酷な遊戯ではありません」

 

 白板の前に立つ柳沢は、いつもの穏やかな口調だった。

 だが、その声には、かつて鬼怒川で見た闇を、確かに知っている者だけが持つ重みがあった。

 

「江戸期の記録を追うと、あれは“富の側”が“民の側”を試す儀礼でした。

 逃げる者は弱者であり、同時に共同体の未来そのものだった」

 

 学生たちは息を潜める。

 

「本来、うさぎは捕らえられる存在ではない。

 ――逃げ切ったうさぎを前に、狩る側は自分たちの傲慢を恥じ、富を還元する。

 それが本義だった」

 

 柳沢は、そこで一度、言葉を切った。

 

「けれど時代が下るにつれ、“恥”が失われた。

 残ったのは、力を持つ者が、持たぬ者を追う快楽だけです」

 

 教室の窓から、柔らかな光が差し込む。

 その光の中で、柳沢は、遠くを見るように目を細めた。

 

「それでも……」

 

 小さく息を吸う。

 

「人は、完全には堕ちきれない。

 逃げる者の中に、“誰かを守るために走る者”が現れたとき、因習は別の意味を取り戻す」

 

 姉川美奈子と、桐生咲。

 二人の名を、柳沢は口にしなかった。だが、その存在は、確かにそこにあった。

 

「知恵とは、勝つためのものではない。

 生き延び、次の世代へ手渡すためのものです」

 

 講義の終わりを告げる鐘が鳴る。

 

「だから私は、民俗学を信じている。

 人がどれほど過ちを重ねても――物語の中には、必ず“正しい逃げ道”が残されるから」

 

 教室を出る学生たちの背中を見送りながら、柳沢は心の中で、そっと呟いた。

 

 ――あの夜、逃げ切ったうさぎたちは、確かに未来を選んだのだ、と。

 

 物語は、そこで静かに終わる。

 だが、知と意志が誰かを救ったという事実だけは、確かな余韻として、長く残り続けていた。

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