現実社会の恐怖 エッチな百物語 どこから読んでも各話読み切り 作:みなぽん
台風が日本列島を縦断していた。人口700人ほどの小さな村。
村の消防団の長田 二郎は消防団長として村の男たちを引き連れて堤防の見回りをしていた。
小さな河川だが流れも急な暴れ川だ。堤防のキレそうなところを探して土嚢を積み増していく。
最近は過去最高とか想定外という言葉が増えた。世の中、何か狂っている気がする。
台風の谷間に入る男たちはつかの間の休憩を取る。村の集会所に女たちが豚汁とおにぎりを作って待っていた。。秋の冷たい雨に打たれての作業は男たちの体温を奪っていく。
前任の消防団長の岡野秀雄が陣中見舞いにヤカンいっぱいの卵酒を作って持ってきた。砂糖と生姜をたっぷり効かせたそれは
男達の体を内側から温める。つかの間の休憩、岡野が男たちに昔話を始めた。
「お前ら「遣ろか水 」って妖怪を知っているか。激しい雨の夜、川が増水すると上流の方から何とも言えない不気味な声で「ヤロカヤロカ」という声が聞こえてくる。ワシの親父ははその頃、血気盛んな若衆だったからこの声に答えて「ヨコサバヨコセ」と言い返したんだそうだ!すると山の奥の方からドーンという音がして瞬く間に川の水が増し、村は一瞬のうちに水に飲み込まれたんだそうだ。
親父は川面に赤い目や口が笑うのを見たというておった。幸い全員が尋常小学校に避難しておったので無事だったそうだがの、、。」
「それはおっかねえ話だな。ヒデさん」「川の濁流をみてると確かに魔物みたいに見えてくるだでな」
男たちは握り飯をほおばりながら答えた。
川上五郎と言う青年、今年からIターンで就職し消防団に入った彼はペース配分を掴めずに疲労困憊して唇が青ざめていた。
「おい、五郎!お前、体調悪そうだが大丈夫か?」長田が声をかける
「大丈夫っすよ!」元気に答えたが体がすっかり冷えている。
「こらあかんぞ!無理したら心臓発作おこすでのう」ヒデ爺が青年のお腹を撫でて確認した。
「うむ、だいぶ冷えてるのぉ、寧々、お前、隣の部屋に布団をひいてこい!そんで結たんぽじゃ、ええな!」
彼は3年前に嫁ぎ先から帰ってきた孫の寧々に命じた。彼女は頬を染めて隣室へと消えていった。
五郎は寧々を知っている。密かに思いを寄せてもいたが、村の世話役の孫、新参者の彼には声をかけづらい相手だった。
「五郎!お前は一休みだ。男になってこい!」団長の長田がケツを叩いて送り出した。
五郎は集会所の宿直室に入る。事情のわからない彼はドギマギしている。
「あのう寧々さん?結たんぽって何ですか?」
「えーとですね、、、。「結」は村の助け合い、たんぽは湯たんぽのソレです。冬の行き倒れや今回みたいな場合に妻や娘を男に湯たんぽがわりに与えて身体を温めさせる事をいうんです。おじいちゃんは古い人だから、、人前であんな事、、。」
そういうと寧々は五郎の服を脱がして衣紋掛にかけた。5歳年上の彼女はお姉さんのようだ。」
「まあ、パンツもシャツもびっしょり、河原でがんばったんですね」そういうと寧々は彼の下着を脱がした。
「あの、寧々さん、俺、どうすれば、、、、」どうしていいかわからない五郎。
「うふふ、私に任せてくださいね、されるがままにしていてくれればいいんです。」
そういうと彼女は当たり前のようにスカートを脱ぎ、ブラを取りさった。ぶるんとボリューミーな乳房が揺れた。
布団の中の五郎の身体に暖かくて柔らかい寧々の裸身が抱きついた。
じんわり心地よい暖かさで思わず五郎はぎゅっと抱きしめた。
「あん、五郎さんったら。」寧々は胸元に五郎の頬を抱き寄せた。
懐かしい匂い、甘く優しい母の匂いだ。彼の若い血潮が身体を巡り肉の哮りが反り返る。
彼女の白い肌に浅黒い屹立を押し付けてしまった。
「あん、この子もあったまりたいのね。」寧々は悪戯っぽく微笑むと五郎の右手を握った。
「ごめんなさい、俺、勃起したりして、、、」五郎は照れた
「いいのよ五郎さんの指、ちょっと貸してくださいね」そういうと彼女は五郎の右手を乳房へ
左手を女の谷間へと誘った。
「あのぉ、触っていいんですか」ゴクリとなまつばを呑み込んで五郎がたずねる。
寧々は無言でうなづいた。
彼女の白い丘は触るともっちりした弾力で彼を楽しませた。
彼女の乳首を指先で軽く引っ掻くように刺激する。「あ、あん、いぃ」甘い吐息がもれて乳首がぷっくりとボッキする。
そして寧々の淫唇に潜り込んだ指は次第にねっとりした。女の蜜を探り当てた。
外はザーザーと雨がなりビュービューーと風がふいている。遠くで男達の働く声、集会所の台所からは女達の話し声が聞こえる。
しかし、その事が気にならないほど、五郎は寧々の身体に没入した。
クチュクチュと淫らな水音が彼女の淫唇から洩れた。
「んふ、もう、入ってきていいよ。」彼女は熱い唇を五郎に絡めると、自ら足を絡めて彼のボッキした分身を彼女の蜜をたたえた
花園に誘った。ヌチュリ、いやらしい音を立てて彼の若い情熱は寧々の体内に収まった。
「あああ、あったかい、ちんぽ溶けるくらい気持ちいい!!やばいっすよ寧々さん」
寧々の中は湯の中に入ったように暖かく心地良かった。柔らかい肉ヒダがヌルヌルと彼のペニスを刺激する。
亀頭あたりに少しざらついた感じがあたり、それをゴリゴリと擦り上げると寧々の淫肉はより一層彼の分身を締め付けた。
「ああん、んくぅ、ひぅ、あ、あ、、あ、あ、あ、あ、あ」寧々が切なげに喘ぎながら自分から腰を押し付けた。
まるで彼女に五郎が犯されているような按配だ。五郎も負けじと下から突き上げる。
彼の身体にこもっていた冷気が女の熱い肉体との交わり中で溶けていき、命の熱い滾りが湧き上がる。
「あああ、寧々さん!寧々!寧々!」彼は夢中で腰を振り、寧々の甘い唇を奪った。
彼の哮りの筒先にオスのマグマが堆積し噴出の瞬間を迎えようとしていた。
「あああ、俺、いきます、射精しちゃいます。今、外にだしますから、、」五郎が切なげに喘いだ。
彼女はむっちりした白い足を五郎の腰に絡めた。
「ああ、ひぅう、いいですよ、そのまま出して、寧々の中にきて!」彼女の白い腰がうねって射精を誘った。
「ああ、寧々!イクぅ、俺、射精るぅぅぅ」ドピュ!ピュ!ピュ!ドピュウウ 五郎は腰をブルブル震わせて射精した。
「五郎さんの熱いのでてる、ああ、いい、きちゃう、いくぅ」彼女が両方の足を絡めて激しく反り返って果てた。
五郎は寧々に魅了され一度では飽き足らず三度も彼女に挑みかかり、彼女の口や膣に熱い精液をはなった。
そして熱い交わりの余韻を身を寄せあって、2人は布団で睦みあった。
気がつけば台風の峠は過ぎたようだ。外からは虫の音が聴こえてくる。
しかし2人のひと時は突然の恐怖に見舞われた。
外から「ヤロカヤロカ!」と大勢の人間が叫ぶような恐ろしい声が聞こえてきたのだ。
それは意外に近く集会所の外から聴こえてくる。寧々の小さな身体が五郎の背中に抱きついた。
五郎は敢然と立ち上がり「バターン」と雨戸を開けはなつと「ヨコサバヨコセ!!」と大声で叫んだ。
すると集会所の庭先から村人達がワラワラとでてきて、みんなで大笑いした。
彼は村人の悪戯にハマったのだ。
ワシはさっき、寧々をお前の嫁に「ヤロカヤロカ」といったのじゃが ヒデ爺が笑いながらいった。
「「ヨコサバヨコセ!」とあんな大声で答えたんだから大丈夫だよな五郎!」長田がニカっと笑った。
「外にまで丸聞こえの大声で3度も交わっておったから大丈夫だろう。」村人達は2人をからかった。
村は明るい空気に包まれた。台風の被害を受ける事なくめでたくやり過ごし、そればかりか嵐の夜に村に新たな夫婦が誕生したからだ。
「雨降って地固まる」というお話。
月読心音の妖怪解説
「遣ろか水」は鉄砲水の前兆現象です。山の上流で木々や岩でせき止められた濁流が立てる音だといわれています。ゴロンゴロンという岩の音や木の砕ける音がそのように聞こえたのでしょう。