※この作品はR-18です。

半人半妖の恋愛奇譚   作:紳爾零士

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今回は神君にスポットが当たってると思う。
今までより、ね?
では本編、どうぞ。


第拾弐話『絶滅と決意と止まらぬ刃と』

メシア「…大人しく見ていれば良いものをッ!!ならば貴様から死ねぇッ!!」

 

漣「…誰も死なせないッ!!俺の手で守ってやるッ!!幻想『核熱核融大爆発』!!」

 

タイムリミットまで…楽しませてやるよッ!!

メシアの拳に合わせ、俺はラミアを倒した炎のエネルギーの集合体を打つ。だが、奴は拳圧で吹き飛ばす。…化け物め…。

 

メシア「さぁ!!神の鉄槌にて貴様らを葬ってくれる!!魔神族共々、死の淵で悔やむが良いッ!!馬鹿な考えをした貴様らの非力さが招いたのだ!!このような惨劇をなぁッ!!」

 

シャド「なぁに、勝った気になってんだッ!!クソ悪魔ッ!!」

 

神「まだ俺たちは負けちゃいないッ!!」

 

月夜見「…片腕のみでも…戦ってみせるッ!!」

 

シャド…神君…そして…月夜見…。

俺の周りにはいつでも誰かが居た。どんな苦難も乗り越えた。神君とももう友達だ。そう…友達とならば…こんな崖っぷちな状況でも勝つことができるッ!!

 

メシア「…まだ友情ごっこでもしているつもりか?貴様らはどうせ相入れない存在!!妖怪に恋をする愚かな神どもよ…!!地に落ち、死ぬがいいッ!!」

 

漣「…死んでたまるかッ!!俺はこれでも一児の父親だッ!!守りたいものがたくさんあるんだよォォォォッ!!」

 

弾幕同士の激しいぶつかり合い。砂埃が辺り一面に舞い、晴れた空を覆い尽くしていく。決意と決意のぶつかり合い。その閃光と轟音がそれを表していた。

 

月夜見「神滅『豪炎一閃』!!」

 

先程の叢雲とラミア、メシアとの戦いで左腕が折れ、全く使い物にならない月夜見。炎の刃がメシアの体へと届いた。食らったメシアは月夜見の攻撃に怒りを露わにし、月夜見の頭を持ち、地面に叩きつける。

 

月夜見「ぐっ…!!」

 

和泉「月夜見様ッ!!」

 

月夜見「来るなッ!!」

 

…再び月夜見は倒れてしまう程の痛みに耐え、立ち上がった。額からは血が垂れていた。誰がどう見ても重傷だった。

 

メシア「消えろッ!!魔神族ッ!!」

 

神「チッ!!次はこっちかッ!!魔天『ハザードモード』!!」

 

…コイツに勝つにはこれしかない。

彼の決意が滲み出ていた…。だが、同時に彼の頭の中には…心には…声がなかった…。

 

神「…ッ。」

 

シャド「おい…!!ガキッ…!!俺じゃねぇ…ッ!!アッチだッ!!アッチッ!!」

 

シャドが神君と取っ組み合っている。シャドは守ることしかしていないが神君は拳でぶん殴っていた。流石のシャドも涼しげな表情ではなく、少し疲れている。

 

メシア「ふん。仲間割れか。無様な…。」

 

漣「仕方ない。こっちだ。メシアッ!!幻想『天翔ける軍神の柱』!!」

 

メシアは俺が引き受けるしかない。

向かってくるメシアの頭上から慈悲のない五本のレーザー光線が落ち、メシアを地面に叩き落とした。

 

神「…ッ!!」

 

シャド「…!?おい、バカッ!!」

 

レミリア(神)「…神。」

 

…今、彼はどう思っているのだろう。

自我のない中、彼を想う二人の少女が自我を失った彼を抱きしめていた。彼女ら以外の時が静止したかのように見えた。今だけ…今、この時間だけ…吸血鬼だろうが神だろうが関係ない。ただの…恋人達の戯れだった。

 

神「…ッ!!」

 

フラン(神)「大丈夫だよ。あなたには私たちがいる…。ずっと、ずっと一緒だよ…。神…。」

 

妹は泣きそうに…それでも、優しく声をかける。

 

レミリア(神)「私たちは…信じてるわ…。あなたが自我を取り戻して、あのメシアを倒してくれることを…。帰ったら、一緒に咲夜のご飯…食べましょう?そして…イチャイチャだってしましょう…。待ってるから…。」

 

…姉は優しく威厳を少し持ちながら言う。その言葉に彼の心が…生き返った。

 

神「…あぁ。心配かけて…ごめんな?フラン、レミリア。」

 

…ハザードモードの状態で一時的ではあるが、自我を取り戻したのだ。いや、レミリア(神)達が彼の心を呼び戻したと言った方が正しいかもしれない。

 

神「…離れててくれよ。二人とも。」

 

フラン(神)「うん。」

 

レミリア(神)「…待ってるから。」

 

神君は優しく彼女らの頭を撫で、こちらに戻ってきた。これで勝てる…と言うほど甘くはない。なぜなら互いにタイムリミットが迫っているから。ここできれてしまえば負ける可能性だって大いにある。ギリギリの超激戦ってのはこう言うのを言うんだろうなぁ…。

 

メシア「ぐっ…。不愉快だ。我の体に土埃をつけるとは…!!」

 

漣「…いくよ。神君、シャド。」

 

シャド「了解。」

 

神「わかった!!」

 

直後、メシア側からくる拳圧。

俺たちは合間を縫い、剣でメシアに斬りかかる。

 

神「くそっ。」

 

漣「幻想『スカーレットデビル』!!」

 

大きな紅い蝙蝠の弾幕を剣の先に集め、メシアの上から落とす。メシアはもろに食らうが、その剣を片手で受け止め、俺を蹴り、後方へと吹き飛ばす。次に神君がラッシュをかけるが、全て受け切り、神君の頭を掴み、地面に3度叩きつける。シャドがメシアの神君を持っている方の手を斬ろうとかかるが、神君をメシアは神君をシャドの方向に投げ飛ばし、拳圧で両者を吹き飛ばす。

 

神「…反転しててもこれはキツい…。」

 

シャド「間合いに入れないからな…。」

 

漣「…アレを使うか…。」

 

シャド「だが…月夜見のヤロウは…。」

 

…確かにそうだ。

アレ…を使うには月夜見の力が必要不可欠。

だが…アイツはボロボロだ。行けるか…。

 

月夜見「行ける…!!心配は不要だッ!!」

 

シャド「だとよ!!いくぜっ!!」

 

漣「…あぁ!!」

 

月夜見とシャドが俺の肩に手を置く。

二人の力が俺に流れ、混ざる。

 

月夜見「奥義…。」

 

シャド「『三位…。」

 

漣「一体』!!」

 

眩いばかりの閃光に3人が包まれる。

奥義『三位一体』…。

3人の力を一つにする、最強の技だ。1時間しか持たないけどなッ!!

 

メシア「…なに?」

 

漣「…これでお前は俺には勝てなくなった。…ボコボコにしてやるからよぅ…。覚悟しておけ!!」

 

さぁ…。勝負の時間だ。




奥義『三位一体』
シャド、月夜見、漣君が合体。3人の力×数千、数万、数億倍にまで跳ね上がる。また、使用後、転生せし鳳凰乃瞳、輪廻転生乃炎を使用することもできる。更に、月夜見、シャドの武器や能力を使うことも可能。1時間しか持たない。

氷川漣(三位一体状態)
髪色が赤になり、黒い着物を着ている。姿は漣だが、口調がシャドのようになったり、月夜見のようになったりする。体の周りには力のオーラが渦巻いており、触れたものが力の弱いものなら、数秒で粉々になってしまう。

では次回!!
ではでは〜!!
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