俺が高度育成高等学校に入学してから一月がたち、5月1日を迎えた。
朝になって俺は学校側さから支給された携帯でどれだけポイントが振り込まれたかを確認する。
「9万4千か」
俺が今持っていてるポイントは17万ほど。
昨日までのポイントを差し引くと、今日振り込まれたのが9万4千だということがわかる。
「やはり、遼くんの言う通りでしたね」
「うん」
有栖も振り込まれたポイントを確認して、俺に見せてくる。
振り込まれたポイントが同じってことは、クラスでの評価が毎月振り込まれるポイントに影響されるということだ。
これに気づいていない人はポイントを確認して焦っているに違いない。
「まだ時間あるし口でして?」
「はい」
有栖がフェラを開始する。
有栖のことを抱いてから今まで溜まっていた性欲が爆発し、毎日するようになってしまった。
今の有栖は生理中なので挿入することができないから口でしてもらっている。
アフターピルのせいで少し生理が遅くなったみたいだが、それ以外に副作用はない。
そして今はアフターピルじゃなくて、低用量ピルを飲ませている。
こっちの方が副作用が少ないし、生理も安定するからだ。
挿入することができないので物足りないが、こればっかりはどうすることもできない。
生理中にもさせてくれるとは思うが、血で汚れてしまうし、衛生的にもよろしくないから止めておく。
「んん、じゅるる……ちゅる」
フェラも慣れてきたのか、有栖は口の奥まで入れることができるようになった。
たくさん俺を気持ち良くさせたいという気持ちが伝わってきて、今では毎日のように口でしてもっている。
俺も有栖の身体を触りたくなってきたので、ボタンを外して胸を触る。
乳首を触ると身体を震わせてしまうが、それでもフェラを止めずに気持ち良くしてくれる。
「出すからしっかり口で受け止めてね」
俺は有栖の頭を手で抑えて、有栖の口の中に本日最初の射精をした。
「ん、んんんー」
たっぷりと口の中に出して、有栖の口から肉棒を引き抜く。
「今日はまだ飲まずに手のひらに出してごらん」
いつものように飲もうとしている有栖を俺は止めた。
有栖は頷き、手のひらに精液を出す。
手のひらだけでは収まりきらずに、どんどんベッドまで垂れていく。
「じゃあ、口の中に戻して飲んで」
「はい」
手のひらにある精液を口の中に運び、それを飲んでいく。
「御馳走様です」
本当に俺の精液を美味しそうに飲む。
俺は飲む気なんて起きないが、精液は12時間前に食べた物の味がするらしい。
それに精液には美容効果があると医学的に証明されつつあり、亜鉛やビタミンC、コラーゲン、プロスタグランジンなどが含まれており、不老不死の万能薬『エリクサー』にもっとも近い存在と語る専門家もいるくらいだ。
「じゃあ、準備しようか」
「はい」
☆
学校に向かう時間になったので外に出た。
最近は手を繋いで一緒に登校しているので、俺と有栖が付き合ってるという噂が流れている。
クラスの何人かの人に聞かれたが、面倒なので適当にはぐらかしてやり過ごす。
実際は俺が有栖のことを支配してイチャイチャしているだけなので、厳密には付き合っているわけではない。
寮から学校は近くてすぐに着く。
教室に入るともうほとんどの人がいて、今回10万ポイント振り込まれていないことを話してある人が多かった。
「気づいている人がほとんどいないなんて、遼くん以外の人は無能なのでしょうか?」
中には気づいている人もいるが、やっぱり気づいていない人のが大多数だ。
始業を知らせるチャイムが鳴ったと同時に担任の真嶋先生が教室へと入ってきた。
プロレスラーみたいな体格で真面目な先生だ。
担当は英語で、以前は別の教科も教えていたらしい。
「先生、今朝ポイントを確認したら振り込まれたのは10万じゃなかったんですけど」
「そうだな。今からその質問に答えよう」
先生は黒板にA クラスが940CP、Bクラスが650CP、Cクラスが490CP、Dクラスが0CPと書いていく。
「Aクラスは940CPだから今月は9万4千が振り込まれたんですね」
「その通りだ。流石は水無月だな。この学校ではクラスの成績、評価が毎月振り込まれるポイントに反映される」
てことは1CPが100ポイントということになる。
それにしてもこのクラスのポイントは綺麗に並びすぎているな。
その疑問はすぐに先生が答えてくれた。
「この学校では優秀な生徒から順にクラス分けされていく。優秀な生徒はAクラスへ、ダメな生徒はDクラスへとだ。まあ、良く塾とかである制度だな」
CPが書かれたのを見たらすぐに予測はできていたが、そんな制度があったのか。
でも、単に学力や運動神経だけで決めたわけではなさそうだ。
例えば櫛田なんかがいい例だと思う。
彼女の噂はAクラスでも聞くが、学力や運動神経は悪くなく、優秀な生徒だと言える。
それなのにDクラスなのだから、Dクラスになってしまった要因が他にあるだろう。
「もし仮に今回Bクラスが1000CPだったら、BクラスはAクラスに昇格し、キミ達Bクラスへと降格になっていた」
なるほど、クラスのポイントが他のクラスのポイントを上回れば昇格できる仕組みなのか。
ならこれからCPをかけた試験が行われる可能性はほぼ100パーセントだな。
有栖を見てみると入学当初、俺に見せてきた攻撃的な笑みを浮かべている。
俺が何か言わないと他のクラスに何か仕掛けそうだ。
でも俺以外に有栖を楽しませることができる人がこの学校にいるだろうか?
有栖は優秀すぎすからAクラスでも有栖と互角に渡り合えるのは1年の中で俺以外にいない。
他の学年とならわからないが、今のところ絡む機会がないのでわからない。
「そしてこの学校の特権である好きな進学先、就職先に進むためには、卒業時にAクラスの必要がある」
その言葉を聞いて生徒達が少し騒ぎだす。
この学校には好きな進学先、就職先に進むことができるから来た人が多い。
だからそれを聞いて驚いたのだろう。
「キミ達は優秀だからこのまま行けば大丈夫だろう」
本当に優秀な順にクラス分けされているのであれば、だけど。
「そしてこの学校では中間、期末と赤点を取ったら、問答無用で退学になるから気を付けるように」
普通の学校であれば補習なんかがあったりするが、この学校ではないようだ。
「先日やった小テストの結果を見る限り、普通に勉強していればキミ達が赤点を取ることはないだろう」
先生は黒板に小テストの結果が書かれた紙をを磁石を使って張った。
小テストは最後の3問だけやたら難易度が高かったやつか。
その3問は高校1年生が解けるようなものではなかった。
小テストの結果は俺と有栖が100点で同率1位だ。
そして平均点は89点でかなり高いと言える。いや、小学校レベルの問題もあったし、それくらい取れないとダメだろう。
「では、ホームルームは終わりとする」
先生はそう言い、教室から出て行った。
CPをかけた試験があるとしたら、これからクラス間での争いとか起きそうだな。
「それにしてもDクラスは0か」
これは色々と使えそうだ。