「ここがセキチクシティかぁ~!」
タマムシシティを後にしたバニラは、サイクリングロードを自転車で飛ばし、セキチクシティに到着した。
途中、暴走族の強面な男達に女と間違われて襲われかけたものの、頼もしい
それはさておき、この町に来た理由もジムバッジだ。
セキチクジムで待ち構えるジムリーダーの名はアンズ。ポケモンリーグ四天王の一人・キョウの実の娘でもある。
カントー地方のジムリーダーの中では比較的新参であるものの、ジムリーダーを任された腕は本物であり、エキスパートとするどくタイプのポケモン達と、キョウ直伝の忍術で挑戦者を返り討ちにしているとのことだ。
しかし、バニラが気になっているのは戦術などといった話ではない。
(忍者!)
忍者を生で見る事ができるという男の子らしい好奇心が、今はバニラの思考を支配している。
ワクワクしながらジムへと足を踏み入れれば、目を疑う光景が広がっていた。
外観は普通の建物であったにも拘らず、内装は日本家屋のように―――ジムリーダーのことを考慮すれば忍者屋敷と言った方が正しいだろうか―――和風なものである。
「わぁ……」
『ファファファー!』
「この声は!」
突如、室内に響き渡る快活かつ特徴的な笑い声。
『あたいはセキチクジムリーダーのアンズ! あたいに挑戦したいならば、このジムの仕掛けを踏破して来るんだね! ファーファッファッファ! ファー……ゲホッ、えほッ!』
咽るアンズの声に苦笑を浮かべつつも、バニラは浮足立ちながら、忍者屋敷然としたジムの仕掛けを突破するべく、どんどん前へ進んでいく。
回転する壁、掛け軸に隠された扉、畳を裏返して露わになる抜け道。
時には待ち構えているジムトレーナーと遭遇してバトルを仕掛けられるものの、これらをバニラは一蹴し、ゆっくりと、しかし着実にジムの奥へと向かっていった。
そして辿り着く最深部。
一面に張り巡らされた障子と畳張りの床、そして一番奥にある床の間には、どくタイプのジムらしくゴルバットやアーボックなどといったどくタイプのポケモンの絵が描かれた掛け軸が飾られていた。どれも墨絵で趣がある。
「ファファファ……よくぞここまで辿り着いた」
「その声は!」
「ここまで来たなら、あたいが直々に相手するよ!」
突如、バタン! と天井が開いたかと思えば、そこから軽快な身のこなしでアンズが参上した。
紫色の髪を後頭部で結い、恰好はまさしくくノ一そのものだ。
溌剌とした笑顔もあって活発的な少女という印象を与えてくる。
しかし、ノースリーブの上衣と上半身から手首にかけて肌を保護している網タイツ―――そしてまっさらな腋が、人によっては情欲的に見えるかもしれない。
だが、バニラにとってはアンズの姿がくノ一以上でもそれ以下でもない。爛々と輝く瞳に性的な意味は一切含まれてはいない。
「ジム戦、よろしくお願いします!」
「あたいは可愛い女の子でも容赦しないからね、覚悟しな!」
「え……」
「え?」
ジム戦へ向けて上がっていたボルテージが一気に急降下した瞬間だった。
*
「もっとこうスナップをかけるんだよ!」
「こう? あ、当たった!」
「おぉ! 出来た出来た!」
ジム戦を終えた二人。本来ならばそのまま帰路についてもよいバニラであったが、女に間違えてしまったお詫びにと、彼はアンズから忍者修行を指南してもらっていた。
修行とは言っても、やることは遊戯に等しい。
手裏剣を的に当てる修行においても、若い少年少女らしく一喜一憂している姿は、はた目からすれば微笑ましいものだっただろう。
「あんた、見込みがあるね! どう? あんたが望むなら忍になれるようあたいがもっと修行をつけてあげるよ!」
「えー、どうしよっかなぁ」
満更でもない顔を浮かべるバニラ。
一方、アンズはと言えば、その可愛らしい見た目に反した身体能力とセンスに本気で感心しているようであり、バニラ以上に目を輝かせている。
それから一通り忍者修行を終えた二人は、とある一室の和室へと移動した。
何の変哲もないが、それでも赴きを感じるような雅な雰囲気が漂っている。
今度はここで何をするのかと期待を膨らませるバニラに対し、アンズは『ちょっと目瞑ってて』と彼へ言い放つ。
「あの……なにを……」
単刀直入に言うとすれば、『縛られている』。
縄らしき物体―――というより、もう縄で縛られていたのだ。
「こ、これは……」
「これから教えるのは縄抜けの術! 忍たるもの、縄抜けは基本中の基本だよ!」
「あ、なるほど。じゃあ、早速縄抜けの仕方を……」
「た・だ・し!」
アンズが煙玉を床に投げつけることにより、室内に白煙が立ち込める。
すぐに白煙は消え失せたものの、この短い時間の間に変化しているものがあった。
それは、アンズの恰好。
「なんて恰好してるんですか!?」
一見いつも通りの恰好―――と思いきや、股座の部分だけ綺麗に切り取られているように布地に穴が開いており、そこからアンズの秘境が覗いていた。
女性の全裸も半裸も(不本意ながら)見てきたバニラであったが、こうも本来隠されるべき一部分だけが覗いているという恰好は、ある意味新鮮ではある。逆に情欲的とでも言っておこうか。
「ファファファ、よくぞ聞いたわね! これからあんたに縄抜けの術を伝授する訳だけれども、その方法はあたいの口から言わせてみるのよ!」
「どうやってですか?」
「そ、それは、そのぅ……えっちで……」
人差し指をツンツンと突っつき、上気する顔を逸らすアンズ。このように破廉恥な恰好をしてはいるものの、人並みに性行為には羞恥心を覚えるらしい。
「でも、なんだってそんな方法で……」
「これはあたいの修行でもあるの! あんたは知らないのよ、敵に捕まったくノ一がどうなるかをね!」
「敵って誰ですか!?」
「機密を喋らせる為にあれやこれやと体を弄られるの! それこそ、人には言えないようなあんなことやこんなことも……女としての尊厳を全部奪われるような真似をされて、最後には雌に堕とされる! それが敵に捕まったくノ一の
「どこ情報なんですか!?」
「え? 『対ポケ忍』っていうゲームだけど……」
「知りませんけど、絶対その情報間違ってるからぁ!」
純粋なくノ一が男の妄想に穢されようとしている。
その事実にバニラは必死に彼女を制止しようとするが、己の秘部を晒してまでおめおめとアンズが下がる筈もなく、あっという間に下半身をひん剥かれてしまう。
悲しいかな。理性に反して息子は準備万端だ。
「うぅ……行く先々でなんでこんな目に……」
「泣いたってもう無駄だよ! 先に音を上げた方が負けだからね!」
縄で縛られたバニラを押し倒し、アンズは指で大きく開いた己の秘部にそそり立つ逸物の先端を添える。
じゅん、と逸物に伝わる感覚。
ここ最近、何度か味わったことのあるぬめりに、バニラの逸物はこれから訪れる快感を予感してかビクリと跳ねる。
刹那、跳ねた逸物がアンズの秘部を擦り、『あ♡』と甘い声がアンズの口から漏れるが、彼女は気を取り直すかのように咳払いした後、これ以上嬌声が出ぬようにと口元をマフラーで覆う。
しかし、それによって逆に彼女の荒い息遣いが室内に響きわたる。
フーッ、とマフラーの布地を通り抜ける呼吸の音。そこには期待が孕んでいるように聞こえる。
「ふぁ……♡」
ゆっくりと腰を下ろすアンズ。
その徐々に肉壁を掻き分けていく感覚には、堪らずバニラも目を白黒とさせながら、逸物を通じて脳天を直撃する快楽の電流に耐える。
そしてアンズの淫裂がバニラの逸物を全て包み込む。
共に荒々しい息遣いのまま、暫しジッと固まる。
よもすれば淫蕩の波に溺れ、そのまま絶頂に達しそうな二人であったが、仕掛けた側の意地があるのか、アンズが攻めに出た。
とは言っても、可愛らしいものだ。これまたゆっくりとしたグラインドで、己が達さぬギリギリのラインの刺激を与えるアンズは、股座から淫らな水音を立てる。
若い少女が性の快感に顔を歪める様は、ひどく情欲を煽るものだ。
「ごめんなさい!」
「ふぇ?」
辛抱堪らなくなったバニラが突如謝る。
きょとんとするアンズであったが、その顔も突如として真下より突き上げられて歪むことになる。
「ふぁ……!?」
「アンズさん!」
「だ、ダメっ♡ そんな、急に激しくううう♡♡」
パチュン、バチュン!
そのように激しく肉が打ち付けられる音が響いている通り、それまでのアンズのグラインドが前戯であったとでも言わんばかりに、バニラの容赦ないピストンが彼女を襲う。
真下から突き上げられる快感に、脊髄を通して脳が痺れるように錯覚するアンズ。
既に嬌声を我慢する余裕など消え失せ、両手をバニラの腹部に添える彼女は、締まりのない蕩け切った顔を浮かべていた。加えて、ぽっかりと開いた口からは止めどなく唾液が垂れている。
もしこんな娘の姿を見たら、父親のキョウはどう思うだろうか?
逆にアンズは、この姿を父親に見られたらどう思うのだろうか?
「ふぁ、ふぁあああああああ♡♡♡」
当のアンズはと言えば、周囲のことなど一切気にすることなく、絶えず押し寄せる快感の波に身を任せていた。
「アンズさん、縄抜けを教えてください……!」
「ま、まら、まら負けてないんらかりゃ……♡」
「だったらもっと……!」
両手が封じられてる中、それでもアンズを降参させる為に激しく腰を振るうバニラ。
しかし、やはり両手が塞がれているというのは大きく、彼女の膣内を的確に抉るには精度に欠ける。
元々テクニックが凄いという訳でもないバニラが、このように不自由な状態で、躍起になって腰を振ればどうなるか?
ズリュ!
まず抜ける。
ズボッ!
そして
「ひぎィ!?」
ただし、
固く閉ざされていた筈のアンズの菊門に、バニラの逸物がすんなりと突き立てられたのだ。
「ち、ちがっ……とまってえええっ♡♡」
「ふっ、ふっ、ふっ!」
「あああああ♡ なんでお尻なのに気持ちいいのォ♡♡♡」
止まることなく腸壁を抉る逸物は、元々お互いの汁でヌルヌルになっていた。
それが潤滑油のような役目を果たし、アンズの後ろの初めてをすんなりと奪ったバニラであったが、本人はその事実には気が付いてはいない。
まさかお尻の穴に入れているとは思っていないものの、
「なんかアンズさんの……入口がキツイのに、中がふわふわです……!」
「お、おねがいっ♡ もう……♡」
「降参するんですか……!?」
「するゥ♡ こうさんするから♡ こんにゃの知ったら戻れなくなるからぁ♡」
「で、でも、もう出ちゃう……!」
「あたいもイク……イっちゃううううう♡♡♡」
「あああああ!」
新しい快感にとうとう絶頂に達したバニラ。
その逸物からは白濁液が吐き出され、アンズのお腹の中を満たしていく。
一方、アンズも初めての後ろでの行為の快感に茫然自失となっていたものの、菊門は咥えている逸物に残る白濁液を搾り取らんと、キュウキュウ締め付けていた。
やっとの思いで引き抜けば、『んはっ♡』と情けない喘ぎ声を上げたアンズの体が弓なりに強張り、その際髪をまとめていた紐も解け、バサリと彼女の髪が降りた。
「はぁー……はぁー……はぁー……♡」
「アンズ、さん……約束通り……」
「ん……わかってる、よ……勝負は勝負だもの……」
渋々ながら、アンズは縄抜けの術を伝授する。
教えられれば後は早い。スルリと縄から抜けたバニラは、やっと解けた縄を片手に、目の前でへたり込むアンズへと歩み寄る。
「アンズさん」
「ん? どうかした?」
「……お返しです」
「え、ちょ―――!」
普段のアンズであれば、如何なる暴漢に襲われようとも華麗に捌くことができるだろう。
だが、この時のアンズは絶頂してから時間もさほど立っておらず、体に力が入らない状況だ。
故に彼女、バニラの行動にも対処できず、為されるがまま体を縛られてしまうのであった。
泡立った愛液と白濁液に塗れた陰部のみを晒す格好。
加えて、いつもは縛っている髪が下ろされていた。快感に蕩けた顔と合わされば、歳に似合わぬ妖しい艶やかさをアンズは放つ。
痙攣も収まらず、激しく突き上げられた菊門からはコプッ……と
こんな彼女を襲うなという方が無理な話だ。
「ごめんなさい……もっとしたいです!」
「ちょ、あたいはもう……んあああああああああああ♡♡♡」
今日初めて知った
*
「へ、へぇ~……こんな縛り方も……次に会った時は……♡」
アンズの忍者修行はまだまだ続く。続くったら続く。