※この作品はR-18です。

半人半妖の恋愛奇譚   作:紳爾零士

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いろんなキャラを出したい感…。
まぁ、暫くはこんな感じで。


第113話『探偵と先生と不老不死と』

漣「あらかた…終わったかな?」

 

最近は人里からの頼みも午前中で終わる仕事が多い。その上、今日は家に帰ってもやることがない。プリズムリバー三姉妹は練習へ、蛮奇ははじめての子育てに四苦八苦しながらも寝起きの悪い響奇を連れて、出かけている。紫苑も同行。ルーミアは神出鬼没だし…。霊夢や妖夢のところへ行ってもいいが…。

 

?「ん?おや、漣ではないか。」

 

漣「慧音、妹紅。」

 

後ろから聞こえてきた声に振り返る。声の主は、寺子屋の教師をしている上白沢慧音、その隣に妹紅も居る。慧音は、響奇やルーミアを担当してくれている先生だ。そういや、ここは寺子屋の近くだっけ…。

 

妹紅「アンタ、こんなとこでなにやってんだ?」

 

漣「仕事が終わったんでな。そろそろ帰ろうかと。」

 

慧音「なら、お茶でもどうだ?このあと暇なのだろう?」

 

ぐっ…。

ま、まあ、暇なのは確かなので、俺は慧音達についていくことにした。着いたのは、畳の匂いが少し漂う和茶室。中には四つ足の木でできた机。程よく、和と洋が入り混じった室内だ。

 

妹紅「悪かったな。ったく、そこだけは変わってないんだから。」

 

慧音「くすっ…♪ま、まぁ、いいではないか。お茶を煎れよう。妹紅、台所を借りるよ?」

 

妹紅「おう。戸棚に茶菓子がある。それも出してくれ。」

 

台所に行った慧音から少し間が空き、返事が帰ってきた。勝手を知るように人の家の台所に行くあたり、この家の常連なのだろう。

 

妹紅「適当にくつろいでくれ。」

 

漣「あぁ。」

 

畳とはなんとも粋だ。だが、直ではなく、座布団の上に座っている為、硬くなく、心地いい。仕事疲れ…と言っても仕事と言えることはしていないが、疲れた体にうってつけの空間だ。まさにワビサビと言えよう。とにかく、肩を回せば音の出るくらい疲れてしまった。昨日は昨日で輝夜のところで朝までつきっきりだったしな。

 

妹紅「お仕事、お疲れ様♪」

 

漣「そこまで疲れるようなことはしてないよ。八百屋に荷物を運んだり、家の屋根を直したり…。全く、これじゃ、ただの便利屋だぜ。」

 

妹紅「良いじゃないか。探偵…ってのはよくわかんないけど、物事を推理しなくても、此処では心を読んだり、魔女が見つけたり、運命を見たりする奴らが居るんだから、探偵なんて商売上がったりだろ?でも、便利屋なら、少なからずも御給金貰えるんだから。」

 

…なんか生々しいな。

確かに幻想郷で考えるという動作はあまりしない。霊夢のように勘だけで動いている人間もいれば、レミリアやさとりなんかは、心や運命を見ることで解決することもある。最も、さとりはそのせいで色々と…。

給料といっても、賃金的には本当にお小遣い程度。外の世界のお金でどのくらいかはよくわからない。

 

漣「しかし、妹紅の家なんて初めて来たな。」

 

妹紅「そうか?迷い込む人間が居るから、迷いの竹林の近くに家を構えてるんだ。」

 

外から見れば、古民家。風情のある畳や縁側、障子に瓦、土壁…etc。日本家屋の姿、そのものといえる。紅魔館や地霊殿に比べれば、質素であまり気品のない姿だが、逆に落ち着いていて風情があるとも考えられる。俺はこちらの方が好きだ。

 

妹紅「…なんか失礼なことを考えてないか?まぁ良い…。」

 

妹紅が俺の後ろに回る。ぐるりと腕を回し、俺に背後から抱きつく。背中にあたる感触が柔らかくて少し気持ちいい。俺は少し猫背気味なので、それに沿う形で彼女は体重をかけた。最も、一部を抜いてスレンダーなので、とても軽い。

 

妹紅「…こういうのは…嫌いか?」

 

耳元で妹紅が囁く。女性特有のシャンプーの香り、そして、息遣いが俺の耳にあたり、背筋が少し震える。一呼吸おき、俺は彼女に言った。

 

漣「…お前、無理してるだろ。」

 

…ほら、固まった。

悪戯な笑顔が次第に崩れ、真っ赤になる。恥ずかしげに笑い、少し汗をかいているのがわかる。

 

妹紅「そっ…!!そんなこと…な、ないよ?」

 

目がそれた。

 

慧音「できたぞー。」

 

妹紅「やばっ!?」

 

慧音がゆっくりと茶を運んでくる。戻ろうとした瞬間、妹紅の足が座布団で滑り、振り向いた俺の胸に前から倒れてくる。頭は机にあたらなかったが、これは…。

 

慧音「お茶を持って…なっ///」

 

まるで、妹紅が俺を押し倒している…ように見える。妹紅は俺を見て、顔を真っ赤に染め上げ、湯気を出している。慧音はすんでのところで、お茶の入ったカップの乗ったお盆をなんとか落とさずに支えている。顔は赤く染まっている。…まさか、ここで妹紅のドジが発動するとは思わなかった。俺も普段なら押し倒されることはないのだが、油断していた。

 

慧音「な、なにをしているんだっ!!」

 

漣「…不可抗力だ。」

 

…最早、そうとしか言いようがない。諦めたように言う俺と口をパクパクと開け閉めし、もう何を言っているかわからない妹紅。早く退いて欲しいんだが…。重くはないが、色々と…。

 

慧音「そ、そう言うことなら早く言え!!」

 

妹紅「ご、ごめんなさい…。」

 

漣「…だから、不可抗力だと。」

 

俺たちはその後、慧音の説教を小一時間聞いた。これならまだ、映姫の方が短い。マイペースな俺がのらりくらりと躱すからだとか本人は言うが、そんなことはしていない。その後はお茶を飲んで、帰った。妹紅がチラチラと此方を恥ずかしげに見ていたが、結局はいつも通り気まずい空間はすぐになくなり、話が弾んだ。帰るときには外は宵闇に包まれていた。あの時の妹紅の感触は忘れられなかったのだが、その後の酔った紫苑と色々あり、朝には妹紅とのことはもう忘れていたのだった。

 




妹紅と慧音は意外とウブだと思うの。僕。
と、此処で説明。
漣くんは東方キャラを模したスペルを使いますが、勿論、威力はコピーなので弱いです。それを身体能力を向上させ、本来の力と同等ではないですが、威力は普通より増しています。

〈例〉
幻想『夢想天生・神』
時間制限は無いが、撃たれる弾幕の威力は霊夢の夢想天生のおよそ十分の一。更には霊夢のように当たらないのではなく、当たりはするが、避けている為、攻撃が擦りもしない。

幻想『穿つ努力の極光』
威力は本来より少なめ。しかし、コピー元が魔理沙のファイスパなので、威力は並大抵では無い。更には身体能力向上の影響で本当のファイスパの1.5倍くらいの威力にはなるが、貯める時間が更に増えるし、一直線にしか飛ばないので、最後の切り札程度にしか使えない。

みたいな感じです。
このスペルはこのキャラだな。とか、探してみてください。僕好きなので結構入れると思います。
では次回。
ではでは〜。
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