~IS学園 1年1組教室~
・・・落ち着かない。我瑠騨は、普段と何かが違っている気がして落ち着かない。
現在、至って普通に授業が行われているが、間違い無くいつもとは何かが違う。だが生命の危機に瀕する可能性があるわけでも無し、かと言って俺達男性陣は妙な視線を受けるし、もしや例の噂話なのだろうか?
ふと、授業終了の鐘が鳴る。
「はい、今日はここまで。明日の授業はこの内容の続きだから予習復習をしておくようにね」
「「「はーい」」」
日本語教師の声に相変わらず元気な返事をしたクラスの一同。だが俺ら男連中への視線はいつもと違った。
余談だがIS学園はグローバルな環境の為、現国の授業は内容はそのままだが、日本語と呼ばれている。
それはさておき、次はISの実技だ。さっさとアリーナに向かうとしよう。
「おし、男性陣早急に移動だ」
「オッケー」
「了解です」
「・・・え、あ、うん」
シャルルの反応はやはり若干遅れる。まあ、当の本人は女の子なんだから仕方ないか。
~IS学園 グラウンド~
「今日はPICを用いた浮遊とその状態での移動の訓練をする。ではまず専用機持ちに手本を見せてもらう。今回は高嶺とフォルゲート、前に出て準備しろ」
「「了解」」
織斑先生に指名を受け、前に出てISを展開する。俺はサイファーを、イクサはホワイトグリントを展開した。
「・・・ってあれぇッ!!?」
「ど、どうしたんですか急に!?」
「どうしたもこうしたも、それがお前のISなのか!?」
「ええ、スピード特化の機体〝ホワイトグリント〟です」
ホワイトグリント。
アーマードコア・フォーアンサーに出てくる真っ白な機体だ。
「そう言えば
「ああ、あれね」
我瑠騨が察したのは作品のオープニングの映像だった。確かにあれなら変形出来そうだ。
「ゴホン!あーお前達、授業の時間が無くなってきているのは私の気のせいか?」
織斑先生の咳払いによって、集まりだしていた生徒達は即座に整列、我瑠騨とイクサも準備位置につく。
「ではまず、足の裏を地面から離すように浮かべ50メートルを往復しろ。いいか、PICだけでだぞ」
「御意」
「了解です」
今回はPICにおける慣性制御による操縦といった部分の実技なのでスラスターを使ったら教育にならない。
2人はゆっくりと浮き上がり前に進む。最初はゆっくりだが徐々に速度が増していく。目的の50メートルラインで止まり、身を翻して戻ってくる。
「往復で10秒か。まあいい、2人ともISを解除して下がれ」
「「了解」」
「さて、今回は彼らと同じ様にPIC制御での浮遊移動をやってもらう。これは歩行の次に常識だから出来て当然の基礎だ。専用機持ちをグループリーダーとして、それぞれ出席番号順に分かれるように。気を引き締めてかかれ」
「「「はい!」」」
元気な返事をして、専用機持ちに出席番号順に並ぶ。そして案の定と言えば間違いでは無いだろう、ラウラ・ボーデヴィッヒのグループはどこかビビってる感じだった。どうするかはあとにしよう。先に授業だ。
「よし、始めるぞ!」
「「「はーい」」」
ほんと元気だ。・・・あとでイクサとまた一戦交えるかな。