佐倉慈先生と共依存したい。 作:朝潮
慈が突然大きな叫び声をあげた。
櫂は驚きすぎてひっくり返りながら尻餅をついた。
慌てて飛び退いたはいいものの、パンツ以外脱がしてしまっていることをどう謝ろう…
櫂はパニックになり、しどろもどろになってしまう。
「あ、あ、あの…っ!…ち、ちが…っ!ぼ、ぼく、そんなつもり、なくて!」
「…うぁ…う…ぐぅっ…いぁ…」
が、慈は起きた様子はなく、未だ悪夢にうなされているようだった。
緊張が最大限に達していた櫂は、はぁー。と長いため息をついた。
そして、自分は何をやっているんだろうと我に返る。
寝ながら苦しんでいる人さまの体を触って、揉んで、弄って。
とんだ最低野郎だ、俺は。櫂は本気でそう思った。
しかし、興奮冷めやらぬのも事実。
これほど性欲が湧き上がってしまったら、一度出しておくしかない。
櫂は慈のワンピースをお腹のあたりまでずり下げ、元通りとまではいかないものの丸出しよりは幾分かマシだろうと言ったくらいの処置だ。
櫂には、慈の服を元通りにするほどの余裕がなかった。
櫂はいそいそと慈を寝かせた部屋から出て、自慰ができそうな場所を探した。
このシェルターに生きている人間は2人の他には誰もいないだろうが、一応物資の陰に隠れてズボンを下ろした。
中から、パンツを突き破らんばかりに自己主張をしている棒がかおをだした。
よく見たら、パンツの棒の頂点の部分にシミができている。
ココには何も刺激を与えていないのに、先走りがドロドロと出てきていた。
これまでの人生の中で一番と言って良いほどに膨張していた。
自分でも呆れる。どれだけ興奮していたんだろうか…
櫂はパンツの中から長らく寄り添ってきた相棒を取り出した。
そして、棒を握ってしゅこしゅこと擦り始める。
何年もやってきた行為だ。その手際もお手の物だった。
櫂が想像するのは、勿論先程の慈の姿だった。
滑らかな肢体。柔らかな胸の感触。弾力のある乳首。
どれを取っても一級品の
そしてふと気になった。慈はどうして急に大きな声をあげたのか。
離れて冷静になった今にして思うと、嬌声のようにも感じられた。
それは、もしかすると…
どうしても気になって仕方が無くなってしまった櫂は、自慰を途中で止めてまで慈の様子を見に戻ってきた。
勿論、しっかりパンツもズボンも履き直してきている。
慈は今もなお、荒い呼吸を繰り返し、うーうー呻いていた。
櫂は、地面に投げ出され縛られている慈の服を再び剥いだ。
罪悪感はあるものの、最初の時ほどの迷いはなかった。
慈の乳首は未だ硬くなったままだった。
それがどうにも、触ってもらうのを健気に期待しているように思えた。
心臓が、まだ昼頃のはずなのに既にもう1日の平均を超えていそうなほど早く動いている。
櫂は、慈の乳首をピン!と摘んで引っ張ってみた。
「はぁうっ♡」
やっぱりそうだ!
櫂はこれまで以上に気持ちが昂ぶっていた。
慈は気持ち良さにたまらず喘ぎ声をあげたのだ!
何度か乳首をくにくにと触って、慈の反応を観察する。
「あぐ…ぅん…はぁうん…♡う…あぁう…♡」
櫂には、慈のうめき声に嬌声が混じっているように聞こえた。
辛そうな慈を気持ちよくして少しでも楽にしてあげたい。
そんな大義名分が出来てしまった櫂が止まれるわけがなかった。
それから何度も何度も乳首を触り、慈の快感を引き出した。
苦しそうな慈を救ってあげたい。そう思い込むことで、櫂は罪悪感すら覚えなくなっていた。
しかし、櫂は自分の欲望をもっと叶えたいと心の底でかんがえていた。
できることなら、乳首を口に入れて思いっきり吸い付きたいし、ガジガジ噛んで味わってみたい。
キスもしてみたいし、じゅるじゅると激しく唾液の交換をしてみたい。
お腹も思いっきりさすったり舐めたりすりつけたりしたい。
女の子の一番大事な部分も見てみたいし、舐めたいし、もちろん入れてもみたい。
…でも、それは許されない。許しちゃいけない。
櫂は更なる快感を求めてしまった。自らの下半身へと手を伸ばす。
櫂の股間には、棒が布地を押し上げてテントが張られている。
先程、出し損ねた精が溜まっているのを感じる。
自慰を途中で止めてしまったツケが回ってきてしまった。
中途半端に刺激してしまったせいで、肉棒が激しく快楽を欲している。
櫂の一瞬正常に戻った思考も、今は欲望に支配されてしまっていた。
櫂はゆっくりと慈に近づき、腰を下ろした。
ズボンの上から肉棒を、慈の生殖器に押し当てた。
櫂も、慈の体を触ることが当たり前だと思い込み、思考が麻痺してしまったのだろう。
でなければ、こんな事はしなかったはずだ。
(ごめんなさい…ごめんなさい、佐倉先生…)
櫂は押し付けた肉棒を、布を何枚も挟んで膣口に押し当て、擦り始めた。
すり、すり。と腰を動かしている間も、胸を触ることも忘れない。
側からみれば、大分おかしな体勢になっていることだろう。
(起きないで…起きないで…起きないで…)
このままバレてしまうよりは、処置が間に合わなくて死んでしまった方が良いのではないか、と。
そんな事を考えてしまった。本当にそうなってしまったら、今度こそ櫂は自殺しかねない。
それほど櫂の中で人の死というものは大きな絶望となっていた。
「先生…佐倉先生…♡」
そんな先の事を一切考えず、櫂は自らの肉棒をズボンとショーツ越しに慈の股間に擦り付ける。
櫂はもう、ただ純粋に自分の中の欲望を叶えるためだけの馬鹿な頭になっていた。
男は、魅力的な女の体の前にはあまりにも無力だった。
ずりっ♡ずりっ♡ずりっ♡
櫂の独りよがりな愛は、擦り付ける度にどんどん膨れ上がっていく。
刺激としては物足りないものだったが、櫂にとってはそれで十分だった。
「あっ…せんせ…いく…いくっ…出ます!」
これまで以上に腰の動きを早くしてオーガズムを急かした。
そして。
びゅるるるっ!びゅるるっ!びゅるるるっ!!
櫂のズボンの中で、溜まりに溜まった欲望がついに限界を迎えた。
「先生…すき…すき…っ」
櫂は頭をおおきなおっぱいに埋めて、しばらくの間絶頂の余韻に浸っていた。