※この作品はR-18です。

半人半妖の恋愛奇譚   作:紳爾零士

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まだ、ほのぼのだろうなぁ…。
でも、俺の小説、急展開だからなぁ…。


第66話『祭囃子と出店とデートと(其の二)』

漣「…おや?」

 

なーんか、見たことある影が…。

 

シャド「お!!レンレンじゃーん!!」

 

漣「…何やってんだ。」

 

シャド「何って、客引きだよ。客引き。前に世話になったやつが屋台やるつうもんでな。その助っ人さ。」

 

漣「ふーん…。」

 

たこ焼き、焼きそば…。まぁ、王道だよな。

 

?「誰と話されてるんです?シャドさん。」

 

シャド「お、さとり。」

 

漣「ん?さとり?」

 

さとり「…はい。私は古明地さとりと申しますが…。」ジト-

 

ん?なんだ?

 

さとり「…あなたの心が…読めません…。」ブルブル...

 

漣「…は?」

 

シャド「お前!!さとりになんてことをッ!!」

 

漣「なんもしてねぇッ!!」

 

さとり「こ、こんなこと、初めてで…。」ブルブル...

 

シャド「お前ーッ!!」

 

漣「何もしてねぇッ!!」

 

閑話休題。さとり…と聞いて一番最初に頭に浮かぶのは…覚妖怪か?第三の目、サードアイで心を読む妖怪。陰湿だかなんだか言われていたが、実際会ってみたらそうでもないじゃないか。

 

シャド「つうか、今日、ルナサ達はどうしたんだ?」

 

漣「…済んだんだな。ルナサ達は、ライブかなんかをやるんだと。夏祭りの。」

 

シャド「夏祭りのライブねぇ…。まだ時間あんだろ?食べてけよ。」

 

漣「うーん。どうする?」

 

フラン「食べてみたいッ!!」

 

紫苑「フランちゃんにとっては、全部がはじめての食べ物だもんね。」

 

漣「じゃ、3つくれ。」

 

シャド「はいよ。りーん!!3つな!!」

 

?「わかったよ!!シャドお兄さん!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

漣「…お前は何してる?」

 

?「ふぇ?」

 

屋台の端、さとりにも見えないような場所で一人、少女が焼きそばを食べている。緑色の髪の少女でさとり同様、サードアイが付いているがその瞳は閉じている。

 

?「お兄さん、私のこと見えてるの?」

 

漣「何を言っている?こうして、見えも触れもするぞ?」ナデナデ

 

?「ん///」

 

漣「あっ。すまん。つい、いつもの癖で…。」

 

?「う、ううん!!良いよ!!ただ、びっくりしただけで…。」

 

漣「そうか。」

 

フラン「漣兄様ー!!できたってー!!」

 

漣「あぁ。今、行く。」

 

俺は彼女に背を向け、フラン達の元へ行く。

 

?「ねぇ!!」

 

漣「ん?」

 

?「お兄さん、名前、なんていうの?」

 

漣「俺は氷川漣。ただの女誑しさ。」ニコッ

 

?「そ、そう。私は古明地こいし!!よろ、しく…。」

 

漣「あぁ。じゃあな。」タッタッタッ

 

こいし「…バイバイ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

漣「ただいま。」

 

蛮奇「どこ行ってたのよ?」

 

漣「ん?別にどこにも。」

 

フラン「ほらほら♪早く食べよっ♪」

 

漣「はいはい。」

 

…娘が出来たらこんな感じかな?取り敢えず木陰のベンチに座って先程、買った焼きそばとたこ焼きを食べる。俺の横に蛮奇と紫苑が座り、俺の膝にフランを乗せる。

 

漣「ゆっくり食べろよ。」

 

フラン・紫苑「はーい!!」

 

蛮奇「わかってるわよ♪」

 

フランも紫苑もフーフーと冷ましながら口に入れる。それでも熱かったのか、紫苑は涙目になり、俺の手をキュッと握る。フランは満足そうに微笑みながら、もう一口、口に入れる。

 

蛮奇「レーン?あーんしてあげよっか?」

 

蛮奇は八重歯を見せ、小悪魔っぽく微笑む。

 

漣「…頼む。」

 

蛮奇「えっ!?」

 

漣「ん?」

 

俺は口を開け、蛮奇のあーんを待つ。

 

蛮奇「あ、あーん///」

 

漣「ん。」モグモグ

 

うん、美味い。ソースの味と蛸の柔らかさが絶妙だな。祭りで出すより、ふつうに売った方がいいんじゃねぇのか?

 

漣「美味い。」

 

紫苑「大丈夫?ふーふーしてないけど…。」

 

漣「…俺より蛮奇の方が大丈夫じゃないんじゃないか?」

 

蛮奇「〜〜〜ッッ!?」

 

慣れないことをするから…。蛮奇の顔は、湯気でも出るんじゃないかと思うぐらい赤くなっている。

 

漣「…はぁ…。」

 

紫苑「…ねぇ。」

 

漣「ん?」

 

紫苑「ん///」チュッ

 

不意に紫苑は俺の唇に自身の唇をつける。更に彼女は俺の唇を舌で割り俺の舌に絡めてくる。…意外と積極的になってきたじゃないか。

 

漣「…ぷはっ。どうした?急に。」

 

紫苑「…火傷してても、ちょっとは安らぐかと思って。」

 

漣「そうか。ありがとな。」ナデナデ

 

紫苑「///」

 

フラン「紫苑姉様、ずーるーいー!!漣兄様!!私も!!」

 

漣「はいはい。」

 

そのあとフランとキスをしてから、蛮奇を起こし、ベンチから離れる。後ろから視線を感じたような気がしたので、そっと目を向けるとこいしが立っていたので微笑み返してあげた。…え?ウィンク?そんなキザなことはできません…。




デートっぽくなったかな?
では次回。
ではでは〜!!
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