日本の村に眠る淫習を訪ねて、柳沢研究室レポート 今に残る日本の村のエロ風習 ⭐︎各話読み切り 新作はイラスト付き 作:みなぽん
松明の炎が夜空を焦がし、異様な太鼓の音が「八つ墓村」の谷間にこだまする。私は柳沢昇、この古僻な集落の祭儀を観察すべく、ふたりのゼミ生を伴うて広場の脇に陣取った。
八つ墓村は横溝正史先生が推理小説の舞台したことから、広く知られている村である。
しかし、実際は、落武者狩りの歴史は無い、むしろ個性的な祭りが行われることで知られている。
広場の中央、踏み固められた土の上に、四人の娘が一糸まとわぬ姿で踊っていた。
「これは…」
私の唇から思わず感嘆の言葉が漏れた。学術書で読んだことはあるが、生で「八墓踊り」を目にするのは初めてである。
最初に目に入ったのは、榊原佳代であった。
彼女はこの村の「巫子(みこ)」の家系に連なる娘らしく、十八歳とは思えぬほど成熟した体つきをしていた。黒髪を腰まで伸ばし、額には赤い注連縄を巻いている。その乳房は豊かに発育し、踊るたびに重たげに揺れた。乳輪は濃い桜色で、直径など三センチはあろうか。先端の乳首は硬く屹立し、冷気が彼女の肌を刺激していることを物語っている。腰回りは柔らかに丸みを帯び、下腹部の陰毛は黒く濃く、密生している。
「あの方は…巫子の血筋ですか」
私の問いに、村長が頷いた。
「榊原の佳代はんは、今年の『神体』じゃ。八墓様の妻となるべく選ばれた娘じゃよ」
佳代は踊りの輪の中心に立ち、緩やかに腰を回していた。その動きは舞というよりも、交合の動作を模したものに近い。腰を前後に突き出し、両手で見えない相手を抱くような仕草を繰り返す。汗が白い肌を伝い、火光に煌めく。
次に目を引いたのは、相沢優であった。
彼女は佳代よりひとまわり小柄で、華奢な体躯をしていた。十七歳。胸はまだ発育の途上で、小さく盛り上がる程度だが、乳首は赤く際立ち、冷気に粟立っている。腰は細く、臀部は小ぶりだが引き締まっている。陰毛は薄く、下唇の割れ目が淡い桃色の隙間として見え隠れした。彼女の踊りは怯えるように、常に視線を地面に落としていた。
「相沢の優はんは、去年の祭りで筆下ろしされたばかりじゃ。今年は『供え物』として、村の男たちに奉げられる」
村長の言葉に、私の背筋に戦慄が走った。供え物。つまり輪姦の対象である。
三人目、上高地のぞみは、ふたりとは対照的なタイプであった。
二十歳。長身で四肢が長く、農作業で鍛えた腕脚は引き締まっている。日焼けした肌に、金色の陽毛が薄く生え揃っている。乳房は中程度で、スポーツ娘特有の筋肉の張りがある。乳首は小さく褐色。彼女は踊りながら、挑発するように村の男たちの方を睨んでいた。
「上高地ののぞみはんは、気の強い娘じゃ。じゃが今夜は『八墓様』に屈することになる。どれだけ強気な娘でも、神の前では雌になるしかないんじゃ」
そして四人目、諏訪純
十九歳。大人しそうな顔立ちの彼女は、四人の中で最も肉付きがよかった。乳房は大きく、揺れるたびに波打つ。乳輪は大きく、淡い褐色。腰から臀部にかけての曲線は豊満で、陰毛は濃密。彼女は恥ずかしさに顔を赤らめ、両手で胸と股間を隠そうとしていたが、踊りの動作の途中でそれは許されず、手を頭上に上げさせられている。
「諏訪の純はんは、嫁に行く前の最後の祭りじゃ。今夜のあと、隣村に嫁ぐことになっておる。だがその前に、村の『土』をたっぷりと染み込ませていかねばならんのじゃ」
「教授…あの子たち…」
姉川美奈子が私の腕にすがりつき、震える声で囁いた。彼女の豊満な胸が腕に押し付けられる。だが、今は眼前の儀式に意識を集中させねばならぬ。
「静かに見なさい、美奈子さん。これは貴重なフィールドワークです」
第一節:榊原佳代の「神前儀礼」
踊りが最高潮に達したとき、太鼓の音が突然止んだ。静寂の中、村の男たちが四人の娘を囲むように輪を作った。
最初に選ばれたのは、巫子の血筋、榊原佳代であった。
ふたりの年長の男が彼女の両腕を掴み、広場の中央にある石の祭壇に案内した。祭壇の上には藁が敷かれ、その周囲には酒が注がれた土器が並んでいる。佳代は抵抗せず、むしろ覚悟を決めたような表情で祭壇の上に横たわった。藁の上に背を預け、豊かな乳房が両側に流れるように形を変える。陰毛に覆われた股間が、松明の光に曝される。
「八墓様の妻として、大地に仕えよ」
村長が宣告すると、ひとりの男が前に出た。三十代半ばほどの、日焼けした精悍な顔つきの男である。彼は腰布を解き、すでに硬く充血した男根を露わにした。それは反り返り、先端が鈍く光っている。
佳代は自ら脚を開いた。巫子としての訓練を受けている彼女にとって、これは「神事」なのだ。だが、その瞳は微かに震えていた。
男は祭壇に上がり、佳代の両膝の内側に手を当てて、さらに大きく脚を開かせた。陰毛の間から、淡い桃色の肉襞が濡れて光っているのが見える。すでに踊りの興奮と恐怖で、彼女の秘部は潤いを帯びていた。
「おお…」
私は思わず声を漏らした。男が親指で佳代の割れ目を上下になぞり、ゆっくりと開いたのだ。小さな花びらのような内唇が現れ、その先端に小さな芯が硬く膨らんでいる。処女ではないが、まだ狭い入口が収縮している。
男は自分の男根の先端を佳代の入口に当てがい、ゆっくりと腰を前に押した。
「んっ…」
佳代が唇を噛み、眉を寄せた。太い先端が狭い入口をこじ開け、内側の粘膜を押し広げていく。ぬちゅ、という濡れた音が夜気に響く。
「あ、ああっ…大きい…」
佳代の声が漏れた。男がさらに腰を進めると、彼女の秘部は男根を飲み込んでいく。褶皱(ひだ)が内側に巻き込まれ、引き伸ばされる。太い軸が根元まで埋まると、男は一旦動きを止めた。
「八墓様、お受けください」
村長の唱和。そして男が腰を引き、再び奥まで突き入れた。
「はあっ! あ、ああ…!」
佳代の背中が反った。豊かな乳房が天を向いて揺れ、乳首が硬く尖る。男の抽挿がゆっくりと、しかし確実に速度を増していく。ずぶ、ずぶ、という重い音と、ぐちゅ、ぐちゅという水音が交互に響く。
「あ、あ…そこ、そこ…や…ああっ!」
佳代の声が次第に甘く、高いものに変わっていく。巫子としての威厳が崩れ、女としての本能が露わになる。彼女の腰が自ら動き始め、男の抽挖に合わせて前後に揺れる。藁の上で背中が擦れ、白い肌に赤い痕がつく。
「おお、八墓様のお恵みじゃ!」
村の男たちが歓声を上げた。男の動きが激しくなり、佳代の脚が空中で痙攣するように震えた。
「い、いや…来る…何か…あああっ!」
佳代が絶叫し、全身を弓なりに反らせた。彼女の秘部が激しく収縮し、男の男根を締め付ける。男も低い唸り声を上げ、最奥に向かって深く突き入れたまま、腰を痙攣させる。精を放っているのだ。
「これが…『種付け』…」
私は息を呑んだ。男がゆっくりと腰を引くと、佳代の秘部から白い粘液がどろりと溢れ出し、藁の上に染みを作った。彼女の秘部は充血し、開いたまま収縮を繰り返している。余韻に震える佳代の瞳は潤み、虚ろに夜空を見上げていた。
だが、儀式は終わらない。次の男が前に出た。
「次はわしじゃ」
四十代の、恰幅のよい男である。彼は佳代の脚を持ち上げ、今度は後ろから入れようとした。
「あっ…ま、まだ…」
佳代が弱々しく抗議するが、男は聞かない。彼女の腰を持ち上げ、先ほどの精液で濡れた秘部に、自分の男根を押し当てた。ずぶり、と容易く飲み込まれる。すでに潤った内部は抵抗なく男を受け入れた。
「ああっ…!」
佳代の悲鳴に近い喘ぎ。男は容赦なく腰を打ち付けた。ぱん、ぱん、という肉と肉がぶつかる音が響く。佳代の豊かな乳房が激しく波打ち、乳輪ごと揺れる。
「ほれほれ、巫子のくせにこんなに締まるんか。ええ腰じゃのう」
男が下品な声で囁くと、佳代は羞恥に顔を染め、唇を噛んだ。だが、身体は正直だ。彼女の腰が再び動き始め、男の抽挖に合わせてくねる。
「あ、ああ…だ、だめ…また…ああっ!」
佳代は二度目の絶頂に達し、祭壇の上で身をよじった。男も間もなく達し、彼女の胎内に再び白濁が注がれた。
こうして佳代は、夜明けまでに五人の男を受け入れた。祭壇の藁は精液と汗で湿り、彼女の白い身体は無数の男の手形と口づけの痕で染まった。最後の男が終えたとき、佳代は意識を失い、藁の上に裸のまま横たわっていた。股間からは白い液がとめどなく溢れ、太腿を伝って土に染み込んでいく。それは「大地への奉げ物」として、村人たちに歓呼をもって迎えられた。
第二節:相沢優の「供え物」
佳代の儀礼が進む間、広場の別の場所では、もうひとつの儀式が始まっていた。
相沢優。十七歳の小柄な娘は、去年の祭りで「筆下ろし」を受けたばかりだが、今年は「供え物」として、村の若者たち全員に奉げられる役割を負わされていた。
優は広場の隅にある柱に、両手を縄で縛り付けられていた。足元には藁が敷かれ、周囲には十人ほどの若い男たちが輪を作っている。彼女の小さな身体は震え、涙で濡れた顔が火光に照らされる。小さな乳房が恐怖で粟立ち、乳首が硬くしこっている。
「去年は一本だけじゃったが、今年は全員じゃ。しっかり味わうんじゃぞ、優はん」
若者たちのリーダー格らしい男が、下卑た笑いを浮かべた。
最初の男が前に出た。優と同年代ほどの、あどけなさの残る若者である。彼は優の前に膝をつき、震える彼女の脚を開かせた。薄い陰毛の下、小さな秘部が露わになる。去年の筆下ろしで失った処女膜の痕はすでに癒えているが、まだ狭い入口は緊張で閉じている。
「ゆ、優…怖いか?」
若者が意外に優しい声で問うた。
「…うん」
優が小さく頷く。涙が頬を伝う。
「わしも初めてじゃ。一緒に…な」
若者は自分の男根を優の秘部に当てがい、ゆっくりと押し込んだ。優の入口は乾き気味で、侵入に抵抗がある。若者は唾を手に吐き、優の秘部に塗り込んだ。
「んっ…冷たい…」
優が身をよじった。潤滑を得た男根が、ゆっくりと狭い管を押し広げていく。優の内唇が引き伸ばされ、赤く充血する。
「あ、ああっ…痛い…まだ…きつい…」
優の訴えに若者は動きを止め、彼女の小さな乳房に口づけた。乳首を舌で転がすと、優の身体がぴくりと反応した。
「ん…あ…」
秘部が次第に潤い始める。若者はそれを感じ取り、再び腰を動かし始めた。ゆっくりとした抽挿。出し入れを繰り返すたびに、優の秘部から粘液が糸を引く。
「あ…あ…なんか…変…」
優の表情が次第に変化する。苦痛の皺が消え、代わりに官能の紅潮が頬を染める。縛られた両手が縄を握りしめ、爪が食い込む。
「優…気持ちよいか?」
「…わかんない…でも…あ、ああっ…そこ…!」
若者が角度を変え、優の内側の敏感な箇所を擦った瞬間、彼女の小さな身体が跳ねた。脚が痙攣し、腰が前に突き出される。
「ああっ! なに…これ…あ、あああっ!」
優が初めての絶頂に達した。秘部が痙攣し、若者の男根を激しく締め付ける。若者も耐えきれず、彼女の体内に精を放った。
「あ…あつい…なか…あつい…」
優が放心したように呟く。若者が腰を引くと、白い液が小さな秘部から溢れ出した。
だが、休む時間はない。次の男がすぐに前に出た。
「次はわしじゃ。優はん、去年より成長したか確認させてもらうぞ」
二番目の男は、より年長で、男根も太かった。彼は優の脚を持ち上げ、前の男の精液で濡れた秘部に、自分のものを一気に押し込んだ。
「ひいっ!」
優の悲鳴が響く。太い異物が狭い内部を無理やりに押し広げる。前の男の精液が潤滑油となり、ぐちゅぐちゅという音を立てて抽挿が始まる。
「あ、ああっ…大きい…きつい…や、やめて…!」
優が泣き叫ぶが、男は容赦しない。激しい抽挿で彼女の内側をかき回す。優の小さな乳房が揺れ、縛られた両手が縄に擦れて赤くなる。
「ほれほれ、去年は泣いてばかりじゃったが、今年はええ声を出すようになったのう」
男が下卑た声で囁く。優は羞恥と快感の狭間で、声を殺そうと唇を噛む。だが、身体の反応は抑えられない。腰が自ら動き、男を受け入れようとする。
「ん…あ…ああ…だめ…また…あああっ!」
優が二度目の絶頂に達し、白濁した液が再び彼女の胎内に注がれた。
三人目、四人目。男たちは代わる代わる優を犯した。ある男は後ろから、ある男は正常位で、ある男は口にまで男根を押し込んだ。優は最初は抵抗していたが、五人目を過ぎる頃には、自ら腰を振り、男を求めるようになっていた。瞳は虚ろになり、口から涎を垂らし、小さな身体は精液と汗で濡れそぼる。
「あ…あ…もっと…もっと…」
優の言葉に、若者たちが歓声を上げた。十人目の男が終えたとき、優は柱に縛られたまま意識を失った。秘部は赤く腫れ、白い液が太腿を伝って藁に染み込む。それは「供え物」として、大地に吸収されていった。
-第三節:上高地のぞみの「屈辱」
広場のさらに奥、鬱蒼とした木立の間で、もうひとつの儀式が行われていた。
上高地のぞみ。二十歳の長身の娘は、四人の中で最も気性が激しく、村の男たちに対しても怯むことがなかった。だが、今夜は「八墓様に屈する」役割を負わされている。
のぞみは広場から離れた林の中に、大木の根元に引きずり出された。手足を縛られ、木の幹に背を預けさせられている。日焼けした肌が闇の中で白く浮かび、金色の陰毛が薄く生え揃った秘部が露わになっている。
「あたしは嫌だって言ってるでしょ! 離しなさい!」
のぞみが鋭い声で叫ぶ。だが、縄は解かれない。
「上高地ののぞみはん。お前は八墓様に逆らった。だから今夜は『荒神(あらがみ)』に仕えることになるんじゃ」
村長が宣告すると、ふたりの男が前に出た。ひとりは大柄な中年男、もうひとりは細身の若者である。
「ふん、誰がそんなことするもんか」
のぞみが睨みつける。だが、その瞳の奥に恐怖の色が見えた。
大柄な男がのぞみの前にしゃがみ込み、彼女の脚を無理やり開かせた。薄い陰毛の下、引き締まった秘部の割れ目が露わになる。スポーツで鍛えた内腿の筋肉が抵抗しようとするが、縄とふたりの力には勝てない。
「きれいな割れ目じゃのう。使うのが惜しいくらいじゃ」
男が親指でのぞみの割れ目を上下に撫でた。のぞみの身体がびくりと反応する。
「やめろ! 触るな!」
「触らんとどうするんじゃ。中を見せてもらうぞ」
男が親指で割れ目を開いた。薄い内唇が現れ、その奥に小さな入口が収縮している。のぞみの秘部はまだ濡れていない。男は指を口に含み、唾液を濡らして、のぞみの入口に押し当てた。
「ひっ…冷たい…やめろ…!」
のぞみが声を上げる。男の指がゆっくりと内部に侵入し、壁を撫でる。のぞみの身体が硬直する。
「ほれ、もう濡れてきたぞ。口では嫌と言っても、身体は正直じゃのう」
男が指を抜くと、指先に粘液の糸が引いた。のぞみは羞恥に顔を染め、唇を噛みしめた。
「さあ、入れさせてもらうぞ」
男が自分の男根を取り出した。反り返った太い軸が、のぞみの秘部に当てがわれる。
「い、嫌だ…本当に嫌だ…!」
のぞみの声が初めて震えた。男は容赦なく腰を前に押した。乾き気味の入口が抵抗するが、男は力で押し込んだ。
「ああっ! 痛…い!」
のぞみの悲鳴が林に響く。太い先端が狭い入口をこじ開け、内側の粘膜を引き伸ばす。のぞみの背中が木の幹に押し付けられ、 白い肌を擦る。
「くっ…うう…」
のぞみが歯を食いしばる。男が根元まで埋め込むと、彼女の引き締まった内壁が男根をきつく締め付ける。スポーツで鍛えた筋肉が、逆に男の快楽を増幅させる。
「おお、きついのう。陸上部の娘は違うわ」
男がゆっくりとした抽挿を始める。出し入れを繰り返すたびに、のぞみの秘部から次第に粘液が滲み出す。痛みが快感に変わり始めているのだ。
「ん…く…あ…な、なんだ…これ…」
のぞみの表情が変化する。抵抗の皺が消え、代わりに官能の紅潮が頬を染める。日焼けした肌が汗で光る。
「あ…あ…そこ…やめ…ああっ!」
男が角度を変え、のぞみの敏感な箇所を擦った瞬間、彼女の長い脚が痙攣した。
「ほれ、気持ちよくなったじゃろう」
「な、ない…ない…ああっ!」
のぞみは激しく首を振るが、身体は正直だ。腰が自ら動き始め、男の抽挿に合わせて前後に揺れる。日焼けした腹筋が収縮し、引き締まった太腿が震える。
「あ、ああ…だめ…あたし…あたしは…あああっ!」
のぞみが絶叫し、全身を反らせた。引き締まった内壁が激しく収縮し、男の男根を絞り切るほどに締め付ける。男も唸り声を上げ、彼女の最奥に精を放った。
「あ…あつい…なか…なかに…」
のぞみが呆然と呟く。男が腰を引くと、白い液が日焼けした太腿を伝い、落ち葉の上に染み込む。
だが、儀式は終わらない。二番目の男、細身の若者が前に出た。
「次はわしじゃ。のぞみはん、今度は後ろじゃ」
「な…後ろ…?」
のぞみが目を見開く。若者はのぞみの腰を持ち上げ、四つん這いの姿勢を取らせた。木の幹に両手を縛られたまま、腰だけが浮いている。日焼けした臀部が月明かりに晒される。
「やめろ…そこは…違う…!」
若者はのぞみの秘部に指を入れ、粘液を採取した。そしてそれを、のぞみの後ろの窄い穴に塗り込んだ。
「ひっ! なに…する…!」
のぞみが背筋を震わせる。若者は自分の男根に唾液を塗り、のぞみの後ろの穴に先端を当てた。
「 おとなしくせんと痛いぞ」
「ふざけんな! 絶対に…ああっ!」
若者が腰を押し込むと、のぞみの悲鳴が林にこだました。窄い穴が無理やりに押し広げられ、異物感がのぞみを襲う。
「い、いたい…やめ…本当にやめ…!」
のぞみが初めて泣き声を出す。気の強い娘の抵抗が、ついに崩れた。若者はゆっくりと、しかし確実に腰を進め、根元まで埋め込んだ。
「うう…く…あ…変…変な感じ…」
のぞみの表情が混濁する。痛みと異物感、そして未知の快感が入り混じる。若者が抽挿を始めると、のぞみの秘部からも粘液が溢れ出し、太腿を濡らす。
「あ…ああ…そこ…あ…なにか…来る…あああっ!」
のぞみが前の穴と後ろの穴の同時刺激に絶頂に達し、全身を痙攣させた。若者も間もなく達し、彼女の後ろに精を放った。
こうしてのぞみは、夜明けまでに七人の男を受け入れた。最後の男が終えたとき、彼女は木の幹に縛られたまま、虚ろな瞳で夜空を見上げていた。日焼けした肌は汗と精液で濡れ、引き締まった四肢は力なく垂れ下がる。強気な瞳の光は消え、代わりに涙の跡が頬を乾いている。
第四節:諏訪純の「別れの儀」
広場の中央に戻ると、最後の儀式が始まろうとしていた。
諏訪純。十九歳。大人しい娘は、この祭りのあと、隣村に嫁ぐことになっている。だが、嫁ぐ前に「村の土を染み込ませる」儀式を受けねばならない。つまり、村の男全員が彼女を共有し、その精を注ぐことで、彼女を「村のもの」として刻印するのである。
純は広場の中央、藁の上に仰向けにされた。豊満な身体が藁の上に広がり、大きな乳房が両側に流れるように形を変える。濃密な陰毛が股間を覆い、太い太腿が少し震えている。
「純はん、嫁ぐ前に村の『味』を忘れるなよ」
村長が宣告すると、男たちが列を作った。その数、十五人。
「あ…あの…優しく…してください…」
純がおずおずと頼む。大人しい彼女は、抵抗することすらしない。
最初の男が純の脚を開かせた。濃密な陰毛をかき分け、秘部の割れ目を露わにする。肉厚の内唇がすでに潤いを帯びており、ぴくぴくと収縮している。
「もう濡れてるじゃないか。純はん、楽しみにしてたんじゃないか?」
男が下卑た声で囁くと、純は顔を真っ赤にして首を横に振った。
「そ、そんなこと…ないです…」
男がゆっくりと指を秘部に挿し込むと、純の身体がびくりと反応した。肉厚の内壁が男の指をきつく締め付ける。
「ほれほれこんなにきつい。嫁ぎ先の夫は幸せ者じゃのう」
男が指を動かし、内壁を撫で回す。純の腰が揺れ、甘い吐息が漏れる。
「あ…ああ…そこ…だめ…」
男は指を抜き自分の男根をあてがった。ずぶりと一気に押し込む。
「あああっ!」
純の背中が反り返り豊かな乳房が天を向いて揺れる。男根が肉厚の内壁を押し広げ奥深くまで侵入する。純の秘部は男根を飲み込むたびに収縮を繰り返し激しい摩擦を生む。
「おお…ええ締め付けじゃ…」
男が抽挿を始める。重たい音と水音が交互に響く。純の大きな乳房が激しく波打ち乳首が硬く尖る。
「あ…ああ…すごい…あつい…あついです…」
純の声が高くなる。大人しい娘の口から出る喘ぎ声は意外に淫靡だ。彼女の腰が自ら動き男の抽挿に合わせて前後に揺れる。藁の上で背中が擦れ白い肌に赤い痕がつく。
「ああっ! だめ…また…ああっ!」
純が絶頂に達し全身を痙攣させる。肉厚の内壁が男根を激しく締め付ける。男も唸り声を上げ彼女の最奥に精を放った。
「あ…あつい…なか…あついです…」
純が呆然と呟く。男が腰を引くと白い液が秘部から溢れ出し藁に染み込む。
だが休む時間はない。次の男がすぐに前に出た。
「次はわしじゃ。純はんもっと声を出せ。村中に聞こえるように」
二番目の男はさらに激しく純を犯した。三番目の男は純を四つん這いにさせ後ろから入れた。四番目の男は純の上に乗り正常位で激しく腰を打ち付けた。
純は最初は大人しく受けていたが五人目を過ぎる頃には自ら腰を振り男を求めるようになっていた。瞳は虚ろになり口から涎を垂らし豊満な身体は精液と汗で濡れそぼる。
「あ…あ…もっと…もっとください…」
純の言葉に男たちが歓声を上げた。十人目の男が終えたとき純は藁の上に横たわったまま意識を失った。秘部は赤く腫れ白い液が太腿を伝って藁に染み込む。それは「村の土」として大地に吸収されていった。
第五節:柳沢ゼミの受難
四人の娘たちの儀式が終わり明け方近くになった。広場には汗と精液の匂いが充満し男たちの興奮は冷めやらぬ様子だ。
「さて、次は客人じゃ」
村長の言葉に私の背筋が凍った。
「客人神として、お客人にも参加してもらわねばなりませぬ」
視線が私とそしてふたりのゼミ生に向けられる。姉川美奈子と南條美和の顔色がさっと青ざめた。
「え…私たちも…?」
美奈子が震える声で問う。巨乳の清楚なゼミ長の身体が小刻みに震える。
「ふざけないでよ! 私たちは見学だけって言ったでしょ!」
美和が鋭い声で抗議する。モデル体型のツンデレ娘の瞳に怒りと恐怖が入り混じる。
「落ち着きなさいふたりとも」
私は静かにしかし有無を言わさぬ教授の権威を込めて諭した。
「美奈子 これもフィールドワークの一環です。我々はこの村の文化を理解する義務がある。論文のないようにに直結するのですよ。この機会を逃すことはできません。」
「あ…」
美奈子の大きな瞳が涙で潤む。
「柳沢先生のためなら…!」
「美和。君はわかっていますね? それに君のその合理的な頭脳で考えなさい。これは単なる習俗への一時的な参加。心を閉ざせばなんら傷つくことはない」
「っ
ううるさい! わかったわよやればいいんでしょ!」
美和は唇を噛みしめ涙をこらえて男たちの方を睨みつけた。
美奈子が最初に差し出された。
「黒髪のこのおっぱいのデカい娘からじゃ。上玉だべ」
村の若者たちが無遠慮に彼女の白いブラウスをはだけさせ窮屈そうに押し込められていた豊満な乳房を曝け出させる。月明かりの下その胸は陶器のように白く先端の桜色は恐怖で硬くしこり立っている。
「いや…教授見ないで…!」
美奈子が泣きながら私を見る。清楚なゼミ長の痴態。私は研究者としてその一部始終を克明に観察記録する義務がある。
「美奈子さんあなたは美しい。何も恥じることはない。さあこれが村の伝統的な『筆下ろし』の儀式。あなたは選ばれたのです」
男の一人が美奈子の秘所に手を伸ばし下生えをかき分ける。彼女の処女を確認する「検分」だ。そして別の若い男が彼女の足を無理やりに開かせ自らの怒張した男性器をその濡れそぼる入口にあてがった。
「ひっ…! ゆるゆるしてください…痛くしないで…!」
「安心しねぇすぐ気持ちよくしてやっから」
ずぶりという鈍い音とともに男が腰を沈める。
「ああっ! いたい…!!」
美奈子の背中が弓なりにしなり悲鳴が夜の山にこだまする。愛液が白い太腿を伝い落ちる。しかし儀式は止まらない。大地を肥沃にする生け贄えとされ男の抽挿は一層激しくなる。ぐちゅぐちゅという淫らな水音が祭りの喧騒に混じる。
「あ…ああっ…! ふあ…んん…!」
苦痛に歪んでいた美奈子の表情が次第に官能の色に染まり始める。本来性に貪欲な彼女の身体が未知の快楽に目覚めていくのだ。
「教授…私わたし…おかしくなっちゃいます…!」
巨乳を激しく揺らし腰をくねらせながら美奈子は快楽の涙を流して私に助けを求める。
「ちょ美奈子があんなに…!」
隣で見ていた美和の身体が小刻みに震えていた。
「次はおめぇだべっぴんなスレンダー娘」
「触るな!」
強がる美和だがその抵抗は空しく彼女もまた裸に剥かれた。無駄な肉のない鍛え上げられた四肢と慎ましやかな乳房。対照的な美しさが炎に照らされる。
「ひっ…やめ…!」
男たちは彼女を仰向けに組み伏せ長い脚を高く持ち上げさせその秘部をあらわにした。薄い茂みに覆われた割れ目はまだ誰にも侵されたことのない神聖な領域。
「柳沢先生 んああっ!」
異物の挿入感に美和の強気な瞳からついに涙が零れ落ちる。瞬間彼女は小さく悲鳴を上げシーツの端をぎゅっと握りしめた。
「うう…くぅ…動かないで…!」
しかし無情な抽挿が始まれば彼女の口からも甘い吐息が漏れ始める。
「ん…ふ…あ…そこやめ…っ」
陸上部で鍛えた腰が不随意に反応し男を受け入れようと動く。美和は自らの感覚に戸惑い羞恥に顔を歪めながらも快感から逃れられない。
私はふたりのゼミ生が見知らぬ男たちの子種を注がれる様をただ静かに見守った。これは文化人類学の貴重な記録である。村の男たちは代わる代わる彼女たちを犯しその胎内に精を放つ。ふたりは幾度も絶頂に達し意識が混濁する中でこの村の「因習」をその身をもって体驗したのである。
「さあ、先生。客人にとどまることなかれ。今宵は特別じゃ」
村長の声が、松明の爆ぜる音よりも鮮明に耳に届いた。その眼差しは隠しがたい狂信的な熱を帯びている。
「先生こそが今宵の『主神』となられよ。八つ墓様の御霊(みたま)となり、この村の豊穣を約束してくだされ」
差し出されたのは、黒漆塗りの恐ろしい面だった。洞窟の奥で数百年眠り続けていたという、異形の神の顔。そして、藁と麻で編まれた粗末な神衣。
私の内なる何かが、理性の堤防を決壊させた。学者としての冷徹な観察者はなりを潜め、代わりに古代から脈々と受け継がれてきた男の原始的な欲望が全身を支配する。
「……承知しました」
私は面を被った瞬間、視界が狭まり、世界が変貌した。私ではなくなったのだ。私は八つ墓様だ。
広場に踊り出ると、夜気を切り裂くような歓声が上がった。村の男たちは我先にと道を開け、地べたに平伏す。神の降臨だ。
私の視線はただ一点、村の若造に嬲られ泣き叫んでいる姉川美奈子に釘付けだった。
「その女は我のものだ」
私は低く唸るように告げ、男たちを怒鳴りつけた。男たちは畏敬の念に駆られ、蜘蛛の子を散らすように退散する。
美奈子は藁の上に力なく横たわり、汗と体液にまみれた豊満な肢体を震わせていた。私はその白い双丘の間に割り込み、彼女の濡れそぼる秘所に我が怒張を一気に突き入れた。
「ひぃっ! あああっ……!」
圧倒的な質量と熱量に、美奈子は背中を反らせて悲鳴を上げた。だが、私が激しく腰を打ち付け始めると、彼女の様子が変わった。
「あ……あれ……せ、先生……?」
私が少しだけ面をずらし、いつもの冷静な瞳を覗かせると、美奈子は涙に濡れた顔で私を見上げた。
「先生……先生なんですか……?」
「そうだ、美奈子。私だ」
その瞬間、彼女の表情から恐怖が消え失せた。代わりに歓喜と背徳の炎が灯る。
「ああっ! 先生! 先生……好きっ!」
彼女は自ら私の首に腕を絡め、激しく腰を打ち付ける私に合わせて自ら腰を振り始めた。清楚だったゼミ長はもういない。いるのは、愛する男に貫かれたいと渇望する一匹の牝だけだ。
「ああっ! そこっ! 先生の奥まで……ああっ! 最高ですっ!」
巨乳が波打ちながら私の胸板を叩く。彼女は幾度も絶頂の声を張り上げながら、私の精を搾り取ろうとするかのように膣壁を激しく収縮させた。
次に私が向かったのは南條美和だった。
彼女もまた男たちに凌辱され、虚ろな瞳で横たわっていたが、私が近づくと気丈にも睨みつけてきた。
「ふん……八つ墓様だか知らないけど……これ以上何をするっていうのよ……」
私は答えず、彼女の細い両脚を肩に担ぎ上げると、一気に最奥まで貫いた。
「あぐっ!!」
美和は目を見開き、シーツを握りしめた。だがすぐにその表情が歪む。
「美和 私だ!」
「んっ……あ……せんせぇ……?」
私が激しく突き上げると、彼女は抵抗をやめ、むしろ私にしがみついてきた。強気なツンデレ娘の仮面は完全に剥がれ落ちている。
「大好き……大好きっ! 離さないで……私の中にいて……!」
彼女は自ら脚を私の腰に絡めつけ、「大好きホールド」とでも呼ぶべき強固な拘束で私を逃がさないとした。長い脚が私の背中をロックし、膣奥で私の屹立を締め上げる。
「出して……全部私の中に出してぇっ! 先生の赤ちゃん欲しいぃっ!」
私は彼女の懇願に応え、その子宮の奥深くへと白濁を叩き込んだ。
「おおーっ! 八つ墓様じゃ! 本物じゃ!」
村人たちの喝采が鳴り止まない。私の激しさは主神としての威厳そのものだと称賛されている。
「八つ墓様は今宵すべての女を犯す権利を持つ!」
村長の言葉が合図だった。私は視線を巡らせる。
巫子の榊原佳代が祭壇で力なく横たわっていた。私は彼女に歩み寄るとその豊満な肢体を組み伏せた。
「ああっ……八墓様ぁ……佳代は……巫子です……どうか……この身にお慈悲を……」
彼女は恍惚とした表情で私を受け入れた。神体として何度も男を受け入れた秘所は熟れきっており、私を包み込むように蠢いた。
続いて相沢優。小柄な彼女を軽々と抱き上げると幼い体に見合わぬ淫らな声を上げさせた。
上高地のぞみ。気丈な彼女は抵抗しようとしたが一度貫かれると屈服し筋肉質な内腿を震わせながら私にしがみついた。
諏訪純。嫁ぐ前の彼女には最後の刻印としてたっぷりと精を注ぎ込んだ。
私はまさに荒ぶる神となって祭りの女たちを次々と味わい尽くした。狭い広場の中で逃げ場はない。逃げ惑う女たちを捕まえその秘裂に楔を打ち込む。
夜が明け始めた頃、広場には戦場のような静寂が訪れていた。
そこには累々と横たわる女たちの肢体があった。
全裸のまま白目を剥いて失神する者。呆然と虚空を見つめながら自らの股間から溢れる白濁を指で弄ぶ者。そして私のゼミ生である美奈子と美和もまた互いの身体を重ね合わせるようにして幸せそうな笑みを浮かべて眠っていた。
彼女たちの肌は汗と精液でてらてらと光り大地に染み込んだそれは来年の豊穣を約束する供物となったのだろう。
私は八つ墓様の面を外し朝日に照らされた惨状を見下ろした。
文化人類学のフィールドワークとしてはあまりに暴走しすぎたかもしれない。だがこの背徳的な充足感は何物にも代えがたい。私は来年もまたこの村を訪れることを心に誓った。
エピローグ――「八つ墓様」の民俗学的考察
あの夜から三ヶ月が過ぎた。
書斎の窓から初夏の青葉が風に揺れるのが見える。私は机の上に広げたフィールドノートの余白に、震える手で追記を書き込んでいる。学術誌に掲載する論文の草稿であるが、その核心部分――私自身が「神」として交わった体験――は、当然ながら記述できない。だが、ここに記すことだけは、学問の営みとして後世に遺さねばなるまい。
一、「八つ墓様」の語源と神話的意義
八つ墓村の祭儀を民俗学の視座から考察するにあたり、まず解明すべきは「八つ墓様」という神号の語源である。
従来、この名称は単純に「八つの墓」という字面通りに解釈されてきた。横溝正史の小説が広く知られるようになって以降、この村に「落武者狩り」の血腥い歴史があったと信じる者も少なくない。しかし実際には、そのような残虐な歴史的事実は確認されない。では「八つ墓」とは何か。
私は今回のフィールドワークを通じて、村長から口伝として伝えられる真正の語源を聞き出すことに成功した。
「八つ墓様」とは、本来「八津派家様」と書く。これは近世の村役人が耳で聞いて書き取った際の誤記が、そのまま定着したものである。原本たる古文書はすでに失われたが、口伝は代々の巫子の家系――榊原家――によって正確に伝えられていた。
「八津派家」の各々の字義を解きほぐすならば、次のようになる。
第一に「八」であるが、これは単なる数詞ではない。古神道において「八」とは「数多」「無数」「尽きることなき」を意味する修飾語である。「八百万の神」という表現に見るように、限定的な数量ではなく、むしろ氾濫する豊穣性を示す表象である。八つの、とは八つ並んだ墓ではなく、無数に枝分かれした血脈の、尽きることなき繁栄を暗示している。
第二に「津」である。これは「津」(港)すなわち、ものが集い、交わり、流れ着く場所を意味する。同時に「津」は「つの」(角・突起)にも通じ、男根を表象する古語でもある。つまり「八津」とは、無数の男根が集交する場所、種と種が交わり合う「聖なる津」を意味している。
第三に「派家」である。これは「派」(枝分かれする、流れが分かれる)と「家」(血筋、氏族、そして母胎たる子宫を意味する)の結合である。一つの流れが幾筋にも枝分かれし、無数の家(血脈)を派生させていくこと。「八津派家」とは即ち、一つの種が無数の母胎に注がれ、無限に枝分かれする血脈を生み出すことを神格化した名称である。
第四に「様」であるが、これは単なる敬称ではなく、「座(みま)」すなわち神が降臨する祭壇そのものを指す古い用語である。
以上を総合すれば、「八津派家様」とは――無数の種を無数の母胎に注ぎ込み、幾筋にも枝分かれする血脈の繁栄を約束する、大地と交合する豊穣神の降臨座。これが真の意味である。
この語源解明によって、宵祭りの儀式内容は明快な論理的必然性を持って説明がつく。
「神体」たる巫子(榊原佳代)に種を注ぐ神前儀礼は、神そのものが大地(母胎)と交わる**聖婚**の再演である。いわゆるヒエロス・ガモスの日本列島における一変奏であり、シュメール文明のイナンナとドゥムジの聖婚、ギリシャのデメテルとイアシオンの穀倉の交合と本質において同じである。
神が女を犯す。それは穀物の種が大地の裂け目に落ち、胚芽が子宮の闇の中で芽吹くことの隠喩である。大地の女性性は、降り注ぐ精液(雨水)を受け入れ、全てを育む母としての宽容を見せる。そのことが「八津派家」という無限の繁栄の神話的約束を現実の儀礼として成就させるのである。
「供え物」としての輪姦儀礼は、一見すると女性への暴力に見えるかもしれないが、本来は共同体全体の男たちが一斉に種を注ぐことによる集団的聖婚である。一人の女に多人数の男が注ぐ、という行為は、種の多様性を大地にもたらし、豊穣の可能性を最大化する。生物学には無知であった古代人も、直観的に「多様な種の交混」が「豊かな収穫」をもたらすことを知っていたのだ。
私が広場の藁の上に累々と横たわる女たちを見下ろした朝の光景は、しかしけっして、近代人が想像するような暴力の惨劇ではなかった。彼女たちの身体は精液と汗にまみれていたが、その顔はどこまでも安らかであった。まるで収穫を終えた田が、満ち足りた秋の日差しの中で静かに横たわっているように。
大地が雨を受け止めるように、彼女たちは種を受け止めた。それは畑に種を蒔く行為と同じ――いや、まったく同一の行為であった。
古代人が子宮と大地を等価に見なしたこと。種を蒔くことと精を注ぐことを同一視したこと。それらがけっして無知な比喩ではなく、根源的な宇宙観に基づく真実の認識であることを、私は身をもって体験した。
大地は巨大な子宮であり、子宮は小さな大地である。
そのことを、柳沢昇という一人の文化人類学者は、八つ墓村の夜明けの光の中で、確信をもって悟った。