これは3話連続で書こうと。
異変…なのか、なんなのかは疑問だが、確実に異質なことがこの幻想郷で起きている。
迦具土「まぁ、日常ではないだろうな。うちにこんな娘らは居ない…。」
紫苑「あっ。ダメ!!」
漣「これは…てこずるぞ…。」
何が起こっているのかと言うと朝起きたら、うちの彼女達が軒並み小さくなっていた。体だけが縮んだかとも思ったが、精神までも幼児退行している…。
ルナサ「にゃはは〜!!お兄ちゃん、あーそーぼー!!」
漣「引っ張るんじゃない。」
ご丁寧に服まで縮んでいる始末…。ルナサは先ほどから遊ぼうと俺の服の袖を引っ張っている。リリカ&メルランはキャッキャッ言いながら、走り回っている。…可愛い。
リリカ「わーい!!お姉ちゃん、こっちこっち〜!!」
メルラン「待て待てぇ〜!!」
紫苑「ちょ…ちょっと…待ってぇ〜…。」
…そう言えば、ルナサ達は幼児化しているのに俺や迦具土、紫苑は何故、幼児化していないのだろう…。
迦具土「それは、神という掴み所のない存在だから…ではないか?」
迦具土にしては自信のなさそうな回答が返ってきた。一体、何が起こっているんだ?異変の時は異様な気配を感じるのだが、今回はそれがない。つまり、元凶がいない…と解釈して良い…のか?
そう考えているとお腹が空いた〜とチビどもが喚き出した。
紫苑「あれ?そういえば、蛮奇ちゃんは?」
俺は無言で自分の膝を指差した。紫苑はそこに目を向けると羨ましいとなんだこれみたいなのが交わった言いようのない目を向けていた。
紫苑「…ロリコン?」
漣「…違う…。」
すやすやと寝息を立てる赤い服の少女…いや、幼女が俺の膝に座っていた。響奇ではなく、蛮奇である。リボンまで縮んでいるのは、もう触れない…。触れたら終わりだと思う…。
ルーミア「みんな、ちっちゃ〜い♪」
漣「お願いだからお前まで小さくならないでくれぇ〜…。」
普段は一緒には居ないのだが、昨日泊まりに来たこともあり、ルーミアに手伝ってもらうことになった。何故、小さくなっていないのかと思ったのだが、本人曰く、元々が小さい幼女であるからとのこと。確証はない。考え込んでいると目の前の彼女はリボンを取り、身長は高く、無かった部分に肉がつき、その姿は大人の女性そのものだった。
ルーミア「さてと…。どうするの?」
漣「取り敢えず…シャドとか月夜見とかは大丈夫…なのか?」
俺や紫苑、迦具土は神という概念的なもののため、幼児化していない。ならば、月夜見は大丈夫だろう。しかし、シャドはどうか。今までの条件、概念的なものであること、そして、元々、幼い体つきであることを満たしていない。幼い体つきとは身長的なものであると考えると…レミフラや映姫、こいしは大丈夫か…。確か、まだ寝ていた筈…。
こいし「すぅ…すぅ…。」
膝の上の蛮奇をルーミアに任せ、こいしの部屋に行くと、お気に入りのウサギの人形を抱きしめ、静かに寝息を立てて眠っていた。見ていると自然と笑みが浮かび出す…。見た目的には大丈夫なようだ。俺はゆっくりと扉を閉めて、リビングへと戻っていった。
…一回、紅魔館の方にも顔を出してみるか?
ルナサ「お兄ちゃん、だっこ!!」
漣「はいはい。」
蛮奇が座っていた膝の上に今度はチビルナサがちょこんと座った。足を揃えた俺の膝でルナサは足をバタバタと動かし、機嫌よさそうに鼻歌を歌っている。歌詞は聞き取れないが…。
リリカとメルラン、蛮奇は紫苑に本を読んでもらっているようだ。蛮奇はまだ起きたばかりなのか、目をこすっている。
ルナサ「お兄ちゃん、お兄ちゃん。」
漣「ん?」
俺は膝の上のルナサを再び見る。するとルナサは俺にはにかんだ笑いを見せて、俺の指を小さな掌でキュッと握った。
漣「どうした?」
ルナサ「あのねあのね!!ルナサね!!お兄ちゃんとおててギュってしてるの!!」
えへへと照れたように笑うチビルナサ。見ればわかるが、俺はルナサの頭を優しく撫でた。とりあえず、紅魔館に足を運んでみるか。ルナサ以外のチビ達は紫苑とルーミアに任せて、俺はチビルナサと手を繋ぎながら、紅魔館に行くことにした。
二連続短め。そして、久しぶりのルーミア登場です。次回は長めにしたい…。では次回!!
ではでは〜。