~IS学園 第3アリーナ~
我瑠騨、一夏に続いてシャルルの出番がまわってきた。場内のスタート地点に立つシャルルとラファール・リヴァイヴの鏡。だが、案の定鏡は緊張していた。
「うう~」
「鏡さん、大丈夫?」
「少し、緊張してる・・・」
「まあ、あんなにたくさんの人がいたら色々と変に気を配っちゃうからね。相川さんと谷本さんも同じ事言ってたって訊いたし、普通なんじゃないかな?」
「デュノアさんは何ともないの?」
「うーん、あまり気にしないでいるからそれ程緊張してないかな」
「そうなんだ。よし!私も気にしないでみる!」
「ふふ、頑張ってね」
ここでちょうど、試合開始のブザーが鳴り響いた。
相手の編成は打鉄2機。両方焔備を構えて乱射してきた。
「わわわ!!」
「おっと」
慌てる鏡と落ち着いてるシャルル。正反対の行動にどことなく微笑んでしまうところがある。
「ちゃんと狙わないと当たらないよ!」
シャルルはガルムを呼び出し、直後に間髪なしの照準&トリガー。相手の1機が直撃する。
「ええっと、確か・・・よし、出来た!」
鏡もガルムを展開し、構えてみる。
「・・・どうすれば撃てるの?」
---狙い方が分からないオチだった。
流石に会場全体がポカーンとしてしまった。
戦闘中のシャルルはあはは・・・と苦笑い。
ガシャン!!と相手タッグは移動中に腑抜けた事になり、うっかり互いに激突してた。
「鏡さん、引き金は引ける?」
「えっと、こう?」
「ちょっ!?今引いちゃだ---」
引き金を考えなしに引くもんで当然発砲。弾丸がシャルルの目の前を飛んでいった。
「うわあ!!」
「ご、ごめんデュノア君、大丈夫?」
「大丈夫だけど結構怖いんだよ!?」
会場内はまるでギャグマンガのワンシーンの様に混沌と化していた。
「ああもうっ!こうなったら一気に片づけるよ!」
気持ちを切り替え、仕切り直したシャルルだったが、明らかに気が立っていた。
まずマシンガンのヴェントを両手で持ち、正確な射撃で1人目のシールドエネルギーを大幅に削る。
続けてショットガンのレイン・オブ・サタデイに切り換えてこれまた両手乱射。2人目のシールドエネルギーを近距離で根刮ぎえぐり取る。
最後にガルムを再び展開し、最初の1人のシールドエネルギーを奪う。
『試合終了。勝者、デュノア・鏡ペア!』
今回の試合については、誰も物申す事は無かった。と言うよりは〝出来ない〟とでも言うべきか。
この後の事について、試合後に合流した我瑠騨曰わく---
やっべぇ、顔にでてないけどムッチャクチャ怒ってるんですけど・・・