日本の村に眠る淫習を訪ねて、柳沢研究室レポート 今に残る日本の村のエロ風習 ⭐︎各話読み切り 新作はイラスト付き 作:みなぽん
義理の父と結婚する娘達
私は日本の山村や漁村に残る因習を研究しています。
民俗学などと言うカビの生えた学問ですが、グローバル化のアンチテーゼというべきのか最近受講生が増えています。
また古代にロマンを感じる女の子の受講生も多いようです。
中でも私のフィールドワークに熱心についてきてくれる女学生がふたりいます。
黒髪のセミストレートヘアで黒ぶちメガネの姉川美奈子君、清楚で真面目な顔立ちですが胸は立派なディーカップです。年中アルバイトをしていますがいつも貧乏なようです。そしてもう1人がモデル体型でショートヘアの南條美和君、高校時代は陸上部のエース、凛とした佇まいの女の子です。
私は毎年定期的に「あなたの出身の町や村の風習について書きなさい」と言う宿題を出します。
これが私の研究の情報源になるわけです。
大体はたわいもないお祭りであったり、季節行事の話となりますが、中には私が目を輝かせる因習が含まれていることがあるのです。
今回もいくつか掘り出し物があったのですが、三重県の山あいの村から上京してきた柴崎小春さんのレポートは特に目を見張るものでした。
柴崎さんは明るい女の子でおしゃれで可愛いクラスのマスコット的女の子です。
某集団で踊るアイドルグループの練習生にスカウトされかけたことがあります。
そして彼女の書いたレポートには郷里の「重ね婚」の因習とお父さんとの思い出が書かれていました。
この珍しい習慣は地方の村落においても秘密の習慣とされており長らくその存在が疑われてきました。
しかし、今、現在においてもバングラディッシュでは当たり前の習慣として一部の村落に残っています。
そして、日本でも三重県の山奥でその存在を裏付ける記録は残っていたのです。
それは大正4年の高等女学校の卒業生の体験談の中にありました。
三重の郷土史研究家である、藤原作造さんのご好意で私もそのコピーを撮らせてもらっています。それは次のような文章でした。
「稲毛 桃子が重ね婚について高校の教師であり、郷土史研究家の平方留吉に語った内容より」
お父さんが亡くなってお母さんは遠縁の親戚の喜八おじさんと結婚することになりました。しかしお母さんは山仕事の事故で結婚して1年足らずで亡くなってしまいました。そうしたら喜八おじさんがお姉ちゃんの鶴姉さんと「重ね婚」するぞと言い始めたんです。
お姉ちゃんは16歳、勉強ができるから将来は小学校の先生になるって言っていたんです。
でもお姉ちゃんは重ね婚の約定のために40歳の喜八おじさんと結婚することになりました。この約束を破れば私とお姉ちゃんは養い親のない孤児になってしまうのです。鶴姉さんは私を高等女学校に入れる約束で喜八おじさんの嫁になりました。
学校出てから正式に祝言と言う事でしたが、ある夏の夕立が降った日に私はおじさんが納屋でお姉ちゃんを犯すところを見てしまいました。おじいさんは畑帰りにお姉ちゃんを納屋に連れ込んで制服のスカートから下着を剥ぎ取って、米俵の上で足を開かせて
おちんちんをお姉ちゃんの中に入れていました。蝉の鳴く声、夏の薄暗い納屋の中で大きく開かれたお姉ちゃんの白い太ももとつま先が揺れていました。そしてお姉ちゃんの悲しそうなすすり泣きが聞こえました。私はその一部始終を納屋の壁の隙間から覗いてしまったのです。大きく開かれた白い足の間で田植えをするように腰を前後にゆするおじさんがいました。そしておじさんは小さくうめくとひときわ深く腰を突き入れてお姉ちゃんの中に子種を吐き出しました。それから4ヶ月、お姉ちゃんは在学中に妊娠し、卒業を待たずに学校を辞めおじさんの奥さんになりました。そして私は喜八おじさんの義理の娘から、一転して義理の妹妻となったのです。
私は高等女学校を出て名古屋の街に職を求めて転居しました。村の人は当たり前だと言っていましたが私はそれがどうにも理不尽に思えたからです。」
この大正年間の記録から民俗学の中で「重ね婚」の習慣が語られる事はありませんでした。
日本の因習には世間一般に知られる表の因習と深く静かに村の文化の中に潜航する影の因習があり、重ね婚はーその後者にあたるのでしょう。兎も角も柴崎さんのレポートを読んでみましょう。
柴崎 小春
私とパパの関係って少し変わってるんだ。他の友達に聞いたらみんながみんなそれは変わってるよと言われた。
パパは春のことが大好き、娘としても、1人の女としても、
パパとママは再婚で一緒になった。前のパパは乱暴な人だったから私もママも大っ嫌いだった。その乱暴なパパはビルの工事現場から足を滑らせて私が小学生の時に死んじゃった。そしてママは大地主の息子で年下の優しくかっこいい、今のパパと再婚した。
だから今の私のパパは義理のお父さんなんだ。でも結婚して2年で病弱なママがなくなってしばらくしたら、パパのハルを見る目はちょっと変わってきたような気がするんだ。
これはずっと後からわかったことなんだけど、この村には「重ね婚」という瞬間があるんだよ。未亡人の女の人が結婚するときには、すぐには籍は入れない。妊娠するまで籍を入れない内縁状態を続けて、その家の子供を妊娠してから結婚するんだって、そしてもしその奥さんが死んでしまったら、娘がいる場合はその娘が母親が結婚する予定だった相手と結婚するんだ。
昔は夫を亡くした女性が再婚するのは大変だった。それなりの年齢になってから再婚するから、子供が生まれないこともあった。昔は子供が生まれないのは困るからそのための保障として「重ね婚」の風習ができたんだって。もちろんこんな習慣は秘密中の秘密、パパの家は大きな地主さんで村の有力者だからこんな古い習慣を今でも守っていたんだよ。
もちろん私はそんな習慣があるとは思ってなかった。お母さんが亡くなって、パパが私を育ててくれる事は当たり前だと思ってた。
でも本家のおじいちゃんおばあちゃんは私の成長を見守りながらすっかりその気だったんだね。
つまり私とパパを重ね婚させるつもりだったんだよ。
あの頃、私は中学3年生、高校受験を控えた夏のことだった。
パパはお母さんが亡くなってから少しお酒の量が増えて落ち込み気味だったんだよ。
やっぱりパパはママのことすごく愛してたからね。またそんな一途なパパが小春は好きだったんだ。
春もパパのこと嫌いじゃないから、お話の相手になってあげたり、パパが春を抱っこしたいと言ったら喜んでお膝に乗ったりしていたよ。パパは春を抱っこするのが大好きなんだ。春もトラクターの座席でパパの膝の上で一緒にお仕事するの好きだった。
でも中学3年生ともなれば話は別、胸が膨らんでくるしお尻と腰周りも少し丸みを帯びて女の体になってきてるのわかるから、
男の人の膝の上に乗るのは少しためらいもあったよ。でもパパがとっても喜ぶんだ。
「春はかわいいなぁ、柔らかくて子猫みたいだな。そしてミルクみたいに優しい匂いがする。」
パパの抱っこは最近だんだんエッチになってきて、服の上から私の体に顔を埋めて匂いをかいだり、お尻をさりげなくなでたりするようになってきた。パパは次第に男として私を求めるようになっている。春は気づいていたんだ。
でも春はパパのこと好きだから、万が一パパが狼になって春を襲っても許してあげようと思ってた。
だって私のためにママがいないの寂しいのに一生懸命、春のために頑張ってるんだよ。そんな頼りになる優しい男の人のこと嫌いになれるわけないじゃない。
ちなみにその頃、本家のおじいちゃん、おばあちゃんは春に恋人ができる前に早くセックスしてしまいなさいと言っていたらしい。
まだ未成年なのにひどいよね。でもパパは優しいから、重ね婚とかそんなひどいことするつもりはなかったみたい。
でも、パパも31歳の健康な男性、性欲溜まっちゃうよね。そんなある日、私はパパの恥ずかしい姿を見てしまった。
深夜に仕事から帰ったパパ、お風呂でシャワーを浴びているみたい。
私も静かに1階に降りると洗面所から苦しそうな声が聞こえた。
パパはうめくような声で私の名前を呼んでいる。「春、ああ、春、、、はるーーーー」
もしかして体調崩したのかと思って恐る恐る覗いてみると、パパは私のパンティーのあの部分に鼻を埋めて匂いをかぎながらおちんちんをしこしこしていたんだ。パパのおちんちんは見たこともないくらいに腫れて、生き物みたいにビクビク動いて大きく反り返ってた。
私の匂いがする小さな布切れに大きなパパが興奮してるんだ。
私はその姿を見たら自分がクンニされているような気分になっちゃった。
パパに見つからないように静かに自分の寝室に戻った。でも初めて見た男の人の勃起したおちんちん、
春はその日、パパの姿を思い返してオナニーしました。
悪いことしてる気がしなかった。春はパパが大好きだから、パパが私のパンティーでオナニーしたことも嫌じゃなかったよ
それから悪戯好きの私はパパをさりげなく誘惑するのが楽しくなってしまいました。
無邪気にじゃれつくふりをしてスカートがまくれるのも構わずに抱きついてみたり、
お風呂上がりのタオル巻きでパパの前に出てみたり、
ゲームに夢中になるふりをして足を開いてパンティーを見せ付けたり、
そして私は夜になるとパパの寝室の壁に聞き耳を立てました。
パパは私が誘惑すると必ずその晩にオナニーをするんです。
優しいパパが低い声で私の名前を呼んでおちんちんをしこしこしている。それが私にとっても興奮でした。
本家のおじいちゃん、おばあちゃんもそんな私の変化に気づいていたのでしょう。
「小春ちゃんはパパの事、好きか?パパの仁も秋恵さんをなくして落ち込んでるからなぁ、小春ちゃんがお嫁さんになったつもりでパパに優しくしてやってくれな。この村ではパパのこと大好きなった娘はパパと結婚することもできるでなぁ」とおじいちゃん
「この村には重ね婚と言う習慣があるからね、、小春ちゃんは仁の嫁さんになるんだよ。」
あの頃私はその意味がよくわかりませんでした。でもパパに好意を持っている事を2人は喜んでいたようです。
2人は私にお小遣いをくれて褒めてくれました。
そしておじいちゃんが私の部屋にパソコンを入れてくれました。
「小春ちゃんもお年頃だからいろいろ大人の事、調べてみるといいよ」おじいちゃんは意味ありげに笑います。
おじいちゃんとおばあちゃんが私に性的な興味を高めようとしているのはわかりました。
そして私はインターネットで性的なな体験サイトやエッチな動画などをこっそり見るようになりました。
男女の具体的なセックスのイメージがわかると私の誘惑は露骨なものとなってきました。
娘に手を出すまいと必死に堪える父親に抱きつき柔らかい体を押し付けます。
二人きりの夕食の時に「大人のセックスってどういうの」なんて聞いたりします。
そして極めつけはわざと自分の部屋の扉を少し隙間を開けてオナニーを見せました。パパが二階に上がってくるのをわかっていてさりげなく外に聞こえるようにエッチな声を出してスカートの中に手を突っ込んでいる姿をパパに見せたんです。
パパが扉の隙間からずっと私を見ていました。私はパパの見ている前でスカートからパンティーを抜き取り、愛液に濡れた指先はパパに見せつけました。パパは私のそんな姿を見ながらズボンの前を必死に抑えていました。きっとあの後、私の姿を思い出して夢中でオナニーしてくれたことでしょう。
日々女性らしくなっていく私の体、奥さんを失って寂しい独り寝の続くパパの体、そしてある日、パパは私への想いに堪えられなくなったのでしょう。私の寝室に夜にこっそりと入ってきたんです。
「かわいい、かわいいよ 春、、無邪気な寝顔してどんな夢を見ているんだろうね」
パパは優しく私の頭を撫でました。そして眠っている私の姿をずっと見つめているんです。
パパの息遣いが少し荒いところからおそらくおちんちんをしごいているのだと思います。
そしてパパは私を起こさないように慎重に私のパジャマのボタンを外しました。
私のBカップの膨らみかけの乳房がパパの前にあらわになります。
そしてパパの温かい手が私の乳房を包み込むように触りました。
男の人の温かい大きな手でおっぱいを包まれるとすごくドキドキしてしまいます。
もう私はパパに気づかれないように必死に寝たふりをしました。パパはおちんちんをしごきながら、私の乳房を優しく撫で回して乳首を小指と薬指で挟んで繊細なタッチでシコシコしました。
私の桃色の蕾が硬く勃起してしまいました。
「あああ、私の春が、きれいなおっぱいをして、こんなに可愛く乳首を立てて、、はる、、パパは春を抱きたいよ、ごめんね悪いパパでごめんね、あああ、春、、あああ、、、射精るぅ!」低くを押し殺したような声でパパがつぶやきました。
ティッシュペーパーで何かをガサガサと拭く音。私の部屋に栗の花のような臭いが漂いました。
そしてパパは私のパジャマを直すと静かに出て行きました。
その晩から定期的にパパが私の部屋に来るようになりました。
そして何日か経った頃には服も上着ばかりでなく、下も脱がされました。
パンティーをはいた私の足を静かに開かせて、パパはオナニーをしました。
そして翌日にはパンティーの上から私の割れ目を触るようになりました。
パパのあったかい指がパンティーの薄い布地ごしに私のアソコ触ります。
「あ、は、ああ、あ、、あ、、あふぅ、、」必死に寝たふりをしますが吐息が漏れてしまいます。
そして同時に私の膨らみかけのおっぱいも優しく指で触るのです。
クチュクチュ、クチュクチュ、パンティーの下の私の女性器はすっかり潤っていやらしい音を立ててしまいます。
「春、寝てるんだよね?パパが春のおまんこ舐めても春は起きたりしないよね?」
父が怯えたような声でいました。ここで私が目をさまさなければ父の行為はエスカレートする事はわかっていました。しかし、私はそれを拒むどころか自分から寝たフリをして、触りやすいように足を開いてみたのです。そこには父を誘惑したいと強く思う私の心がそこにはありました。
父のゴツゴツした腕が私のパンティーの両端を引いて静かに脱がしました。
愛液が糸を引きます。そして父の荒い息遣いが私のおまんこに直接当たったかと思った次の瞬間、ヌメヌメとした乳の舌が私のクリトリスを舐め始めました。溢れる愛液をすするかのようにパパは娘のおまんこを舐めたのです。
初めて男の人におまんこを舐められた衝撃、そして下半身から湧き上がるみたらな快感はまだ中学生だった私には刺激の強いものでした。私は小さなお尻をビクビクと振るわせながら、パパの愛撫を受け入れました。そして声を抑えることができなくなりました。
「パパ、ああ、パパ、ダメぇ、、、ああああん、イク、春、イっちゃう だめぇぇぇーーーー!」
私はパパの頭を自分から抑えて自分のおまんこに思いっきり押し付けて絶頂しました。
その日が私が本当に深いアクメを知った日になりました。
それを見届けるとパパは私の小さな家におちんちんを握らせて、その上から自分の手を重ねておちんちんをシコシコしました。
パパのおちんちんは熱く脈動していました。そして私の手に握られて父のおちんちんは釣り上げられた魚のようにびくんびくんと痙攣してねっとりとした白濁した液をビュルビュルと吐き出したのです。
そして私はその瞬間に目を開けました。じっと無言でパパと見つめ合います。
「春、、、。」パパは優しく私を抱きしめると私の唇を奪いました。
口の中に舌をねじ込まれるディープキス、狂おしく抱きしめられながらキスをされるとイッたばかりのまんこがキュンキュンしました。
「ねぇパパ、春をパパの女にして、ママの代わりに抱いていいよ。」
たくましいパパの腰に細い足を絡め、パパの大きな手のひらを私の乳房に誘いました。
パパの大きな体が震えています。抑えがたい男の欲望とパパが戦っているのがわかりました。
私は自分からパパの前にひざまずいて両方の手でおちんちんを触りました。
パパのおちんちんはかわいそうなくらいに勃起していました。
「パパ、春はパパに抱かれるの嫌じゃないよ、春の初めてはパパにもらってほしい、、。」
パパのちんちんをシコシコしながら私はパパを挑発します。
「ごめん春、パパはずっと我慢するつもりだったけど、お前のことが可愛すぎて、手を出してしまった。私は本当に獣だ、お母さんにも顔向けできないよ。お前にこれ以上誘惑されたら、パパは本当に最低な男になってかわいいお前を汚し尽くしてしまう。許してくれ、
春、あああ、娘の体の中で意地汚く射精してしまう。あああ、ゆるして、、、」
「パパ、手のひらなんてそんなもんじゃなくていいんだよ。春の小さなマンコの中にパパの大きなおちんちん突っ込んで、いっぱい腰を振って気持ちよくなっていいから、それとも春のお口の中に精液だしたいの?春はフェラチオしたことないけど一生懸命がんばるから
パパのやりたいことをやっていいんだよ。」私はパパに私の未熟な乳房を吸わせました。
大きな頭を優しく撫でて、小さなおっぱいでパパを甘やかしたのです。
「ああああ、春、パパ射精してしまう!娘の裸に興奮して射精するなんて最低だ、私のみっともないところみないでくれ、、」
「パパのたくましいおちんちんがザーメンを吹き上げる所を春に見せて、ほら出しちゃえ、春のおまんことおっぱいに興奮して精液出しちゃって、パパがんばってビュービューしようよ、パパ大好き」
私がそう言うとパパのおちんちんは2度目の射精を迎えました。激しく白濁した液をビュービューと飛び散らせたのです。
「春、、すまない、、意地汚いパパを許してくれ、、、。」
私の手の中で果てたパパは精液の飛び散ったフローリングに土下座しました。
「いいのよ、パパ、遠慮なくなく春の処女を奪って、、春をパパのものにして、、」
私は緊張に震えながら父の大きな体に私の小さな体を預けました。パパは優しく私を抱きしめてくれました。
正直自分でもやりすぎたと後悔していました。初めてのセックスをするには私はまだ幼すぎたのです。
でも自分が挑発したのです。私は男に本能の赴く貪られることを覚悟しました。
必死に自制するパパをここまで挑発したのは私です。
しかしパパの答えは意外なものでした。パパは優しく私の頭を撫でると言いました。
「小春、震えているじゃないか、ここから先は子春にはまだ早いよ。でもこんな大胆な誘惑をするなんて、小春には内緒にしておこうと思ったんだけどおじいちゃんおばあちゃんがいろいろ吹き込んだみたいだね。
「おじいちゃんおばあちゃんに言われたからじゃなくて、これは小春の意思だよ。」私が答えます。
「でもこれから話すこと小春はまだ知らないはずだよ。実はママとパパ、まだ入籍してなかったんだ。重ね婚と言う習慣は妊娠するまで籍を入れないからね、私はそんな習慣やだったんだけどおじいちゃん、おばあちゃんが許してくれなかったんだ。だから、実は芝崎仁と小春は戸籍上はまだ他人なんだ。小春がまだ戸籍上は前の苗字の百瀬のままなんだよ。」
私はぽかんとしてしまいました。パパとママは普通にパパとママだと思っていたんです。まさかまったくの他人だったなんて、私は戸籍上つながりのないパパとずっと一緒にいたんです。つまりは戸籍上は赤の他人の男女が1つ屋根の下で親子として暮らしていたことになります。」その日は私はすっかり頭がこんがらがってしまい、しくしく泣いてしまいました。パパはそんな私を優しく慰めてくれました。そしてその後でパパが私にいいました。
「春、ここは百瀬小春ちゃんと言ったほうがいいかな?私はママを愛していたし君が大人になるまでちゃんと育てようと思っている。
それは重ね婚とかそんなのじゃなくて、純粋に君を守りたいからなんだ。だから無理にセックスしようとかしなくていいんだよ。
君が大人になるまで芝崎 仁は君のパパに徹する。ひとつ屋根の下で辛いけど可愛い春にもう二度と欲情したりしないことを誓うよ。
そして、君が大学に行って就職するまでちゃんと面倒みるからね。好きな男の子ができたら自由に恋愛して自由に結婚していいからこのことはおじいちゃんとおばあちゃんにもよく言っておくから春は安心していいよ。」
パパは春の重ね婚は気にしなくていいと言ってくれたのです。私はその日。この村の因習から解放されたのでした。
それから私は高校の3年間、パパと普通の親子として暮らしました。
もちろん私の中にはパパへの秘めた思いが今でもあります。
パパからは私が20歳になったら自由に選択して良いと言われています。
1つはパパの養女として本当の娘になること、柴崎の家を離れ1人の百瀬 小春としてして生きていく事、または重ね婚にしたがってパパと結婚することです。
その決断の日は実は今週末に近づいています。その日が待ち遠しい私です。
柴崎小春さんのレポートを読み終えた美奈子と美和はキャンパス内に小春ちゃんを探しに行きました。
わがゼミのツートップはあたかも優秀な猟犬のように、広いキャンパスの中から見事に小春ちゃんを見つけてゼミ室に連行してきました。
彼女たちにとってその後の顛末は興味津々のようです。
「ねえねえ小春ちゃん、その後、イケメンのパパさんとはどうなったの?」美奈子がほうじ茶を入れてとっておきの虎屋の羊羹を切ってきます。
「ねえ、小春、レポートの時の今週末って3日前だよね?私たちすごく興味あるんだけど。」
女の子にもモテる美和が彼女に迫ります。
「あはは先輩たちグイグイ来ますね。3日前、品川のホテルでパパと会ったよ。」
「それで答えはどうだったの?」身を乗り出す二人。
「これ、、。」小春ちゃんは真っ赤になって指にはめたリングを示しました。
そこには品の良い婚約指輪が輝いていました。
今回の重ね婚のエピソードで私は結婚と言うもの意味を考えてしまいました。
現在、日本の人口の約3割は生涯独身で終えると言われています。
結婚と言うものが今や誰でもするものから、生き方の選択の1つに変化しつつあります。
婚姻関係を二重に固定化する「重ね婚」などはたとえ因習とは言え近い将来消えてなくなる
でしょう。
しかし、他人同士が結婚して家族となるこの営みの不思議さはどうでしょうか。
ひとつ屋根の下に住むだけでつむがれる縁。当たり前のようで凄い事です。
つい最近まで小春ちゃんとパパの仁さんは戸籍上はまったくの他人でした。
いわばただの同棲関係です。
しかし2人の間には仁氏がパパと呼ばれた瞬間から、親子愛が存在していました。
その親子の情に重ね婚という理不尽な言葉が、2人の距離を近づけたことも否定できません。
言葉は言霊ともいいます。父と言われた瞬間に、母と言われた瞬間に、娘と言われた瞬間に、
人はその名のものになってしまうのです。
ですから、小春ちゃんはこれから、パパであった仁さんの妻という名を得てそのように
変わっていくに違いありません。
物思いにふける私、気づけば2人の助手に囲まれていました。
「ねえ、先生、先生の事が好きな若い美女が2人居るとします。」
美奈子が私の右腕に抱きつきました。
「どちらか選べないんだったらいっそのこと重ね婚で両方もらっておくのはどうでしょう?」
美和が私の左腕に抱きつきました。
「うぅううう、重ね婚はうれしいですが、それを実行にうつしたら私は間違いなく大学から追い出され、女たらしとして社会から抹殺されますね。」私は苦笑しました。