デート編も最後かな?
?「イェーイ!!みんなぁ!!盛り上がってるー!?」
全員「イェーイ!!」
夜も更け、祭りの終わりを告げるライブが始まる。提灯の電灯が照らす大きな会場には、堀川雷鼓を筆頭に、ミスティア・ローレライ、あと…白蓮のとこの山彦による『鳥獣伎楽』、九十九姉妹、そして、プリズムリバー三姉妹が浴衣姿でみんなに手を振っている。笑顔で彼女らを見ていると、背中に紫苑のでも蛮奇のでもない2つの膨らみを感じる。
漣「おや、ルーミア?」
ルーミア「せいかーい!!」
先に家を出ていたルーミア、豊姫、サグメ、依姫と合流する。ちなみにルーミアだとわかったのは、彼女が恐ろしいほど痩せているから。こんな子を虐げる人がいたら世も末だな。
ルーミア「〜♪いい匂い〜♪」
漣「いやいや。お前より年上のおじさんだぞ?」
ルーミア「漣はおじさまじゃないもんっ。はぁ…。落ち着く…。」
…なーんか、ムラムラしてきたぞ?俺の愚息が爆発しそうになるのをこの子達、知ってるのかな…。
雷鼓「さぁ!!まだまだ祭りも終わらないよ!!盛り上がっていこうッ!!」
全員「おおー!!」
雷鼓はもちろんドラム、ルナサは弦楽器が得意なのでギター、リリカは大体なんでも出来るが今回はキーボード、そしてメルランが何故かベースを担当しているらしい。ルナサは黒色の浴衣、メルランが桃色の浴衣、リリカが赤色の浴衣を着ている。ちなみに雷鼓は、少しセクシーに胸元を見せている。
依姫「師匠。少し、お話いいですか?」
漣「…ん?どうした?」
依姫「…サグメ様とルーミア様のせいでここら辺の屋台の食べ物が底をついたそうで…。」
漣「あー…。」
ルーミアもサグメもそこら辺の女性よりは痩せている方だと思うのだが、食う量は男も比にならない。俺もシャドもだ。さらには、幽々子と同じ量を食う。まぁ、なぜか俺の料理にはルナサ達と同じくらいで満足してくれるので、助かっている。……胃もたれはしない筈だが…。
ルーミア「ねぇねぇ!!帰ったら、漣さんの料理、食べたい!!」
依姫「…え?あんなに食べられたのに、ですか?」
ルーミア「漣の料理は別腹なの!!」
依姫「そんな、甘味のように言われましても…。」
漣「…あはは…。」
side out
月夜見side
月夜見「…見つけた。」
月の都からここまで、とても長かった。俺はこの豪剣『月光』の力により、穢れないという特異な能力を持つ。だが…非常に疲れた。ここまでドンチャン騒ぎをしていても、妖力の隠し方が上手いのか中々見つからなかった。敵ながら天晴れ…とでも言っておくか。
月夜見「…さて。出てこい。妖怪ども。」
紫「…やはり気づかれていましたか。月夜見。」
月夜見「…生憎。鼻は良い方でな。貴様のような垂れ流しの陰湿な妖力。嗅ぎ分けられない方がおかしい。」
紫「…要件はなんでしょう。」
月夜見「…人妖、全ての生きとし生ける幻想の抹殺さ。」
紫「ーッ!?」
その瞬間、俺たち二人に殺気がかかる。紫は清々しい顔をしているが内心、腹わたが煮え繰り返っているのだろう。…無論、俺もだ。
紫「そんなことをして、何になるのですか。何が目的で…。」
月夜見「御託はいい。さぁ、どうする?自身よりも大きな壁に立ち向かい消されるか、大切なものを消された後にこの地ごと消されるか。」
紫「藍!!橙!!」
藍「はっ!!」
橙「はいっ!!」
…式神か。しかも片側は九尾の狐。たしかに妖力はピカイチだ。もう一人は化け猫。見たところ、特出すべきところも無ければ、妖力もそこそこ。
月夜見「…ナメられたものだな。貴様ら、名もなき弱小妖怪と妖獣の集まりに神の名を頂戴せしこの俺が負けるわけがないだろう?」
藍「黙れッ!!」
月夜見「…ほう?女狐にしてこの俺に口答えをするか?面倒だ。散れ!!」
紫・藍・橙「ッ!?」
俺が右手を彼女らにかざした瞬間、彼女は地面にうつ伏せになるかのように倒れる。
橙「藍しゃまー!!にゃにこりぇー!!」
藍「くそっ!!アイツの能力かッ!!」
月夜見「…ご名答。これこそ我が能力。『ありとあらゆる力を操る』程度の能力の内の一つ。貴様らにかかる重力を増幅させてもらった。」
紫「くっ!!」
月夜見「ただ…それほど便利でもなくてなぁ…。まだ重力しか扱えない。俺も廃れたものだ。」
そう言葉を吐き捨て、俺は氷川漣のいる祭り会場へ向かう。
紫「お前なんかに…!!漣さんが…!!負け、るもの…か!!」
月夜見「ならば試してやろう。お前たちの言う氷川漣という男の強さを…。」
俺は祭り会場で一際輝く舞台に向かって弾幕を放つ。辺りは砂煙により、見えなくなったが、屋台や提灯が倒れているのが見える。そして、俺を睨む氷川漣とその仲間どもも…。
side out
漣side
漣「ーッ!?」
祭りも終盤。演奏により締めくくられ、終わると誰もが思っただろう。しかし、プリズムリバー三姉妹と堀川雷鼓の演奏が終わったその瞬間、空から大きな弾幕が一瞬にして落ちてきて、舞台を飲み込んだ。幸い、舞台に出ていた人たちや最前列の人たちは霊夢の結界により、守られて大事には至らなかったが、屋台や提灯は倒れ、提灯の火が周りの木に引火し、火事となっていた。
漣「霊夢!!いるか!!霊夢ーっ!!」
霊夢「いるわよ!!漣さん!!」
漣「何が起こった!!」
霊夢「そこまではわからない!!ただ、あの火事を止めないと大変なことになるわよ!!」
漣「チッ!!幻想『境界断絶』!!」
俺は紫電一閃を空へ振るい、空間を切り、紫のスキマと同じものを呼び、玄武の沢の水を上から勢いよく落とす。火事はすぐに鎮火できたが、空からまたいくつかの弾幕が飛んでくる。
漣「何処だッ!!何処にいるッ!!」
妖夢「漣さぁん!!」タッタッタッ
漣「妖夢!!」
妖夢「幽々子様の付き添いで来たんだけど…これ、何なの?」
漣「わからない…。」
弾幕は一秒間に5、6発、飛んできており、その威力は魔理沙のマスパほどで、周りの地面を抉っていく。
漣「クソッ!!何処だッ!!」
華奈『馬鹿者!!あそこだッ!!』
俺の精神世界から華奈が声をかけてくる。その指示に従い、その方向を向くと金髪で赤い着物を着た青年が此方を静かに見ている。
漣「月夜見?」
月夜見「…否。俺は堕神・天誅月夜見。神にして邪なる力を手にした者。」
月夜見はゆっくりと俺たちの元へ降りてくる。
依姫「何故、このようなことを!!」
月夜見「…何故?愚問だな。貴様の姉がこの月の長たる俺にどのような暴言を吐いたか、忘れたか?俺たちが築き上げ、そして自身の故郷たる月の都を『腐っている』と言ったのだ。それはそれは傷ついたなぁ…。」
豊姫「でも!!幻想郷は関係ないでしょッ!!」
月夜見「否!!無関係という訳ではない!!」
月夜見は妖力を少し膨らませる。それと同時に地面が抉れ、周りの木々や提灯が倒れる。
月夜見「数百年前、俺がまだ幼かった頃、月の都はここにいる妖怪どもに攻められた!!幾多なる同胞を失い、さらにはその妖怪に助けられるという始末!!……ここに来る前に、八雲紫たちと対峙した。」
漣「何ッ!!」
月夜見「安心しろ。何も命までは取っていない。取る価値もない。その者どもは非常に…非力だった。俺が少し能力を使っただけで動くことすらかなわない。落胆した。弱かったとはいえ、こんな奴らと戦い、同胞たちは死んでいったのかと。俺は許さない。この幻想郷にはびこる穢れきった妖怪を!!この幻想郷、そのものをなッ!!」
漣「…言いたいことはそれだけか。」
月夜見「…ならば、どうする。」
俺は紫電一閃を握りしめ、月夜見を睨んだ。
漣「…貴様を倒す。堕神・天誅月夜見!!」
月夜見「…かかってこい。満つ月の下、全ての過去を清算する。」
なんなんだろう…。
楽しくなって長めに書いちゃった。
漣『パクリばっかじゃないか。』
パクリじゃありませーん。リスペクトですぅー!!
では次回。
ではでは…!!