※この作品はR-18です。

ようこそ真の支配者がいる教室へ   作:Shiyuno

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アンケの途中結果……一之瀬が凄い優勢です。


14話

 桔梗の処女を貰ってから次の日の朝になり、俺は学校に行く準備をする。

 桔梗は俺の部屋に私物がないので、自分の部屋に戻った。

 もちろん戻す前にフェラをしてもらったけど。

 

 有栖は朝からセックスしたいと求めてきたので、そのまましてしまった。

 今まで朝はフェラだけだったのに。

 恐らくは桔梗に負けたくないという気持ちがあるのだろう。

 

「じゃあ、行こうか」

「はい」

 

 いつも通りに有栖と手を繋いで家を出ようとしたら、ドアの前には桔梗がいた。

 

「どうしたの?」

「遼くんと一緒に登校しようと思って」

 

 これじゃあ、俺が桔梗と絡んでいることが他の人にもバレちゃうじゃないか。

 

「桔梗にはお仕置きが必要かな?」

「うん。いっぱいお仕置きして」

 

 ダメだ。ドMの桔梗にとってお仕置きするのはご褒美になってしまう。

 俺と一緒にいたい気持ちもあるだろうが、1番の理由はお仕置きされたいから外でも絡もうとしてきたな。

 俺が放置したり、他の男に抱かれてこいと言わないことをわかっているから質が悪い。

 

 この時間だったら桔梗がここにいるのを見た人がいるかもしれない。

 そうなったら俺と絡んでいることがバレる。

 まあ、バレたとしても策はあるから大丈夫ではあるんだけど。

 

「桔梗は俺の親戚ってことにするから」

「親戚?」

「うん。そうすれば俺と絡んでも不思議には思われないから」

 

 学校には嘘だってバレるかもしれないけど、いちいち調べることなんてしないだろう。

 だから親戚ってことにしちゃえばいい。

 俺には有栖と付き合っている噂が流れているから、他の女と仲良くしたら印象が悪くなる。

 でも親戚であればいっぱい話しても印象が悪くなることはない。

 

「まあ、イチャイチャはできないけど、話せはするからそれでいいかな」

「じゃあ、行くよ」

 

 今日は3人で学校に向かう。

 美少女2人と一緒にいるからか、男からの視線が痛い。

 特に桔梗は学年でも5本の指に入るくらい人気があるから、俺に嫉妬の目が向けられている。

 てか桔梗とは手を繋いではいないんだから嫉妬するな。

 まあ、本人は繋ぎたそうな顔をしているが。

 

「桔梗に頼みがあるんだけどいいかな?」

「うん。何かな?」

 

 俺に頼られることが嬉しいのか桔梗の顔から笑みがこぼれる。

 

「もうすぐ中間テストがあるでしょ。上級生から過去問を貰えないか交渉してほしい」

「過去問? それってズルくないかな?」

「ズルくはないよ。先生はポイントで買えないものはないって言っていた。つまりは生徒間で過去問なんかの売買が行われているはず」

 

 それにこの間の小テスト……最後の3問だけ明らかに高校1年生が解ける問題ではなかった。

 あの小テストは過去問を手に入れられるというヒントを与える目的があったのではないかと思ってる。

 だから中間テストも過去問とほぼ同じ問題が出るはずだ。

 

「ポイントは俺が払うから何とか手に入れてほしい」

「わかった。頑張ってみる」

 

 桔梗のコミュニケーション能力なら問題なく手に入れることができるだろう。

 

「できれば小テストもつけてくれると有難い」

 

 小テストの内容が一緒であれば、中間テストも一緒の問題が出るのはほぼ100パーセントだ。

 だから確認の意味もこめて小テストの内容も見てみたい。

 

「過去問を手に入れたらDクラスの人達と共有してくれて構わないよ」

「いいの?」

「うん」

 

 Dクラスの皆が高得点を取ろうが、問題はない。

 それにAクラスの人達は過去問がなくても高得点は取れるだろう。

 こっちは共有をする必要性は感じられない。

 

「昨日の内に言わなかったってことは、こうやって私が絡んでくるの読んでたでしょ?」

「なんのことやら」

「遼くんのことだから間違いなく読んでいたでしょうね」

 

 この2人は俺が予知能力者だと思っているんですかね?

 

「とりあえず昼休みに山菜定食を頼んでいる生徒を狙ってくれ。ポイントに困っている人の方が交渉しやすいし」

 

 食堂の山菜定食は無料で食べることはできるが、美味しくはない。

 試しに食べてみたが、美味しくなくてもう食べたいとは思わなかった。

 よっぽどの物好きな人を覗いて、山菜定食を頼む人はポイントに困っているということだ。

 

「じゃあ、ポイントを振り込むね」

「うん」

 

 俺は携帯を使って桔梗に2万ポイントを振り込んだ。

 恐らくは1万5千くらいで足りるとは思うけど。

 

「ありがとう。絶対に手に入れてくるね」

「期待しているよ」

 

 俺は部屋にいる時の癖で、つい桔梗の頭を撫でてしまった。

 桔梗は笑みを浮かべたが、俺はしまったと思い手を引っ込める。

 

「あああーー、櫛田ちゃんが男に頭を撫でられてる」

 

 物凄く大きな声を出して、こっちに向かってくる男子生徒がいる。

 てかめちゃくちゃうるさい。

 

「池くん」

 

 どうやら桔梗の友達のようだ。

 しかもこの反応からして池は桔梗に好意がある。

 

「櫛田ちゃん、その男は誰?」

 

 こら、俺に向かって指を指すな。

 失礼にもほどがあるぞ。

 

「えっと、私の親戚の神無月遼くんだよ」

「そっか、親戚なのか」

 

 池はホッと胸を撫で下ろす。

 

「俺は池寛治(いけかんじ)。よろしく、お兄様」

「気色悪い」

「酷い」

 

 初対面の男にお兄様とか呼ばれたくはない。

 それに親戚という設定であって桔梗の兄ではないので、呼ぶなら普通に呼んでほしい。

 

「今のは池くんが悪いと思うな……」

「櫛田ちゃんまで」

 

 

 学校に着いたので桔梗と別れる。

 

「過去問をDクラスに渡しても良かったのですか?」

「問題はないよ。桔梗が過去問を手に入れて赤点を回避する人がいれば、桔梗の評価が上がって信頼を得ることができるからね」

 

 信頼できる人には自分の秘密を喋りやすくなる。

 だから桔梗にはこれから色々と動いてもらうことになるだろう。

 もしDクラスを裏切ることになったとしても俺のことを優先するはずだ。

 もちろん表だっての行動をさせるつもりはないから、Dクラスの人達は桔梗が裏切るなんて思うことはない。

 

「ふふ、遼くんは私以上に人を使わせることが上手なようですね。しかも相手に不快感を与えないのですから流石です」

 

 まあ、桔梗に関しては一度絶望に突き落としてはいるけど。

 でも結果的には自分の意思で俺に屈服した。

 

「俺は有栖のことが好きだよ」

 

 突然の告白により有栖の顔が真っ赤になり、口元がニヤけている。

 

「だからずっと一緒にいてね」

「はい」

 

 人が結構いるとこでの告白だから、これで俺と有栖が付き合っているというのが広まる。

 それにより俺が桔梗と仲良くしているのは、あくまで親戚としてという形に見えるはずだ。

 池は結構お喋りっぽいから、俺と桔梗が親戚ということも他の人に伝わるだろうし。

 有栖ならすぐに俺の意図に気づくかと思ったけど、嬉しすぎて何かを考えてる余裕はないようだ。

 なので後できちんと説明しないといけなくなった。

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