※この作品はR-18です。

インフィニット・ストラトス ~目覚める翼~   作:コンコルド

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我瑠騨の1日 ~学生としての生活~

 ~昼休み IS学園 1年1組教室~

 

「この鳥が昨日の女の子?」

 

「オカメインコだ!かわいい~!」

 

「ああん、私も触りたい!」

 

「キュイッキュイッ♪」

 

 今朝の大脱走も無事に解決して、授業もその後滞りなく進むこともでき、昼休みに入った今、改めてオカメインコになったフェンを一目見よう、もしくは撫でてみたいなどで俺の席に人集りが出来ていた。

 

 一方机の上のフェンも構って貰えて嬉しそうにする。

 

 ただ、指を四方八方から差し出されて、しきりにあっち行ったりこっち行ったりと少々忙しない。

 

 すると、赤みがかった茶髪の谷本癒子が話しかけてきた。

 

「ねね、高嶺君。この子ってご飯粒とかあげでもって大丈夫?」

 

「ご飯粒どころか、大半のものは何でも食うよ。俺と同じで何も飲み食いせずとも死なないし、楽しみで飲み食いするってかんじさ」

 

「へぇ、とりあえずあげても大丈夫なんだね?」

 

「ああ」

 

 谷本は確認をとると、自分の弁当の米をひと粒指にのせて、フェンに近づける。

 

「はい、どうぞ」

 

「キュ?クィー?」

 

 食べてもいいの?っと言いたそうな視線で谷本を見る。

 

「フェン、食べてもいいってさ」

 

「クィー!」

 

 我瑠騨はフェンに声を掛ける。するとフェンは嬉しそうにご飯粒を食べる。

 

「かぁわいい~~~♡」

 

「胸キュンしてるところ悪いけど、実はこの子---鶏肉も食います・・・」

 

「「「え゛っ?!」」」

 

「夕べ焼き鳥の缶詰食っててパクられた。そして『うまい!』と言わんばかりにがっついてた」

 

 

 

 ~放課後 IS学園 第3アリーナ~

 

「ハァアアッ!!」

 

「そらぁ!!」

 

 現在アリーナでは、我瑠騨と鈴が模擬戦を行っていた。と言うのも、お互いにまだ一度も手合わせをした事が無いからである。

 

 鈴の甲龍は衝撃砲を正確に狙って連射している。しかし我瑠騨のサイファーは、手に取る様に回避している。

 

「ああ、もうっ!掠る位しなさいよ!」

 

「愚痴ってねぇで来いっての!」

 

「きゃあ!!」

 

 我瑠騨は、右手にGNビームガンを展開、即座に構え発砲。鈴は突然の一撃を避けきれずに喰らい、怯む。

 

「ぜあっ!」

 

 立て続けに左腕のレーザーブレード〝MOONLIGHT〟で突進しながら突き刺す。

 

「ぐっ!?あああああぁぁ!!!」

 

 鈴は両手に持っていた青竜刀〝双天牙月〟の腹で二重の物理盾を作るも、容易く貫かれ、レーザーブレードの先端は、首から1センチ有るか無いか程に迫っていた。この時、絶対防御が発動していたが、この時はそれどころか、命の危険を察していた。

 

 勿論、我瑠騨は殺す気は無いし、レーザーブレードも設定と出力を〝絶対防御に触れたらその先にはいかないように自動消滅する〟ように調整していたからだ。彼とて、殺しが好きな訳ではない。

 

 甲龍のシールドエネルギーが2桁に至るや、サイファーはレーザーブレード引き抜き、少し間合いを作ってから飛び蹴りを放つ。

 

「きゃあああっ!?」

 

 吹き飛ばされた鈴はアリーナの地面に激突。同時にシールドエネルギーが0となった。

 

「はい、おしまい」

 

「じゃないわよ!あんた、あたしを殺す気だったでしょ!?」

 

「HA、HA、HA!」

 

「誤魔化すなーーー!!」

 

 

 

 ~夜 IS学園学生寮 1206室~

 

「う~ん・・・」

 

 我瑠騨は机で授業内容の復習、もとい、鷹月からノートを借りて、いなかった時の分のを勉強していた。

 

 彼自身、頭が悪い訳では無いし、今の状態で機能や能力をある程度動かせば済むものだが、そこは彼のプライドが許さない。

 

 普通の人間同様、ちゃんと勉強していたいのだ。

 

 フェンはゲージでおとなしくしているため、そこまで頭を抱える事は無いが、知らない事や分からない事は当然あり、納得しようとしていた。

 

「我瑠騨ー、居るー?」

 

 扉がノックされ、鈴の声が聞こえた。

 

「おー、鍵空いてっから入っていいぞー」

 

 少々没頭気味とあってか言葉だけを返した。

 

「お邪魔しまーす。あ、ごめん勉強中だったんだ」

 

「んー、どうかしたのか?」

 

「いや~その・・・やっぱりいい(ぐうぅぅ~~)・・・・・・」

 

「・・・飯、行ってないのか?」

 

 流石に我瑠騨も、今の腹の音を聞いて視線を鈴に向けた。

 

「・・・(コクン)」

 

「まったく・・・カップラーメンでいいか?」

 

「うん、ありがと」

 

「いいって、たまには忘れたりする事もあるさ。ちょっと待っててな」

 

 我瑠騨は立ち上がり、簡易キッチンの下棚を開ける。

 

「醤油、味噌、塩、豚骨、キムチ、ちゃんぽんがあるけどどれが良い?」

 

「えっと、醤油」

 

「おいよ。ここで食うか?」

 

「え、いいの?」

 

「ああ、構わんよ」

 

「それじゃあ、お言葉に甘えて」

 

 我瑠騨は封を開け、ポットのお湯を注ぐ。

 

「ほい、どうぞ」

 

「ありがとう」

 

 その後、我瑠騨は再び机に戻って勉強を再開し、鈴は気を使いながら麺をすすり、そしてフェンが鈴のすするカップラーメンに興味を示していた。

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