〜1学年学生寮〜
〜17時〜
束との接触を終えた
「……何だこの人溜まり」
もとい女子溜まりが、目の前で廊下を埋めていた。しかもみんなこちらに対して背を向けているので誰も気付かない。
「何やってんだおまえら?」
この一声で目の前の女子たちはあっという間に道を開けた…先に尻餅ついている一夏がいた。近寄ってみるや、俺視点右に中心に木刀の刺さった虫食い状態の扉があった。
「ああ!我瑠騨。ちょうど良かった。助けてくれ!」
「んの前に、この木刀ってあいつか?」
「ああ、箒だ。いきなり襲い掛かってきて。助けてくれ!」
そしてこの発言に周りの女子たちは。
「篠ノ之さん、大胆ね」
「いやいや、さすがに木刀はどうかと…」
「でも、そういったシチュエーションもアリなんじゃない!?」
「っていうか篠ノ之さん、まさかの抜け駆け!?」
あ〜あ、騒ぎ出しちゃった。
ずごっ
木刀が引き抜かれ、扉が開いた。そして篠ノ之が剣道用の袴姿で、右手に木刀を持ち立っていた。この時には流石にみんな静まり返った。
「……入れ」
っと一夏を見るや、そう言い放った。
「篠ノ之、俺も入っていいか?話があるんだ。真面目かつ重要」
「え?あ、はい、どうぞ」
俺が声を掛けるや、少し縮こまった。
「……さてと、ではまず、お兄さんにお話聞かせてもらおうか、お二人さん?」
「は、はい…」
「お、おう…」
一夏と共に部屋に入る。
……しかし、この虫食い状態のドアはやはり落ち着かない。
「全く、仕事増やしやがって。……まあ、試すにゃちょうどいいな」
呆れ半分、面倒臭さ半分、ドアに手のひらを向けながら腕を伸ばし、
「GNリペア!」
そう言うと、光の粒子、もとい俺の体内のGN粒子をドアに向けて放つ。すると、ドアが光に包まれ、5秒後には光が消えて、虫食い前の状態に戻った。
「おおっ!!」
「すごい…」
っと呆気にとられる一夏と箒であった。
「さて、ドアも直したことだし、本題に入るか。
カクカクシカジカ
「……そりゃ一夏、お前が6割悪い」
「何でだよ!?しかもなんで6割って半端なんだよ!」
虫食い状態になった扉について質問したところ、先に部屋に入っていた篠ノ之がシャワーを使い、その後体を拭いているところに、部屋に誰かが入ってきた。無論、その誰かは言うまでもない一夏だ。そして、タオル一枚を巻いただけの箒が出てきて、一夏と目が合い、いざこざした後、木刀で追っ払おうとしてこの様ってなわけだ。
「まあいいや。篠ノ之、突然だが、お前さんの事はこれから名前で呼ばせてもらいたいんだが、いいか?」
「えっ?それは構わないが、何故突然そうしようと思ったんだ?」
「お前とお前の姉を区別するためだ。さっき会ったしな」
「なっ!?それは本当なのか!?」
「おう、けどもう帰っちゃったけどな」
「そ、そうか…」
そう言って篠ノ之は安堵と残念が混ざったような溜め息は吐いた。すると一夏が質問してきた。
「ところで、何で束さんと会ったんだ?」
「ああ、それはな…」
カクカクシカジカ
「…てな訳なんだ」
とりあえず先程のやり取りをあらかた説明した。もちろん、胸タッチの事は黙って。
「はぁ、束さんらしいというか何というか…」
どうやら、一夏も束に散々な目に遭ったんだろうな。口振りからして。
「てなわけなんだ。篠ノ之、お前とお前の姉の束とを区別するためにお前の事を名前で呼ばせてもらいたい。いいか?」
「う、うむ、そういうことならば仕方がない。私の事は、これからは箒と呼んでくれ」
「なら、俺の事も我瑠騨って呼んでくれ。改めて、これからよろしくな、箒」
「ああ、こちらこそよろしく、我瑠騨」
〜21:30〜
〜学生寮1025室〜
「ふぁ〜ぁ、今日は疲れた〜」
「ふん、お前が弱くなったからだ一夏」
「いや、それは関係無いんじゃ…」
「体力が衰えているからすぐに疲れるのだ」
「うぐっ…」
入学式の夜、
「はぁ、とにかく今日はもう寝ようぜ。明日もあることだし」
「そうだな」
そう言って、一夏は部屋の照明を落とし、ベッドに入った。
「それじゃあ、おやすみ」
「ああ、おやすみ」
「……うき、箒」
「んん…何だ、一…夏…!?」
突然一夏に起こされたかと思うと、私は、自分と一夏の格好に驚いた。一夏は紺色のトランクス一枚、私は桜色のブラとパンツ、いわゆる下着姿としか言い様のない格好に私は只々驚くしかできなかった。
「ん?どうした、箒?」
「どっどどどどどうしてそんな格好をしている!?服を着ろ!!それと私の寝間着は!?」
「そんなもん、必要ねぇよ」
「なっ!?どういうことだ!?」
「俺、気付いたんだ。俺には、やっぱり箒しか居ないんだってことに」
「なっ!!」
「箒、愛している」
「むぐっ!!」
自身の唇を一夏の唇で塞がれ、突然の自体に頭が2乗3乗したかのように混乱する。しかし、一夏は今、確かに告白してきた。
むにゅ
「っ!?」
不意に胸に違和感を感じて、変にひっくり返った声が出てしまった。よく見てみると、あろうことか、一夏が私の左胸を揉んでいた。
「箒の胸、昔に比べてすごく大きくなったな。弾力もいいし」
そう言って両方の胸を揉み始めた。
「はうっ……あっ…んんっ………いち…か…んっ…」
気が付けば色艶を含んだ淫らな声が漏れ始めていた。
(ああ、一夏が、一夏が私を、愛でている…)
くちゅ
「ひうっ!?」
「あ、すまん、痛かったか?」
いつの間にか、揉まれていたハズの両胸のうち、左胸には一夏の顔が近づいており、乳首を舌で弾きながら乳房にしゃぶりついていて、先程までそこを揉んでいたはずの一夏の右手は、いつの間にか秘部の割れ目を沿う様に、また、中指を押し当てるかのように撫でながら、弄っていた。
(も、もうこれは、一夏に身を委ねたほうがいいかもしれない)
くちゅくちゅ
ちゅぅぅ
気が付けば、体の感度が急に高くなっていた。まさか、これは!?
「あふっ…んっ……一夏…わた…し…イきそう…」
「なら、遠慮無くイった方がいいぞ。こういうの、我慢すると辛いからな」
そういって、私の秘部に第二関節まで入り込んでいた一夏の指の動きが激しくなった。
「んああっ…くっ…んんっ……だ、、だめぇ…はげし、く…しないでぇぇ!」
体が小刻みに震え始めてきた。もう、我慢できない。
「イく、イク、イクッ、イックウゥゥゥゥゥゥ!!!!」
体を激しく痙攣させ、目を開ければ、目の前に見えるのは学生寮の部屋のカーテンの掛けられた窓だった。
「…………へ?」
一瞬何が何だか分からなかったが、数秒して理解した。
「夢……だった、のか?」
しかし、体中に残っているこの快楽感は?
「自分でしていたのか?」
秘部に湿りを感じ、また、自身の手の位置から推測は容易だった。
ふと、思い出したかの様にガバっと起き上がり、隣のベッドで寝ている一夏を見る。
「気付かれては居ないようだ」
ほっと安堵のため息を吐いた。そして、ひとつやらなくてはならないことを思い出した。
「…着替えなくては」
今回はこれまで。
上品な料理は一口で食べてはつまらないように、お楽しみもまた然り。