でも、俺の小説、急展開だからなぁ…。
漣「…おや?」
なーんか、見たことある影が…。
シャド「お!!レンレンじゃーん!!」
漣「…何やってんだ。」
シャド「何って、客引きだよ。客引き。前に世話になったやつが屋台やるつうもんでな。その助っ人さ。」
漣「ふーん…。」
たこ焼き、焼きそば…。まぁ、王道だよな。
?「誰と話されてるんです?シャドさん。」
シャド「お、さとり。」
漣「ん?さとり?」
さとり「…はい。私は古明地さとりと申しますが…。」ジト-
ん?なんだ?
さとり「…あなたの心が…読めません…。」ブルブル...
漣「…は?」
シャド「お前!!さとりになんてことをッ!!」
漣「なんもしてねぇッ!!」
さとり「こ、こんなこと、初めてで…。」ブルブル...
シャド「お前ーッ!!」
漣「何もしてねぇッ!!」
閑話休題。さとり…と聞いて一番最初に頭に浮かぶのは…覚妖怪か?第三の目、サードアイで心を読む妖怪。陰湿だかなんだか言われていたが、実際会ってみたらそうでもないじゃないか。
シャド「つうか、今日、ルナサ達はどうしたんだ?」
漣「…済んだんだな。ルナサ達は、ライブかなんかをやるんだと。夏祭りの。」
シャド「夏祭りのライブねぇ…。まだ時間あんだろ?食べてけよ。」
漣「うーん。どうする?」
フラン「食べてみたいッ!!」
紫苑「フランちゃんにとっては、全部がはじめての食べ物だもんね。」
漣「じゃ、3つくれ。」
シャド「はいよ。りーん!!3つな!!」
?「わかったよ!!シャドお兄さん!!」
漣「…お前は何してる?」
?「ふぇ?」
屋台の端、さとりにも見えないような場所で一人、少女が焼きそばを食べている。緑色の髪の少女でさとり同様、サードアイが付いているがその瞳は閉じている。
?「お兄さん、私のこと見えてるの?」
漣「何を言っている?こうして、見えも触れもするぞ?」ナデナデ
?「ん///」
漣「あっ。すまん。つい、いつもの癖で…。」
?「う、ううん!!良いよ!!ただ、びっくりしただけで…。」
漣「そうか。」
フラン「漣兄様ー!!できたってー!!」
漣「あぁ。今、行く。」
俺は彼女に背を向け、フラン達の元へ行く。
?「ねぇ!!」
漣「ん?」
?「お兄さん、名前、なんていうの?」
漣「俺は氷川漣。ただの女誑しさ。」ニコッ
?「そ、そう。私は古明地こいし!!よろ、しく…。」
漣「あぁ。じゃあな。」タッタッタッ
こいし「…バイバイ。」
漣「ただいま。」
蛮奇「どこ行ってたのよ?」
漣「ん?別にどこにも。」
フラン「ほらほら♪早く食べよっ♪」
漣「はいはい。」
…娘が出来たらこんな感じかな?取り敢えず木陰のベンチに座って先程、買った焼きそばとたこ焼きを食べる。俺の横に蛮奇と紫苑が座り、俺の膝にフランを乗せる。
漣「ゆっくり食べろよ。」
フラン・紫苑「はーい!!」
蛮奇「わかってるわよ♪」
フランも紫苑もフーフーと冷ましながら口に入れる。それでも熱かったのか、紫苑は涙目になり、俺の手をキュッと握る。フランは満足そうに微笑みながら、もう一口、口に入れる。
蛮奇「レーン?あーんしてあげよっか?」
蛮奇は八重歯を見せ、小悪魔っぽく微笑む。
漣「…頼む。」
蛮奇「えっ!?」
漣「ん?」
俺は口を開け、蛮奇のあーんを待つ。
蛮奇「あ、あーん///」
漣「ん。」モグモグ
うん、美味い。ソースの味と蛸の柔らかさが絶妙だな。祭りで出すより、ふつうに売った方がいいんじゃねぇのか?
漣「美味い。」
紫苑「大丈夫?ふーふーしてないけど…。」
漣「…俺より蛮奇の方が大丈夫じゃないんじゃないか?」
蛮奇「〜〜〜ッッ!?」
慣れないことをするから…。蛮奇の顔は、湯気でも出るんじゃないかと思うぐらい赤くなっている。
漣「…はぁ…。」
紫苑「…ねぇ。」
漣「ん?」
紫苑「ん///」チュッ
不意に紫苑は俺の唇に自身の唇をつける。更に彼女は俺の唇を舌で割り俺の舌に絡めてくる。…意外と積極的になってきたじゃないか。
漣「…ぷはっ。どうした?急に。」
紫苑「…火傷してても、ちょっとは安らぐかと思って。」
漣「そうか。ありがとな。」ナデナデ
紫苑「///」
フラン「紫苑姉様、ずーるーいー!!漣兄様!!私も!!」
漣「はいはい。」
そのあとフランとキスをしてから、蛮奇を起こし、ベンチから離れる。後ろから視線を感じたような気がしたので、そっと目を向けるとこいしが立っていたので微笑み返してあげた。…え?ウィンク?そんなキザなことはできません…。
デートっぽくなったかな?
では次回。
ではでは〜!!