~IS学園 食堂~
「いっただっきま~す♪」
食堂に着いて早々、食いしん坊の恐竜娘ことメリッサ・バージルスが元気に食事を始めた。
「あいつ、あんなに食べたら太るぞ」
「食べても太らないんだってさ。一夏お父さん」
「誰がお父さんだ!」
生活面での意識が強めの一夏はメリッサの手に掛かっている約2人前程の食事を見て気にしていた。
「カルカ!カルカ!」
「あ、我瑠騨。それに一夏も」
「お、シャルルも昼飯か?フェンも一緒か」
「うん、それにフェンが外に出たいって」
「クィー」
「一夏ー!ご飯一緒に食べよー!」
「鈴さん!抜け駆けはおやめなさいな!」
「それを言ったら貴様もだろうセシリア!」
続けて何時もの3人がやいのやいのと騒いで入ってくる。
「---うるさいわよ」
(((ゾクッ!!)))
突然のさっきに全員が視線を向けると「今ブチ切れてっけど文句ある?」と言わんばかりの殺気と形相を3人に向けてるメリッサがいた。
「賑やかなのはいいけれど耳障りになるようなら容赦しないわ」
「「「き、肝に命じます!!!」」」
殺気を向けられた3人は、思わず食事を最寄りの台に置いて敬礼をした。
「・・・そこまで飯の時間は譲れないのか」
「前に話したでしょ?」
「ああ、アレな。悪い」
「とにかく、パーティーで騒ぐ分には良いけど、ここで変に騒がれるのは嫌いなの」
そう言いながら、彼女は仏頂面で食事を再開した。
「その、済まなかった」
「ごめん」
「申し訳ありませんでした」
箒、鈴、セシリアは各々に謝罪の言葉を口にした。
「メリッサ、こいつらも悪気かあった訳じゃ無いんだ。そろそろ許してやってくれ」
「わあしわあうまえも---」
「口にもの入れて喋んな!!」
食事の手を止め、口の中を空にする。
「---んぐっ。ふぅ・・・私はあくまでも普段の食事で不要に騒いで欲しくないだけだから、その辺りさえ気をつけてくれればいいの。私の方こそ、みだりに殺気立ててごめんなさい」
メリッサは箒、鈴、セシリアに対して頭を下げた。
「いや、私達が悪かったんだ」
「そうよ。あんたが謝る必要は無いわ」
「とんだご無礼をいたしました」
「お互いに分かりあえたみたいだな。ほれ、この件はここまでにして、メシにしようか」
「カルカ~」
ふと、フェンを見るとシャルルのうなじ辺りに隠れていた。
「ん?何引っ込んでんだお前」
「メイーヒャ、クィーノ・・・」
「今のバージルスさんに怯えちゃったみたい」
「だな。フェン、大丈夫だから前に出てきな」
「ヤーノ!ヤーノ!」
「完全に警戒しきっちゃってるな」
「また機会があれば仲良くしたいから今無理矢理馴れさせなくてもいいわよ」
「そうか。まあこの状態じゃあな」
「フスン!フスン!」
勢い良く空気や吐き出して威嚇している。変に接すれば暴れかねないだろうな。
「ところでシャルル、午後は空いてるか?」
「え?うん、一応」
「なら、一夏の訓練に一緒に付き合ってもらっていいか?物事を分かりやすく教えられそうだし」
「そうだね、僕もちょうど暇だったから是非とも参加させてもらおうかな」
「サンキュー、助かる。さてと、それじゃあ準備があるからお先に」
「うん、また後で」
さてと、午後の訓練はISでやるかな。