※この作品はR-18です。

日本の村に眠る淫習を訪ねて、柳沢研究室レポート 今に残る日本の村のエロ風習 ⭐︎各話読み切り 新作はイラスト付き   作:みなぽん

233 / 251
世界の淫習を訪ねて 黄金の狩猟船(The Gilded Hunt)の伝説 富裕層の胸糞娯楽

黄金の狩猟船(The Gilded Hunt)の伝説

 

1870年、イギリスのバズラーデン卿がアフリカ大陸やインドで始めた狩猟サークル

黄金の狩猟船(The Gilded Hunt)は紳士淑女の憧れのツアーとされた。そして彼らは後にアフリカの猛獣に飽きたらず、未開の地で人間狩りを楽しんだと言われる。

少なくとも、1965年には、南アメリカの部族が彼らによってマンハントされたと言う事件があった。しかし2025年それはとっくの昔に消えた誰もが思っていた。

 

南洋の海は、あまりに静かだった。

白い砂浜に、巨大なクルーザーが停泊している。

船体は金色に塗られ、船尾には誇らしげに刻まれている。

GILDED HUNT

それは、世界の富裕層だけが参加を許される“究極の体験型ツアー”だった。

希少動物。立ち入り禁止区域での狩り

すべてが「特別な狩猟対象」としてパッケージ化される。

主催企業は表向き、保全基金の大口スポンサー。

裏では軍閥、民兵、傭兵会社と提携している。

伊崎竜司(39)元傭兵現在はツアーの安全管理責任者。

彼は戦場を知っている。

だからこそ、「これは戦争ではない」と思い込もうとしていた。

狩りは合法ギリギリ。対象は“野生生物”だ。金持ちたちの度し難い趣味だが金になる。

少なくとも、今までは。

 

ある夜。コーディネーターの男が現れる。

黒いスーツ。完璧な微笑。

ラザロ・ヴァンス。

「伊崎さん。あなたには、次のステージを担当していただきたい。」

差し出された資料。

そこには地図。

東南アジア某所。

国境付近の“特別管理区域”。

説明は曖昧だった。

「無法地帯です。国家の保護も、国際監視も届かない。そこには国籍も戸籍もない人間が住んでいます。文明とは無縁のまぁ生物学的に人間だと言うだけですがね。」

ページをめくる。

“体験型紛争シミュレーション”

伊崎の背筋に、冷たいものが走る。

「……対象は?」

ヴァンスは少しだけ沈黙し、言う。

「国家に存在を認められていない人々です。現地の軍馬の仕事を我々が肩代わりするだけですよ。我々がやらなくても、あの国の軍隊の連中は、毎日のようにやっていることです。」

 

現地に到着する。

熱帯の湿気。

遠くに小さな集落。彼らが無事にハンティングできるように、村の周囲は軍閥の兵士たちが固めていた。

逃げ場のない狩り場が用意されたのだ。

「世界の紳士淑女の皆さんありがとうございます。このエリアに住む者たちは、国を持たない民族であり、わが国にとっては寄生虫以下の存在です。漁場を荒らし物を盗み善良な市民をレイプしたりします。存在自体が不必要な存在です。年寄りも子供も関係ありません。皆様のお好きなように駆除していただければ幸いです。またその過程でどのようなお楽しみをしても罪に問われる事はありませんよ。」腹の出た将軍が豪快に笑った。

だが、ツアー客たちは興奮している。

「本物の戦場か!」

「これぞ究極のリアリティだ!」

「一度人を殺してみたかったんだ」

「女や子供をレイプしてもいいんだよな」

最新型の自動小銃。暗視装置。

伊崎は異様な違和感を覚える。

彼らの方が人間には思えなかった。

そして彼らは歓声を挙げながら、村になだれ込んだ!

火が上がる。泣き叫ぶ声。

命乞いの叫び 銃声。

笑い声。

伊崎は、拳を握ったまま動けない。

目の前で、子供の頭が吹き飛んだ。

それを撮影する若い男女。

金持ちのカップルは、二人で一発ずつと打ち合わせをして射的ゲームのように次々と弾丸を放つ。

それを見て撃ち飽きたのか、男の一人が少女を強引に連れ出す。

他の男がそれに同調した。彼らが小屋の中に少女を連れ込む。

女たちは、見世物でも見るように笑っていた。

「ロヒンギャのガキに男を教えてやるぜ!」白人に男が笑いながら、少女の服をはぎ取った。ー

女は無表情で男たちを見返した。

女は、泣きもしなかった。

笑いもしない。

言葉にならない光があった。

次の瞬間——少女は男のひとりに噛みつく。

「このアマァぁ!」男たちは少女を殴りつける!

「薬をキメさせろ!」

男たちは獣のように嗤い、抵抗する少女の髪を乱暴に掴んだ。白人の男はポケットから何かを取り出し、無理やり少女の口に押し込んだ。錠剤か何かだろうか。数分後、少女は痙攣し始め、虚ろな目で虚空を見つめた。薬物による快楽と恐怖がない混ぜになったような喘ぎ声が小屋の中から聞こえ始める。別の男が扉を開け放ち、外にいる仲間たちに向かって卑猥なジェスチャーを送った。歓声とカメラのシャッター音が重なり、悪夢のような光景が記録されていく。

 

 

【挿絵表示】

 

 

伊崎は足がすくんで動けなかった。純粋な欲望の捌け口としての蹂躙。正義も目的もない。ただの嗜好品として命が弄ばれている。奥歯を強く噛み締めると血の味がした。

「このガキのおまんこ濡れてきたぜ!」

男が少女を犯しながら高らかに叫ぶ。「ヤリマンだな!さすがはイスラム教徒だ!」

「写真撮ろうぜ!」別な男がニヤつきながらスマートフォンを構えた。少女の足を無理やり開かせ、局部を曝け出すような下品なポーズを強要する。

「ひぎぃいいいっ!」

シャッター音が何度も鳴るたびに、少女の喉から引き攣れた悲鳴が漏れた。

「こいつカメラ向けるとすぐ濡れるぜ!」別の男が下卑た笑い声を上げる。「ほら、もっとサービスしろよ!」少女の腰を抱え直し、乱暴に身体を揺さぶる。薬と快楽の狭間で意識が混濁しているのか、少女はもう抵抗することなく、ただ涙と涎を垂れ流していた。「うほぉ射精るっ!」ドビュッドビュッ

「おい、交代しようぜ!」順番待ちをしていた別の男が焦れたように割り込んでくる。「俺も早く使いてぇんだよ!」

伊崎はその光景から目を逸らせなかった。逸らしたくなかった。これは現実だ。金と権力を持った連中が、無邪気に命を消費するさま。自分が今日まで関わってきた「仕事」の行き着く先。胃の奥から酸っぱいものが込み上げてくるのを感じた。

突然、鼓膜が破れそうな爆発音が響き渡った。炎上していた家屋が完全に崩れ落ちる。立ち上る黒煙が満天の星を飲み込んでいく。まるで舞台装置のように用意された終わりの合図。

それでも誰も帰ろうとはしない。むしろ狂宴は最高潮に達しようとしていた。

少女は壊れた玩具のように地面に転がされていた。白濁にまみれ、全身を痙攣させながら、焦点の合わない瞳で宙を見つめている。その姿は、もはや人間というより廃棄されたマネキンのようだった。 「まだ生きているぞ!」

興奮した男が少女の脚を掴み、無造作に引き起こす。口から泡を吹いているのに、なおも哀れっぽい嬌声を上げる少女に、周囲からは嘲笑と指笛が飛び交った。 「ねぇ、次は私にも貸してよ」妖艶な美女が豊満な胸を押し付けながらねだる。

「ちょっと休ませてやれよ」下品な男は肩を竦める。「何発もイカせてやったからなぁ。もう使いものにならねえかもよ」

少女の体は性欲のはけ口として、乱暴に扱われ続けた。男たちの手が代わる代わる少女の肌を這い回り、汚らしい肉棒が突き立てられる。少女の声は次第に掠れていき、ついには乾いた咳しか出なくなった。

「おーい!こっちの女はどうだ?」

 

 

【挿絵表示】

【挿絵表示】

 

 

別のグループが、赤ん坊を抱えた若い母親を連れてくる。彼女の隣には幼い娘もいた。

「赤ん坊を殺されたくなかったら、俺たちの相手をするんだ」

男たちがナイフをちらつかせながら脅迫する。

「お願いです・・・どうか赤ちゃんと娘だけは!」

母親は涙ながらに懇願する。

「ほら、ケツを出せ。犯してやる。」

母親の顔から血の気が引いた。

「いやぁぁぁああ!!やめてぇ!!!」

「うるせえ!」パンッと男が母の頬を張り倒す。

別の男がゲラゲラと笑い転げる。「ちゃんと写真撮っとけよ!」

母親は絶望に打ちひしがれていた。この男たちに逆らえば、間違いなく我が子は殺される。自分がどんな目に遭おうと構わない。でも、この無垢な命だけは守らなければ・・・。

「わかりました・・私の体・・好きにしていいですから・・・・だから娘と赤ちゃんだけは・・」

震える声でそう告げた。その瞳には深い絶望の色が浮かんでいた。

男の手が伸び、容赦なく衣服を剥ぎ取っていく。柔らかな乳房が露わになると、下劣な歓声が上がった。母親の頬を伝う涙は、もはや拭われることはない。

男たちは、もはや人間の尊厳など微塵も感じていないかのように、欲望の赴くままに暴虐の限りを尽くした。

最初に手を出したのは、最も大柄な男だった。醜悪な肉塊をそそり立たせ、母親の臀部を鷲掴みにする。裂帛の叫びと共に、激しい抽送が始まった。

「ひぃっ!痛いっ!いやぁぁああ!!」母親の悲鳴が夜空に木霊する。結合部から流れ出る鮮血が、石畳を赤黒く染めていく。それでも男たちは止まらない。代わる代わる母親の肉体を貪り、汚していく。

「いい乳してやがる母乳があふれてうめぇ」

男たちはさらに嗜虐心を昂らせていった。母親の豊満な乳房を乱暴に揉みしだき、乳首を指で潰すように捻り上げる。痛みと屈辱で母親の顔は歪み、唇の端からは血が滲んでいた。

「もっといい声で啼いてみろよ」男が命令口調で言い放つと、母親は弱々しく首を振った。

「お願いです……許してください……」

母親の懇願は、男たちの耳には届かなかった。むしろ嗜虐心を煽るだけだ。

「じゃあこうしようぜ」別の男が邪悪な笑みを浮かべる。

「おい、こっち来い」女性に命令口調で言った。

「嫌……!」女性は必死に娘を守ろうとするが、屈強な男の力には敵わない。乱暴に引っ張られ突き飛ばされた。

「ほら、しっかり見てろよ」男が下卑た笑い声を上げる。「自分の娘の初体験だ。感動モノだろ?」

 

 

【挿絵表示】

【挿絵表示】

 

 

母親は蒼白になり、言葉を失った。そんな……まさか……。心の中で絶叫しながらも、身体は凍りついたように動かない。男の太い指が、幼い娘の小さなドレスの裾を捲り上げる。真っ白な太腿と、未成熟な秘部が露わになった。

「可愛いねぇ」男が舌なめずりをする。「こいつは将来有望だ」

男の吐息が娘の顔にかかる。熱い息が頬を撫でる度に、娘は不安げに身を捩った。

「さて、そろそろ本番といきますか」男がズボンを脱ぎ捨て、醜悪な肉塊を露わにする。それは血管が浮き出て脈打ち、禍々しいまでの怒張を見せていた。

「お願い……それだけは……!」母親が泣き叫ぶが、男たちは聞く耳を持たない。

「黙れよ」男が冷酷に言い放つ。「これから気持ちよくなるんだからな」

男は娘の細い両足を掴み、無理矢理M字に開かせる。

すると小さな恥丘が丸見えになり、つぼみのような膣口が覗いた。

「まだ毛も生えてねぇか」男が興奮気味に呟く。「こいつは最高の素材だぜ」

娘は怯えきった様子で、小刻みに震えている。恐怖で声も出せないようだった。母親の悲鳴が遠くで聞こえる。だがそれも、男の肉棒に塗り替えられていく。

「さあ、入るかな?」「や……やめて……」「おいおい、緊張してるな」

男が娘の顎を持ち上げる。「ほら、ちゃんとご挨拶しろよ」「あ……あぁ……」娘は恐怖で言葉が出ない。だが男は構わず、娘の口内へ強引に舌を押し入れた。唾液を流し込み、凌辱を始めたのだ。

「ひゃ…やめて…んん……」娘は嫌悪感と屈辱感でいっぱいだろう。

「お前のママは、あへりまくってたぞ」男が耳元で囁く。「同じように愛してやる」

「いや……いやぁ……」娘は弱々しく拒絶の意を示すが、それが却って男の嗜虐心を煽るだけだった。

「ほら、見てみろよ」男が娘の手を取り、硬くなった股間へ導く。「これがお前を女にするだ」男が媚薬を塗り込んだ一物を彼女の中にねじ込んだ!

「いやぁぁぁぁぁ!!!」娘の絶叫が辺りに響き渡った。

「へへ……まだ硬いな」男が笑う。娘の狭い蜜壺は、男の肉棒をぎちぎちと締め付ける。「ほら、力を抜け」男が娘の胸を鷲掴みにし、揉みしだく。「あ……いや……」娘は羞恥と痛みで顔を赤らめ、男から逃れようと身をよじる。だが、両手首を掴まれ動きを封じられてしまう。男がさらに深く突き入れると、娘の胎内を肉の杭が抉る感触が伝わってきた。

「い、痛い……抜いてぇ……」

娘が涙声で訴えるも、男は全く聞き入れてくれない。むしろますます興奮し、腰を打ち付けてきた。パン、パン!粘膜と肌がぶつかり合う卑猥な音が響くたび、娘の小さな体は震えた。

「ああっ……!」娘が苦しそうに喘ぐ。その表情は、まだ幼さを残しながらもどこか淫靡なものへと変わっていった。

「なんだよ、感じてきたのか?」男が嘲笑う。娘は無言で首を振った。しかし、その反応がかえって男を喜ばせる結果となる。さらに激しく責め立てられ、娘は嬌声を上げた。

「い、いや……!いやぁ!」

「素直になれよ」男が命令口調で言う。「気持ちいいんだろ?」

「違う……!」娘は必死に否定する。だが、彼女の肉体はすでに男を受け入れ始めているようだった。無意識のうちに膣壁が収縮し、肉竿を締め付ける。

「う、嘘つき!」娘が悔しそうに呟く。その声は、男の征服欲を掻き立てるスパイスにしかならない。娘の小さな身体を抱き寄せると、体重をかけて押さえつけた。そして、激しくピストン運動を繰り返す。

「ひゃぁっ!」娘の小さな口から、甲高い悲鳴が上がる。今まで味わったことのない快感が、彼女の理性を蝕んでいく。

「どうだ、最高だろう?」男が耳元で囁く。娘は首を横に振ろうとしたが、それすらできないほどに追い詰められていた。彼女の精神は、完全に折れかけている。

「も、もうダメ……お願い……」娘が懇願する。だが男は手加減することなく、むしろ速度を上げていく。限界を迎えつつある彼女の身体は、ビクンと大きく跳ね上がった。同時に、膣内が激しく痙攣を始める。

「あぁっ!イクぅ!」娘が叫ぶと、勢いよく愛液を噴出させた。同時に男も果てる。大量の白濁液が子宮を満たしていく感覚に、娘は意識を失いかける。しかし、それすら許されなかった。すぐに再び肉棒を突き立てられ、強制的な快楽を与えられたからだ。

「や、休ませて……」娘の弱々しい訴えは無視される。

「まだまだ終わらないぜ」男が楽しげに笑う。そしてまた新たな行為が始まった。

娘は両親から離れ、完全に孤立してしまう。そんな彼女に、次の客が襲いかかる。今度は老人のようだ。シワだらけの顔を近づけてきて、息遣いだけで不快感を与える。

「可愛いのぅ……」老人が下卑た笑みを浮かべる。「お爺ちゃんに可愛がってもらおう」

娘は恐怖に震えた。この人も、あの人と同じだ。自分をオモチャにするつもりなのだ。そう思うと、涙が溢れ出してくる。老人はゆっくりと近づいてきた。そして、娘の手を掴むと強引に引き寄せる。娘は抵抗しようとしたが、力では敵わない。そのまま押し倒されてしまった。

「やめて!助けて!」娘の悲痛な叫びも虚しく、老人の舌が首筋を這う。「お前さんは特別だよ」老人が恍惚とした表情を浮かべる。「儂の子を孕ませてやる」

娘は絶望的な気持ちになった。もう誰にも救えない。

 

伊崎竜司は金持ちどもの悪趣味な行為に背を向けて歩き出した。粗末な葉っぱで屋根を作った小さな小屋が見える。

粗末な屋根の下、土埃まみれの布きれの中に震える小さな背中が見えた。少女は顔を埋め、息を潜めていた。年は――12歳か13歳か。アジア系特有の大きな瞳。細い首。サラサラした黒髪が汗で額に貼りついている。彼の娘の佳奈を思い出させるあどけなさ。

「助けて……」

か細い声が布越しに漏れた。その瞬間、伊崎の心臓が破裂しそうに高鳴った。*助けるべきだ。即座に。脳裏ではそう叫んでいる。なのに――足が動かない。目が離せない。

(なぜ……なぜこんなに……)

胸の奥底から湧き上がる異様な熱。それは怒りでも同情でもなかった。喉が渇き、掌に汗が滲む。理性が警鐘を鳴らす一方で、本能が未知の領域へ踏み出そうとしていた。

「……だめだ」

伊崎は呻くように呟いた。しかし遅かった。理性は本能の速度に追いつけない。彼は吸い寄せられるように小屋へ歩み寄った。床板が軋む音に少女がびくりと跳ね上がり、布の隙間から怯えた瞳が覗いた。

(佳奈と同じ目……)

その一瞥が決め手だった。伊崎の中で何かがぷつりと切れた。反射的に少女の腕を掴む。驚きと恐怖で喉を詰まらせる少女を乱暴に引きずり出す。

「――っ!」

少女の小さな唇が悲鳴を形作ろうとした。それより速く伊崎の手が伸び、彼女の口を覆った。指が柔らかい皮膚に食い込み、甘美な温もりが掌に伝わる。同時に鼻腔を刺す鉄錆びた匂い――血の臭い。その臭いすら今は興奮材料に変わる。

 

 

【挿絵表示】

【挿絵表示】

【挿絵表示】

 

 

(やめろ……!やめろ伊崎!)

脳内で警告が鳴り響く。しかし身体は既に支配されている。膝をつき、少女を壁に押し付けた。背後の闇の中で彼女の華奢な肢体が震えているのが分かる。薄いTシャツの生地越しに肋骨の凹凸を感じ取る。

「声出すな」

囁く声が自分でも信じられないほど低く掠れていた。理性は「少女をケダモノたちからのレイプから守るため」と誤魔化そうとする。だが本当の理由は――遮断したい。他者の介入を。この密室を。この禁忌を。

少女の潤んだ瞳が揺れる。恐怖が絶望に変わりかけている。その表情の変化を見つめながら、伊崎の鼓動は一層激しさを増した。心拍の音が耳の中で反響し、思考を混沌とさせる。

(お前も同じだ)

(佳奈がこんな目にあったらお前はどうするんだ)

(この子を助けなくていいのか?)

三つの声が脳内で輪唱する。だが肉体はただ一つの道を選ぶ。右手が意志を持つように少女の細い腕を掴み直した。掌の中で骨が細かく震えている。その脆弱さに背筋が粟立つ。

伊崎の左手が動き、少女の口を塞いでいた指が微かに移動した。親指が彼女の下唇の内側へ滑り込み、柔らかな粘膜の熱を直接捉える。

「……んっ」

くぐもった息が指の間から漏れた。その湿度のある感触が引き金となり、下半身に鋭い疼きが走る。伊崎は小さく歯噛みした。肉体の反応が裏切りを語る。自分も金持ちのケダモノと何も変わらない――同じ穴の狢だという証拠が。

「ふざけるな……」

誰に向けた言葉か分からない悪態。同時に右手が少女の腰へと移動し、腰布を無造作にずり下げる。白い内腿が月光に晒される。肌理の整ったその表面を視線が舐めるように辿る。

(同じじゃない)

(違う。俺は彼女を救うために……)

自らに言い聞かせるその論理は脆すぎた。少女の薄い陰毛が寒さで縮こまっている。その可憐な茂みの中央に、僅かに開いた筋が一筋の糸となって月光を反射している。伊崎の喉仏が上下した。唾液が急激に分泌され、酸味を伴って舌の上で広がる。

(救うだって?冗談じゃない)

(お前が本当にしたいことは……)

左手の親指が少女の舌先を探る。捕獲された小さな軟体が逃げ惑う。その拙い抵抗が更なる刺激へと昇華される。伊崎は己の下腹部をもぞもぞと押さえつけた。そこにあるのは否定できない肉欲の膨張だった。

(俺も最低だ)

自嘲の言葉が冷笑の形をとって洩れる。その時少女の腰が微かに揺れた。恐怖ゆえの生理的な震えか、あるいは――?

少女の腰を固定していた右手の指が偶然にも彼女の尾骶骨へ触れた。指先がほんの一瞬くぼみへ沈む。

「……っ!」

少女の身体が弓なりに反り返った。息を飲む音とともに背筋が波打つ。予想外の反応だった。伊崎は一瞬迷い、だがすぐに手を緩めなかった。むしろその動作を確かめるように二度、三度と繰り返す。

(感じるのか?)

指先の神経が研ぎ澄まされる。

少女の腰骨が微かに緩むのが伝わってくる。体温が上昇している。塞がれた口から零れる吐息が明らかに変わっていた――甘く湿ったものに。

「は……ぅ…」

苦悶なのか陶酔なのか判然としない音色が伊崎の鼓膜を擽る。右手を腰から下腹部へ這わせた。腹筋の薄い盛り上がり。産毛のような下着の名残。そして鼠蹊部へ滑り込む。

指が柔らかな割れ目の入り口に触れた刹那、少女の全身が硬直した。しかし伊崎の指は止まらない。

むしろ無意識に圧を掛け、肉の弾力を味わおうとする。

(ここに入れば……)

脳裏で凶暴なビジョンが結晶化する。同時に左の親指が少女の口腔から滑り落ち、顎のラインへと辿る。耳朶の裏を撫でると少女の肩がビクンと震えた。

「うっ……」

呻きとも喘ぎともつかぬ音が漏れる。伊崎の下半身が灼熱のように滾った。理性は既に溶解し尽くしている。

(もう良いだろう)

最後通告のように囁く自分の声に従い、伊崎はズボンのベルトを緩めた。金属の擦れる音が妙に大きく響く。空気は粘ついた湿気を孕んでいた。

少女の細い喉が上下する。恐怖ゆえか期待ゆえか判断はつかない。伊崎の指が彼女のパンティを一気に引き下ろした。露わになる無防備な秘部。太腿の内側に流れる一筋の汗が月光を受けて煌めいた。

「……」

無言のまま伊崎は己の勃起したものを取り出す。鈍い先端が冷気を裂く。一瞬の躊躇。だがその空白すら堪え難く思えた。

(同じだ。お前もあいつらと)

(それでもやめられない)

心の声は罵倒から懇願へ変わる。右手が少女の太腿の間に割って入り、ゆっくりと両膝を開かせた。指が淡い陰毛を梳く。そのすぐ下で硬く閉じた蕾が震えている。

(佳奈と同じ幼い少女の匂い)

理性は錯乱しながらも感覚の連鎖を繋げようとしている。指先が花弁に触れるとぬるりとした感触。

恐怖のせいなのか別の反応なのか判別不能な汁が指を濡らす。

伊崎は指を添えながら角度を探った。凶器のような先端が少女の未成熟な入り口に触れる。抵抗する薄い膜の感触が残酷なほどリアルだった。

「う……っ!」

少女の喉が詰まり、瞼の裏に涙が溜まる。それでも伊崎は躊躇せず体重を傾けた。メリメリと肉が裂ける音が体内で木霊する。

「あ……あぁ……っ」

苦痛に歪む少女の顔が視界一杯に広がる。鮮血が白い内腿を伝い落ちる。鉄錆の濃い匂いが伊崎の鼻腔を殴りつけた。苦痛と興奮が複雑に絡み合い脳内麻薬を放出させる。

(最低だ)

(お前こそ屑だ)

(なぜやめない)

(なぜ止められない)

指が少女の乳首を探る。コリコリとした弾力が掌を挑発する。摘み上げると少女の全身が痙攣し、結合部が締め付けられる。痛みと快感が奇妙な共鳴を起こした。

伊崎は歯を食いしばりながら腰を進め続ける。少女の小さな骨盤が歪む音が聞こえるような錯覚。最奥を目指す動きの中で肉襞が千切れそうな悲鳴を上げている。

「く……っ」

呻きが伊崎の喉から搾り出される。熱くて狭い内部が彼の肉棒を食いちぎりそうに蠢く。処女膜の残骸が敏感な亀頭を擦り上げるたび背筋に電流が走った。

(もう少し……)

あと数センチ――完全侵入。だがそこで少女の身体が大きく仰け反り、爪が伊崎の腕を抉った。鋭い痛みが現実に引き戻そうとする。同時に愉悦が稲妻のごとく脊髄を駆け上がる。

「ん……あ…っ」

塞がれた口から漏れる嗚咽。血液と愛液の混合物が結合部から滴り落ちる。伊崎は無意識に少女の片足を持ち上げ、更に深く抉り込んだ。

「はっ……ふぅ……」

喘ぎ交じりの吐息が伊崎の唇から洩れる。眼球の奥で火花が散り始める。快楽中枢が焼かれ、思考が白濁していく。

(終わりだ)

(もう後戻りできない)

(お前は怪物だ)

心の奥底で非難が響く。しかし腰の動きは止まらない。むしろ加速する。少女の華奢な肢体がガクガクと揺れる。

血まみれの肉襞が男根に絡み付き執拗に摩擦を繰り返す。

「くっ……出る……っ」

低い呻きとともに伊崎の下腹部が緊張した。睾丸が収縮し尿管を灼熱の奔流が駆け上がる。

(待て……!)

最後の良心が警告を発する。しかし身体は命令を裏切る。

ドクン!ドクン!

膣内の狭隘を貫きながら大量の白濁が噴出する。その熱さを自ら感じ取れるほど熾烈な射精だった。少女の胎内で精液と血液が混ざり合う感触すら鮮明に知覚できた。

「あ……っ」

少女の虚ろな瞳が宙を彷徨う。意識は朦朧としながらも肉体は反射的に収縮を続けていた。最後の一滴まで搾り取ろうとする蠕動が伊崎の萎え始めた肉棒を包み込む。

(終わった……)

呆然と結合部を見下ろす。

鮮血と白濁が混ざり合いぬちゃぬちゃと卑猥な音を立てている。少女の太腿は痙攣し続け、腹部には小さな裂傷が走っていた。

伊崎はゆっくりと自身を引き抜いた。途端に粘液の塊がゴボリと溢れ出し少女の尻を汚す。少女は浅い呼吸を繰り返しながら床に崩れ落ちた。

(何のために来たんだ……)

小屋の外では未だ乱痴気騒ぎが続いている。彼の犯した行為は他の蛮行と比べれば些細なものかもしれない。それでも伊崎の胸を貫くのは圧倒的な虚無だった。

「ごめん……」

謝罪の言葉が虚空に消える。少女は答えない。ただ白濁に染まった腿を投げ出し茫然と天井を見つめている。その無垢な瞳に映るのは――化け物と化した自分自身だった。

(お前こそが最悪だ)

自らの嘲笑が谺するなか、伊崎は少女に毛布をかけた。

「これを持って、しばらく隠れていろ」血と精液で汚れた彼女の体の隣にレーションと若干の現金を置いた。

慰めにすらならない偽善だと思いながら。少女はよろよろと小屋の中のベッドの下に隠れた。

外に出た伊崎の耳に甲高い英語の叫び声が聞こえた。ニュージーランドの社会活動家セシル メイソンの叫びだった。ロヒンギャ保護のボランティアをやっている女だ。その隣では、彼女の夫である。マイケル・メイソンも、富裕層の男たちに、猛烈な抗議をしていた。「お前らはそれでも人間か!お前らのやっている事は許されない犯罪だぞ」

叫ぶマイケル、その後頭部を自動小銃の銃把でラザロが思いっきり殴りつけた。

そして、素早く彼の両手をガムテープで縛る。

「何をするの?本当に狂ってるわ。世論が黙っていないわよ。」

セシルの怒号が狂騒を切り裂く。革ジャケットにジーンズという活動家然とした装いも、今の状況では無力さを際立たせるだけだった。

ラザロは薄笑いを浮かべながら彼女の前に進み出た。その褐色の肌は月明かりに鈍く光り、瞳孔が猫のように細くなっている。

「世論?はっ」

嘲笑とともに彼の拳が閃いた。

グシャッ!

セシルの左頬が歪み、鮮血が噴き出す。彼女は悲鳴すら上げられずに地面へ崩れ落ちた。

「おいおい、コーディネーター君!」

「乱暴すぎるんじゃないか?」

群がる富豪たちが口では嗜めるような言葉を吐きながら、目は獲物を見定める獣のように爛々と輝いている。

「安心してくれ。準備は万端さ」

ラザロは地面に伏せるセシルの襟首を掴み上げた。彼女のブラウンの巻き毛が血糊で頬に貼りついている。

「彼女も『体験』したいそうだ。ロヒンギャの身代わりになるのも、人道的支援ってものだろう?」

男たちから下劣な哄笑が沸き起こる。

その中には有名企業のCEOや政治家の顔もあった。

「やめて……お願い……」セシルの声は震えながらも毅然と響く。「あなたたちは人間じゃない……地獄に堕ちるべきよ……」

「ほう?」ラザロが耳元で囁く。「なら地獄の手始めにどうだ?」

 

 

【挿絵表示】

【挿絵表示】

 

 

彼の手がセシルのジーンズに掛かる。ファスナーが引き裂かれる鋭い音が響き渡った。

「いやっ!放して!」

セシルが自由な右腕を振り回し抵抗する。爪がラザロの顔に赤い痕を刻む。

「ちっ」

怒りに任せてラザロの蹴りが炸裂した。鈍い音とともにセシルの身体が草むらに転がる。

「俺が先だ!」

白髪の投資銀行家が興奮気味に割り込んだ。彼の腹はブランドもののベルトで支えられている。

「やめなさい……」セシルが歯を食いしばって呟く。

「こいつらはみんな悪魔よ……あなたたちの……家族だってきっと……」

言葉半ばで彼女の口に大きな手が被せられた。

「うるさい口だな」

白髪の男がベルトを解きながら残忍な笑みを浮かべる。ズボンの中から現れたのは、その年齢に似合わぬ醜怪な剛直だった。

「これが欲しかったんだろう?」

セシルの顔が怒りと嫌悪で紅潮する。首を左右に振り拒否の意思を示すが、背後からラザロが彼女の両腕を拘束した。

「それじゃあまず『教育』が必要か」

群衆の中から瓶入りの錠剤が投げ込まれる。ラザロが手早く蓋を開け中の粉末を指ですくい取った。

「これは特別製だ。聖職者が使うミサの酒より効くらしいぜ」

セシルの鼻を摘まみ口を開かせると粉を無理やり流し込む。苦い液体が喉を滑り落ちた瞬間、彼女の瞳孔が一気に拡がった。

「う……あ…」

最初は震えだった。全身の筋肉が弛緩していく中でセシルは自分の変化に戸惑いを隠せない。呼吸が荒くなり胸が早鐘のように打つ。

「なんだ……これは……」

「すぐに分かるさ」ラザロの声が遠くから聞こえるようだ。

男たちが周囲を取り囲み彼女の体を弄り始める。ジャケットが剥ぎ取られTシャツが引き裂かれた。露わになった乳房を複数の手が捏ね回す。

「やめ……」

呂律が回らない。セシルの身体が官能的な火照りに包まれていく。白髪の男が舌で彼女の鎖骨を這いまわるとゾクリとした快感が背筋を駆け抜けた。

(違う……私は……こんなこと望んでいない……!)

理性の叫びも薬によって歪められる。首筋を舐められるたび脳裏にピンク色の靄がかかる。

「は……ぁ…」

意に反して甘い吐息が漏れた。男たちの下品な歓声が上がる。

「効いてきたみたいだな」

ラザロが耳元で囁く。指先が下腹部へと伸びていくのを感じながらもセシルは拒否できなかった。

「いや……もう……」

拒絶の言葉とは裏腹に腰が浮き上がる。ズボンが引き下げられると露わになった秘所を男たちの好奇の視線が刺し貫いた。

「綺麗な色してんな」

誰かの言葉に羞恥心が煽られる。しかし同時に恥辱が快楽に転換されていく背徳感に眩暈を覚えた。

白髪の男が無言で猛り立つものを宛がう。セシルの意識は混乱の極致にあった。

(やめて……お願い……でも……なぜこんなに……)

「行くぞ」

ズブリ――!

「んああっ!」

衝撃が背筋を貫く。痛覚と同時に脳天まで貫くような快感が走った。子宮が収縮し分泌液が泉のように溢れ出る。

「きっつい……」白髪の男が呻きながら腰を揺らす。

結合部から泡立った液が溢れ出す音が響く。

「や……やめ……」

セシルの言葉は途中で途切れた。快感の波に理性が押し流されていく。男が角度を変えながら押し込むたび脳が痺れる。

「どうだ?聖女さま?」

ラザロの嘲弄も遠くから聞こえるだけだった。代わりに口を塞いだ別の男が彼女の口腔へ舌をねじ込んできた。唾液の味が鉄臭く、吐き気とともに性欲が増幅される。

「ふう……う…」

舌を絡ませながらセシルは混乱する。抵抗すべき行為が妙に心地よい。乳房を揉みしだく手の感触すら官能の一部となっている。

(ダメ……こんなの……わたしは……)

男の動きが激しくなる。子宮口を叩かれるたび頭の中が真っ白になる。セシルの腰が自然と迎え入れるように揺れ始めた。

「んっ……あっ……」

隠せない喘ぎ声が唇から漏れる。

周囲から野次が飛び交う中で彼女は絶頂への階段を登り始めていた。

「ああっ!イ……イっちゃう……!」

「おお!行け!」

男の動きが頂点に達する。最奥を穿つ一撃に合わせてセシルの身体が弓なりに反った。

「いやぁああああっ!」

絶叫とともに愛液が飛沫を上げる。同時に男の熱い迸りが胎内に注ぎ込まれた。

「ふぅ……」

白髪の男が満足げに身を引く。栓が抜けた穴からは白濁が零れ落ちる。セシルは呆然と横たわったまま痙攣を繰り返していた。

「次だ次だ」

別の男が急かすように彼女を仰向けにひっくり返す。まだ余韻から抜け切れない身体に再び指が忍び寄る。

「や……もう……」

「もうやめてくれ!」

マイケル・メイソンが拘束された体をよじらせながら叫ぶ。しかしラザロはそれを無視し薄笑いを浮かべながら、セシルを床に押し倒した。彼女の豊満な乳房が、男性の手によって激しく揉みしだかれる。

「い、いやっ!」

セシルは必死に抵抗するが、男の力には叶わない。

「ほう…おまんこからザーメンを垂れ流して、…なかなか良い眺めじゃないか」

ラザロは満足げに微笑みながら、セシルの割れ目に己が肉棒を捩じ込む!

「ああっ!」

セシルはビクンと体を仰け反らせた。彼女の膣内はすでに別の男によって蹂躙されており、ヌルヌルした液体で満たされていた。肉棒が挿入されるたびに卑猥な水音が響き渡る。

「んあっ……ああっ……だめぇ……」

セシルは快楽に溺れそうになる自分を必死に抑え込もうとする。だが、身体は正直に反応してしまう。

「おいおい、締め付けすぎだぜ。そんなに俺のが欲しいのか?」

男は得意げに言うと、激しく腰を振り始めた。パンッ!パンッ!と肌同士がぶつかり合う音が鳴り響く。そのたびにセシルの豊満な乳房が激しく揺れる。

「あっ……やだっ……だめ……」

セシルは頭を振って拒否の意思を示すが、その声には甘い響きがあった。

「嘘をつけ……気持ちいいんだろ?」

男はセシルの反応を見てニヤリと笑うと、さらに激しくピストン運動を行う。子宮口を突き上げられ、全身に電流が流れたかのような快感が走る。

「ああっ!だめぇ……もう許してぇ……」

セシルは涙を流しながら懇願するが、男は全く聞く耳を持たない。それどころかますます興奮した様子で彼女を攻め立てる。

「まだまだこれからだ」

男は一旦動きを止めると、セシルの両足を持ち上げてМ字開脚させた。そして再び腰を動かし始める。

先程よりも深く突き入れられ、奥の方まで侵入される感覚にセシルは恐怖を感じた。

「いやぁ!奥まで来てる!やめてぇ!」

しかし男は構わず突き続ける。やがて限界を迎えたのか、セシルの膣内が強く収縮し始めた。

「くっ……出すぞ!」

男はそう言うと一際強く突き上げた後、大量の精液を放出した。ドクンドクンと脈打ちながら大量の精子が注ぎ込まれる感覚にセシルは身体を震わせる。

「あ……熱いのが……中に……出てる……」

セシルは放心状態で呟いた。

精液を吐き出す白髪の男の背後で、ラザロが悠然と腕組みをしている。月光が彼の彫りの深い顔を青白く照らしていた。

「なかなか見応えがあったぜ」

彼は満足げに頷くと、周囲の富豪たちに向かって手招きした。「もっと『楽しんで』いくとしようか」

「や……やめて……もう十分でしょう……」

セシルが震える声で訴える。虚ろな瞳は焦点が合っていなかった。白髪の男が彼女の身体から離れると、秘裂から溢れる白濁が下腹部を伝い落ちる。

「俺たちが十分かどうか決めるのさ」

ラザロが革靴でマイケルの肩を踏みつけた。硬い靴底が柔肌に食い込む。

「慈悲、深い社会活動家の夫婦は、ロヒンギャによって銛で突き殺された。そんな落ちでいいよな。」ラザロが銛で無造作にマイケルの心臓を刺した。ドゥジュッ!

「ああっ!マイケル!」

セシルが絶叫する。

「次はお前だ、いい声で鳴いてくれよ」

「やめて……やめてください……」

涙を流す彼女の頬をラザロが平手で打つ。乾いた音とともにセシルの頭が跳ねた。

「せめて夫と一緒に逝かせてやるのが情けというものだろう?」

ラザロが嗤う。その言葉に富豪たちから下品な笑声が上がった。

「い……いや……お願い……」

ラザロは、彼女の心臓に深くと銛を突き刺した。グシュ!

セシルの叫び声は徐々に弱まっていく。ラザロは血に濡れた銛を握りしめた。

「ありがとう。メイソン夫婦。お前たちは今ここで英雄となる」

ラザロが血塗れの銛を掲げながら言った。その光景を見て伊崎は深い絶望感に襲われた。

「ああ……なんてこった……」

伊崎は拳を握りしめた。

自分がこの場にいる意味を悟ったからだ。彼は静かにその場を後にした。

 

エピローグ

それから2週間後、伊崎竜司は成田空港に降り立った。空港の出口には娘の佳奈が待っている。

「パパ、出張お疲れ様。プラント建設の件うまくいったんだね。」

「ああ、なんとかな」伊崎は疲れた表情で答えた。

「すごいねー。パパは世界で活躍する技術者なんだもんね」

佳奈は尊敬の眼差しで父を見る。その純粋な瞳を見た途端、伊崎の胸に棘が刺さる。

娘には貿易商社の技術者だと嘘をついている

あの夜の出来事がフラッシュバックする――小屋での陵辱の記憶。佳奈と同じ年代の少女の涙。

だが表面上は何もなかったかのように振舞わなければならない。

「お帰りなさい」

伊崎の妻玲奈が迎える。

夫婦は軽くハグをした。

「あーおなか減った〜」佳奈が空腹を訴える。

「今日はうなぎ屋さんに行くよ」玲奈が微笑む。

一行はタクシーに乗車し成田駅へと向かった。

久しぶりの米の味と甘じょっぱいタレの味が沁みるようだ。伊崎は箸を動かしながら窓の外を見つめた。穏やかな住宅街。平和そのものの風景。

しかし心の奥ではドロドロした感情がが渦巻いている。

うな重を食べ終えた一家は帰宅した。伊崎は書斎に入りノートパソコンを開く。

伊崎はこのマンハントの実態を匿名で世の中に告発したいと考えた。しかし、ほんの数行で彼の指は止まった。フラッシュバックするあの日の光景。彼は書斎で1人嘔吐した。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。