※この作品はR-18です。

現実社会の恐怖 エッチな百物語 どこから読んでも各話読み切り   作:みなぽん

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嗤う殺人鬼、人喰いの黒い悪魔!群馬山中S村 「狒々」

月読 心音 (つくよみ ここね ) 心理学の講師であるが彼女のライフワークである「妖怪が存在しないことを証明する」研究から世間では「妖怪ハンター」という通り名で知られている。

アーモンド型の瞳とどこか人形めいた美貌、そのキャラクターが受けて昨年、女性週刊誌でp連載された「妖怪ハンター〜怪異の裏の真実を暴く〜」の書籍も売れ行きも好調で研究室にアルバイトの女の子を頼めるようになった。アルバイトは神通 聖という高校2年生の女の子だ。

 

彼女は教会のシスターもしている。彼女の働いている教会は貧しい人への炊き出しや奉仕活動を盛んにするためにいつも貧乏で生活費に困っているらしい。そのためのアルバイトなのだ。(泉谷神父シリーズ参照)

彼女は実は日本人ではない。泉谷神父に拾われるまで、某アジアの国で少女兵にされていた子だ。戦士としてはかなりの手練であったらしい。夜戦から敵地に侵入しての暗殺まで何でもこなした。

美しい黒髪と夜の闇を宿したような漆黒の瞳。モデルのようなスタイルの良さ、ゾクリとする色気のある少女だった。

しかし養父の泉谷神父のことになるとお父さんが大好きな小学生みたいな無邪気な顔をする。

 

さても今回は心音と聖は群馬の山間地で調査活動をしていた。

ここ数ヶ月、登山者や地元住民の間で「ビッグフットを見た!」「やまわろを見た」「雪男だろう」「あれは狒々だった」

などと怪しい生き物の目撃情報が相次いでいたからだ。

目撃ポイント調べるうちにそれが旧猿川村付近の山岳に集中していることがわかった。

またこの地域を中心に登山者の行方不明などもこの数ヶ月増加していた。

猿川村は町村合併で既にない。広大な面積にわずか30人、その大半が高齢者である。登山やトレッキングの客が訪れる以外は訪れる人とてなく、。山林の中に埋もれようとしている地域である。

 

「聖ちゃんごめんね。温泉の1つぐらいあると思ったんだけど、民泊を頼むのが精一杯だった。」現地に着いたのはいいが温泉はおろか宿もなく、町の不動産屋に頼んで村内の空き家を貸してもらうのが精一杯だったのだ。

食料は道の駅で買い込んだから何とかなるが、そこまで過疎化していれば有力な情報を得るのに難渋する可能性があった。

彼女たちは空き家を拠点にいろいろと情報を収集した。

その中で村のよろず屋にジビエを売りにきていた藤堂 徳蔵という老猟師から有力な情報を得ることができた。

「昨日、四つ峰のコルのところで変なものを見た。でっかい人みたいな奴だが、手が長い、そいつがカモシカを捕まえてむしゃむしゃと貪り食っていたんだよ。背丈は2メートルほど、黒い毛むくじゃらで人間じゃないことは確かだ、、。」徳蔵はいった。

 

「徳蔵さん、それは熊でも人間でもないのですか?」心音が慎重に尋ねた。

「ああ、猟師がそんな間違いをするものか、いたんだそいつは!ワシの方を見て「ヒヒヒヒ」と気持ち悪い声でわらったんだよ。

「ヒヒヒヒって、それじゃまるでこの土地に伝わる狒々じゃないですか?」心音は事前に調べてきた情報を徳蔵にしめした。

 

狒々(ひひ)山中に棲んでおり、怪力を有し、よく人間の女性を攫うとされる 。

柳田國男の著書『妖怪談義』によると、狒々は獰猛だが、人間を見ると大笑いし、唇が捲れて目まで覆ってしまう。

そこで、狒々を笑わせて、唇が目を覆ったときに、唇の上から額を錐で突き刺せば、捕らえることができるという。中国にも同様の存在が確認されている爾雅釈獣には、「狒狒は人に似て、ざんばら髪で走るのが速く、人を食う 体は黒くて毛が生えており、かかとが曲がっている。人を見ると笑う」という。

 

彼女が文献と絵図を見せると真剣な徳蔵はつぶやいた。

「唇を裏返して笑うところとか、黒い毛が生えているところ、人間のような姿をしているところ。まさにこの狒々とか言う奴がワシが見たものに似ているかもしれない。家には小さい娘も息子の嫁さんもいるからな、これは村の衆とも協力して山狩りでもせにゃならなんなぁ」

「それでは山狩りをするときになったら私も読んでください。ぜひご一緒させていただきたいのです。」心音は徳蔵に頼んだ。

 

「ああ、構わんよ。明日、時間があったら家に来てみないか、月読心音さんの本が、うちの娘の千早が読んでおったのでな昼飯でもご馳走するから少し娘と話してやってくれんか?」

「はい、徳蔵さんには山の事とか教えていただきたいことがたくさんあるのでぜひ喜んでうかがわせていただきます。」

こうして彼女は徳蔵と別れた。

 

 

群馬県山中の旧猿川村に藤堂家の家族が移り住んだのは1年前のことだ。祖父、徳蔵に古い茅葺の民家をリフォームして祖父と両親と娘の千早で田舎暮らしを始めた。限界集落で村人は30人に満たない。藤堂夫妻は村にとっては15年ぶりの新住民であった。父、光男はデザイナーでテレワーク、母、綾子は田舎暮らし文筆家、祖父、徳蔵はこの地の猟師、中学生の娘の藤堂千早は不登校児で通信教育を受けている。家族にとって理想的な環境下での暮らしとなった。

都会の喧騒を離れて大自然と一体となった静かな暮らしをおくる家族。

 

しかしそんな平穏な日々に大きな危険が迫っていた。

夕食を囲む食卓で祖父の徳蔵が口を開いた。彼は昨日まで狩猟で山をめぐっていた

「昨日、四つ峰のコルのところで変なものを見た。でっかい人みたいな奴だが、手が長い、そいつがカモシカを捕まえてむしゃむしゃと貪り食っていたんだよ。背丈は2メートルほど、黒い毛むくじゃらで人間じゃないことは確かだ、、。」祖父の徳蔵はいった。

「嫌ですよお父さん、千早が怖がるじゃないですか、、、。」母の綾子が声を震わせた。

「親父、それは怪談話で俺たちを怖がらせようって言うわけじゃないのかい?」父の光男が慎重に尋ねた。彼は父親が冗談などを滅多に口にしないことを知っている。

「ああ、これは作り話でも何でもない。いたんだそいつは!ワシの方を見て「ヒヒヒヒ」と気持ち悪い声でわらったんだよ。」

 

「それじゃ未確認生物か妖怪伝説じゃないの?そんな気持ち悪い話やめてよ。」

綾子は耳を塞いで首を振った。

「そういえば千早、今日はよろず屋で月読心音先生に会ったぞ、先生の本読んでおったろう!」話の空気を変えようと徳蔵が心音のことを持ち出した。

「え!月読先生、会いたいなぁ」千早が目を輝かす。

「明日の昼に来てもらうことにした。先生がおっしゃるには「狒々」とかいう化け物らしい。明日はお昼を食べてもらいながらいっぱいお話しを聞かせてもらうとしよう。」徳蔵は孫の喜ぶ顔に目を細めた。

 

そろそろ家族で眠ろうかという頃合いで、玄関の方でガタガタと音がした。限界集落のこの村では鍵を閉める民家はない。犯罪らしい犯罪もここ30年ほど起きてはいないのだ。母と千早は恐怖に身を縮めた。

藤堂家の居間は二階にある。山崩れの時の生存率を考えての徳蔵のアイディアだった。

「ちょっと俺が見てくるよ。」父が立ち上がり階下に降りて玄関に向かった。

「どなた様ですか?」声をかけながら玄関の明かりをつける。

 

闇に溶け込むようにそいつはいた。

真っ黒な体、2メートル近い身長。人間とは違う獣の目、そいつは光男の頭を長い腕でがっちりと

掴んだ。

「なんだこいつ、、、」

光男は異形のものに恐怖して言葉をうしなった。声をあげようにも声が出ない。化け物は唇をめくり上がらせてわらった

「ヒヒヒヒヒ」その声と同時に光男の視界が180度回転して、「ぐぎゃぁ」と唇から断末魔の声が漏れた。そして電気が切れるように体がぐにゃりと崩れた。その化け物は弟の男の首をとんでもない怪力でまるで人形の首のようにぐるりと回してみせたのだ。

彼の異常な声は家族に危険を知らせる役目を果たした。

 

狒々は四つ峰のコルから密かに徳蔵をつけていたのだ。

やつは猟師が自分の最大の脅威であることを知っていたのだ。

息子の断末魔の声と階下から立ち上ってくる血の匂いで徳蔵が全てを察知した。

「下に狒々がいる。この部屋から出ちゃならんぞ!ワシが階段の前で奴がこっちに上がってくるところを仕留めてやる。」

徳蔵が銃を構えて立ち上がった。

 

「千早あなたはタンスの中に隠れていなさい。」母の綾子は父のクローゼットに千早を隠して鍵を閉めた。

オーク材のタンス、人間の手ではなかなか壊せない丈夫なものだ。とっさの母の判断だった。

千早の視界は小さな鍵穴だけになった。

「おい狒々め!上がってこい。鉛玉のご馳走をくれてやるぞ!」階段の下に向かって祖父が叫んでいる、

 

しかし狒々は別な方向から現れた!

ガシャーーーーーン!突然ベランダ側の窓が砕けた。怪物は一体から外側を通じて我が家の2階に這い上ってきたのだ。

丈夫なベランダのガラスをそいつは一撃でたたきわったのだ。

階下を見つめていた祖父は不意をうたれた、

黒い邪悪な意思の塊のような黒い獣が俊敏な動きで祖父の喉元にかみついた。

 

「化け物め!グハァ」

巨大な牙が祖父の首に突き刺さり、祖父の首から天井まで真っ赤な血が飛沫をあげた。

ぐったりとした祖父の首からちゅうちゅうと血を吸い、化物は「ヒヒヒヒヒ」と笑った。

「嫌ぁ!お義父さん、、、ひぃぃぃ」母の綾子がその場で尻餅をついた。腰が抜けて動けないようだ。

母のスカートに失禁のシミが広がった。恐怖のあまりに母は漏らしてしまったのだ。

 

「ヒヒヒヒヒ」母の放尿を見て化け物は嬉しそうに笑った。

狒々の黒い体から赤黒いペニスが勃起しているのが見えた。

あろうことかこの化け物は綾子に欲情しているのだ。

綾子は狒々に荒々しく押し倒された。

「いやぁ!そんなやめてぇ!そんなのだめ、だめ、いやぁ!」綾子は狂ったようにわめいた。

「ヒヒヒヒヒ」化物は食べ物の包装紙を破くように母の服を破り裸に剥いた。

化け物の真っ黒な体に母の白い肌が痛々しく弄ばれた。2メートル近い巨大な体。ペニスも赤黒く雄大だった。

 

前戯をする素振りもなく化け物は綾子の性器の中にペニスを挿入した。

「いやぁ、そんな、入れないで、壊れちゃう、、ぎゃーーーーーーーーー!」

ずぶううううう!

綾子の花園の秘穴に哮り狂ったオスの生殖器が打ち込まれた。

「いやぁ!おふぅ!あああひぃぃぃ、いやぁあああ、げふ、いぎぃいい!」

狒々のまがまがしく勃起した男性器が綾子のの小さな秘穴へとと打ち込まれる。

果物がものすごい勢いではずむように腰を振る、母の体はその度にビクンビクンと跳ねた!

太くて硬いペニスを打ち込まれた母は体の防衛反応で愛液を大量に分泌していた。

しかも激しく何度も突き上げられて強制的にアクメに追い込まれていく。

 

「いやぁ、、、イグぅーーーーー!イグ、イグゥううう!」

泣き叫ぶ綾子の唇に化け物の汚らしい舌がねじ込まれ、太いヒルのような舌が綾子の口の中を犯しました。

まるで人間の男が女を犯しているかのようだ。

アクメに痙攣する綾子のまんこに深くペニスを打ち込み、容赦なく狒々は綾子を犯した。

クローゼットの中では千早が呆然とその光景を見ていた。

「千早お母さんが何されても、どんなことになってもそこから出てきちゃだめ、、絶対に叫んだり泣いたりしちゃだめよ、あなただけが生き延びて、ああぐぅう」母はこれから自分を見舞う運命がわかっているかのようだった。

 

千早の動揺を悟って母は小さな声で必死に娘を押し止めたのだ。それは命がけの母の愛だった。

「ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」歯を剥き出しにして化け物が嗤う。

綾子のむっちりとした尻と豊満なおっぱいをがっちりと鷲掴みにしながら、化け物は激しく腰を打ち付けました。

「ああああ、ひぃぎいいいいいいい、あぐううううう、あああ、いぐ、ああああああぐう」

激しいペニスの挿入に母の身体は拒絶の意思と裏腹に女の喜びを表していた。

綾子の脳髄に響くオスのリビドー!自分の中に分け入ってくる太くて熱い肉の感触。

そして貪るように彼女を犯すオスの腰使い。

綾子のおまんこはアクメを突き抜けて、狂ったように狒々の種付けセックスを受け入れていた。

そして彼女の母としての本能は自分が悶え狂えば娘の千早の存在を隠すことができると感じていた。

彼女は自分の死をかけて最後のアクメへと登りつめていった。

 

「ああ、ひぃ、ひぃーーーーいやぁ、あん、いぎいいいいい、あがぁぁぁぁぁ!いぐぅ」

薄れゆく意識の隅で母の姿を見つめる千早の存在を感じた。

「ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒィヒィヒィヒィーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」

狒々の太い腕が母の白い首を絞めた。「ぐぅううう、ち は や 、さ よ な ら 」母の目に涙がつたう。

「ヒィイイイヒィヒィヒヒヒヒヒ!」

夜の静寂を引き裂くように化け物が雄叫びをあげると母の中に射精した。

どぴゅううううううーーーーーーー!

ドピュウウ!ドピュウウ!

母の小さな身体が痙攣し、女性器が射精をねだるようにヒクヒクと蠢いた。

ゴキリと音がして母の首が折れた。

 

「ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒィヒィヒィヒィ!」化け物は歯をむき出しにして嗤う。

化け物は死んだ母の足を無残に押し開き、中出しされたおまんこに牙を突き立ててハラワタを貪り食った。

千早は目をつぶり懸命に耳を塞いだ。

母の肉を咀嚼する音、「ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」という不気味な笑い声が明け方まで響いていた。

 

それからどれくらいの時間が経っただろうか、それは正午前だろうか、

クローゼットの中で震える千早の耳に涼やかな女の声が聞こえた。

「ごめんください。月読心音です。」心音と聖は藤堂家を訪ねた。

「心音先生、この家ちょっと変です。」神通 聖が目をすぅっと細めて心音に囁いた。

彼女はゾンビ騒動の時も犬鳴村の時も危機的状況になると別人のような落ち着きを示す。

心音は危機の時は彼女の指示に従うほうが良い事、この子がただの高校生では無いことを直感的に理解していた。

 

その彼女が緊張の面持ちでいったのだ。相当な脅威を感じているのだろう。

聖が感じたものは大気の中に濃く混じる血の匂い、と臭いオスの匂いだった。

そして玄関を開けた2人は絶句した。

玄関先にあらぬ方向に首を捻じ曲げられた中年男が転がっていた。おそらくは徳蔵の息子だろう。

そして階段を上ると居間の入り口にもぎ取られた徳蔵の首がオブジェのように置かれていた。

傍にはU字型に折られたライフルが転がっていた。

 

明らかに意識をしておいたとわかる置き方だった。少なくとも相手は残忍な知性の持ち主のようだ。

そして居間の奥にはさらに凄惨な光景が広がっている。

下半身からハラワタを食らいつくされた女が横たわっている。

おそらくは徳蔵の息子の嫁だ。彼女の瞳は恐怖に見開かれていた。

そしてその彼女の小さな手がぎゅっと何かを握っていることに心音は気づいた。

 

手のひらから出てきたものそれはクローゼットの鍵だった。

隣に目をやるとオーク材のクローゼットが目に入る。

「心音先生は下がっていて下さい私が開けます。」聖が鍵を開ける。

中から小さな影が飛び出した。そしてその影は震える足取りで心音に抱きついた。

「心音先生、、お母さんが、お父さんが、、、じいちゃんが、、、、」彼女は声をからして泣いた。

彼女は小さな体がまだ恐怖に震えている。

「うう、えぐ、、先生、早くここから離れて、、あいつはきっと戻ってくる。」

幸せな家族を皆殺しにした悪魔が戻ってくる事を恐れているのだろう。

 

「心音先生、とりあえず車で逃げましょう。この小さな子を早く安全な所に、、」

聖が千早を背負って走り出した。心音も後をおう。

家の外に出る2人、

「ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」木の上から不気味な声が響いた。

見上げるとそこには黒い巨人がいた、、唇をめくり上がらせて嗤っている体長は2メートル、毛むくじゃらの化け物、、長い犬歯がとびでている。黒い顔、、狒々か?彼女の明晰な頭脳は即座に答えを出した。

「こいつは狒々じゃない!チンパンジーの成獣よ。腕力は人間の3倍!気をつけて大人の男でも絶対に勝ち目のない化け物よ。」

 

歳をとったチンパンジーで頭髪の毛はずるむけて巨大な黒いゴブリンのようだ。

日本人は子供のチンパンジーしかしらない

成獣は危険で人前出すことはできない。ゴリラ並みの体力と、チンパンジー特有のずる賢さ、そして凶暴で残忍な性格を持つからだ。

海外では飼育しきれなくなって捨てられたチンパンジーに人間が食い殺される事件も起きている。

 

「心音先生!この子を連れて早く逃げてください。」地面に転がっていた農耕具を拾い上げて聖が構える。

車に乗り込もうとする心音を狒々は黒い暴風のような猛烈な勢いで追いかけた。

「やらせてない!」聖が投げつけた鍬が狒々の動きを牽制する。

「私が相手だ、よそ見をすると怪我をするぞ。」聖はシャベルを槍のように構えて狒々を威嚇した。

「ここは私が引き受けます。心音先生は逃げてください!」強烈な眼光で聖が命じた。

彼女の言葉に心音は素直に従った。

「ごめん!警察呼んですぐ戻ってくるから。」聖は車を走らせた。

 

藤堂家で睨み合う狒々と聖、、、。

あの家族の死骸から見て格闘戦になれば100%腕力でぐちゃぐちゃにされてしまうだろう。

聖は隙を見せずに狒々をにらみつけながら倒す方法を考える。

「ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」狒々は徐々に距離を詰めてくる。

「殺!」シャベルを槍投げのような正確さで投げつける。

「ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」大きく飛びのく狒々。

その隙を狙って全力疾走で藤堂家に駆け込んだ。

 

巨大な類人猿が後からかけてくる。聖はトイレの中に逃げ込んだ。

巨大な腕がトイレの扉を叩き瞬く間に壊していく。

大きな穴をあけて狒々が顔をのぞかせる。聖はその瞬間を見逃さなかった。

トイレの塩素系洗剤の原液を力いっぱい狒々の目玉に噴射した。

「ヒィイイーーーーーーーーーー!」黒い悪魔が顔面を抑えて転がりまわる。

その隙にトイレから飛び出した聖。その後を怒りに我を忘れて狒々が追ってくる。

彼女のしなやかな体を丸太のような太い腕が殴りつけた。

 

宙を飛ぶように彼女の体が激しく台所の床に叩きつけられる。

追撃のもう一打を聖は包丁で切り弾いた!手のひら付け根を切られて血を吹き出す狒々。

彼女は両手に包丁を持って巧みに狒々の急所を切り裂いた!

しかし2メートル近い筋肉の塊のような巨人は少しもひるむところがない。

凶悪な顔で聖に襲いかかってきた。

 

めちゃくちゃに振り回す腕、ギリギリでかわすが彼女の服が切り裂かれた。

左足が打撲して思うように動けなくなった。

彼女のしなやかに太ももと白い美乳が狒々の前に晒された。

「ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒィヒィ!」狒々の股間が赤黒くボッキした。

奴は人間の女を犯す快楽を知っているのだ。

 

「あ、いやぁ、、、やだ、、、」聖の顔に怯えが走る。

そしてふらふらと1階の寝室へと逃げ込んだ

身を守る武器は包丁1本だけ。

「ヒィヒィヒィヒィヒィヒィ」歓喜の声をあげながら狒々が追ってくる。

枕元ないとスタンドのコンセントを切り取る。何かをしようとしたのだろうが時すでに遅かった。

聖はついに狒々に捕まった。妖精のようなほっそりとした長い足が汚らしい狒々の手で大きく広げられ

赤黒く勃起した汚らしい生殖器が少女の可憐な花頭の中にズブリと埋没した。

 

「いやーーーーーーーーーー!あああ、ひぃぎいいいい」聖の悲痛な叫びがこだまする。

彼女の細い腰を押さえつけて狒々はえぐりこむように腰を打ちつけた。

子宮を突き抜かれるような激しいピストン。

「あああ、いやぁ、いやぁ」彼女が激しく抵抗する。

「ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒィイ!ヒィヒィ!!!」少女の汚れない生殖器の中に狒々の

汚らしい精液がドビュドビュと射精された。

 

「ああああ、いぎぃいいい、ぐぅう」

聖の高貴な顔立ちがだらしなく歪み、よだれをたらしながら雄の種付けを受けいれた。

狒々は射精の瞬間に勝ち誇ったように。笑った。唇がめくれて狒々の視界を遮った。

その一瞬の隙を彼女は待っていた

ザクッ!「ヒィイギャーーーーーーーーーーー!」

狒々の唇を聖の包丁の突きが顔面に縫い止めた。

閉じることのできない口内にケーブルをねじ込んだ。

すかさずコンセントに差し込み通電!

 

「ヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィヒィィーーーーーーーー!」

脳髄を焼かれるような刺激、生まれて初めて感じる電流に恐怖の叫びをあげる狒々!

抜き取った包丁で勃起したペニスをザクリと切り取る。

返り血を浴びながら切り取ったペニスを壁に叩きつけた。

「ヒィイイイグゥウウウウウ」恨みの形相凄まじくなおも立ち上がる瀕死の狒々。

「化け物め!これは神の断罪です。あの世に行きなさい!」聖狒々に跨って系動脈を切り裂いた。

伝説の狒々ごとき巨大なチンパンジーはついに呼吸をとめた。

彼女は狒々の首ににあるものを見つけた

狒々の首には緑色の首輪、、、飼育者No.1253 加納 悦子 彼女はそれを外してポケットに入れた。

 

エピローグ。

藤堂千早は精神的に大きな傷をおったものの、子宝に恵まれなかった母型の姉夫婦に引き取られて平穏な日々をおくっている。

千早は母が命がけで自分を守ったことを知っている、だから彼女は家族の分まで強く生きようと誓ったのだ。

 

月読心音は成獣のチンパンジーかその亜種が日本や中国における狒々の伝承の正体であると説明づけた。肉食の猿、黒い体、唇をめくりあげて笑う。それはまさにチンパンジーの特徴であった。人に害を成すことをおびただしいのでおそらくは古い時代に駆除されたのだろう。

 

加納悦子は群馬県の村で家族が成獣のチンパンジーに食い殺されたニュースを見て不安に駆られていた

2年前、成獣になったチンパンジーのオリバーを彼女は瀕死の状態で群馬山中に捨てたのだ。

首輪を外したかどうか、今思えば不安だった。

資産家の娘である彼女は海外旅行でシエラレオネ共和国の小さな村の市場で幼いチンパンジーが売られているのを発見し、20ドルで購入した。おもちゃ感覚で可愛がった。夫と離婚するとバイブがわりにチンパンジーを使うことを覚えた。幼生のチンパンジーは興奮剤を投与すると飽きることなく彼女にセックスを求めてきた。しかし、月日が立ち成獣になると力が強くなり手に負えなくなった。餓死寸前まで檻で放置した、チンパンジーの瞳が悲しそうに恨めしそうに自分を見ていたのを覚えている。

やせ細って動けなくなったところを外に出して、群馬県の山中まで持っていき橋の上から崖下に捨てた。

とっくに死んでいるものと思っていた。

 

ふと気づくと寝室のベッドの上に見慣れた首輪があった。飼育者No.1253 加納 悦子 紛れもなくオリバーの首輪、彼女の顔が蒼ざめた

闇の中から一人の少女が現れた美しい黒髪と夜の闇を宿したような漆黒の瞳。

「あなたは誰?」少女は問いには答えず聖句のみ答えた。

「第1ヨハネ5章16節 だれでも兄弟は死に至らない罪を犯しているのを見たなら、神に求めなさい。そうすれば神はその人のために、死に至らない罪を犯している人々に、いのちをお与えになります。死に至る罪があります。この罪については、願うようにとは言いません。」死に至る罪。考慮した上で、故意に悔い改めなしに犯し続ける罪です。神は罪の中に生き続けることを許されないときが来ます。」断罪の天使 ウリエルに変わって私が「断罪の秘跡」をしめします。

 

「嫌ぁ、あのサルが勝手にやったことよ!償いなんて間違ってる」逃げようとする悦子を聖は当身で気絶させた。

それから聖は彼女の手足をあたかも悦子本人がやったように雑にベッドに縛り付けた。

彼女と唇を重ねアルコールと一緒に睡眠薬を胃の腑に流し込む。薬が効いたところで彼女の口に電線コードをねじ込んで固定、電流を流した。彼女の心臓は電気に反応して激しい心房膜細動を引き起こす。

「ヒィヒィ心臓が、くるしい、ヒヒヒヒヒ、あがぁがぁ」朦朧とした意識で彼女が叫ぶ

 

断末魔の悦子の脳裏に「ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒィヒィヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒィイ」と

チンパンジーのオリバーに声が響きわたった。それは地獄の呼び声に悦子には思えた。

一週間後、彼女の遺体は発見された。そして新聞記事やゴシップ誌には次のように報じられた。

「一家惨殺 のチンパンジーの飼い主が感電自殺か!?」

「動物虐待が生み出した現代の悪魔!問われる飼い主のモラル」

「チンパンジーとセックス !?加納 悦子の変態性生活!」

 

 

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