※この作品はR-18です。

日本の村に眠る淫習を訪ねて、柳沢研究室レポート 今に残る日本の村のエロ風習 ⭐︎各話読み切り 新作はイラスト付き   作:みなぽん

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嘘から出た誠、年に1度嘘をつく祭り
嫁不足の街で余命いくばくもない母親を喜ばせようと
息子は嘘をついた


日本の淫習を訪ねて広島県R村」「ホラ吹き神事」3人のうそつき 地方講演にて 収集メモ。

日本の淫習を訪ねて広島県R村」「ホラ吹き神事」3人のうそつき ある未亡人の幸せ

 

私は大王文化大学で民族学の教鞭をとる傍ら、 村に残る古い因習を研究しています。

一時期は人気のなかった民俗学ですが、グローバル化やら科学技術の発展やらが進む今日。

尚更に懐かしい甲羅に潜り込むかのように人々は古い因習に興味を示すようになりました。

私は広島県福山市の市民大学に今回は特別講師として呼ばれました。

 

福山市の市民大学は地元の主婦や郷土史家の有志がボランティアで運営しています。

福山駅についた私を迎えてくれたのはカナさんと言う奥さんでした。

以前はモデルさんでもしてたような美人。ちょっとふっくらした森高千○さんという感じです。

「先生、今日はようこそお越しくださいました。講演の時間は80分ほど後になります。それまでは

しばらくこちらでおくつろぎください。」

講師控え室に通された私。おもてなしの担当としてカナさんがついてコーヒーをいれてくれます。

もみじまんじゅうとコーヒー、もみじまんじゅうのほっこりした甘みとコーヒーが苦味が絶妙です。

そんな私の様子をカナさんはニコニコと眺めています。

 

「私、柳沢先生のファンなんです。日本全国の因習を集めていらっしゃいますが、ホラ吹き神事ってご存知ですか?」

「この辺で2月3日にあるお祭りですね。みんなでほらを吹きあうと言う、嘘をつくお祭りですね。」

「そうなんです。ふふふ、私、そのホラ吹き神事でちょっと面白い話があるんですよ。」

「それはぜひ聞きたいですね。私の出番までたっぷり80分時間があります。ぜひ聞かせてください」

「あは、柳沢先生に取材されちゃった❤️じゃあとっておきの話をしちゃいます。」

カナさんは少し照れながら話し始めました。

 

これはオフレコですけども、私は家庭の事情で一時、愛人紹介業にエントリーしていたんです。

私がこの仕事を始めた理由ですけど、その5年前に難病で夫を亡くしたんです。どうにか元気になって欲しくて保険外の治療をいろいろ試したので、、1000万円をこえる借金があって、それを返済していたんです。

あまり胸をはっていえませんが男性の方とお給金をいただいて交際をさせていただく仕事です。

本当にいろいろな依頼が来るのですけど、ある日ものすごく変わった依頼が来たんです。

私を指名してきた方は7歳年上の農家の方でした。

登録サイトのオファー条件

オーダー 広島県 F村 村川 慶次郎様 43歳 兼業農家 工場勤務。

末期ガンのお袋を安心させたいので1ヶ月だけ恋人のフリをして欲しい。

依頼主様お母様を安心させたかったのでしょう。

私は普段は幼稚園に保母さんとして働いてます。家庭的でおとなしいそうなところが気に入ったのかもしれませんね。

契約内容は土日契約で月8回2ヶ月で48万円、交通費諸経費別 大きなお仕事です。

 

私は村川 慶次郎さんの住む村に行きました。福山市からローカル線で1時間。

村川さんは駅まで白い軽トラックで迎えに来てくださいました。

おうちを尋ねる前に道の駅でお茶を飲みながら、お互いの自己紹介。

そしてお母様とお会いした時の口裏合わせをします。

2人は実は1年前にで出会って内緒で交際をしていたと言う設定にしました。

結婚を前提としたお付き合いをしているということにして、リアリティーを持たせるために愛人業で使う偽名でなく

丸山カナという本名いくことにしました。個人的なプロフィールは夫との死別もふくめてありのままに教えました。

私はぶきようなんで下手に嘘をつく方が大変ですから、、、。

唯一の嘘は「お金で雇われた愛人」であると言う事だけです。

 

そもそも依頼の理由ですが

村川さんのお母さんは2月の冬のある日、福山市の病院に健康診断に行って癌を宣告されたそうです。

「母ちゃんはもう余命は1年足らずだそうだ、もうどうにもならんようさけぇな、病院にはいかんとのんびり過ごさせてもらうで、、慶次郎、お前も立派に育ったから何の心配もねえけど、嫁っこさもらってやれなかったのが心残りでなんねえな」

と息子に告げたそうです。

「カナさん、そういうわけで俺と付き合っていたと言うことにしてください。そして近く結婚するというふうに口裏合わせてくれたらうれしいです。お袋を安心させてやりたいのです。」

打ち合わせを終えた私たちは村川さんの家に行きました。

 

お母さんは美津子さん、私の顔をうれしそうに見つめます。

「あひゃ、慶次郎のやつ、偉い別嬪さんを引っ掛けてきたんじゃの」と驚くお母さん

煮物や炊き込みご飯をいっぱい作って待っていてくれました。

「カナさん、大したもてなしもできんけどたんとめしあがってくんなせ」とニコニコ顔のお母さん。

久しぶりに誰かと囲む温かい食卓に涙がでそうです。

そして3人で楽しい食卓。お皿洗いは私が買って出ました。

そして、持っていった材料でおやつにスイートポテト作ります。

美津子さんは喜んで食べてくださいました。

 

私が来たことをお母さんはすごく喜んでくれて、私と慶次郎さんとの馴れ初めや、慶次郎はどう思っているのか、

なんていろいろ聞いてきました。

私は「素朴で優しい所が好きです」とお伝えしておきました。

馴れ初めは慶次郎さんが上手に作り話をしてくれました。

「福山市に買い物行ったら、ガラの悪い男にかわいい女性が絡まれていたので助けんだよぉ、それがカナさんで、そのままお茶に誘ったらついてきてくれて。もういろいろ話もフィーリングもあって、それからちょこちょこデートして、福山の公園で初キスしたんだよお袋、彼女は保母さんしてるとっても優しい子なんだよ。」などとお母さんに上手に話しました。

 

嘘でもその話がとっても面白くて、まるで自分がその体験をしたような気になってしまいました。

きっとこの人はこんな出会いを女性としたかったんだろうなぁ、、ちょっと可愛い人だ と私は思いました。

40過ぎたおじさんですけど恋に恋しているところがとっても可愛くて私はきゅんしてしまったんです。

しばらく、くつろいだ後、お母さんと一緒に畑に出ました。

畑仕事は初めてでしたけど、普段スーパーで買っている野菜がこんな風にできているのかがわかってすごく楽しかったです。

 

今日のお夕飯に使う材料だけ2人で収穫しました。

ナスときゅうりとにんじん、小松菜、サツマイモ。そんなところが取れました。

茄子は味噌あえ、きゅうりはわさび漬けに、ニンジンとサツマイモで芋きんぴらを作りました。

お味噌汁の材料は小松菜です。

 

お料理は私、調理師の資格も持ってますかちょっと得意なんですよ。

「お母さんどうですか?私は嫁として合格点取れましたか?」と聞くと、

お母さんはにっこり笑って

「慶次郎には過ぎたお嬢さんだ。慶次郎は不器用な子だけど優しい子だからどうか添い遂げてやってくんなせ」

と言いました。その瞬間、私は難病で亡くなった夫のことが思い出されて涙が溢れてしまいました。

「ううぅ、ひく、、、ううう、、」ぼろぼろと涙が出てとまりませんでした。

突然、泣き出してしまった私にお母さんはおろおろしてしまいました。

あわてて慶次郎さんが間にはいります。

「カナさんは今日緊張してたから、お袋が認めてくれてほっとしたんだよ。今日は早めに休ませてやってもいいよね」

と私を休ませてくれました。

私の仕事は愛人ですから、本来は彼とセックスもしなければいけないのですが、彼はそうしたことを一切、私に求めずに優しくしてくれました。

 

それから2ヶ月、毎週末に私はこの村川家に通ったのですが、特に性的な関係はなく、お母さんとの家事を楽しんだり、優しい慶次郎さんの心配りに心温まる日々を過ごしました。

そして2人の間に演技ではなく温かな恋愛感情が芽生え始めていました。

そして愛人契約の最終日となります。

不思議なことに2人の間に心の絆ができていました。そして私の中の心の絆が体の絆を求めていました。

それでもこの家に来れるのは今日が最後です。

これから来れなくなる理由は、他の幼稚園への長期出張と言うことにしています。

 

そして、その日、お母さんは

「今日は三瀬谷の相良さんところにお泊まりで呼ばれてるから、カナさんはゆっくりしてくださいね」

と言って席を立ちました。

そして、息子の啓次郎さんの背中をうれしそうに叩いていました。

きっと気をきかせてくれたのでしょう。

そして村川さんのおうちで二人きりの初めての夜です。

 

二人っきりでまったりと晩酌をしました。

彼のたくましい腕が私の小さな手を握ります。彼が緊張してドキドキしているのが分かります。

彼の視線が私の胸やお尻を見ています

私は胸はディーカップ、スタイルが良いと言われるのですが、お尻がちょっと大きいのがトラウマです。

裸になった時、慶次郎さんががっかりした顔したらどうしようと私は心配でした。

 

でも慶次郎さんの方がもっと緊張していたみたいです。

でも、彼はぐっと私に近づきました、肩にかけた慶次郎さんの手は緊張で震えていました。

本当に可愛い人です。私は年下だけどもちょっとお姉さんのような気分になって彼の手を優しく握りしめました。

そして彼の掌を私の柔らかいおっぱいに持っていきます。

「慶次郎さん、カナがドキドキしてるのわかりますか、カナも緊張しています。だからお願いです。

優しくぎゅっとして私を安心させてください。」

そう言うと彼はとっても嬉しそうな顔して私を抱きしめてくれました。

「カナさん、かわいいです。きれいです。素敵です。俺もう、めちゃ緊張してます。」

 

「(//∇//)もう大げさです。慶次郎さん」

「初めて見た瞬間から一目惚れです。ご飯もすごく美味しくて、一緒にいると楽しくて、俺なんかにその資格ないのわかってますけど、俺、破産してもいいから一生、カナさんをそばに置いておきたいです。あーもう!わしはカナがぶぶ、ぶち好きじゃけん、あんたがおらんとだめじゃけぇ一緒におって!」

途中から方言丸出しのストレートな告白。

「(//∇//)ああ、好きにして!もう 、、、カナも好いとるよ、、、、慶次郎さんのこと」

彼の直球で純粋な告白は私のすれっからしの心に鋭く突き刺さりました。

 

正直ときめいていました。

でも、私は純粋なこの人に思ってもらえるようなきれいな女ではなくて、、愛人登録するような汚れた女であることがすごく申し訳ない気分でした。今まで夫以外の何人かの男に体を開いてきました。そして男の求める女を演じてきました。

でもこの日だけはありのままのカナとして彼に抱かれたいと思いました

私達、2人どちらからともなくキスをして、、最初は臆病なkiss、そしてだんだんとお互いの体を触りながら、情熱的な口づけを交わしました。

大きな客間の真ん中にひかれた布団の中で、お互いにパジャマを脱がしあい、裸になってもう一度ぎゅーーと抱き合いました。

彼は私の裸を見たときにまるで女神か天使を見るような目で純真に見つめてくれました。

「お、俺、女の子の裸、生で見るのは初めてじゃけぇ、、綺麗で、可愛ゆうて、ああ好きじゃ!カナさん綺麗じゃぁ!」

その彼の視線に私はキュンキュンしてしまいました。

「私の体でよかったら好きに触ってええですよ、私も慶次郎さんに触れられたいけね」

「柔らかい、いい匂い、柔らかい 」

彼は少年のような感想を私の体を抱きしめながらつぶやいていました。

ほんとに可愛い人です。

私は自ら進んで彼におっぱいを差し出しました。

「慶次郎さん、カナのおっぱい吸って下さい。カナ、慶次郎さんにいろいろしてほしい、私の体で遊んでください。」と言った瞬間、彼は鼻息を荒くして私とおっぱいにむしゃぶりつきました。

 

激しくペロペロと乳首を舐め、ちゅうちゅうとおっぱいを吸いました。

「ああ、慶次郎さん、そんな、恥ずかしい、やん、あああ、ああ」

「俺はカナさんに気持ちよくなってもらいたいです。おまんこ❤️みてもいいですか、俺、おまんこ舐めてもいいですか?」

なんでも、ど直球の彼(//∇//)!さすがにこちらも恥ずかしいです。

 

「ああ、慶次郎さんのバカ(//∇//)恥ずかしいけど、、どうぞ、、。あと、私の事はカナとよんで下さい。」

彼はパンティーの隙間から、私の割れ目に舌をこじれてぺろぺろなめました。

「カナ、カナ!カナは綺麗だ。可愛いいよ」というとクリトリスを舌先で優しく舐めて転がしました。

「慶次郎、、さ、、ん、、❤️ああああ、そこだめ私、恥ずかしい、あああ、やん、こんな風にされて、濡らしてる。ああん、エッチなカナでごめんなさい。ああ、見ないで!見ないで!おまんこ濡れちゃって恥ずかしい。」

私、彼のクンニに夢中で腰を振ってしまいました。

 

「カナのおまんこがくちゅくちゅくちゅくちゅってエッチな音出して、カナが恥ずかしがって乱れるのが可愛い❤️」

私のおまんこの奥がキュンキュンとして、彼の指をイヤらしく締め付けてしまいます。私のおまんこも慶次郎さんのことが大好きだって!早くおちんちんが欲しいよってイッてるんです。

「カナはワシの嫁っ子だ!ワシの嫁っ子だ!カナはワシ大事な嫁っ子だーーーーー❤️」

夢中になると方言が混じる彼!私は彼に大事なところを見られながら手マンされていってしまいました。

「ああ、慶次郎さん(//∇//)ごめんなさい、エッチなカナでごめんなさい❤️ああ、いい、濡れちゃう、気持ちいいよ、ごめんなさい、カナもうダメ、イク、イク、いぐ❤️ーーーーーー!」

 

私は激しく腰がガクガク震えて、おまんこに入れた彼の指をきゅうきゅう締め付けていました。

ぐったりした私。

私の太ももにあたるぬるぬるした感触がありました。

彼は私にクンニをしながら興奮して彼のぼっきしたおちんちんから先走り汁をたくさん漏らしていたのです。

 

「ごめんなさい慶次郎さん、私ばっかり気持ちよくなって(//∇//)どうか慶次郎さんも私の中で気持ちよくなってください。まだイッたばかりだから、優しくシテね。」

彼のおちんちんはもうはち切れんばかりに勃起していました。

そして彼は荒々しく私の白い足を開くとおちんちんを挿入してきました。

「んんんくぅ 大きい、あああん、慶次郎さんが私の中にが入ってくる。ああっ!」

挿入されただけで私のおまんこは痙攣して、ビクビクって腰が跳ねてしまいました。

「カナちまくて可愛いなぁ、俺もう、腰振りとまんない。我慢のきかない男でごめんな、カナのマンコ気持ちよすぎて、俺、何発でも射精できそう。でもちゃんと外に出すから安心してな」

私の顔を熱のこもった目で見つめながら力強く腰を振る彼。

ハアハアと息を喘がせて、額に汗して激しく腰を振ります。彼の思いそのままのような熱い熱いピストン。

 

夫をなくしてから5年間、性欲処理の愛人として男と寝てはいましたが、誰にも愛される事はなかった。

女として男に愛される喜び、彼の熱い気持ちが私を満たし、枯れていた女の心に再びみずみずしい愛の泉が湧きました。

私は彼になら何をされてもいいと思いました。

そして自分から足を絡めて、彼と一緒に腰を振りました。

全てをさらけ出したセックスで彼と1つに溶け合いたいと思いました。

 

「カナ、俺、イクゥ❤️」彼は激しく呼吸しながら腰を振ります。

もう限界のようです。「慶次郎さん、一緒に、いこう、カナに出して、もう、どうなってもいいからそのまま私のおまんこの中に精液出して、イク、イク、いぐ❤️ーーーーーー!」

「カナーーーー!射精る!ぅく」ビュルビュルビュー

私はおまんこで彼のおちんちんを一生懸命締め付けていました。

そして私の中に彼の精液がどくどくと流れ込んでくるのを感じました。

私は彼の精子を子宮で受けとめました。

 

私たちがしばらく繋がったままで口づけを交わしました。

そしたら、彼のおちんちんが瞬く間に勢いを盛り返して、また腰を振り始めました。

「カナの中、気持ちよすぎる。俺、幸せだぁ、嫁っ子のマンコの中でずうっとちんこ、入れていたいよ。気持ちいい!気持ちいい!精液が射精るぅ!カナの中に出したいよ!カナ、カナ、もう1発、カナの柔らかいおまんこ穴の中にに出していいよね!カナのおまんこの中に出すよーーーごめんもう、出す、出す、あああああ!!出るぅぅ❤️」

 

「ああ慶次郎!好き、出していいよぉ、いく、カナもいっしゃうから、だしていいよ、何度出してもいいから、カナのおまんこ、慶次郎さんの形にして、精液でマーキングしてぇ❤️」ドピュウウウ!ドプドプっ!

彼の熱いほとばしりを膣内に感じて私は激しいアクメの波に飲み込まれました。

「あああ、ひいい、やああん、ああういぐーーーーーー!みないれえ、いぐとこみないれ、あふぅー、らめぇ、はじゅかひい、けいひろうしゃん、いくぅ、ふぅ、いぐーーー精液らされてぇ、カナ、カナは、、もう、、いぐ!いぐっ!いぐーーーーーー!」

魂も溶け合うような激しい交わりの夜。

ふと気付けば早くも明け方になっていました。私たちは固く抱き合って眠りました。

お昼近くに目覚めると、あったかいお風呂が沸かしてあり、食卓には炊き立てのご飯と心づくしのおかずが

できていました。台所にはお母さんがいました。

 

「お母さんすいません(//∇//)おねぼうしてしまいました。」

「カナさんは器量よしだから、うちの慶次郎がカナさんを寝かせなかったんでしょう。」

私たち2人は昨日のセックスを思い出してお母さんの前で顔を真っ赤にしてしまいました。

そして食後に私とお母さんはまだ寝ている慶次郎さんを置いて外にお散歩に行きました。

朝の村の空気は心地よく、草花の香りが激しいセックスの余韻を甘く甦らせます。

 

「なぁ、カナさんや朝の腹ごなしに神社までつきあってくれんかの、、」

お母さんは私を誘って外にでました。慶次郎さんには内緒の話があるのでしょうか

村を見下ろす神社の境内に腰掛けてお母さんと私はお話しをしました。

お母様は私の顔を見つめると改まった口調で言いました。

「あの子のあんなに幸せそうな顔、久しぶりに見ました。不器用な子ですが、一生懸命に優しい子に育てたつもりです。私はもう思い残す事はありません、あの子のことよろしくお願いします。」

そしてお母さんは腰にさげた巾着袋から小さな指輪を取り出しました。

それは、サファイヤの古い指輪でした。

 

「これは、亡くなった爺さんにもらったもんだけど、カナさんにあげます。かわいい慶次郎のところに来てくれた、

嫁さんにあげられるものといったら私にはこんなものしかないのだけど、、。カナさん、あなたも色々とあると思うけど、、、。慶次郎は私が一生懸命育てた、いい子だから、カナさんを泣かすような事は無いから、どんなことがあって

もあなたのことを守るだろうから、どうか嫁さんになってやってください。」

お母さんは神社の石段に土下座して私に頼みました。私はあまりのことでどうしていいかわかりませんでした。

 

「今回の事は慶次郎が考えた茶番だということがわかってます。恋人関係と言うのも嘘でしょう。でも、息子のあの嬉しそうな顔、あの子にはあなたが必要なの、そしてカナさんはいい人、私もすっかりあなたが気に入りました。どうか、どうか」お母さんは神社の石段に両手をついて頭をさげて私にお願いをしました。

そして、私はお母さんに答えました。実は今朝から私の心は決まっていたんです。

 

「お母さん、お察しの通り私はお金で雇われてここに来ました。でも、慶次郎さんのまっすぐで優しくて、とっても素敵なお人柄に触れて、もうお仕事抜きで好きになってしまっています。そして、お母さんと過ごした時間もすごく楽しくて、こんな家庭に私も仲間に入れてもらえたらすごく幸せです。私は5年前に夫を亡くした女です。少なくない借金もあります。その返済のために愛人業という汚い仕事もしています。こんな私でも幸せになってもいいのでしょうか、そんな資格が、、私にはあるのでしょうか、大事な息子さんに愛していただいても良いのでしょうか?」

私は話しながらボロボロと泣いてしまいました。

 

お母さんは小さな体で私を抱きしめていいました。

「幸せになる資格なんて、誰ももってないよ。ただ、人を愛する資格だけは誰にでもある。愛される資格も誰にでもある。その結果が幸せだったか不幸だったかは自分の心が決める。ただそれだけ、あの子はあなたが思っている以上にあなたを好いているよ。だってさっきからでっかい身体して、そこの草むらから心配して覗き見してるくらいだからね(^ ^)」

お母さんがそう言うと、慶次郎さんが近くの草むらからむっくりと姿を現しました。

 

「おふくろ、俺のプロポーズの言葉、お袋が言ってしまったら俺いうことないじゃないか。カナさん!俺、口下手だけど、改めていいます。聞いてください。俺はカナさんが好きです誰よりも好きです。何があってもあなたを幸せにします。絶対あなたより長生きします。あなたは悲しい思いなんかさせない、あなたを傷つけるすべてのものから俺が体を張って守りますから、借金なんか2人で返せばすぐですよ。だから俺のそばにいて下さい。俺の隣でいつも笑っていて下さい。お願いです。お願いします。どうかどうか」

 

彼の大きな体が私の前で膝をついてプロポーズ。

私はもう幸せすぎて彼に抱きついて泣きじゃくりながら答えました。短い一言、、それが精一杯でした。

「こんなカナでよかったらもらってください。カナは一生懸命尽くしますから、1日でもいいから私より長く生きて」

そして、私たちは翌週、村役場に行って婚姻届を出し、村の神社で結婚式をあげました。

私にとって2度目の結婚式になりますが、死ぬまで彼と添い遂げたいと思います。

 

ところで私は1つ気になってたことがありました。

余命いくばくもないはずのお母様がとても元気だと言うことです。

私は結婚式の終わった後、彼と2人でお母さんに聞いてみました。

息子の晴れ舞台なので、元気なふりをして無理をしすぎているといけないと思ったからです。

 

「息子は私が末期ガンと言ったのかい?あはは確かに言ったよ。真っ赤なウソだけどね。」

「おふくろ嘘にしても趣味が悪すぎるぞ!」

「私がその話をしたのはいつだと思ってるんだい?」

「たしか、、節分の、、あーーーーーホラ吹き神事!!の日。」慶次郎さんが叫びました。

「このヘタレ息子が本気で嫁取りするように背中を蹴飛ばしてやろうと思ってね。診断の結果?婆さんである事以外はどうってことないよ。」

 

「そりゃないぜ!母ちゃん」慶次郎さんは安心したような呆れたような声で言いました

「フフフ、慶次郎さん、でもお母さんの嘘がなかったら私たち出会ってませんよ(^ ^)」

「カナさんも安産形の良いお尻をしているんだから、早く可愛い孫の顔を拝ませておくれ」

新緑の緑あふれる季節、我が家にお母さんの明るい笑いがこだましました。

⭐️エピローグ

私は出されたもみじまんじゅうを食べるのも忘れて話に聞き入ってしまいました。

この地域のホラ吹きの神事は鎌倉時代より続いています。なぜ神事でわざわざ嘘をつくのか?本来なら嘘は忌みごとです。

私もその辺がずっと疑問だったわけですが。村川カナさん(旧姓丸山)のお話で納得できました。

「嘘も方便」という言葉があります。方便とは、仏教用語であり、目的に近づく、到達するための巧みな手段や優れた方法を指します。嘘であっても人を救うための巧みな手段・方法であればそれは良い行いであるということなのでしょう。

独り身の息子を救いたいという思い、母の願いを叶えたいと言う思い、その美しい嘘が、結果的にはカナさんの悲しい嘘も拭い去って真実の愛へと導いていったのでしょう。

村の因習と言うものは「日常の延長の中で克服できない課題に一瞬だけ非日常の風穴を開けて解決するもの」

であると私は思っています。そうした意味で因習と言うものはすべからく方便であるのかもしれません。

 

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