次回はバトル回か、エロか…。
漣「…ここも…か。」
シャド「だろうなぁ…。」
健やかな寝息が紅魔館の門前より聞こえて…ってのは、いつも通りか。美鈴がまたサボって眠っている。勿論、彼女もまた縮んでしまっているが…。
ルナサ「ねぇ〜ねぇ〜。こんなとこに寝ててお風邪ひかないの?」
シャド「大丈夫だ。ここは日当たりもいいし…コイツは丈夫だしな。」
先ほど、霧の湖で合流したシャド。なんでも、幽香まで小さくなり、メディスンも困惑しているらしい。それで原因を聞きにパチュリーを…というよりは資料を探しにヴワル図書館を訪ねに来たらしい。
シャド「まぁ、幽香があのままじゃメディスンがかわいそうだからな。飯もでねぇし、花も枯れちまいそうだし…。」
なんて言って心の中では幽香のことを心配しているのがシャドだ。優しいようで厳しいようで…本当に馬鹿だと思う。
シャド「さてと…これは入っていいのかねぇ。」
漣「おーい。美鈴?」
俺は出来るだけ優しく、美鈴を起こす。…全然起きねえ…。
シャド「しゃーねえ…。入るぞー。」
漣「はぁ…。」
これは、咲夜の気持ちが少しだけ分かった気がするな。グサっといきたい…。でも、かわいそうだからやめとこう。
さて、紅魔館の中に入ってきたわけだが…。室内は相変わらず、掃除が隅々まで行き届いていて、綺麗だ。
陽奈「あっ。お父さん、シャドさん達も。」
中央階段から、此方に向かって走ってくるメイド。自慢の金髪が腰まで伸び、咲夜とほぼ変わらない佇まいをしているが、中身は変わらず、彼女は俺に飛び込んできた。
漣「おっと。ふふ。」
陽奈「お父さーん。うふふ♪」
陽奈と話し込んでも良いのだが、このままではいけない。俺は陽奈を優しく下ろすと、陽奈は隣のチビルナサの元へと走り込んだ。
陽奈「これ、お母さん?かわい〜♪」
ルナサ「ふみゃ…。」
陽奈はチビルナサのほっぺをぷにぷにと触って遊んでいる。うーん…。この。なんというか、いつもとは逆だから、少し不思議な気分だ。陽奈の行動にルナサはくすぐったそうにしている。
漣「そういえば、陽奈。館内はどうだ?なんか、変わったことがあるのか?」
陽奈「あるもなにも変わったことだらけよ。お嬢様達と妖精メイド達以外は、お母さんみたいにちっちゃくなっちゃうし、お嬢様から私が臨時のメイド長、任せられちゃうし…。」
陽奈はチビルナサを膝に乗せ、近くの椅子に座るとそう言った。なるほど…。美鈴の件にしても、やはり、此処でも幼女化騒ぎは起きているようだ。しかし…。
漣「そのむにむにほっぺたを揉むの、やめなさい。一応、貴方のお母さんです。」
陽奈「えぇ?だって、ほら!!ぷにぷに〜♪」
ルナサ「やめれぇ〜。」
ほら、涙目じゃん。陽奈の手がルナサのほっぺたから離れると急いで俺の背中に隠れにきた。半泣きで…。
陽奈「ありゃりゃ。泣かせちゃった。」
シャド「…俺は何を見せられてんだ…。」
うん。多分その反応が一番正しいよ。
フラン「あれ?漣兄様?」
目の前の廊下からフランとレミリア、間に見たことのない銀色の少女が手を繋いで歩いてきた。多分、真ん中の銀色の少女メイドは咲夜だろう。
とりあえず、俺たちは食堂で話し合うことにした。陽奈の入れてくれた紅茶とチビどもは、オレンジジュースを飲みつつ、話を聞く。大体は俺たちの身に起こっていることと同じらしい。
レミリア「なるほど。私たちやルーミアのような体の者は今回の謎の異変に影響は受けず、漣や紫苑などの神という掴み所のない者も効果がない、と。…誰かの能力なのか?」
漣「わからない。だが、いつもの異変とは違う感じがするんだ。感覚だけどな。」
能力というのなら、かなりの広範囲だ。まだ、確認していないが恐らくこの要領なら他の場所でも似たようなことが起こっていると考える。…考えすぎも毒だな。紅茶でも飲もう。
漣「…ん。美味いじゃないか。」
陽奈「そりゃ、咲夜さんにしごかれたもんっ。ねぇー?」
咲夜「…じゅーす。美味しいです。」
陽奈「ひゃあ〜。咲夜さんもかわい〜!!」
ダメだ。こいつ。なんとかしないと…。
陽奈の大暴走はさておき、ヴワルの図書館で調べているシャドも気になる。何か、情報は得られたのか…。
シャド「見つかったぜ。」
噂をしたらなんとやら。
ヴワル図書館の方向より、シャドが小走りで此方に向かってきた。
漣「…誰の能力だ?」
シャド「いーや。これは誰かの能力なんかじゃねえ。」
…どういうことだ。俺たちの頭の中にはハテナマークが浮かぶ中、シャドは一つの袋を取り出した。透明な袋の中には白いタブレット型の薬が入っていた。
シャド「これがパチュリーの机の上にあった。永琳が前に作ってた若返りの薬だ。何のために作ったかは知らねえが、これがそれだ。あと、2、3日で元に戻るはずだ。よかったな。」
陽奈「えぇ!?お母さんのほっぺた、もう触らないじゃんっ!!」
そこじゃないっ!!
陽奈は最近出てないからか、暴走気味である。とりあえず、帰るかとも思ったがひとつだけ引っかかった。それは、誰がこの薬をみんなに配布したか…だ。
シャド「あぁ…。それがよぅ…。多分、前に鈴仙が風邪の予防で風邪薬を周りに配ってたことがあっただろ?配ったはずの薬がさ。ウチの診療所に丸々置いてあったんだ。おかしいなぁと思いつつもほっといたんだけどよ…。今思えば、全部、てゐのせいなんじゃないかとな。」
…とりあえず、家に帰るか。どうせ、永琳は薬の影響食らってねえだろうし、てゐはしごかれてるだろう。俺はルナサの手を引いて、家に帰ることにした。その後、みんな、元に戻ったのだが、記憶があるようで、特に蛮奇が大変なことになったのはまた別のお話。
パチュリーもそのうち出したいですなぁ。
じゃないと、パッチェさん好きな人に殺されちまうべ。
では次回、ではでは〜。