アイリスフィールを捕らえてから約一年。それだけの期間を犯し続けてきたわけだが、それとはまるで別の問題に今悩まされていた。
その問題の名前は間桐桜。魔術師の後継として連れてこられたために後六年経てば慎二にいじめられることが確定している少女について。
彼女に対して聖杯の欠片を植えつけてもいいのだろうか、ということからまず始まる。
より正確に彼女についての問題点を言うのであれば『原作の黒桜になりかねない行動をしてもいいのだろうか』と言うこと。
いや、その気になれば問題はないのだ。原作終盤で間桐臓硯が殺されたのは、彼女の心臓に己の本体を置いていたことが原因。ならば、本体を体の中に入れたままの状態の俺が彼女を蟲蔵で犯し、今所持している聖杯の欠片を仕立て上げて作った刻印蟲を植えつけてしまえば、原作と同じような状況を作ることはできる。
ただ、原作と同じように彼女が俺に従ってくれるかどうかと言う不安もあるのだが。
「俺の目的は死なないこと」
それと第三魔法によって不老不死を得ること。
そして最後にイリヤスフィールも捕らえて、自らの所有物として調教すること。
最悪の場合、死にさえしなければアイリスフィールという性欲をぶつける相手がいるので三つ目はどうしようもなければ諦めてもいいのだが、それでもできることなら総取りしたい。
それを再度確認して、もう一度考える。
俺の中では『間桐桜がメドゥーサを召喚すること』を作戦に組み込んでいる。というか、俺のできる範囲での干渉で変化する可能性が高いのはこいつだけだと思う。
あれは間桐桜との『いずれ怪物になる運命を持つ』という共通点から呼び出されたサーヴァントだ。原作における怪物と化す原因である『間桐桜への聖杯の欠片の投与』と『蟲蔵での調教』という二つの要素が抜けている現状、それを呼び出すことができるかどうかわからない。そして、それを召喚できないということは俺の作戦の大前提すら崩れてしまい、さらには召喚されたのが俺の敵となりうる『秩序・善』の属性だったりしたら最悪だ。
だが、だからと言って安易に『黒桜』を作り上げることもアウトだろう。
理由は考えるまでもなく自らの死の危険が増えるため。
「……いや、待て」
今、改めて考えてみたが黒桜を作り上げずにメドゥーサを召喚させるのは不可能ではない、のだろうか……?
いや、だがメドゥーサとの『怪物に成り果てる』という共通点。その『怪物』というのが黒桜のことであれば聖杯の欠片を埋め込む必要がある。
だいたい十分程度悩んで、そして決めた。
「やるか……」
桜を犯して調教する。要するに『黒桜に成り果てる』可能性さえあれば何も問題はなくメドゥーサを呼べるはず。そこから『黒桜に成り果ててしまう』未来はHeavens Feelルート以外にはありはしない。少し楽観的と言わざるを得ないが、それ以外のルートになる可能性を狙うとしよう。
とはいえ、今日は桜が出かけている最中。彼女が帰ってきてからそれを実行することになるだろう。
「仕方ない、アイリスフィールで遊ぶか」
今日の予定が決まったところで、地下室へと足を向ける。
この一年、犯さない日は一日たりともなかったのだが未だに堕ちていない彼女、けれど間桐の蟲と俺から得られる人外の快楽がなければすでに体が物足りなくなってしまっていることは、シャワーを浴びている最中にオナニーをしてしまっていることからわかりやすい。
そんな彼女は今。
「くかか、気持ち良さそうに犯されているな」
「あっあぁっ……はぁっ、あああぁぁっ……!」
地下室で、アイリスフィールの卵子と俺の精子から生まれた子供に犯されている。
その子供はアイリスフィールとそっくりの顔、全く同じ銀髪と紅目を持って、けれど彼女とはまるで違ういきり立った肉棒で彼女の肛門を犯している。
少し視線をずらせば、彼女の子供が男女入り混じって性行為を行っているのだが、アイリスフィールはそこにまで気を回すことができていない。
”間桐臓硯”の肉体は蟲によって構成されているとは言え、その蟲たちは人間としての機能を果たすために精子すらも人間に近しいものを出せる個体が性器の部分に存在した。そのために生まれる個体も人間としてのそれにすることは可能であり、そして俺が犯す場合にはそうして子供を孕ませていた。
中で受精したらその卵を引きずり出して、体外で強制的に育て上げることを俺が想定していた最低限の人数が揃うまでは行ったために、この地下室の中ではアイリスフィールを犯している彼女の息子、自らの姉妹を孕ませる息子、自らの兄弟の精を子宮で受け止めて子供を孕む彼女の娘、蟲によって犯されて蟲を産んでいる娘の四種類が入り混じっていて、アイリスフィール以外の全てが蟲を脳内に入れられることで思考が死んでいる。
さらに少し離れたところでは、受精卵から成長過程の彼女の子供が入った人工溶液に満たされたポッドがある。
そして、それらすべての母であるアイリスフィールだが。
「そろそろ産んでもおかしくない時期だろうよ」
もう後は子供達が性行為を繰り返していることで勝手に数が増えてくれるので、彼女が孕んだら体外にすぐに出して育て上げるということをしなくてもよくなったために普通に孕んでもらっている。
ボテ腹と呼ばれるような状態の彼女の肛門からは犯されすぎて収まらなくなった精液が溢れている。
「アイリスフィール、そろそろ俺のものになる決心はできたか?」
「あ……あぁ……」
「……まともに返答もできないか」
快楽に溺れている彼女は返答もできないようなので、一旦諦める。
とりあえず、彼女に対してだけありとあらゆる性的な行動をできないように脳内の蟲を通じて命令をして、アイリスフィールの体を洗ってから放置することまでもしっかりと厳命して、地下室から出て行く。
アイリスフィールを放置することを命令したその日の夜、俺は桜と向き合っていた。
「桜、お前に間桐の魔術をそろそろ教えようと思う」
「本当ですか……?」
これまで教えてこれたのは彼女の属性である『虚数』と、あとは使い魔に関する簡単なもの。
ここからは本当の意味で間桐の魔術を教えるのだが、それはつまり桜を犯すということであり、さすがにちょっと心が痛む。
原作のそれよりもマシなものにはしてやりたいと思うが、正直言ってあれぐらいやらないと意味がないということもわかりきっている。
どうするべきかと悩んだ結果、今日の彼女に対する訓練については決まった。
とりあえず、蟲の好きにさせよう。
「我が家は使い魔に造詣が深い家系。故に桜にも使い魔を使役する魔術を教えてきた。だが、結局のところ実践はさせてこなかったからな。とりあえず今日は、間桐の……俺の使い魔である蟲の使役についてやってみろ。下手をすれば……うん、まあ死にはしない」
「……はい」
何か嫌なものを感じ取ったのかもしれない。桜を相手に何もしてこなかったとはいえ、雁夜とは桜も接触をしていただろうから。けれど、だからこそ逆らおうという気力も浮かばないのだろう。逆らえばああなるかもしれないという恐怖もあるから。そんなところだろうか。
「では、行くといい」
そう言って、彼女のことを送り出した。
アイリ犯すのも単調になりそうだしどんどん進めていくよ