~IS学園 一年寮 1206号室~
「カルカ!カルカ!」
俺の現状を話し、クラリッサとの通信を切ると、フェンが上目遣いで覗き込む様に俺を見ながら呼び掛けてきた。
「どうした?」
「カルカ、ヒャルル、フェンフェン?」
「・・・悪い。何を言いたいかが分からん」
「クゥク」
フェンは額にうっすらとした白い光のシャボン玉の様なものを出していた。
俺はその光に触れる。すると---
『がるだ、しゃるる、つがい?』
片言だが、頭の中に単語が浮かぶ。俺とシャルロットの関係に気付いて、その事を確認したかったらしい。
「まあ、似たようなものだ。まだ色々やることは残っているけどな」
「フェーン♪」
「何の話をしているの?」
2人の会話に着いていけないシャルロットは少しつまらなさそうな顔をして質問した。
「ああ、悪い。勝手に盛り上がって。この子がさ、俺達の事を夫婦だと思い込んでたみたいだったんだ」
「ふ、夫婦!?」
裏返りかけた声を出しながら顔ボンッを赤く染めた。
「ふ、夫婦・・・僕と・・・我瑠騨が、夫婦・・・」
「あー、シャルロット?」
「た、確かに、僕はその、我瑠騨と添い遂げたいと思ってはいるよ。でも、夫婦だなんて・・・まだ早いよぉ。まだ恋人同士としての時間をちゃんと過ごしてもいないし、で、デートもまだした事無いよ。ああ、でも我瑠騨なら今すぐにお嫁さんに貰われてもい---」
「---そいっ!」
「いやっっはぁぁ!!?」
シャルロットはすごい声を出したが、無理もない。
先程から声を掛けていたのだが、両手を頬に当てて身体をくねらせてのヘブン状態に至っていたため、両脇腹の上、肋骨の下側を鷲掴みするようにして脅かしたからである。
「なっ!なな、な何するのさ!?」
「お前が妄想ヘブンに突入してて声も聞こえてなかったから、止めるために」
「こっちは危うく心臓が止まりそうだったよ!!」
「それは悪かった。でも、妄想に浸って俺の声が聞こえなかったシャルロットはどうなんだ?」
「うっ・・・それは、その・・・ごめん」
しゅんと落ち込んだシャルロットを見て、可愛いと思ったのは内緒だ。
「カルカ!ギュイー!メーノ!」
フェンがプンスカと怒っていた。どうやら感づかれたらしい。つか〝メーノ!〟って・・・。
「カルカ、ヒャルル、フェンフェンフェーン♪」
「おっと!?」
「わわっ!?」
フェンは急に俺とシャルロットの手をひき、俺達の距離を縮めさせ、さらに翼で包むように寄せられて、俺達の距離はゼロとなる。
「カルカ、ヒャルル、フェンフェンフェーン♪」
どうやら仲良くしろと言いたい様だ。
すると次に取った行動に疑問を持った。
まず、俺達を置いて離れたかと思えば、ベッドとベッドの間にある仕切りを引き出し、次に自身のゲージを窓側のベッドと窓の間に持って行った。そしてこちらを向くや---
「クゥックゥク~~♪」
---と、なんだかよく分からんが『お楽しみあれ~』と言うかの様な空気を出しながら鳥形態に変化し、ガチャガチャとゲージの扉を開けようと---
「・・・エ~~ン」
「できねえなら見栄はんなよ・・・」
---したけど自力では無理だった為に、結局俺が扉を開けてゲージに入っていった。
「さてと・・・どうする?」
「どうするって?」
「せっかくフェンが気を遣ってくれたんだし、その・・・2人っきりの時間、過ごすか?」
「あ・・・う、うん・・・」
何を言いたいかを理解したのか、シャルロットの顔が赤くなる。
「もし嫌なら、それはそれで構わないからな?」
「ううん、嫌じゃないよ。ただ、急な誘いだったから・・・その、驚いちゃって」
「軽蔑したか?」
「そんな事ないよ。むしろ、我瑠騨から声を掛けてもらえて良かったよ。僕から言い出したら、それこそ軽蔑されるんじゃないかって思っていたから」
「それこそ無いな。嫁さんが不満だって言うのに、それに応えようとする姿勢を見せない方がよっぼだ」
「我瑠騨・・・ねぇ、僕のことを抱いて。もう一度、我瑠騨の暖かさに包まれたい」
「ああ。おいで、シャルロット」
我瑠騨はシャルロットに対して両腕を大きく広げ、何時でも抱きしめられる様にする。それに対してシャルロットも、吸い込まれる様に彼の胸に寄り添う。我瑠騨はそのまま腕を閉じ、シャルロットを抱きしめる。
2人は敢えてキスをせずに抱きしめ、抱きしめられた。お互いにその存在を確かめるかのように。
「我瑠騨・・・」
「シャルロット・・・」
2人はお互いを呼び合い、見つめ合い、その距離を縮めていき、そっと唇を重ねる。
「ん・・・む・・・」
「は、む・・・ん・・・」
やがてその唇の隙間から、甘くて熱い吐息が漏れる。
シャルロットはさり気なく胸を押し付け、次の行動を求めた。
2人は唇を離すと、我瑠騨はシャルロットの背中を抱いていた右手を彼女の頬に当てる。
うっとりとした顔で我瑠騨を見つめる。それはまるで『あなたの好きなように抱いて』とでも言いたそうな顔だった。
我瑠騨はそれに気付いたのか、頬に当てていた手をゆっくりなぞるように首を撫でて、そのまま鎖骨を這うようにして、彼女の肌から手を離さずに胸の間を割り込むようにしながら、ジャージのファスナーを開けていく。
「?」
「どうしたの?」
「シャルロット、お前、下着を着てないのか?」
鳩尾まで来たところで、あると思っていた感触がなかった。
「うん、ブラジャーもそうだけど、女性ものの下着は持ってないんだ。男装してきたのに、女性下着を持っていたらすぐにバレるからって。下も、今は男物をはいてて・・・」
「そうか・・・このまま、下の方にも手を滑り込ませて良いか?」
「・・・うん」
鳩尾に触れたままの手を、肌から離さずそのまま下げていき、ジャージの下の中に滑り込ませる。
「あ・・・」
いきなり秘部には触れずに、下腹部を撫でる。彼女の身体へ合図を送るように、ゆっくりと、優しく撫でる。
「ん・・・ふぅ・・・」
次第にシャルロットの息は熱がこもり始めた。感じている、と言うには少々語弊がある気がするが、あながち間違いでもなく、リラックスしているような、または安心しているような表情だ。
「我瑠騨・・・触って」
「ああ」
彼女からのオーダーを受けて、ようやくその手は秘部に至った。
「んぁ!」
初めての時とと同じように、中指の腹で秘部の割れ目を直接刺激する。
「んあ!・・・ぅん!」
「指、入れるぞ」
「き、来て・・・はうんっ!」
ゆっくりと、彼の中指が割れ目から中に沈んでいく。
「今更だけどさ、シャルロットって、感じやすい?」
「わから、ないよぉ・・・でも我瑠騨の・・・すごく、き、気持ち、いいのぉ」
今の状態で、冷静にそれを答えられるはずも無い。それでも端から見れば、感じやすい娘だと思われても言い返せないくらいに反応していた。
「あ、も、もうだめぇ・・・力が、ぬけて・・・立ってられ、ない・・・」
「そろそろベッドで、な?」
「うん・・・あっ」
彼女の膝を曲げさせ、一度ベッドに座らせる。そのまま一度右手を秘部から離し、お姫様抱っこでベッドの中央に寝かせる。
そしてシャルロットのジャージの下を男物のトランクス毎脱がせ、我瑠騨自身も服を全て量子変換して裸になる。
完全に充血しきった規格外の男根が現れると、シャルロットは期待と不安の両方の衝動に駆られた。
「先に、挿れてもいいか?」
「うん・・・優しくしてね?」
「ああ、頑張らせてもらう」
我瑠騨はいきり立った男根を、シャルロットの秘部に当てる。
「ん!」
そしてそれをぐりぐりと押し付け気味に挿入していく。
「ひっ!んん!・・・あっ!あっく!!」
まだ一度しか受け入れた事の無い身体では、余りに過負荷であるこの男根は、徐々に徐々にと深く潜り込んでいく。
「あうっ!?」
シャルロットの身体が大きくのけぞる。奥の子宮口に当たったからだ。
「悪い!大丈夫か?」
「な、なん、とか・・・少し、驚いたけど・・・まだ、大丈夫」
「ちょっと時間をおいてから動くぞ」
「うん。どうせなら、その間に、胸、触って。アソコばかりだと、少し寂しい」
「分かった」
我瑠騨は彼女にかぶさってジャージののけて、隠れていた乳房を露わにする。
そしてそれを鷲掴みして、なおかつマッサージするように揉んだ。
「はぅ・・・ん!・・・んふぅ・・・」
シャルロットは甘い吐息を漏らす。この時我瑠騨は、自分の与える刺激で感じてくれている事を嬉しく思っていたりする。
「我瑠騨ぁ・・・揉みながら、ゆっくり・・・動いて・・・」
我瑠騨はほんの数センチ程度で性器同士はまだ擦れておらず、密着状態ではあるが、ゆっくりと腰を動かす。実は今の彼女の要望は、経験者でも無い素人がやるには若干難しい事だ。我瑠騨も例に漏れず、動きが少しぎこちなかった。
それでもシャルロットは、甘くて熱い艶やかな声で、自身に与えられてくる快感を素直に感じでいた。
(ああ・・・我瑠騨・・・すごく、気持ちいい。アソコはやっぱり、大きすぎて苦しいけど、それ以上に、気持ち良すぎる!つま先から、髪の毛まで、全身が感じてるよぉ!)
まだ本気の腰振りをしていないにも関わらず、シャルロットの身体は既に出来上がっていた。もちろん、我瑠騨の女に。
「もう少し、激しく突いて!」
「分かった」
「んぁああぁんっ!!!」
本格的に腰を振り始め、ようやく性器同士擦れる、セックスらしいセックスに至った。
彼女の身体はビクビクと痙攣させ、大声を上げて鳴き、受け止めきれない快感を逃すのに必死だった。
それでも、与えられる快感は尋常では無く、発散させる前に次の波が襲い掛かってくる為、次第に身体の反応も激しくなる。
「が、我瑠騨ぁ!僕、もうだめええ!!」
「うぉっ!?」
突如迎えた絶頂。シャルロットは身体を大きく仰け反らせ、目と口を大きく開いていた。
「っはあっ!?はあ、はあ、はあ・・・」
余りの衝撃に、一時呼吸が出来ず、大きく息を吸い込んだ。
「大丈夫か!?おいシャルロット!」
「あ、ぐっ・・・い、まの・・・すごく・・・きちゃった・・・やっぱ、り・・・僕・・・」
「大丈夫だ。お前がどんな女であっても、俺はお前を見捨てない。ずっとそばにおいている。絶対にだ。だから、今は何も言うな」
「・・・ありがとう。我瑠騨、まだ、射精してないよね?あともう少しだろうから、このまま、最後までして」
全身に快感の余韻が残っていたシャルロットだが、我瑠騨の射精が近かった事を感じていたため、再び身を委ねた。
我瑠騨は彼女に変に負担を掛けまいと思っていたが、射精まであと少しの状態での性欲は尋常では無く、次第に腰が動き出していた。
「うぁっ!はぅんっ!んぐぅ!」
ただでさえ絶頂直後の身体の彼女に容赦の無いピストンが襲い掛かる。
「我瑠騨!またっ、またァァッ!!」
「ぐぅっ!!」
2人は同時に絶頂した。我瑠騨の吐き出した欲望は、シャルロットの下腹部を少しではあるが、ぽっこりと膨らまさせた。そして入りきらなかった分は、窮屈な結合部の僅かな隙間から勢い良く吹き出した。
「はあ、はあ、はあ、はあ・・・んん!」
「シャルロット・・・」
「・・・うん♡」
完全に身体の力が抜けきったシャルロットに、我瑠騨は繋がったままキスをした。
(我瑠騨のお嫁さんになるのは、骨が折れるな。でも、愛情に嘘は無いから、それが分かっただけでも良かった)
心でそう思いつつ、気が付けは2人は夢に落ちていた。