日本の村に眠る淫習を訪ねて、柳沢研究室レポート 今に残る日本の村のエロ風習 ⭐︎各話読み切り 新作はイラスト付き 作:みなぽん
私は井上亨、三流の大学を出て、教員採用試験にギリギリ受かった男だ。そして、埼玉の小学校教員になった訳だが、私が配属されたのは埼玉県民の私でも聞いたことのないような田舎の村だった。1番近い駅から車で90分近く入るのだから、そこはもう別世界だ。
私は今、埼玉の山奥——人里離れた集落の、茅葺き屋根の家の縁側にいる。月は満ち、白い光が地面を塗り替える。今夜は特別な夜だ。村人たちが「犬鳴」と呼ぶ、古い暦の刻み目が巡ってきたのだ。
私の前には、奇妙な装束の村人たちが集まっていた
最初に気になったのは、匂いだった。蜂蜜の甘さと、獣の熱を帯びた膻さが混ざり合った、頭が沸騰しそうな香気。それは村の子供——十二、三の男児たちの股間から立ち昇っていた。彼らは皆、顔に木彫りの犬の面を被り、しなびた白い布を腰に巻いているだけだ。布の下では、不自然に膨れ上がた肉棒が脈打っていた。薬草の煎じ汁だろうか。尋常でない硬さと大きさで、少年たちの細い腰を支えている。
「——御霊よ、宿れ」
正面に立つのは、黒漆塗りの犬面を被った長身の男だ。神主のような装いだが、衣は纏わず、筋肉質の裸体にただ赤い注連縄を斜めに掛けているだけだ。彼の声は、谷に吸い込まれるように響いた。
私は身震いした!噂には聞いていたが確かに——生々しい、生の儀式だった。
やがて土間の両側から、犬の群れが連れてこられた。牝は柔順な瞳を持った柴犬や秋田犬。牡は精悍な猟犬——ドーベルマンとシェパードが鼻を鳴らしながら入ってくる。
男児たちは列をなし、ひとりずつ牝犬の前に膝を折った。母らしい女たちがそれぞれの子の傍へ寄り、指先に琥珀色の蜜をすくう。母親の視線は慈愛とも狂気ともつかぬ温度で子を見ていた。彼女らもまた犬の面をつけているが、肩も乳房も露わだ。
「お犬様、我が子の魔羅を舐めておくれ」
言葉を受けた牝犬は鼻先を近づけ、くんくんと嗅ぐ。すると次の瞬間——熱く湿った舌がぺろりと走った。少年たちは呻きを押し殺し、歯を食いしばる。牝犬の舌先が亀頭を這うたびに痙攣が走り、腰が跳ねた。
これは見世物ではない。命の搾り滓を犬に与え、代わりに何をもらうのか——その答えはすぐに示される。
牝犬は背筋を震わせ、長い舌で竿全体を包み込むように舐め上げた。次の瞬間——少年の体が弓なりに反り返り、鈍い爆ぜる音とともに白濁が散った。牝はその瞬間まで貪るように咥えていたが、放出の直後は僅かに首を引く。まるで受け止める器のように口元を窄めたまま、最後の一滴まで飲み干した。
母親は微笑む。息子の成長を喜ぶように。
次に場は男女が入れ替わった。今度は年若い娘——十七、八の女が土間に敷かれた筵に横たわる番だ。薄緑の襦袢一枚で、乳房や恥丘を覆うものは何もない。それでも娘は恥じらいを見せず、むしろ瞳を潤ませていた。
女の脚の付け根にも琥珀の蜜が塗られると、待ち構えていたオス犬たちが進み出る。シェパードが一番乗りとばかりに飛びつき、分厚い舌で女の秘裂を割った。
「あ……っ」
女の声は甲高く澄んでいた。牝犬たちとは違い、牡犬はもっと荒々しく攻める。
尻を低く構えながらも、舌先は巧みに花弁を探り当て、溢れる液と蜜を混ぜ合わせていく。
私は息を呑んだ。これが交尾への準備だとすれば、あまりに直接的すぎる。人間の皮膚と犬の粘膜が絡まり合う様は、美しいとも醜悪とも言い難い。しかし確かに、そこには生命の原初があった。
やがて少女の太腿が震えだし、短く高い悲鳴をあげて全身を強張らせた。絶頂——そう呼ばれる瞬間だ。犬は目的を果たしたかのように鼻を鳴らし、一度だけ尻尾を振りながら離れた。
こうして十数組の組み合わせが済んだころ、納屋の床は白く濡れていた。
蜂蜜と唾液と汗と涙と——あらゆる液体が入り乱れている。
しかし本番はこれからだ。
神主の犬面がゆっくりと外され、中から現れたのは老人の顔だった。皺の一本一本が祈りと慚愧を刻んでいるようだった。彼は深々と頭を下げると、低い声で告げた。
「さぁ、還そう」
すると納屋の奥から、ひときわ大きな体格の犬——ドーベルマンと狼系の雑種が放たれた。闇の中で紅い眼が輝く。続いて男児たちが立ち上がり、女たちのもとに歩み寄った。
ここから先は言葉ではなく、呼吸と動作だけで語られる時間だった。
犬と男児、二つの熱源が同時に一つの女体へと迫る。
一方が前面から抱擁し、もう一方が後方から尾骶骨を狙って鼻先を突きつける。女は抗うことなく肢体を開き、自ら犬と人を招き入れた。
私は息を呑む祭事であれ狂宴であれ、境界を超えた時に見るのはいつも真っさらな原始だ。
犬の巨躯が女の中に入り込み、ほとんど内臓ごと持ち上げるような動きをする。男児の方は幼く拙いながらも必死に腰を使い、喘ぎが重なる。二人と一匹の境目は溶けて混ざり、もはや誰が誰を穿ち、誰が誰に貫かれているのか判然としなかった。
やがて絶叫と咆哮が幾重にも交差し、祭壇の灯りが揺れる。泡立った白い飛沫が畳へ流れ落ち、雨漏りよりも濃密な淫靡さで空間を満たす。
朝靄が立ち込める頃、私は密かに納屋を後にした。
遠吠えが聞こえた。遠くで山犬が応じ、さらに遠くから別の犬が答える。徳川の時代から続く禁忌の血脈が、未だこの地に眠っている証拠かもしれない。
私は草を踏みしめ、谷を見下ろした。川は澄んでいるのに底が見えない。この村もそんな感じだった。
「ふん、人間も犬もみな似たものだ」
私は己の胸に問いかける。もしあの祭事に招かれるなら、どう振舞おうか?
集落は昨日と変わらず、夜半に賑わいを見せた。
「井上先生、あなたもこの村に来たのだから、体験されてはいかがだろうか?」
夕方、分校の林雄三校長が私を誘いに来た。辺境の村の中で、その土地の風習に染まらない人間は、村人から認められることもないのだ。
校長は私に犬の面としっぽのついたふんどしを渡した。
「あの校長、雌犬と交尾のはいやですよ。」
私が苦笑いすると、校長はニヤリと笑った。
「大丈夫ですよ。井上先生のお相手をするのは魅力的な雌犬たちです。あなたに受け持っていただくクラスの子供たちのお母さんたちですよ。」
校長がそう言うと、部屋に4人の女性が入ってきた。いずれも20代後半から30代中盤にかけての小学低学年の息子を持つ母親たちだ。腰巻き1つで熟れた体を私に見せつけてくる。
「鈴木杏奈です、まだお若い先生に、こんな37歳のおばさんですいません。」
「水上愛子です。29歳になります。うちの子よろしくお願いします。」
「太田綺羅だよ、ヤンママだけどうちの子はいい子だから頼むよ」
「神藤すみれです。夫以外の人とセックスするのは初めてなのでよろしくお願いします。」
廊下から戸が閉まる乾いた音。林雄三校長の足音が消えた途端、空気がどろりと質量を増した。四人の女性──皆、毛穴のひとつひとつから欲情を蒸散させていた。
「先生、本当にありがとうございます」
鈴木杏奈が一歩踏み出す。三十路を越えてもなお艶めかしい身体付きが、蛍光灯の逆光の中で輪郭を際立たせる。彼女の息子は年生だったか。確か算数が苦手な……
「──失礼」
私は背広のボタンを外し襟を緩めた。犬面の視界は意外に狭く、女の喉仏や鎖骨の窪みしか映らない。だがそれ故に想像力が躍る。
杏奈の掌がそっと股間に触れる。すでに腫脹していたそこはビクリと反応する。
「熱い」
囁きと共に彼女は跪き、下着ごと剥ぐように引き下げた。ふんどし越しにも温かな吐息が当たる感触。視覚を奪われれば他の感覚が鋭敏になるという理屈を思い知らされた。
「皆さんもどうぞ。交代でよろしいですよね?」
後ろから聞こえた水上愛子の声。彼女の息子は三年生。音楽の才能があるとかなんとか──記憶を辿る余裕など許されなかった。
杏奈の唇が熱塊を迎え入れたのだ。ぬるつく粘膜が螺旋を描くように上下する。獣のように荒い呼吸が布越しに伝わり、頭蓋骨の裏側に快感の電流が走る。
「次は私が……」
綺羅が忍び寄る。ヤンキースタイルの言動からは予想できぬほど滑らかな掌が腰に回された。耳朶を噛むほどの位置で囁かれる。「早く出してよ」
刹那、鈴木杏奈の舌技が加速する。鈴口を抉りながら吸引する音は教室全体に響くほど卑猥だった。
「くっ……」
思わず腰を浮かせたところで犬面を取り上げられた。急に明るくなった視野の中心に、神藤すみれの微笑む顔があった。清楚そうな佇まいなのにその目は炎のように燃えている。
「夫以外とは初めてと言いましたけど……本当は少し嬉しいのです。今日は特別ですから」
彼女は自分のショーツを脱ぎ捨てると机上に膝立ちになり、白魚のような指で自らの秘所を開いた。蜜が糸を引いて垂れるさまを見て理性が崩れかけた時──
「待って!」
杏奈の制止。口元には私のものが半勃起状態で握られている。「私たちも我慢できないんです」
三人の母親が一斉に私の体へと絡みついた。愛子は乳首に吸いつき甘咬みを繰り返す。綺羅は臀部から鼠径部へ爪痕を残しながら這いずる。そして神藤すみれ──唯一無防備な秘処が目前にある。
「挿れて下さい……」
その一言で枷が砕け散った。犬面を再び装着し突進する。秘洞に沈んだ瞬間、全身が粟立った。あまりに熱く濡れていて危うく即座に暴発寸前になる。
「もっと深く!」
杏奈が背後から抱き寄せ耳孔に舌を入れてくる。視界がぐちゃぐちゃだ。ただ突けば突くほど脳髄が煮え滾る。
「イく……ああぁッ!」
すみれが背筋を逸らせて絶叫した。追撃しようと身を捩る綺羅の股間には既に愛子の指が潜り込んでいる。お互いの粘液を掻き出し合いながら私に向けて腰を打ちつける。肌と肌がぶつかる音がリズムとなり教室中に響く。
三十分続いたか否か――結局全ての母体に迸らせていた自分に気づいた。ふと我に返ると四人は円陣を組み、互いの乳首や陰核を刺激し合っている最中だった。その中央に転がる白い塊――己の精であることに吐き気さえ催した。
杏奈が妖しい微笑みを向ける。。
私は四つの女体の間で引き裂かれた。まだ硬さを失わない肉槍が、次の標的を求めて脈打っている。
「まだ……まだ終わらないのね」
杏奈が恍惚とした声で呟く。彼女の秘裂から零れた白濁が太腿を伝い、床に小さな水溜りを作っていた。それを見て神藤すみれが喉を鳴らした。
「私も……もう一度……」
清楚な仮面が剥がれ、獣のような顔になっている。私は彼女を床に押し倒し、既に緩んだ膣に再び深く潜り込んだ。膣襞が痙攣するように収縮し、搾り取るように肉竿を締め付ける。
「ああっ……! 駄目ぇ……また……また来ちゃうぅ……!」
すみれが背を反らせて達した瞬間、水上愛子が背後から抱き着いてきた。豊満な乳房を押し付けながら、濡れそぼった陰唇で私の臀部を擦り上げる。
「ねえ……私も欲しいの……」
喘ぎ交じりの懇願に応えて、一旦すみれから抜く。白濁に塗れた凶器が解放されると同時に愛子がしゃぶりついた。舌先が鈴口を弾きながら愛液と精液を啜っていく。その背後では綺羅が自慰を始めている。若妻特有の奔放さで指を激しく抽送させながら私の肩に唇を寄せた。
「見て……あんたのせいよぉ……もうイきっぱなしなんだからぁ……」
蕩けた瞳が訴えかける。私は愛子の口腔から屹立を取り出し、仰向けに寝転がらせた。彼女の脚を大きく開かせると、ひくつく肉弁が涎を垂らしている。一気に貫くと膣壁がぎゅっと収縮し、締めつけが快感を倍加させる。
「深いぃっ……奥……奥に届いてるぅ……!」
愛子の絶叫と共にピストン運動が始まった。結合部分から泡立った体液が飛び散る。杏奈がその飛沫を顔に浴びながら喜悦の表情を浮かべ、指で自身の陰核を捏ねくり回していた。
「わた……私もっ……! あぁ……来る……来ちゃうっ!!」
愛子が全身を硬直させた拍子に膣圧が極限まで高まり、私の腰も反射的に強く叩きつける。脊椎を通って快感が脳天まで突き抜けた瞬間──目の前が真っ白になった。意識が薄れつつある中でも射精の悦楽は鮮明だった。精管を迸る熱量を感じながら最後の一突きを放ち、愛子の胎内で爆ぜた。
「ひゃっ……あったかいの……出てるぅ……!」
彼女が断末魔のように絞り出す言葉。それが聞こえたのが最後だった。四肢の感覚が急速に遠退いていく。霞む視界の中、綺羅と杏奈が争うように私の唇を求めている姿がかろうじて見えた。
(これが……私の終わりなのか)
思考が途切れる寸前、すみれの囁き声が耳元を掠めた。
「おやすみなさい、可愛いオス犬さん♪」
そして暗闇に飲まれていった。