~IS学園 学生寮 1206号室~
早朝。
日の出の時間が日に日に早まっていく季節の変わり目。この部屋の住まう2人と1羽は仲良く同じベッドで寝ていた。
我瑠騨のベッドに、我瑠騨が窓側に、シャルロットが内側に互いに抱きしめ合う様に寝ており、その2人の間、顔より少し下の位置に鳥形態のフェンが入る形で寝ていた。
「・・・(パチッ)」
先に目を覚ましたのはフェンだった。短い欠伸を数回連続でした後、我瑠騨とシャルロットを起こすべく、まずシャルロットの鼻先に頭を押し付ける。
「う~ん・・・?あ、おはようフェン」
「クゥ♪」
そして次に我瑠騨の鼻先に。
ガブリュ!!
「んぎぃっでえぇぇ!!?」
噛み付き一発かました。
「ムームー!」
「は、離せ!離せって!!」
すると素直に離す。そして---
「クッピィ?」
「何が『クッピィ?』だ!」
「ギャ!?」
パソコンのキーボードを叩く感覚で、フェンの頭を人差し指で叩く。
「噛み付いて起こすのはだめ!」
「メーノ?」
「めーの!」
「・・・・・・ヤーノ!」
「拒否んなよ・・・」
そんなやり取りを見ていたシャルロットはクスクスと笑った。
「何だか仲が良いんだね」
「そうか?」
「そうだよ。ちょっと妬いちゃった」
「ヒャルル、フェン、メーノ?」
「え?」
「多分『噛み付いて起こしたらだめ?』と訊きたいんだろう。それで良いのかフェン」
「クィッキュ!」
「う~ん、起こすのに噛み付くのは痛いから辞めようね。相手が悪い事をしてきたら噛み付いていいよ」
「分かったかフェン?」
「フェンフェーン!」
「よし、いい子だ。それじゃあそろそろ起きよう」
「うん♪」
「キュッピクックー!」
「「・・・ニワトリ?」」
~IS学園 屋外~
食堂で何時ものメンバーと合流し、現在登校中である。そして目の前にもう1人仲間に入ったばかりの存在がいた。
「おっはよー♪」
「メリッサか、おはよう」
「おはようございます。メリッサさん」
メリッサ・バージルスだ。彼女も前世は俺達と同じ世界にいたため、
「ねぇ、イクサって仮面ライダーイクサの力を持っているのよね?」
「ええ。持ってますよ」
「我瑠騨は?何か仮面ライダーの力を持ってる?」
「俺はブレイドだな。ラウズカード自体は52枚全て持ってるけど」
そう言いながら、スペードスートのカテゴリーエース〝チェンジビートル〟を見せる。
「わぁ、いいなぁ~。そうだ!あと、この学園の港の少し離れた所にある軍艦てさ、あれって宇宙戦艦ヤマトだよね?」
「お、おう、そうだが・・・」
「やっぱりー!ねね!今度外装だけでも良いからさ、ガッツリ見学させて」
「ああ、考えとく・・・」
「きゃっほーぅい!期待してるね!」
(ハイテンション過ぎね?)
「所でお前の力は?」
「私は前に話した仮面ライダーオーズのプトティラコンボを模した変身態にはなれるけど、正確には仮面ライダーじゃ無いのよ。良かったか放課後にアリーナでバトってみない?」
「ああ、いいぜ」
~IS学園 放課後 第3アリーナ~
時間をすっ飛ばして放課後。我瑠騨とメリッサが対峙し、シングルマッチが始まろうとしていた。
「それじゃあ、私から---変身!」
ギン!ギン!ギン!と変身時のスキャニング音が響くと同時に、変身時に現れる頭、胴、脚のメダルサークルが全て紫色で現れる。それらが目の前で一つに重なり彼女の胸元に付く。すると紫色のオーラが彼女を包み込み、それが消えると彼女の姿は変わっていた。
ここでは相違点だけを取り上げよう。
まずは全体のベースになっているのは、S.I.Cフィギュアのプトティラコンボだ。下地のスーツは白に紫のライン。細部については以下の通り。
頭部、これは複眼とマスクが無く、ポニーテールの髪はうなじ辺りでで束ねられていた。
上半身は、指先から肩に掛けてはプトティラのままだが、背中の翼は最初から展開している。オーズ本編ではプテラヘッドと連結していたが、彼女のは背中に独立している。そして胴体部は上半身を覆うように黒いアーマーを着け、胸の部分もご丁寧に象られている。また、胸元の少し上に握り拳程の大きさのオーサークルが着いている。また、オーサークルの縁より内側は低いドーム状の水晶体が覆っており、その奥にプトティラコンボのレリーフが確認できる。
下半身については、膝からしたのアーマーと左右の腰のアーマーはそのままに、少し細身の尻尾が生えている状態だ。
「私の姿はどうかな?」
「なかなか格好いいじゃん。それじゃあ俺も、こいつを使うぜ!」
我瑠騨はブレイバックルにカテゴリーAを挿入、腹部に当ててベルトを展開・装着する。
待機音がなり始め、ゆっくりと右手を伸ばすモーションをとる。
「変身!」
『TURN UP』
右手をサッとバックルに持っていき、ターンレバーを引く。カードの挿入された部分が反転し、カードのシルエットと同じ柄の描かれた長方形のエレメントが展開され、我瑠騨に近寄る。そしてそれが我瑠騨の後ろに抜けきり、仮面ライダーブレイドに変身した。
「やっぱりブレイドもいいねー!あ、そうだ!」
「何だ?」
「オンドゥル語使って☆」
「ムッコロスゾ!!---あ」
大事な試合前に、ネタを知るイクサや、その他アリーナの見学者の一部が吹いたのは言うまでない。
ブレイド本編の『ムッコロス!』には顔芸含めガチで吹きましたww