※この作品はR-18です。

現実社会の恐怖 エッチな百物語 どこから読んでも各話読み切り   作:みなぽん

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返事をすると死ぬ「一言呼び」の怪奇と山ガールを襲う脱獄囚

月読心音は夏休みの一日をとある山荘で過ごしていた。

忙しい日々のインターバルだ。平日の火曜日、山荘の泊まり客は彼女1人だ。

「妖怪が存在しない事を科学で立証する」

彼女の研究は妖怪ハンターというあだ名をもって世間でも知られるようになった。

「月読心音先生ですよね!」山荘の若奥さんが話しかけてきた。

彼女はダラダラと過ごす心音に山盛りのカボチャ汁粉をサービスしてくれた。

そして、とある相談をもちかけた。

 

彼女の5年前の体験の正体を知りたいのだという。彼女はそれを「一言呼び」の怪異といった。

一言呼び、「山間部に伝わる民間信仰、山中の妖怪が人に呼びかける時には一声しか声をかけないといわれる。「おーい」と呼ばれたとき、うっかり声に返事をすると誘い込まれ、命が危ないという。ヤッホーなどの山言葉は妖怪避けと言われている。」

彼女はさらにおやき五つサービスする事を条件に依頼を請け負った。

彼女の神秘を見通すアーモンド型の瞳と彼女の脳内の知恵の神殿の扉が開き、山小屋の女主人の言葉に耳を傾けた。

 

私は大学時代トレッキングサークルにいました。山登りを本格的にやりたかったんですが、親の反対もあってトレッキングサークルに落ち着きました。

しかしロッククライミングはないまでもかなりハードな山登りが要求されるのがトレッキングサークルです。

部員は12名、女性部員は一年生の私、高尾 由美と1年先輩の穂高直美さんと足尾 伶奈さんだけで、他は9名は男性です。

 

夏休みとなれば1週間かけての山岳の縦走なども行います。都会の喧騒を離れて山の中で過ごす日々は全くの別天地です。

あれは、秩父から山梨にかけての山中を縦走していた時の事です。

中腹の枯池にきれいな雪解け水が溜まっていました。私たちはそこで宿営しコッフェル出しました。キャベツに豪快に十字型の切れ目を入れてキャベツの葉っぱの間にコンビーフをぎゅっと詰めていきます。それにブイヨンとたっぷりの粉ニンニク、黒胡椒、それをぐつぐつ煮立てれば出来上がり、「ドボン鍋」です。かた焼きのパンと一緒にいただきます。

 

山で食べる食べ物は格別です。そして熱々のコーヒーを飲みながら満天の星空を見て語り合うのです。

その日の話題は私のちょっと苦手な「山怖」です。いわゆる定番から始まり、次第に実体験へと話が移って行きます。

サークルの御岳 和也先輩がいいました。

「山で「おーい」と呼ばれたら答えてはいけないって知ってるよね、あれマジだから、俺と兄貴はさ、この秩父の山で出会った熟練の猟師に言われたんだよ、でも、高校生の俺らは怖いもんしらずでさ、ちょうどここら辺だよ。俺たちは林道沿いの炭焼き小屋に泊まったんだ。ここから山梨側に切り通しの道を降りた深い渓谷の見える谷の上に小屋はあった。

その晩は変な夜でね、家の中が小さくカタカタと揺れているんだ、 外に出ると全然揺れていないのに、テーブルの上のタバコが振動で動くのが分かったし、カップのコーヒーにも波紋が浮いた、少し頭痛もするような変な感じだね。

もしかして悪霊でも住んでいる家に入ってしまったかと思った。

少し風が強い夜だったけど小屋が揺れるほどじゃないよ。

 

そしてしばらくしたら外から不気味な声が聞こえてきた。

「おおおおおおおぃぃぃぃぃぃ」「おおおおおおおおぃぃぃぃぃぃぃぃ」

何分かおきにその声は聞こえたね。兄貴はブチ切れてピッケルもってそとにとびだした。そんで、兄貴の哲也はうっかりと「おーい」と答えてしまったんだ。声は谷底から聴こえてくる、何かに呼ばれるように谷底を覗き込んだ兄貴が突然、耳を抑えて、バランスを崩して谷底に落ちたんだ。山中はもう夜で谷底を覗いても闇しか見えなかった。兄貴は結局帰ってこなかった。翌朝、捜索隊が出て崖の下でぐちゃぐちゃに潰れた兄貴が発見された。

捜索隊には猟師おじさんも加わっていた。猟師のおっさんは俺に向かってきて

「おい坊主!おめぇ「おーい」て声におめえは応えてないだろうな!凄い怖い顔で言ったんだ。」

「答えたのは兄貴だけだよ」と俺が泣きながら答えると「ふーー不幸中の幸いだな」

大きくため息をついて優しく俺を抱きしめてくれたよ。それでおじさんにその「おーい」の正体は何だって聞いたんだ。そしたら「猟師は「一言呼び」とも「呼ぶ子」ともいうが、それ以外の事は全くわからん、呼びかけに応えて助かった奴がいないんだからしょうがない」と吐き捨てるように言ったんだ。」

 

実際に起きたリアルな話に私たちは凍りつきました。

「おーーーーーい」背後から恐ろしい低い声が響き渡りました。

「やだぁ、、」足尾先輩は泣き出し、「やめてよねーー!」穂高先輩はマジ切れしました。

「怖いよぁいやぁ!」慌て者の私は恐怖のあまり逃げ出して岩に足をとられて転びました。

「あ、ごめん、ごめん!」イタズラした岩城 剛先輩が悪戯を詫びました。

しかし私の足はひどい捻挫になってしまっていました。

紫色に腫れ上がりこれではトレッキングの継続ができません。

 

しかし幸いなことにここからであれば3時間ほどで麓の山小屋まで出る事ができます。

林道も通っているので駅までは山小屋の人に車で送ってもらえるはずです。

そこで翌朝、私と付き添いに御岳先輩の2人でで山小屋に向かう事になりました。

残り10人は山頂を目指し私達、御岳先輩は私を送りとどけてから、

コルで翌日、本隊と再合流の手筈としました。

 

「大丈夫?高尾ちゃん、俺が変な話したせいで」

朝、仲間たちと別れて私と御岳先輩は山小屋に向かいます。

私は御岳先輩が好きだったのでちょっとラッキーと思っていました。

道は渓谷沿いの切り通しの道でした。

林業の関係者が使っているようでそれなりに歩きやすいのが幸いでした。

しかし私の荷物を背負い肩を貸して歩いてくれている御岳先輩の顔は冴えませんでした。

「どうしたんですか先輩?」私が尋ねると先輩は答えました。

 

「やばいなぁやっぱりこの道か、この坂の上に炭焼き小屋が見えるだろう、

あれが俺の兄貴がなくなったところだよ」

「もし万が一「おーい」って声が聞こえても答えちゃだめだよ、その時はヤッホーで帰すんだ」

先輩が真面目な顔で言いました。

そしてその5分後です。「おーい」「おーい」道の先から声が聞こえます。まさかの展開、、

「ヤッホー」「ヤッホー」あたしたちは大きな声で言い返しながら、

切り通しの道を早足で通り抜けようとしました。

 

「おい、薄情な登山者だな!よんでるんだからこっち見てくれよ、ヤブにはまって動けないんだよ」

えび茶色の作業着を着た男が崖沿いのヤブにはまっていました。

大方、山菜取りでもしていて足を踏み外したのでしょうか。

「大丈夫ですか?」御岳先輩が声をかけます。

「おーい、藪にハマっちまった、ザイルとナタをよこしてくれ!」

「どうぞ」「ありがとよ」先輩がザイルとナタを投げると男は上手にやぶを切り分けて抜け出すと

ザイルでこちらまで登ってきました。

「ふう助かったぜ、」人相に険のある男、私は直感的に嫌なものを感じました。

そして胸元に1146と言うナンバー!

私はとっさに彼が囚人であることに気づきました。

八王子刑務所では山の開削作業などに受刑者を使っていると言う話がありました。

 

彼は作業中に監視の目を盗んで山を越えて逃げてきたのでしょう。

「先輩行きましょう、」慌てて先輩を促す私、その様子を男が気づきました。

「どうしたの高尾ちゃんそんなにあわてて」私を振り向く先輩。

そしていきなり、振り向いた先輩の背中をナタで撫で殴りつけたのです。

幸いザック中の荷物に阻まれて先輩は致命傷を免れましたが、痛みに背中を丸めてうずくまりました。

「気づかなければそのまま行けたかもしれないのに馬鹿な女だぜ!」

男はそう言いながら先輩をザイルで縛りました。

 

男の蛇のような視線が私の体を眺めました。

男がどういう目で私を見ているのか彼の視線が雄弁に物語っていました。

「げひひひ、10年ぶりに見る女だ。生の女だぜたまんねえ、食堂の婆とかじゃなくて若いピチピチの女子大生だぜ」

男がじゅるりとよだれをたらしました。

「あそこにうってつけの炭焼き小屋があるじゃないか、おい女!彼氏ともども殺されたくなかったらあの炭焼き小屋に行くんだ!

その先は分かってるだろう。朝までたっぷり可愛がったら彼氏と一緒に解放してやるからよ、げへへへ」下衆な笑いを浮かべる男。

 

そして私たちは崖の上の炭焼き小屋に連れて行かれました。

御岳先輩はパンツ一つで猿轡をされてザイルに縛られた状態で炭のストックヤードに 放り込まれました。

そして小屋の中に私は男と二人っきりになりました。

「臭え刑務服ともおさらばだぜ!」男は先輩から剥ぎ取った服を着込みます。

男の背中に龍の彫り物が見えました。

そして腹を空かせていたのか、先輩のリュックサックの中にあった食料を手づかみでガツガツと食べました。

「ふぅううう生き返るぜ!」囚人は満足そうにお腹をゆすりました

 

私のリュックサックの中にあった食料も彼は物色してリュックの中に詰め込みました。

用意周到に逃走の準備を整えているのです。

「準備ができた後でお前を抱いてやるからな、ちなみに俺の罪状は強姦殺人だから、逃げ出そうなんて思うなよ。1人殺したら何人殺したって一緒なんだよ。わかるだろぉ!」

ギロリとにらまれて私はもう何も考えられなくなりました。

「やだぁ、、こんなの、やだよぉ〜、いやーーーーーーーーー!」私は恐怖のあまり叫びました。

「うるせえんだよ!このクソ女」男の眉間に青筋が浮かび次の瞬間、渾身の拳が私の腹に入りました。

「おげぇええええええ」人生で今まで経験したことないようなむき出しの暴力です。

わたしは胃液をはきました。

 

倒れる私の背中に激しい蹴り、今にも骨が折れそうです。正直、殺されると思いました。

「ざけんなよ、死なすぞ、クソ、オラ、オラ、死ねよ、おらぁ!!」

激しい激痛、私は体を丸めて耐えるしかありませんでした。

そしてぐったりとしている私のジャケットを脱がし、登山靴を脱がし、ズボンを引き抜きます、「ゲヘヘ脱げよ、女の体、たまんねえ!」セーターを脱がされて乱暴にブラジャーを剥ぎ取ります。「おおおお、パイオツだぜ!やわらけええ、やわらけえ!」

 

むき出しにされた乳房を思いっきりつかまれました。「さて、おまんこだぜぇ、10年ぶりのまんこだせよ!」パンティを同時に掴んでずるりとずりおろしました。「ウヒョオ、やっぱおまんこだよ、おまんこ。やっぱりこれだよなぁ。匂いかぎてー!ぶちこみたいぜ、一発や二発で済むと思うなよ。10年分のお前の中で出してやるからな。」男は私の端を無理やりに開かせて私のワレメを眺めました。

そして手帳で名前をチェックして叫びました。

「高尾由美ちゃん!中央大学文学部1年生!トレッキング同好会ってかぁ!おじさんのお相手頼むぜ由美ちゃん!」

「俺は六道銀次!強姦殺人、窃盗、放火、前科三犯!げへへ、10年、ムショにいたけど全然反省なんかしてねーよ。相模湖の奥から逃げてきたけど、警察もまさか山梨と埼玉の県境まで逃げてるとは思わないだろうな、ぐひひひ」

 

「あああ、いやぁ」私は恐怖でブルブルと震えました。

「俺の話を聞いてんのかよ!由美ちゃんよ!」パシン、パシン、男が私の顔を平手で打ちました。

「ああ、俺って女の子を殴ってると興奮してくるんだよなぁ!!マジ勃起したわぁ!、由美ちゃん、さっきの彼氏とセックスする予定だったんだろ?若いおまんこ、男が欲しくてしょうがないんじゃないの。俺を楽しませろよ!」

そういうと銀次は私の乳房を握り締めて乳首をアマガミしました。

そして片方の指でコリコリと乳首を弄びました。

 

私は恐怖で緊張していましたが、男の執拗な攻めに私の若い体は次第に反応してしまいます。

「ああああ、いやぁ、あああひううううう、ダメ、いや、ああああん」

ピンク色の乳首が勃起して男の愛撫に反応するのを見て銀次はニヤリと笑いました。

そして激しく唇を寄せて私のおっぱいをチューチューと吸いました。

「真っ白なプリンみたいでよぉ!女子大生のおっぱいは最高だぜ!」

そして彼の手は私の割れ目に伸びました。割れ目をこじ開けて汚らしい指を私の花園に入れてきました。

「そんな乱暴な触り方やめて、もっと優しく触ってください!」

「自分からおまんこ触られたがってるぜこの女!」

 

そしておまんこの穴の感触を確かめるかのようにクチュクチュと出し入れをしたのです。

「ああああ、こんな下衆な男にされて感じるなんて嫌!御岳先輩!助けてーー!あああいやーーー!」

心とは裏腹に私の腰が動いてしまいます。乱暴な外見からは想像もつかない巧みなテクニック。

このやくざ者は相当に女を調教してきたようです。

私の反応を見てたまらなくなったのか。私の腰をまんぐり返しさせて獣のようにクンニをしたのです。

私は足をバタバタさせて抵抗しました。「やめてください。お願い見ないで!触らないでください!」

「うるせえな抵抗してると首絞めて殺すぞ。死んだっておまんこは使えるんだからな!大人しくしてろよ!」

「ごめんなさいもう抵抗しないから許してください。」

 

恐ろしい顔で脅かされて私は彼におまんこを差し出しました。

彼の指におまんこの奥を犯されて、彼の舌にクリトリスを転がされて、クリクリされると気持ちよくて

私は無様に濡らしてしまいました。

「この女、レイプされてるのに感じてやがるぜ!お前の恋人の男にも見せてやりてえな!がはははは」

「あああああ、いいいい、いや、ああヒィイ、いく、ああああん、あん!あん!そこダメ、もっとおまんこして!」

クチュクチュといやらしい音を立てる私のおまんこをみて銀次は笑いました。

「この女のマンコからよだれを垂らして俺様のちんぽこを欲しがってるぜ!」

銀次が私の前には黒々と勃起したちんぽ押し付けました。

 

「おい由美!由美ちゃんよ!こんなにおまんこ濡らしたら!ちんぽ入れられても文句は言えないのはわかっているよな!」

銀次はそう言いました。 そして私の腰を掴むとわたしのワレメを太い肉棒でおしあけて後ろからずぶりと挿入しました。

私は自分が情けなかったです。どんなに心で拒んでも、女は男の挿入を身体的に拒むことができないのです。

男が勃起したペニスを押し付ければたやすく中に侵入を許してしまうのです。私は銀次という最低の男にペニスを打ち込まれたのです。

 

「やめて!このゲス男!死ね!」その瞬間、私は恐怖も忘れて抗議しました。

悔しくてたまらなかったからです。

「この女おとなしそうな顔して意外と気が強いな、顔の形が変わるまで殴ってやろうか!」

男は体位を正常位に切り替えるとマウントポジションで私の顔を殴ります。そして太いペニスを弾むように打ち込みました

「こらお前も自分から腰を振れよ!そうしないと殴るぞ!」

拳を握って見せつける銀次に私は恐怖で失禁しました。

ガクガクと震える私は彼の言われるがままダッチワイフのように犯されました。

 

「奥までやられてる、ぐう、ひぃぅ、、うグゥ、ああ、、、やめ、、ぐぅぅ」

「女子大生のビッチマンコ!由美ちゃんよぉヌメヌメして気持ちいいぜ。たっぷりザーメン出してやるからなぁ、俺みたいな男に犯されて幸せだろ?おら、銀次さんに犯されて幸せですっていえよ!、いわねえと殺すぞ!」

「ぎ、銀次さんに、、犯されて、、由美は幸せです。」

「そうか幸せか?お望みどおり射精してやるからなぁ、俺の子、孕めよ!射精るぅ!」ドビュドビュドビュウウウウウ、男はぴったりと腰をおしつけます。

「いやぁーーーーーーーーーー出てる、セーエキでてるーー!」私の膣内に熱いものが注ぎ込まれました。

私はしばらく屈辱と恐怖でぐったりと動けなくなりました。

 

それから銀次は三回、私の中に膣内射精しました。

そして2回目以降から私は自分から腰を振って、銀次の汚らしいちんぽでアクメをして

しまいました。

「ああああ、銀次さんのおひんほ、きもちいいよぉお、いぐうーーーーーーーーーー!」

みっともない声を張り上げていました。進んで彼と唇を重ねました。

「お願いです由美のいやらしいおまんこにおちんちんを入れてください!」

銀次に強制されて大きな声でそんなことまで言ったのです。

 

「銀次さんの精液を由美のマンコの中に中出ししてください、おおおほぉお、ほおおおおでてるう、中出しきてりゅううういくうううう!」

あんな恥ずかしい声で絶頂するなんて自分でももう自分が信じられません。

おそらく隣のバックヤードにいた御岳先輩にも私の声は聞こえていたと思います。

いやらしい女だと呆れ返ったことでしょう。

「こんなセックス知っちゃったら、由美ちゃんはもうまともな道には戻れないよ」

銀次が断言しました。そんな男の身勝手な言葉を聞きながら、私は全裸でだらしなく両足を開いて放心していました。子宮から銀次の精液がダラダラと流れだしていました。

 

彼は満足げにタバコを吸って、食料をむさぼり食っていました。

気づけばカタカタカタカタカタカタカタカタカタ、部屋が微妙に振動しています。

そこへ外の暗闇から聞いたことのないような声が聞こえてきました。

「おおおおおおおおおぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」

「おおおおおおおおおぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」

「おーい」「おーい」それは自然音にも人が呼んでいるかのように聞こえます。

低音域の不気味な音なのです。まるで地獄から響いているような音です。

 

「なんだよさっきから気持ち悪いな。部屋もカタカタ揺れてよ!まさか警察の連中か!」

私の首根っこを掴んで片手にナタを持って銀次が外に飛び出ます!

激しい気圧の変化でも起きたかのように耳のあたりがツーーーンとしてきます。

私たちの空間には今何かが起きているのです。

「おおおおおおおおおぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」

音は谷底の方から聞こえてくるようです。

 

「警察め!上から石でも落としてやろうか!」銀次が喚いて崖下をのぞきこみます。

「あっ痛ぅう、なんら、これ、あああぐぅ」銀次が突然、耳を抑えます。

平衡感覚を失ったようにコマのようにクルリと回り、、足を踏みはずします。ガラララァァ!とくずれる足元、、

「ぎゃあああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」ドーン!グシャァ!

醜い叫び声をあげて銀次は谷底に落ちていきました。

私と御岳先輩は朝が来るのを待って麓の山小屋に駆け込みました。銀次の変わり果てた死体は3日後に見つかりました。

 

月読心音はじっと彼女の話を聞いて、しばし瞑想するかのように瞳を閉じた。彼女は自分の知恵の神殿で答えを探しているのだ。

彼女のアーモンド型の瞳がひらきぽつりと呟いた。一言呼びの正体は「超低周波音」です。

有名なのはインドネシアにあるシバヤック山で起きている怪現象が取り上げられます。 シバヤック山では山の地形から怪音と強い超低周波音が発生します。地獄の亡者の声のような恐ろしい音が聞こえ、人間の聴覚では感知できない、20 ヘルツ以下の音、超低周波音がきます。それはモノをガタガタと揺らし、目眩や血圧の変化、人間の鼓膜に重大なダメージを与える事もあります。現地人はこれを「スアラ ナラカ」地獄の声と呼んで恐れています。

 

たぶん、御岳さんのお兄さんと銀次はそれにやられたのでしょう。

激しいめまいと嘔吐で立っていられなくなるんです。

足場の悪い山の中や崖っぷちで平衡感覚をつかさどる三半規管を破壊されたら命取りですよね。

彼女は耳を抑えながら笑顔で語った。

あまりにあっけない答えに由美はぺたんと尻餅をついた。

「素晴らしいです。心音先生!由美と私の長年の疑問に答えてくれてありがとうございます。」

厨房の奥からおやきを山盛りに乗せたイケメン、由美の夫の御岳 和也が顔をだした。

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