もう100人届きそうです!!
では、本編!!どうぞ。
…荒々しい炎の音。薪じゃない。太陽でもない。燃えていたのは、人だった。その後ろには蛇か?それとも龍か?手がない、そんな生き物がギロリと俺を見ていた。
?「…答えよ。汝は、何故、力を求める。」
月夜見「…迦具土。」
…何故、月夜見がここにいる?俺の問いに答えるかのように、蛇は…迦具土と呼ばれたその生命体は爬虫類を彷彿とさせる眼で此方を見た。いつからか、燃えていた人は何処かに消えてしまった。燃えかすとなったのか…はたまた、蛇が丸呑みにしたのか、定かではない。
迦具土「…月夜見よ。偉大なる我が弟よ。力を求めた先には何がある?」
月夜見「…それを俺に聞くのは筋違いだ。氷川漣、その人に聞け。」
漣「…話が見えないんだけど。」
俺がそう言うと迦具土は目をまるで笑っているように歪ませ、そして、シュルシュルと舌を出した。
迦具土「迦具土…と聞けば、わからぬか?」
迦具土…。火の神と称され、古代から人が恐れる火災などに関連づけられることから、親殺しをしたとされる神だ。
迦具土「左様。我は実の母を殺した。火の神の力を…我は生まれながらに過信していたのかもしれぬ。…だが、ここ、幻想郷に我と同じ、火の力を感じた。他でもない…お前だ。氷川漣。生命を導く白い灯火。輪廻の炎に可能性を見出した。」
漣「待て待て。話を進めるな…。先ず、此処はどこなんだ?何故、月夜見がいる?」
迦具土は俺と月夜見を見た後、あくびをするかのように口を大きく開け、目から涙を流した。
迦具土「つまらぬ疑問だな。幻想神。だが、答えてやろう。此処は神界。我の部屋だ。牢獄というわけではない。何故か用意してあった我の部屋だ。恐らく、天照大御神か、須佐之男命が用意したのだろう。ご丁寧に炎が配置され、煙が立ち込めている。我でなければ住むことができないな。」
なるほど。先程から暗くて部屋の全域が見れないと思っていたが、それは明かりがないのではなく、煙で周りが見えないだけなのか。
月夜見「此処が何処かはわかった。しかし、何故、俺まで呼ばれたかは聞いていないぞ?」
迦具土「そう焦るでない。月夜見よ。お前を此処に呼んだのは他でもない、お前もまた、炎を使うものだからだ。」
…待てよ?
迦具土が炎を使うものを対象として此処に呼んでいるとなれば、妹紅はどうなる?フランやパチュリーは仕方ないとして、彼女も炎を使うはずだ。
迦具土「…まぁ、その疑問は尤もだろう。今、お前が思い浮かべたのは、術で炎を扱っている者たちだろう?しかし、お前たちは違う。その者達にはない。神としての心火の輝きに我は見出したのだ。理解して頂けたか?」
漣「…ふむ。じゃあ、何を見出したんだ?見出したとなると何かの可能性か?」
それを言うと迦具土はギョロリと見開いた目で上を見た。
迦具土「…我が力。全てを燃やし尽くす怒りの火を使いこなす可能性だ。我が火は何者にも消せず、永久に燃え続ける究極そのもの。その火を使えるのは限られた神のみだと思ったのだ。特に氷川漣。お前にはその可能性が大いにある。聞けば、お前は自身の恋人を神にし、一時的に人間の道から逸らしたようだな。」
漣「ッ!?」
迦具土の目が俺を見定めるかのようにまぁるくなった。
漣「どうして…それを…?」
迦具土「…我もまた、ありとあらゆるものを見定める力の持ち主なのだ。過去、未来、心情、その者が何をどうするかまで手を取るように見える。だから、わかったのだ。」
月夜見「…まるで、氷川漣を鏡写しにしているかのようだな。」
迦具土はまた、笑っているかのような目で此方を見てくる。
迦具土「さぁ!!どうする?幻想神よ。我が力を求め、真の意味で最強となり得るか、それとも此処で我に噛み殺されるか…。選べ…。」
…選択肢が無いな…。
噛み殺すとは、魂を食うという意味で、不死身でも関係ないのだろう。
漣「…これからよろしく頼むよ。迦具土神。」
それだけ言うと蛇はニッコリと笑い、俺はベッドの上に寝ていた。ただ、ひとつだけ違うとすれば…。
漣「誰?」
俺の部屋に着物姿の黒髪ロングのザ・大和撫子と言った少女が立っていた。
?「…間違えた。人の姿が良かったので神力を込めて、器を作ったのだが…。何故か、うら若き少女になってしまった。」
漣「いや、誰だよ。」
?「迦具土神。先程の蛇だ。」
それを聞いて、はいそうですかとトントン拍子で進む話ではない。
漣「家を間違えたのかな?」
迦具土?「合っている。氷川漣。此処はお前の家だろ?」
…これが迦具土か。
力を読み取れば、すぐにわかったが、怒らせると厄介だな。姿見は本当にフランや陽奈の背丈レベルの娘だ。ちょっと油断してしまえば、誘拐される感じの…そういう奴。
迦具土「心配せんでも誘拐などされん。それにお前の嫁か、子といえば誰も手は出さんだろう?」
漣「そうなのかなぁ…。」
迦具土「これからは修行だ。気を引き締めて行くぞ。」
彼女の鋭い目をみて、あの蛇の目を思い出した。人間の目だが、蛇のような感じがした。気のせいか?
最強の力か。少しの興味で手を出して良いものなのか…。
迦具土「さぁ!!朝からまずは修行だ。行くぞ…。」
まずは飯をとらせてくれぇ…。
迦具土
種族:神
漣に出来ることは迦具土にも出来る。人間体は十くらいの幼女の姿をしていて、黒髪ロングの着物美人。周りには漣の彼女として言っているが、実際は漣の師匠。これによって漣がどうなるかは神のみぞ知る…。
なお、漣君はロリコンではない。
後は、漣君の新しい能力、結構前から実は使ってました。
・ありとあらゆるものを視る程度の能力。
過去、未来、相手の思考、次にとる行動が文字や映像として見れる。そのため、相手の攻撃を相手の打つ前にやめさせたり、相殺させたりする。
それでは次回!!
ではでは〜!!